共同保存

OCLC Research、北米の図書の共同管理コレクションの現状をまとめたポジションペーパーを公開

2019年9月26日、OCLC Researchが、米国・カナダにおける、図書の共同管理コレクションの現状をまとめたポジションペーパーを公開しています。

WorldCat登録されている米国・カナダの共同管理コレクションが対象で、調査結果として以下を指摘しています。

・コレクションは、5,920万タイトル9億9,430万点の所蔵があり増え続けている
・重複によりコレクションが希薄化している
・コレクションには多様な出版国、言語の資料が含まれている
・米国北東部がコレクションの集中地域である
・両国のほとんどの地域で冊子版の図書の出版数が所蔵数を上回っている
・コレクションの規模と範囲は、主要な研究機関のみでなく、両国の全ての図書館による貢献の結果である

OCLC Research、大学コンソーシアムBTAAによる共同管理コレクションの運用内容や今後の推奨事項をまとめた報告書“Operationalizing the BIG Collective Collection: A Case Study of Consolidation vs Autonomy”を公開

2019年8月20日、OCLC Researchが、報告書“Operationalizing the BIG Collective Collection: A Case Study of Consolidation vs Autonomy”を公開しました。

米国の大学コンソーシアムBig Ten Academic Alliance(BTAA)と連携し作成されたもので、BTAAの冊子体の共同管理コレクションの運用の枠組が紹介されています。

BTAAの共同管理コレクションの主要な特質を調査・定義し、他のコンソーシアムでも適用可能な同コレクションがより意図に即して調整されるよう考案した推奨事項が示されています。

Publications(OCLC Research)
https://www.oclc.org/research/publications.html
※“Operationalizing the BIG Collective Collection: A Case Study of Consolidation vs Autonomy 20 August 2019”とあります。

HathiTrustの2019年前半の活動と今後の展望(記事紹介)

2019年8月6日、HathiTrustは、2019年から2023年までの戦略的方向性を示した“HathiTrust’s 2019-2023 Strategic Directions”実施から半年が経過したことを受けて、半年間の活動を振り返りながら今後の展望を示したブログ記事“2019: HathiTrust at Mid-Year & Upcoming Opportunities”を公開しました。

2018年3月13日に承認された“HathiTrust’s 2019-2023 Strategic Directions”では、デジタル保存とアクセス、文化的記録の管理者としての役割等への関与の強化が示されています。HathiTrustの2019年の具体的な出資と活動はここで示された戦略的方向性を達成するために行われています。

2019年1月から6月までの主要な動きとして、印刷物を読むことに障害がある利用者へのアクセシビリティを向上させたこと、1923年に出版されパブリックドメインとなっている5万4,000点近くのタイトルを公開したこと、共同管理(Shared Print)プログラムの第2段階を完了したこと、などを挙げています。

米・ハーバード大学図書館、共同書庫運用コンソーシアムReCAPに正式参加

2019年1月24日、米・ハーバード大学図書館が、コロンビア大学・プリンストン大学・ニューヨーク公共図書館(NYPL)によって2000年に開始された共同書庫の運用コンソーシアムReCAP(Research Collections and Preservation Consortium)に1月から参加したと発表しました。

ハーバード大は2016年から準会員として参加していました。

Research Collections and Preservation Consortium (ReCAP) Expands Scope and Membership(Harvard Library,2019/1/24)
https://library.harvard.edu/about/news/2019-01-24/research-collections-and-preservation-consortium-recap-expands-scope-and

韓国・江陵市に所在する大学図書館・公共図書館6館が連携協定を締結

2018年11月22日、韓国・江原道の江陵原州大学校(GWNU)は、江原道江陵市に所在する大学図書館・公共図書館の相互協力協定が締結されたことを発表しています。

同地域に所在する大学・公共図書館が協力し、学生と住民のために様々な情報提供と文化活動を実施することが目的です。

協定を締結したのは、大学図書館4館(カトリック関東大学校・江陵嶺東大学校・江陵原州大学校・江原道立大学校)と、公共図書館2館(道立江陵教育文化館・江陵市立図書館)のあわせて6館です。

協定に基づき、各館の所蔵資料の共同利用・文化活動プログラムによる交流・利用者の利便性改善のための制度改善等の協力事業を実施する計画です。

米国政府印刷局(GPO)、新たに国内の4図書館とGPO出版物の永久保存に関する覚書を締結

2018年7月18日、米国政府印刷局(GPO)が、新たに国内の4図書館とGPO出版物の永久保存に関する覚書を締結しています。

今回覚書を締結した機関と保存担当分野は以下の通りです。

ミネソタ大学図書館:連邦議会が刊行した報告書等(United States Serial Set)

メイン大学ガーブレット法律図書館:連邦最高裁判所の官版判例集(United States Reports)

セント・ジョーンズ大学ロー・スクールリテンバーグ法律図書館:100議会から103議会までの公聴会記録とコミッティー・プリント(Congressional hearings and prints)

ミシシッピ州立法律図書館:連邦最高裁判所の官版判例集(United States Reports)、制定順法令集(Statute at Large)、大統領の演説・文書等を収録した公的出版物(Public Papers of the President)

米国政府印刷局(GPO)、国内4大学図書館等とGPO出版物の永久保存に関する覚書を締結

2018年5月22日、米国政府印刷局(GPO)が、ノースダコタ州立大学図書館、バージニア大学図書館、アーカンソー州立大学(ジョーンズボロ)、カンザス大学図書館と、GPO出版物の永久保存の担当機関とする覚書を締結したと発表しています。

各機関の担当分野は以下の通りです。

ノースダコタ州立大学図書館:大統領関係
バージニア大学図書館:国務省関係
アーカンソー州立大学(ジョーンズボロ):米国航空宇宙局(NASA)のテクニカルレポート
カンザス大学図書館:委員会公聴会記録

連邦寄託図書館が、デジタル時代の効果的な政府文書管理のニーズを満たすとともに、紙媒体の歴史的な米国政府刊行物の継続的なアクセスを保証するために行なわれるものです。

HathiTrustの理事会、印刷資料1,600万冊の共同管理のための覚書や関連指針を承認

2017年6月29日、HathiTrustの理事会が、印刷資料1,600万冊の共同管理のための覚書(MOU)や関連指針を承認したと発表されています。

HathiTrustに参加する50の図書館が、HathiTrustのプログラムのもと、総計1,600万冊以上の印刷資料を、25年間共同管理(Shared Print)することを内容とした提案を行なったことを受けたもので、理事会の承認を得たことから、2017年9月30日までに所蔵館と覚書を締結することが目指されています。

OCLCのSustainable Collection Services、米国の大学図書館コンソーシアムSCELCと連携し、蔵書の共同管理プログラムを開始

2017年6月21日、OCLCのSustainable Collection Services(SCS)が、米・カリフォルニア州の大学図書館コンソーシアム“Statewide California Electronic Library Consortium ”(SCELC)の14館と連携し、120万冊の蔵書の15年間の共同管理(Shared Print) プログラムを開始すると発表しています。

2017年9月からは、SCELCの第2グループによる共同管理プログラムが開始されます。

OCLC Sustainable Collection Services works with 14 SCELC libraries to help manage print collections(OCLC,2017/6/21)
http://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201720dublin.html

HathiTrustの参加館、印刷資料1,600万冊の共同管理を提案

HathiTrustに参加する50の図書館が、HathiTrustのプログラムのもと、総計1,600万冊以上の印刷資料を、25年間共同管理(Shared Print)することを内容とした提案を行なっていると、2017年5月24日付のHathiTrust Updateが報じています。

これは、HathiTrustのデジタルライブラリに搭載されている450万タイトル分にあたり、全体の60%に相当します。

HathiTrustでは、双方の義務を明確にするため、図書館と締結する覚書(MOU)や指針を策定しており、2017年6月の理事会で覚書が承認され、早ければ、2017年秋にはMOUを締結し、共同管理が実行される計画となっています。

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