ブラジル

サンパウロでインターネットガバナンスに関する国際会議“NETmundial”開催:IFLAも参加

2014年4月23日、24日にブラジルのサンパウロでNETmundial(Global Mutistakeholder Meeting of the Future of Internet Governance)が開催されました。同会議ではインターネットガバナンスの原則及び将来の発展のためのロードマップに関する声明“NETmundial Multistakeholder Statement”の取りまとめが進められ、その成果となるドキュメントが公表されています。

これに関連して、国際図書館連盟(IFLA)が同会合に参加したことを知らせるとともに、“IFLA Intervention of the NetMundial April 24th 2014”と題するドキュメントをウェブに公開しています。このドキュメントでは、図書館を代表する立場として、“public access(パブリック・アクセス)”の重要性等を強調したものとなっています。

Libraries on the agenda at NETmundial(IFLA, 2014/4/24付け)
http://www.ifla.org/node/8584

出版社向けにラテンアメリカの大学図書館の状況をまとめたレポートが刊行

2014年3月31日、ACCUCOMS社が出版社向けにラテンアメリカの大学図書館の状況をまとめたレポート“Selling to Academic and Corporate Libraries in Latin America”を刊行したと発表しています。

ブラジル、コロンビア、チリ、メキシコ、コスタリカ、アルゼンチンの図書館員への電話調査などの結果をまとめたもので、出版社がラテンアメリカの大学図書館へのセールスに使用することを目的としているとのことです。同社のウェブサイトで紹介されているレポートの図表等によると、図書館の予算の傾向、図書館が最も活動的な学問分野、図書館で現在利用できる、また利用が予定されている情報源、好まれるフォーマットについての調査結果などが含まれているようです。

主な調査結果として、ラテンアメリカの大学図書館で現在最も一般的な資料は紙媒体の図書で、次いで、雑誌、データベース、電子書籍とのことです。紙媒体の図書は依然として大半を占めますが、調査では、多くの機関の蔵書では電子ジャーナルが紙の雑誌よりも多くなっているとしています。

レポート本文のダウンロードには登録が必要です。

New Infographic and White Paper for Publishers(ACCUCOMS, 2014/3/31付)

国際アンデルセン賞の作家賞を上橋菜穂子氏が受賞

2014年3月24日、2014年国際アンデルセン賞(Hans Christian Andersen Awards)の受賞者が発表され、上橋菜穂子氏が作家賞(Author Award)を受賞しました。

国際アンデルセン賞は、1953年、国際児童図書評議会(International Board on Books for Young People : IBBY)により創設された子どもの本の国際的な賞で、「小さなノーベル賞」とも呼ばれているとのことです。現存する作家および画家の全業績に対し、IBBY各国支部より推薦された候補者の中から、国際選考委員会によって受賞者が選ばれ、2年に一度開催されるIBBY世界大会において、賞状とアンデルセンのプロフィールが刻まれたメダルが授与されるとのことです。

上橋菜穂子氏は、文化人類学の観点からファンタジー小説を執筆しており、『獣の奏者』などの著書があるとのことです。

日本人が作家賞を受賞したのは、1994年のまど・みちお氏以来の2回目とのことです。

画家賞はブラジルのRoger Mello氏が受賞したとのことです。

HCAA 2014 Winners(IBBY, 2014/3/24付)
http://www.ibby.org/index.php?id=1368

Web of KnowledgeにブラジルのSciELOの引用文献データベースが追加

2013年10月24日に、トムソン・ロイター(Thomson Reuters)社が、SciELO(Scientific Electronic Library Online)のSciELO Citation IndexをWeb of Knowledgeに追加すると発表しました。

トムソン・ロイター社のニュースによると、SciELO Citation Indexには、アルゼンチン、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、スペイン、メキシコ、ポルトガル、南アフリカ、ベネズエラのオープンアクセス誌約650タイトルと400万件以上の引用文献が収録されているとのことです。

Thomson Reuters Collaborates with SciELO to Showcase Emerging Research Centers within Web of Knowledge(Research Information 2013/10/24付け)
http://thomsonreuters.com/press-releases/102013/SciELO-Collaboration

Thomson Reuters collaborates with SciELO(Thomson Reuters)

2005年から2012年までの世界のOAリポジトリの発展状況についての論文(記事紹介)

2013/10/16に、Stephen Pinfieldほかの論文"Open-access repositories worldwide, 2005-2012: Past growth, current characteristics and future possibilities "が公開されました。この論文は、OpenDOARのデータを使用して、2005年12月から2012年12月までの世界のOAリポジトリについての発展状況を報告したもので、Innovation Diffusion Theoryという手法を使用して、リポジトリの傾向や特徴を分析しているとのことです。

Open-access repositories worldwide, 2005-2012: Past growth, current characteristics and future possibilities (White Rose)
http://eprints.whiterose.ac.uk/76632/

"Open-Access Repositories Worldwide, 2005-2012: Past Growth, Current Characteristics and Future Possibilities" (DigitalKoans)

OCLC、WorldCatへの電子コンテンツの追加について、国際的なコンテンツプロバイダと合意

2013年10月10日、OCLCは、WorldCatとWorldCat knowledge baseにより多くの電子コンテンツを追加することについて国際的なコンテンツプロバイダと合意しました。これにより、OCLC WorldShare Metadata Serviceを利用する図書館にとっては、電子コンテンツへのアクセスが容易になり、コンテンツの管理もシンプルになるとのことです。

コンテンツの追加を予定しているプロバイダは、UAEのAl Manhal、米国のConfidential Concepts, Inc、Ecological Society of America (ESA)、Internet Scientific Publications (ISPUB)、New York University Press、英国のHenry Stewart Talks Ltd、ブラジルのSciELO、ドイツのThe ciando GmbHなどとのことです。契約自体は2013年6月に行われており、今後数ヶ月間でコンテンツの追加が行われる予定とのことです。

Publishers around the world partner with OCLC to improve library workflows for electronic content(OCLC)

電子書籍市場動向レポート“The Global eBook: A report on market trends and developments”、2013年秋版が公開

Rudiger Wischenbart Content and Consulting社が、"The Global eBook: A report on market trends and developments"を2013年10月付けで公開しています。このレポートは、米国、英国、欧州諸国(東欧を含む)、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)、およびアラブの電子書籍の市場動向を対象とするものです。2011年秋から年2回刊行されており、これまでO'Reilly Media社が刊行してきましたが、今回からRudiger Wischenbart Content and Consulting社が刊行するとのことです。

同レポートは、Rudiger Wischenbart Content and Consulting社のウェブサイトで、PDF形式で掲載されています。また、ePub形式でも公開されており、KindleやApple iTunesなどの主要な電子書籍のプラットフォームからダウンロードできます。なお、プロモーション期間である2013年11月1日(現地時間)までは無料でダウンロードでき、期間終了後は29.95ユーロで販売されるとのことです。

The Global eBook report update fall 2013 is out

学生と図書館と国立公文書館の共同プロジェクト:米ブラウン大学が“Opening the Archives”を実施

2013年8月7日付けのブラウン大学図書館のニュースサイトに、ブラウン大学の学生が、米国国立公文書館(NARA)、ブラジル国立公文書館と協力して進める“Opening the Archives”プロジェクトについて紹介する記事が掲載されています。

記事によると、このプロジェクトは、1960年代-80年代の米国とブラジルの関係に関するNARA所蔵文書を、オンラインでアクセス可能にすることを目指したもので、学生が文書をデジタル化し、組織化し、同図書館のBrown Digital Repositoryでアクセス可能とすることに取組んでいるとのことです。参加する学生は、ブラウン大学図書館の職員から組織化やデジタル化についての研修を受けるとのことです。

Brown University, National Archives and Records Administration, and National Archive of Brazil Forge Partnership(Brown University Library News, 2013/8/7付け)

英Guardianが世界の10大学図書館のインタビュー記事を掲載、日本からは多摩美術大学図書館

英Gudadianが、世界の10の大学図書館の館長等に対して行ったインタビューの記事を、2013年8月7日付けで掲載しています。内容は、大学図書館が直面している課題や将来計画、高等教育における図書館の役割などとなっているようです。

取り上げられている10の大学図書館は以下です。
New York University library(米国)
University of Manchester library(英国)
Hachioji library, Tama Art University(日本)
American University of Nigeria library(ナイジェリア)
Bodleian library, University of Oxford(英国)
Queensland University of Technology library(オーストラリア)
Nanyang Technological University library(シンガポール)
Unicamp library system(ブラジル)
Harris Learning library, Nipissing University(カナダ)
European University Institute library(イタリア)

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