児童サービス

米・児童図書館サービス部会(ALSC)、6つの戦略的な研究領域と各領域で調査すべき潜在的な研究課題を示すリサーチアジェンダを公開

2020年1月15日、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(ALSC)が“Association for Library Service to Children National Research Agenda for Library Service to Children (Ages 0-14) ”を公開しました。

6つの戦略的な研究領域と各領域で調査すべき潜在的な研究課題を説明するもので、研究が限られている分野への注意を喚起し、若手の図書館員に情報を提供することで研究を促進し、児童・若者向けサービスのアドヴォカシー活動を支援する事が目的とされています。

研究者と実務家で構成されるリサーチアジェンダ諮問委員会の支援を受けて、現在の研究動向・前進させる研究領域・研究を通して解決される可能性のある分野の現在のニーズを、全体及びテーマごとに明確にし研究の方向性を示すことを任務とするリサーチアジェンダタスクフォースが策定したものです。

米・児童図書館サービス部会(ALSC)、図書館サービスを十分に享受できていない地域の子どもや家族へのアウトリーチに関するホワイトペーパーを公開

2020年1月15日、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(ALSC)が、ホワイトペーパー“Engage, Cultivate, Provide, and Assess: An Outreach Model for Serving All Children and Families”を公開しました。

図書館サービスを十分に享受できていない地域の子どもや家族にサービスを届けるために、そのようなサービスを提供している図書館への調査に基づいた、アウトリーチ活動のモデルを解説したものです。

同ペーパーでは、アウトリーチ活動とその目的を定義し、アウトリーチの4つの側面(engage, cultivate, provide, assess)が述べられています。また、4つの側面の1つ以上を用いている図書館の10のケーススタディを掲載した附録も含まれます。

長野県下諏訪町、子どもの交流・飲食スペースとして町立図書館前に「こども未来バス」を設置:引退した町所有のバスをリノベーション

長野日報の2019年12月14日付けの記事で、長野県下諏訪町の「こども未来バス」が12月15日から利用開始となることが報じられています。引退した町所有のバスをリノベーションし、子どもの交流・飲食スペースとして町立図書館前に設置したものです。

下諏訪町教育委員会が発行する『生涯学習』No.545(2019年10月)では、「こども未来バスプロジェクト」で行われた会議の様子が紹介されています。プロジェクトの経緯も記載されており、中学・高校生らが下諏訪町に提案・提言をする「しもすわ未来議会」において、図書館に会話・食事ができる場所を増やしてほしいという要望が出されたこと、それに対し下諏訪町側から廃車予定のバスのリノベーションが提案されたことが始まりとあります。

下諏訪町「こども未来バス」 15日利用開始(長野日報, 2019/12/14)
http://www.nagano-np.co.jp/articles/56424

E2207 - IFLA「児童図書館サービスのためのガイドライン」の改訂

国際図書館連盟(IFLA)の児童・ヤングアダルト図書館分科会(以下「分科会」)は,2003年に公表した「児童図書館サービスのためのガイドライン」(Guidelines for Children's Libraries Services;以下「旧ガイドライン」;E200参照)を2018年に改訂し,「IFLA児童図書館サービスのためのガイドライン―0歳から18歳まで」(IFLA Guidelines for Library Services to Children aged 0-18;以下「改訂版ガイドライン」)として取りまとめた。本稿では,7つのパートで構成されるこの改訂版ガイドラインについて紹介する。

神戸市、「こどものための図書館」についての安藤忠雄氏からの提案概要を公表

2019年11月14日、神戸市は建築家の安藤忠雄氏から寄贈の提案があった、「こどものための図書館」について、安藤氏から提案された建物等の概要を公表しました。

神戸市によれば、安藤氏の提案は2019年9月13日に行われたもので、市内中央区東遊園地に設置されている花時計の前に、弓なりにカーブした地上3階建ての図書館を建設する内容となっています。計画されている建物の平面図やイメージパースも公開されています。

神戸市によれば今後、市会議決など必要な手続きを踏まえてこれを決定し、建設に向けた調整を進めていくとのことです。

安藤氏は大阪市にも同様にこどものための図書館「こども本の森 中之島」を寄贈しており、2020年3月の開館が予定されています。

こどものための図書館についての安藤忠雄氏からの提案概要(神戸市、2019年11月14日付け)
http://www.city.kobe.lg.jp/a05822/press/145642594463.html

長岡京市立図書館(京都府)、ハロウィンにあわせ、魔女や魔法使いの仮装をして撮影できるコーナを児童室に設置

京都府の長岡京市立図書館が、ハロウィンにあわせ、2019年10月24日から10月31日まで、魔女や魔法使いの仮装をして写真を撮ることができるコーナーを児童室の奥に設置したと発表しています。

ハロウィン変身コーナーをつくりました!(撮影OK!)(長岡京市立図書館,2019/10/24)
https://www.lib100.nexs-service.jp/nagaokakyo/info/index.html#info-shiori

参考:
2025 - 「いいね!発見 撮影会in三重県立図書館」実施報告
カレントアウェアネス-E No.347 2018.05.31
http://current.ndl.go.jp/e2025

伊賀市上野図書館(三重県)・伊賀鉄道、ハロウィンをテーマに「おはなしでんしゃ2」を運行

三重県の伊賀市上野図書館と伊賀鉄道が、2019年10月27日、ハロウィンをテーマに「おはなしでんしゃ2」を運行します。

2019年3月31日に初運行して以来の2回目の運行で、今回は、同館のおはなしボランティアグループ「よもよも」によるハロウィンをテーマにした絵本の読み聞かせ等を10月11日から31日まで同鉄道・忍者線(伊賀線)で運行される「ハロウィントレイン」の車両の中で行なうものです。

その他、車内には、画用紙等で「かぼちゃおばけ」を工作するスペースも設けられるほか、仮装しての乗車もできます。

運行区間は、14時02分発臨時列車による忍者市(上野市)駅・伊賀神戸駅間1往復です(約1時間)。

対象は、小学生および未就学児とその保護者30組で、参加費用として大人500円・小児(小学生)250円が必要です。 

おはなしでんしゃ2(伊賀市の図書館・図書室,2019/10/3)
https://www.iga-library.jp/?p=6342

大阪市立図書館、セレッソ大阪との協働による「読書推進プロジェクト-本を読んで、人生を豊かに -」を実施中

2019年2月13日から、大阪市立図書館は、設立25周年を迎える日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のセレッソ大阪と協働して、「読書推進プロジェクト-本を読んで、人生を豊かに-」を実施しています。

「読書推進プロジェクト」では、読書とともにサッカーやスポーツに親しむ一助となるように、大阪市立小学校の全児童へのオリジナル読書手帳の配布、セレッソ大阪ホームゲームで選手らによるおすすめ本紹介コーナーの設置、中央図書館・住吉図書館の選手おすすめ図書展示コーナーの設置など様々な取り組みが行われています。

2018年以前から実施されている「セレッソ大阪展」「セレッソ大阪巡回展示」も引き続き実施されており、中央図書館では常設の「セレッソ大阪展」が、地域図書館では「セレッソ大阪巡回展示」が行われ、展示期間中には「セレッソ大阪オリジナルしおり」が配布されています。「セレッソ大阪巡回展示」は2019年6月までにすでに4回実施されており、2019年7月19日から8月14日まで新たに浪速図書館でも実施される予定です。

大阪市の「こども本の森 中之島」の指定管理者として、図書館流通センター(TRC)を代表とする企業共同体「TRC&長谷工 meet BACH」が選定される

図書館流通センター(TRC)は2019年7月9日付のプレスリリースで、TRC・有限会社バッハ・株式会社長谷工コミュニティの共同企業体「TRC&長谷工 meet BACH」(代表企業:TRC)が、大阪市北区の中之島公園内に2020年3月開館予定の「こども本の森 中之島」の指定管理者として選定されたことを発表しました。

「TRC&長谷工 meet BACH」は「こども本の森 中之島」の指定管理者選定において、応募した8団体の中から「指定管理予定者」として選定され、2019年5月・6月の大阪市会本会議において指定管理者として承認されています。今後開館準備を経て、2020年3月から指定管理者として運営を行う、としています。

建築家・安藤忠雄氏が手掛ける「こども本の森 中之島」「TRC&長谷工 meet BACH」が指定管理者に選定(TRC,2019/7/9)
https://www.trc.co.jp/information/190709_trc.html

福井県立図書館、図書館等システムをリニューアル:利用カード情報のスマートフォンでの表示やAIを活用した絵本検索システムの館内導入等

2019年4月2日、福井県立図書館が、図書館等システムをリニューアルしたと発表しています。

同館、福井県文書館、福井県ふるさと文学館、福井県立若狭図書学習センターの図書館等システムをリニューアルしたものです。

利用カード情報をスマートフォンで表示して貸出が可能となったほか、蔵書検索での本の表紙画像の表示や、借りた本のタイトルの10年分の参照が可能になるなどのリニューアルが行われています。

また、館内サービスでも、同館と若狭図書学習センターで、AIを活用した絵本検索システム「ぴたりえ」を各館1台導入しました。

4月2日 県立図書館が図書館等システムをリニューアルして開館します!(福井県,2019/4/1)
http://www2.pref.fukui.jp/press/view.php?cod=654960155384070275

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