SPARC

SPARC、ラテンアメリカのオープンアクセスに関するウェブセミナーを開催

SPARCが2014年1月14日の12時から13時(米国東部時間)、“Open Access Developments in Latin America”と題したウェブセミナーを実施するとのことです。視聴には、無料の登録が必要になるとのことです。

ラテンアメリカでは、例えばアルゼンチンにおける公的支援を受けた研究成果のオープンアクセス化の義務化など、パブリックアクセスについてのアドボカシーに目覚ましい発展がみられるとのことです。

このウェブセミナーでは、ラテンアメリカにおけるオープンアクセスの背景と最新動向、および、Scientific Electronic Library Online (SciELO)の取り組みについて紹介されるとのことです。

Webcast Invitation: Open Access Developments in Latin America with Nicholas Cop January 14, 2014
http://www.sparc.arl.org/events/webcast-open-access-developments-latin-america-nicholas-cop

参考:
Web of KnowledgeにブラジルのSciELOの引用文献データベースが追加
Posted 2013年10月25日

学術雑誌論文の利用半減期とエンバーゴの長さを巡る議論

2013年12月18日に公開された学術雑誌論文の利用傾向に関するレポートについて、出版者と大学図書館の関係者にインタビューを行った記事が2014年1月6日付けでLibrary Journalオンライン版に掲載されています。

同レポートは米国出版社協会(Association of American Publishers:AAP)の資金提供を受け、Philip Davis氏が行った調査に基づくもので、2,812の学術雑誌について、掲載論文の利用データに基づき利用半減期(当該雑誌に掲載された論文の累積ダウンロード数が総ダウンロード数の半分に達するまでの期間の平均値)を算出し、分野ごとの状況等を示しています。調査結果によると、利用半減期が12カ月以下の雑誌は全体の3%程度で、最も利用半減期の短い医学分野でも利用半減期の中央値は25-36カ月、最も長い人文学、物理学、数学分野では利用半減期の中央値は49-60カ月であったとしています。なおDavis氏は学術情報流通分野で研究活動も行っていた元大学図書館員で、現在は独立してコンサルティング会社を立ち上げています。

州の助成を受けた研究のパブリックアクセス義務化を求める法案 カリフォルニア州議会下院を通過、上院での審議へ

2013年5月30日、カリフォルニア州議会に提出されていた州の助成を受けた研究のパブリックアクセスの義務化を求める法案(The California Taxpayer Access to Publicly Funded Research Legislation: AB 609)が州議会下院を賛成71票、反対7票(無効1票)で通過しました。2013年6月3日から上院での審議が始まっています。

AB-609 State-funded research.(2013-2014)(California Legislative Information)
http://leginfo.legislature.ca.gov/faces/billNavClient.xhtml?bill_id=201320140AB609

California: Open Access Bill Passes House Assembly, State Senate Next This Summer(LJ INFOdocket, 2013/5/30付け)

カリフォルニア州議会に、州の助成を受けた研究のパブリックアクセス義務化を求める法案提出

カリフォルニア州議会に、州の助成を受けた研究のパブリックアクセスの義務化を求める法案(The California Taxpayer Access to Publicly Funded Research Legislation: AB 609)が提出されました。この法案は州議会議員のBrian Nestande氏が提出したもので、州の助成を受けた研究者に対し、成果の電子版を公的にアクセス可能なオンラインデータベースに提供することを求めるものとなっています。研究成果を、出版後6ヶ月以内に、カリフォルニア州立図書館を通じて無料で利用可能とすることが目指されているようです。

米SPARCでは、カリフォルニア州の住民に対し、法案を支持する意見を州議会議員に送るよう求めています。

Call to Action: Support the California Taxpayer Access to Publicly Funded Research Act (AB 609)(米SPARCによるAB609の紹介ページ, 2013/4/17付け)
http://www.sparc.arl.org/media/california-considers-state-level-public-access-pol.shtml

米SPARC、Article Level Metricsの解説資料を公表

2013年4月16日、米SPARCが、論文単位の評価指標である“Article-Level Metrics(ALMs)”を解説した資料“Article-Level Metrics -- A SPARC Primer”を公表しました。この資料は、大学の経営陣向けに作成されたもので、ALMsの定義や、ALMsとオープンアクセスの関係、ALMsが研究者の評価に与える影響、ALMsの限界と可能性等についてまとめられているようです。

Article-Level Metrics -- A SPARC Primer (PDF)
http://www.sparc.arl.org/bm~doc/sparc-alm-primer.pdf

New SPARC Community Resource on Article-Level Metrics (SPARC 2013/4/16付けの記事)
http://www.sparc.arl.org/media/blog/new-sparc-community-resource-on-article-level-metr.shtml

SPARC releases new community resource on Article-Level Metrics (KnowledgeSpeak 2013/4/17付けの記事)

PLOSとSPARC、OASPAがオープンアクセスの程度が分かるガイドブックを公開

2012年10月19日に、PLOS、SPARC、オープンアクセス学術出版協会(OASPA)がオープンアクセスウィークに備え共同で、オープンアクセス(OA)を構成する重要な要素(例えば、読者の権利、再利用の権利、著作権等)を解説したガイドブック“How Open Is It?”を公開しました。このガイドは、論文著者に対して、ジャーナルポリシーに従いながらどのように論文を公開すればよいのか考える助けとなるものとして、財団等の組織にとっては、ポリシー等においてOAのレベルを設定する際の参考になるものとして作成されたものとのことです。

How Open Is It? (PDF)
www.plos.org/wp-content/uploads/2012/10/OAS_English_web.pdf

Open Access Spectrum (OAS)
https://www.plos.org/about/open-access/howopenisit/

HowOpenIsIt? New Guide Released (SPARC 2012/10/19付けの記事)
http://www.arl.org/sparc/media/HowOpenIsIt_Final_Guide_Released.shtml

オープンアクセスの定義は?―多様な“オープンさ”を6つの観点で整理した文書のドラフト版をSPARCらが公開

米国のSPARC、PLOS、オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)の三者が共同で“HowOpenIsIt?”という資料を作成し、そのドラフト版を公表しました。2012年10月8日までパブリックコメントを募っています。最終版は今年のオープンアクセスウィーク(10月22日~28日)に公開される予定です。

この短い文書ではオープンアクセスの定義がテーマになっています。オープンアクセスと一口に言っても、刊行後すぐに論文が公開されるものや、6か月間や12か月間の禁止期間(エンバーゴ)を経て公開が許可されるものなど、その“オープンさ”は様々です。ここでは、そういった多様な“オープンさ”を、「読者の権利」「再利用に係る権利」「著作権」「投稿に係る著者の権利」「自動的な投稿」「機械可読性」という6つの観点から、その強弱を各5段階に分けて整理しています。

HowOpenIsIt?(PDF:2ページ)
http://www.arl.org/sparc/bm~doc/howopenisit_open-review.pdf

How Open Is It? - Request for Public Comment(SPARC 2012/9/25付け情報)

米SPARC、オバマ大統領に対して連邦政府機関によるパブリックアクセス方針の策定を要望

米国SPARCのHeather Joseph議長が、公的助成研究のパブリックアクセス方針についてオバマ大統領に訴える文書(2012年7月18日付け)が公表されました。文書では、科学・工学分野の全ての連邦機関がパブリックアクセス方針を策定することを求めています。大統領への説明として、欧州委員会や英国研究会議の動きを手短に紹介しつつ、米国では科学研究への助成を行っている11の主要連邦機関のうち国立衛生研究所(NIH)がパブリックアクセス方針を策定しているのみであると述べ、オンライン署名サイト“We are the People”で28,000以上ものが人々が署名を行なったなどと紹介しています。

オバマ大統領宛ての文書(PDF:2ページ)
http://www.arl.org/sparc/bm~doc/sparc-ata-wh-copy.pdf

Heather Joseph, Executive Director(SPARC)
http://www.arl.org/sparc/about/staff/joseph.shtml

参考:
英国政府が「Finchレポート」に対する公式見解を、英国研究会議と欧州委員会がオープンアクセス方針を発表
http://current.ndl.go.jp/node/21385

米国図書館協会(ALA)など10団体、政府助成の研究成果へのオープンアクセスに影響を与える法案に反対を表明(米国)

米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、Creative Commons、SPARCなど10団体は、2012年1月24日付けで、米国連邦議会下院に提出されている法案“The Research Works Act”(法案番号H.R.3699)に反対する文書を公表しています。この法案は、民間の出版物に掲載された研究成果の公開について政府機関が関与することや、研究成果の公開について政府機関が著者に同意を求めることを制限しようとするもので、文書では、税金が用いられた研究の成果に国民がアクセスできなくなることを問題視しています。

(ARLのサイトに掲載された、10団体による声明文)
http://www.arl.org/bm~doc/lt_oawg_3699_24jan12.pdf

Bill Summary & Status 112th Congress (2011 - 2012) H.R.3699 CRS Summary(米国議会図書館調査局(CRS)による、H.R.3699の概要)
http://thomas.loc.gov/cgi-bin/bdquery/z?d112:HR03699:@@@D&summ2=m&

SPARC、大学図書館による出版活動に関するレポートを公表

SPARCが、2011年11月1日に、北米の大学図書館における出版活動に関する調査プロジェクト“Library Publishing Services: Strategies for Success”の結果をまとめたレポートを公表しています。2010年10月から2011年9月の期間に行われた、223機関を対象にした質問紙調査、ケーススタディ、ワークショップ、文献調査による調査の結果と、将来に向けた提言等が掲載されています。現時点でのレポートは「バージョン1.0」とのことで、2011年内にコメントを受け付け、2012年初頭に最終版が公表されるとのことです。

Library Publishing Services: Strategies for Success Research Report(レポート本文)
http://wp.sparc.arl.org/lps/

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