博物館

E2001 - 第28回保存フォーラム「図書館資料を守るIPMの実践」<報告>

2017年12月21日,国立国会図書館(NDL)は,東京本館において第28回保存フォーラム「図書館資料を守るIPMの実践」を開催した。保存フォーラムは資料保存の実務者による知識の共有,情報交換を意図した場である(E1884参照)。

E1998 - 東寺百合文書データミーティング<報告>

京都府立京都学・歴彩館(E1906参照)は,2017年10月26日に「東寺百合文書データミーティング」を開催した。当館は日本の中世史研究では著名な古文書である東寺百合文書を所蔵しており,2013年から2014年にかけて1万8,704点の文書すべてをデジタル化,2014年3月にウェブサイト「東寺百合文書WEB」を開設し,およそ8万ファイルのデジタル化した文書画像を公開している(E1561参照)。最近になって,同ウェブサイトの背後にある目録データそのものの公開や,画像ファイルのIIIF化の要望が届き,このうち目録データについては10月10日に公開し,データの加工や配布,ウェブサイトやサービスに組み入れて公開することも可としている。このように当初想定していた「人が操作し,人が見るウェブサイト」とは異なる需要への考慮も必要となってきている。そこで,歴史学など人文学分野の研究とシステムの企画・構築との両方に関わる人から話を聞き,今後のデータ整備やシステム改修に活かしたいと考えてこの「東寺百合文書データミーティング」を企画した。筆者のほか,人文情報学研究所の永崎研宣氏,国立歴史民俗博物館の橋本雄太氏,東京大学史料編纂所の山田太造氏,国立歴史民俗博物館の後藤真氏の5人が報告し,その後に質疑応答を行なった。

米国の情報科学技術協会(ASIS&T)、トランプ政権によるIMLSの段階的な廃止に反対する声明を発表

2018年2月16日、米国の情報科学技術協会(ASIS&T)は、米トランプ政権が博物館・図書館サービス機構(IMLS)の段階的な廃止にむけた予算を計上した予算教書を連邦議会に提出したことを受け、これに反対し、IMLSの継続に向けたアドヴォカシーを行っていくとする声明を発表しました。

ASIS&T Statement on IMLS Funding(ASIS&T、2018/2/16付け)
https://www.asist.org/news/asist-statement-on-imls-funding/

参考:
米・トランプ政権、2019年度の予算教書を提出:IMLS、NEA、NEHの段階的な廃止にむけた予算を計上
Posted 2018年2月16日
http://current.ndl.go.jp/node/35499

福井県、博物館等の所蔵資料を閲覧できる公開前のウェブサイトへの意見を募集するワークショップ「FUKUI MUSEUMS 先行公開!」を実施

福井県文化振興課内の福井の文化国際発信実行委員会が、2018年2月25日、福井県立歴史博物館において、ワークショップ「FUKUI MUSEUMS 先行公開!」を実施します。

同県が、幕末明治福井150年博関連事業として制作している、福井県立歴史博物館、福井県立美術館、福井県立若狭歴史博物館、一乗谷朝倉氏遺跡資料館の所蔵資料を厳選して公開するウェブサイト「FUKUI MUSEUMS」を参加者に実際に体験してもらい、意見を寄せてもらうためのイベントです。

専門家の解説を聞きながら参加者自身のスマートフォン等で同ウェブサイトを閲覧したり、同ウェブサイトを使って「歴史・文化クイズ」に挑戦したりする体験が行われます。また、コーヒーを飲みながらの登録データやウェブサイトについての話し合い、展示ガイドアプリを使っての展示の見学も行われます。

参加費は無料ですが、定員は15人で、事前の申し込みが必要です。

東京文化財研究所と国立西洋美術館、「東京文化財研究所美術文献目録」をOCLCに提供

2018年2月15日、東京文化財研究所と国立西洋美術館は、2018年1月に美術館や博物館の展覧会カタログに掲載されている記事・論文等の書誌データ約5万件を「東京文化財研究所美術文献目録(Tokyo National Research Institute for Cultural Properties, Art Bibliography in Japan)」として、OCLCに提供したことを発表しました。

今回提供されたデータは、同研究所が1936年から継続してきた『日本美術年鑑』編纂事業等を通して、全国の美術館・博物館から寄贈された展覧会カタログ所載記事・論文の書誌データを再利用したものです。

これにより、展覧会カタログに収録されている記事・論文を、WorldCatやArt Discovery Group Catalogueから検索できるようになりました。現時点では1930年から2013年までの情報が提供されており、今後も継続的に新たな情報の追加やデータの充実を図るとしています。

米・トランプ政権、2019年度の予算教書を提出:IMLS、NEA、NEHの段階的な廃止にむけた予算を計上

米・トランプ大統領が2018年2月12日に連邦議会に提出した2019年度の予算教書において、博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国立芸術基金(NEA)、全米人文科学基金(NEH)の段階的な廃止にむけた予算が計上されていることを受け、各団体が声明を発表しています。

IMLS Director Dr. Kathryn K. Matthew's Statement on the President's Proposed FY 2019 Budget(IMLS,2018/2/12)
https://www.imls.gov/news-events/news-releases/imls-director-dr-kathryn-k-matthews-statement-presidents-proposed-fy-2019

文部科学省、学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案へのパブリックコメントを実施中

文部科学省が、学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案へのパブリックコメントを、2018年2月14日から3月15日まで実施しています。

高等学校学習指導要領案では、学校図書館や地域の図書館、博物館、美術館及びコンピュータや情報通信ネットワークの活用等についての記述があります。

学校教育法施行規則の一部を改正する省令案及び高等学校学習指導要領案に対する意見公募手続(パブリックコメント)の実施について(文部科学省,2018/2/14)
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/30/02/1401394.htm

【イベント】シンポジウム「大学博物館の現況と展望」(2/17・西宮)

2018年2月17日、兵庫県西宮市の関西学院大学西宮上ケ原キャンパスにおいて、美術史学会美術館博物館委員会主催のシンポジウム「大学博物館の現況と展望」が開催されます。

大学博物館の整備が進みユニークな博物館が増えてきた一方で、大学博物館の規模は多様で、予算的にも恵まれず活動に支障をきたす館では、このような状況を補うため、連携により活動を活性化しようとする動きがみられることから、近年の大学博物館の現況を把握するとともに、連携活動における問題点と展望について討論するとともに、同学会としてどのような連携がおこなえるのかを探ることが目的です。

学会員以外の一般参加も可能です。

内容は以下の通りです。

米国美術に関するデータのLOD化を目的としたコンソーシアム“The American Art Collaborative”(AAC)が、優れた実践を共有するための手引書を公開

米国美術に関するデータのLinke Open Data(LOD)化についての調査と構築を目的にミュージアムとアーカイブ14館で結成されたコンソーシアム“The American Art Collaborative”(AAC)が、“Overview and Recommendations for Good Practices”を公開しています。

LODを実施したい博物館・美術館と、AACのLODへのアプローチ方法、利用したツール、遭遇した試練、学んだ教訓や推奨事項を共有することを目的として作成されたものです。

Resources, Publications, & Tools(AAC)
※「NEW! Overview and Recommendations for Good Practices [PDF 1.18MB]」とあります。
http://americanartcollaborative.org/tools/

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