SPARC

ARLとSPARC、AAPの主張「NIHパブリックアクセス方針は著作権法違反では?」に反論

米国出版社協会(AAP)は2008年3月、国立衛生研究所(NIH)のパブリックアクセス方針について、著作権法に規定されている著作物の保護を脅かすものとして、NIHに対し再考を求める書簡を送っています。これに対し、2008年7月、北米研究図書館協会(ARL)とSPARCが、「NIHのパブリックアクセス方針は著作権法に反しない」と、AAPの主張に反論するレポートを作成、公開しています。

NIH Public Access Policy Does Not Affect U.S. Copyright Law
http://www.arl.org/sparc/bm~doc/nihpolicy_copyright_july2008.pdf
http://www.arl.org/sparc/advocacy/nih/response_aap.shtml
(上記のうち、下のリンクはサマリーです。)

AAPによる書簡
http://www.publishers.org/main/PressCenter/documents/ZerhouniLetter3-2008.pdf

Publishers Urge More Consultation on Implementation of NIH Public Access Policy

ハーバード大学文理学部、SPARC Innovatorsに選ばれる

米国SPARCが、学術コミュニケーションを変革する活動を行っている個人や団体を表彰するSPARC Innovatorに、2月に米国初のオープンアクセス方針(研究成果のリポジトリ登録の義務化)を採択したハーバード大学文理学部(Faculty of Arts and Sciences at Harvard University)を選出しています。

HARVARD ARTS AND SCIENCES FACULTY RECOGNIZED AS NEWEST SPARC INNOVATORS
http://www.arl.org/sparc/media/08-0626.shtml

SPARC Innovators: Harvard University Faculty of Arts and Sciences (June 2008)
http://www.arl.org/sparc/innovator/harvardfas.shtml

Announcement marks new era in open access to current research, scholarship
http://www.news.harvard.edu/gazette/2008/05.22/07-shieber.html

参考:

SPARCとScience Commons、大学等の組織向けOAポリシー策定ガイドを公表

SPARCと、クリエイティブ・コモンズによる研究成果の可視性を高めるための一連のプロジェクト“Science Commons”が、大学の学部等が所属する研究者の研究成果についてのオープンアクセス方針を策定・制定するときに役立つガイド“Open Doors and Open Minds: What faculty authors can do to ensure open access to their work through their institution”を公表しました。これは、ハーバード大学文理学部が2008年2月にオープンアクセス方針を採択した例を参考に、オープンアクセス方針を策定・制定する際に考慮すべきこと・実施すべきことをまとめ、制約の強さが異なる3つのライセンスモデルを提起しています。巻末には、「組織内部の支持者・推進者を認識すること」から始まる、方針を策定するための10ステップがリストアップされており、機関リポジトリに関して大学(あるいは組織内の)図書館と協同することも挙げられています。機関リポジトリへの掲載の義務化も勧告されています。

SPARC、「著者の権利」を論じるメーリングリストを開始

SPARCが、学術著作物の「著者の権利」に関する議論を行うためのメーリングリスト“SPARC Author Rights Forum”を開始したと発表しています。

New Sparc Discussion Forum to Address Author Rights
http://www.arl.org/sparc/media/08-0205.html

SPARC、学生向けにOAを普及させるキャンペーンを開始

SPARCが、学生にオープンアクセスの理念・利点などを知ってもらい、オープンアクセスのサポートをしてもらえるよう働きかけるアウトリーチプログラム“The Right to Research: The student guide to opening access to scholarship”を開始すると発表しました。また新たに、オープンアクセスを研究する学生のブログ“Open Students”をスポンサードして開始させています。

Sparc Releases New Campaign For Student Engagement
http://www.arl.org/sparc/media/08-0128.html

Open Students
http://www.openstudents.org/

SPARC、情報共有の価値を訴える動画に贈る“SPARKY賞”の受賞者を発表

よりオープンな学術コミュニケーションシステムの構築を目指して活動しているSPARC(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)が、アイディアや情報を共有することの重要性を想像力豊かに映像化したショートビデオに対し贈る、“SPARKY賞(SPARKY Awards)”の受賞ビデオ3本を発表しています。優勝したショートビデオは、とてもシンプルなアニメーションで、情報共有の重要性を訴える内容となっています。

SPARC ANNOUNCES WINNERS OF THE FIRST ANNUAL SPARKY AWARDS
http://www.arl.org/sparc/media/08-0122.html

オープンアクセス出版社の持続可能性に関する課題とは?

米国図書館協会(ALA)年次大会の一環として2007年6月23日に開催された、SPARCと米国大学・研究図書館協会(ACRL)のフォーラム“Course check: A conversation with three open access publishers about the challenges of sustainability”の発表資料と録音資料(OGG形式、MP3形式)が、SPARCのウェブサイトに公開されました。オープンアクセス出版を手がけているPublic Library of Science(PLoS)、BioMed Central、Hindawi Publishingの3社が、それぞれ、持続可能性の課題について報告しています。

Course check: A conversation with three open access publishers about the challenges of sustainability - SPARC
http://www.arl.org/sparc/meetings/ala07/

SPARCもビデオコンテストを実施

SPARCが、情報共有を促進するため、情報を共有することの価値がわかるようなビデオのコンテスト“SPARC Discovery Awards”を行っています。ビデオはオリジナル、2分以内、英語でナレーション、クリエイティブ・コモンズのライセンスで公開、といった条件が課されており、動画共有サイト“Blip.tv”に投稿することになっています。優勝者への賞金は1,000ドルで、その作品は2008年の米国図書館協会(ALA)冬季大会で上映されます。なお、〆切は12月2日です。

SPARC Video Contest
http://sparkyawards.org/

July 26, 2007付けPeter Scott's Library Blogの記事
http://xrefer.blogspot.com/2007/07/sparky-awards.html

著作者に権利を保持する内容の契約書を作成できるサイト“Science Commons”

SPARCが、“Science Commons”の名称で、著作者が著作物の権利を保持する内容での出版契約書を作成できるウェブサイトを立ち上げました。論文のタイトル、雑誌名、著作者の情報、出版社名、契約内容(いつウェブサイトで公開するか、等)を入力すると、PDF版の契約書ができあがります。これはCreative Commonsの1プロジェクトとしても位置づけられているようで、他のウェブサイトからも利用できるようようになっています。ただし、5月21日現在、日本語には対応していないようです。

Science Commons: Scholar's Copyright Agreement
http://scholars.sciencecommons.org/

SCIENCE COMMONS, SPARC ANNOUNCE NEW TOOLS FOR SCHOLARLY PUBLISHING - SPARC
http://www.arl.org/sparc/media/07-0517SC.html

SPARC、ウェブサイトをリニューアル

SPARCのウェブサイトがリニューアルされています。各種情報へのアクセスがわかりやすくなったとともに、新たに出版社向け、著者向けのページも作られています。

SPARC
http://www.arl.org/sparc/

ページ