リテラシー

オーストラリアの学校図書館に関する調査報告書が公開

オーストラリアのSoftlink社による、オーストラリアの学校図書館に関する調査報告書が公開されています。

この報告書では、オーストラリアの学校図書館の予算、職員のレベルと成績、リテラシーの関係が分析されており、調査の結果、学校図書館の予算とNAPLAN(※)の調査結果には正の相関関係があると指摘されているようです。

オーストラリアの800余りの学校がオンラインでの42項目にわたる調査に協力したとのことです。

主な調査結果は以下の通りです。

・81%の学校図書館の予算は現状維持または減少した。
・カトリックや私立学校の図書館に比べて、より多くの公立学校図書館の予算が減少した。
・2013年の学校図書館職員の数について、28%は減少し、63%は変化なしであると報告された。
・昨年電子書籍を購入した学校は28%、今後12カ月で電子書籍を購入もしくは購入する可能性が高いと回答した学校は55%である。
・学校図書館司書の44%は児童の半分以上が個人のモバイル機器(iPod、iPad、スマートフォンやタブレットなど)を所持していると回答した。

YALSAの「National Forum on Libraries & Teens」、子どもへの図書館サービスの将来に関するレポート(ドラフト版)を公表

米国図書館協会(ALA)のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が、博物館・図書館サービス機構(IMLS)より助成を受けて実施している「National Forum on Libraries & Teens」プロジェクトのレポート“The Future of Library Services for and with Young Adults - A Call to Action”のドラフト版を公表しています。またこのドラフト版についてのパブリックコメントを、11月1日まで募集しています。

レポートの“II. OUTCOME: A PARADIGM SHIFT FOR LIBRARIES AND TEEN SERVICES”では、リテラシー(literacy)の定義は拡張し、もはや機械的プロセスではなく、意味の構築と理解されるとされ、この定義の変化が、図書館のサービスや図書館員の業務の性格に影響を与えている、との趣旨の指摘がされています。

なお、このリポートは、2014年1月6日に最終版がオンラインに公開される予定とのことです。

Project Report
http://www.ala.org/yaforum/project-report
※ドラフト版、今後のスケジュール掲載

ドラフト版(pdf, 36ページ)

文化庁、平成24年度「国語に関する世論調査」の結果を公表

文化庁が、平成24年度「国語に関する世論調査」の結果を公表しています。人とのコミュニケーション、外来語や外国語などのカタカナ語の使用、国語に関わる知識や能力についての課題等について、結果の概要が公表されています。

平成24年度「国語に関する世論調査」について(文化庁報道発表, 2013/9/24付け)
http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/h24_yoronchosa.pdf

添付資料 平成24年度「国語に関する世論調査」の結果の概要
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h24/pdf/h24_chosa_kekka.pdf

アフガニスタンで、図書館40館が女性のリテラシー向上などにむけ活動開始へ

リンダ・ノーグローブ基金(The Linda Norgrove Foundation)が、米国国際開発庁(USAID)からの約50万ポンドの助成金により、アフガニスタンに40館の図書館を設置し、女性に読み書きを教えるクラスを提供する活動を進めていることが、The Herald scotlandで報じられています。

リンダ・ノーグローブ基金は、2010年にアフガニスタンで支援活動中に拘束され、その後救出作戦中に死亡したスコットランドの女性リンダ・ノーグローブ氏の死を悼み両親が設立した基金です。記事によると、同基金は、カナダのNPO組織Canadian Women for Women in Afghanistanとともに既にパイロットプロジェクトを実施してきたとのことで、今回、それを拡大するもののようです。800人の女性が読み書きを学び、また2万人が図書館を利用する見込みとのことです。

Libraries for Afghan women are Scots aid worker's legacy(herald scotland, 2013/8/26付け)

ポスト・リテラシーを考える 米国大学・研究図書館協会とオンタリオ図書館協会、“Beyond Literacy”をオンラインで刊行

2012年10月23日、大学・研究図書館協会(ACRL)とオンタリオ図書館協会が“Beyond Literacy”という図書をオンラインで公開しました。執筆者はUniversity of GuelphのMichael Ridley氏です。“Beyond Literacy”は、読み書きというリテラシーが消えつつあるものであるとし、今後それに代わって求められる別のスキルや能力、ツールを考察する内容となっています。同書は全9章からなり、コメントを付けたり、オンライン上で議論ができるようになっています。

Beyond Literacy
http://www.beyondliteracy.com/

Explore a post-literate future with 'Beyond Literacy' (ACRl 2012/10/23付けの記事)
http://www.ala.org/news/pr?id=11694

ドイツ教育・研究省が「教育連合」を立ち上げ、ドイツ図書館協会等が参加

ドイツ教育・研究省が、子どもたちによりよい教育機会を提供するための組織「教育連合」(Allianz für Bildung)の立ち上げと、同連合に参加する13機関を発表しています。子どもたちに資料を無料で提供してリテラシー教育の機会を与えるという図書館の役割も示されており、参加機関にはドイツ図書館協会(Deutsche Bibliotheksverband)も含まれているようです。

Deutsche Bibliotheksverband ist Partner der "Allianz für Bildung"(Bibliotheksportal 2011/2/23付けの記事)
http://www.bibliotheksportal.de/service/nachrichten/einzelansicht/article/deutscher-bibliotheksverband-ist-partner-der-allianz-fuer-bildung.html

Allianz für Bildung(ドイツ図書館協会)
http://www.bibliotheksverband.de/dbv/themen/allianz-fuer-bildung.html

Allianz für Bildung(ドイツ教育・研究省)

OECDの学習到達度調査(PISA)の2009年調査の結果が発表される

経済協力開発機構(OECD)は、2010年12月7日に、2009年の学習到達度調査(PISA)の結果を発表しています。世界の65の国・地域の15歳を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの3分野について調査が行われたもので、読解力が上位の国・地域は、上海(中国)、韓国、フィンランド、香港(中国)、シンガポール、カナダ、ニュージーランド、日本、の順となっています。

日本、読解力改善 理数持ち直す 初参加、上海が1位独占(2010/12/8付け毎日jpの記事)
http://mainichi.jp/life/edu/exam/pisa/news/20101208ddm001100002000c.html

読解力、15位から8位に回復=OECD国際調査、数学9位、科学5位(2010/12/7付け時事ドットコムの記事)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2010120700848

OECD生徒の学習到達度調査(PISA2009)について[髙木文部科学大臣コメント] (文部科学省)
http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1299985.htm

デトロイト公共図書館とマクドナルド、リテラシー向上に向けたプログラムを実施

米国のデトロイト公共図書館とファーストフード大手のマクドナルドは、子どもたちのリテラシー向上に向けた共同プログラム“Books and Backpacks”を実施しています。このプログラムでは、同館の中央館及び分館で資料を貸出してスタンプを集めた子どもに対して、インセンティブとしてマクドナルドの食事が提供されるとのことです。

Detroit Public Library Summer Reading Program 2010(デトロイト公共図書館)
http://www.detroitpubliclibrary.org/events/SRP2010.html

Detroit's first lady launches literacy program(Detroit News 2010/7/1付けの記事)
http://detnews.com/article/20100701/METRO01/7010392/Detroit-s-first-lady-launches-literacy-program

McDonald's, libraries kick off literacy program(Chicago Tribune 2010/6/30付けの記事)

米国図書館協会、野球の殿堂とのタイアップ企画が「5シーズン」目に

米国図書館協会(ALA)が、図書館のアドヴォカシー・キャンペーン“@ your library”の一環として、全米野球殿堂博物館と共同で実施しているプログラム“Step up to the Plate @ your library”が2010年も行われます。2010年でこの企画も「5シーズン」目に突入しました。

Step Up to the Plate with baseball programs this July
http://www.pio.ala.org/visibility/?p=1905

リテラシー向上に取り組む図書館に1万ドル(米国)

米国の“National Center for Family Literacy”とオンライン書店“Better World Books”による、リテラシーの向上に取り組む3つの図書館に1万ドルを授与する新たな賞の受賞館2館が発表されています。1つは、ニューヨーク州の“Mastic-Moriches-Shirley Community Library”で、75%の参加者に上達が見られたという英語学習プログラムが評価された模様です。もう1つの館は、ニュージャージー州の“Vineland Public Library”で、子どもに毎日本を読むことの重要性を大人たちに伝えるワークショップが評価されたとのことです。残り1つの受賞館はまだ発表されていないようです。

Two Libraries Receive $10,000 Awards for Family Literacy Programs
http://www.libraryjournal.com/article/CA6727315.html

We have a winner…well actually we have 2!(Better World Booksのブログ記事)

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