リテラシー

米国議会図書館(LC)、2018年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2018年8月31日、米国議会図書館(LC)が、2018年の“Library of Congress Literacy Awards”の各賞の受賞団体を発表しました。

・David M. Rubenstein Prize :Reading Is Fundamental(米・ワシントン,D.C.)
1966年に創設された子どものリテラシー向上に焦点を当てた活動を行っている非営利団体。

・American Prize:イーストサイドコミュニティスクール(米・ニューヨーク州・ニューヨーク市)
年平均40冊以上の図書を読み、リテラシー技術を改善させ、文学を通した、生徒の社会・情緒的、政治的ニーズに対処し、読書好きになる読書プログラムを独自に実施。

・International Prize:Instituto Pedagogico para Problemas del Lenguaje(メキシコ・メキシコシティ))
教育プログラムや放課後支援を通した、主に貧困家庭の、聴覚に障害がある児童や言語障害や学習障害のある児童のリテラシー向上を支援する非営利団体。

その他、ベストプラクティスとして選ばれた15団体も表彰されています。

カーネギー英国財団による革新的実践を支援する資金援助プログラム“Carnegie Library Lab”に新たに選ばれた図書館員(記事紹介)

2018年8月24日付けの英・Libraries Taskforceのブログが、カーネギー英国財団(Carnegie UK Trust)による図書館の革新的実践を支援する資金援助プログラム“Carnegie Library Lab”に新たに選ばれた図書館・図書館員を紹介しています。

・オールダム図書館のスミス(Kate Smyth)氏
3歳児から6歳児及びその保護者を対象とした基礎的計算能力養成プロジェクト“Count and Code”

・ポーイス図書館のファー(Nichola Farr)氏
グリーティングカードの購入が寄付につながるオックスファム・アンラップトの活動を参考にした、同館の資金調達のためのグリーティングカード等作成プロジェクト“#MyBooks”

・ウェイクフィールド図書館のピカリング(Claire Pickering)氏
読書会と回想法キットを組み合わせたプロジェクト“Unhampered Reads”

・ベクスリー図書館のハバード(Emma Hubbard)氏
閉館中の夜間の図書館を活用した文化活動のビジネスモデルを構築するプロジェクト“Libraries at night”

図書館員向けオンライン学習コミュニティWebJunctionで“Wikipedia + Libraries: Better Together”が開講

2018年8月20日、OCLCが運営する図書館員向けオンライン学習コミュニティWebJunctionで“Wikipedia + Libraries: Better Together”が開講しました。

OCLCによる、米国の公共図書館とWikipedia英語版との連携強化のためのプロジェクトにおいて作成された9週間の講座です。

Wikipediaの記事の編集方法、Wikipediaに関するワークショップの実施方法、Wikipediaを取り入れたアウトリーチ活動の企画方法等を学ぶことができます。

スライドやハンドアウトなどの各種資料もダウンロードできます。

「ホライズン・レポート」の2018年高等教育機関版が刊行

2018年8月16日、米国のNPO・EDUCAUSEが、今後5年間における高等教育機関での教育に変化をもたらす傾向や課題・技術の発展を解説する「ホライズン・レポート」(Horizon Report)の2018年高等教育機関版を公開しました。

今年初め、これまで同レポートを発行していたニューメディア・コンソーシアム(NMC)がEDUCAUSEに買収されたことにより、2018年版からEDUCAUSEが同レポートを公開しています。

高等教育機関での技術採用が加速される主な動向として、

短期:Measuring Learningへの注目の増加、学習空間の再設計
中期:オープンな教育資源(OER)の普及、学際研究の新しい形態の台頭
長期:イノベーション文化の進展、機関間・分野横断的な連携

高等教育機関での技術採用に影響を与える大きな課題として、

解決可能な課題:真正な学習(authentic learning)経験、デジタルリテラシーの向上
困難な課題:組織設計の将来の職業への適用、デジタルエクイティ(公平性)の向上
深刻な課題:経済的・政治的圧力、教育の役割の再考

高等教育にとって重要な技術発展として、

米国図書館協会(ALA)、成人の英語学習者向けサービスを行なう図書館を支援する事業「アメリカンドリームリテラシーイニシアチブ」の成果をまとめた報告書を公開

2018年7月31日、米国図書館協会(ALA)が、「アメリカンドリームリテラシーイニシアチブ(American Dream Literacy Initiative )」の10年間の成果をまとめた報告書“American Dream Literacy Initiative”を公開しました。

同イニシアチブは、ALAがダラー・ジェネラル・リテラシー財団(Dollar General Literacy Foundation)と連携し、成人の英語学習者や基礎教育や労働力開発が必要な成人のためのサービスを拡大する公共図書館に助成を行う取組です。

開始以来、188館に対して約150万ドルの助成が実施され、同イニシアチブによる英語学習者は2万5,000人に達しています。

報告書では、調査結果として、英語学習者が公共図書館を利用する第一の理由は雇用のためであること、助成を得た館ではコミュニティーとの連携が改善したことやプログラムを長期間維持することが可能になったことを指摘するとともに、図書館の利用者数や英語学習ソフトウェアの利用増、チューターのトレーニングやイベントの実施、機器やソフトウェアの購入といった成功例を紹介しています。

鳥取市立図書館と鳥取市人権福祉センターが連携し、こども食堂実施団体への図書提供事業を開始:読書ボランティアによる「読み聞かせ」も仲介

鳥取市が、2018年6月29日付けの市長定例記者会見において、7月6日からのこども食堂実施団体への図書提供事業の開始について発表しています。

こども食堂を利用する子どもが、自分の力で楽しみながら読書ができ、また、夢や希望を持って将来の自分や家庭・地域を考えることができるよう支援するため、鳥取市立図書館と人権福祉センターが連携し、こども食堂で図書が利用できるようにするものです。

鳥取市立図書館は、100冊程度の図書(20冊程度の図書が入った本箱を5箱)を人権福祉センターに届け、希望分野を伺いながら、毎月図書を入れ替えます。人権福祉センターは、こども食堂の開所日に、本箱を1箱から数箱持参します。

また、鳥取市立図書館では、希望に基づいて、読書ボランティアによる「読み聞かせ」の仲介をするとしています。

米・公共図書館協会(PLA)、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させるためのツールキットを公開

2018年7月23日、米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)が、ALAのLibraries Transformキャンペーンと連携し、子どもの学習と成長を家族・教育者・地域社会で共に支援する“family engagement”の認知度を図書館を通じて向上させることを目的に設計された無料のツールキットを公開しました。

図書館によるマーケティング・資金調達・地域連携・アドヴォカシー活動を補完するものとして利用でき、“family engagement”のアドヴォカシー活動のための戦略・戦術を提供しているとしています。

PLAがALAのLibraries Transformキャンペーンと連携して作成したツールキットは、2017年の健康リテラシーに関するものに続いて2番目となります。

ツールキットを利用するには、Libraries Transformのウェブサイトに登録する必要があります。

米・Global Family Research、早期教育への家族の関与を促進するための州図書館行政機関の役割をまとめた政策概要を公表

2018年7月11日、学内外での子どもの成功のために家族・コミュニティーを支援する、米・Global Family Researchプロジェクトが、政策概要(policy brief)“Leading Family Engagement in Early Learning: The Role of State Library Administrative Agencies”(2018年6月付)を公開しました。

今回の政策概要では、カリフォルニア州・コロラド州・ジョージア州・メリーランド州の州立図書館が実施した、早期リテラシープログラムへの家族の関与促進のための取組(ビジョンの策定、州全体での連携、地域の図書館革新のための資金や権限の付与、専門能力開発のための機会の提供、複数の資金源の活用)を紹介するとともに、州立及び地域の図書館や、子ども・家族にサービスを提供する他の州立機関を対象に、家族中心の学習プログラムを策定・改善するための提言や、指針となる質問を提供しています。

また“Leading Family Engagement in Early Learning: A Supplemental Guide”は、図書館の指導者が、家族の関与を促進する取組を理解するためのリソースのリストとなっています。

米国議会図書館(LC)、同館の一次資料を用いて政治・立法・市民参加について学ぶK-12の児童・生徒向け教育用アプリ開発のための助成対象3団体を発表

2018年7月12日、米国議会図書館(LC)が、同館の一次資料を用いて政治・立法・市民参加について学ぶK-12の児童・生徒向けの教育用アプリ開発のための助成を今後2年間受ける3団体を発表しました。

以下の3つが選ばれており、作成されたアプリは2020年に無料で公開されます。

・ボストンのFableVisionが、メリーランド公共テレビ及びタフツ大学Center for Information & Research on Civic Learning and Engagement、Maryland Humanitiesと連携して作成する、中学生向けの市民参加を主題としたミュージカルのモバイルゲーム “Civics: An American Musical”

・バージニア州のPBS NewsHourが作成するジャーナリズム上の重要な瞬間を紹介する中高生向けの対話型アプリ “Citizen Witness: Shift the Frame”

・ニューヨーク州のSecond Avenueが作成する憲法修正第19条(女性参政権)以前の社会に関するアプリ

米国学校図書館員協会(AASL)、教育と学習に役立つウェブサイトとアプリの2018年版を発表

2018年6月24日、米国図書館協会(ALA)の米国学校図書館員協会(AASL)が、教育と学習に役立つウェブサイト25点とアプリ25点を発表しました。

学校図書館員と教師による学習やカリキュラムの開発に役立ち、AASLの学校図書館基準を支援するものが選定されています。

AASL announces 2018 Best Apps and Best Websites for Teaching & Learning(ALA,2018/6/24)
http://www.ala.org/news/press-releases/2018/06/aasl-announces-2018-best-apps-and-best-websites-teaching-learning

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