カレントアウェアネス-R

米国の大学所属者のGoogle Scholarと大学図書館提供検索システムの利用及び認識に関する比較調査(文献紹介)

2019年9月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.80, no.6に、米国マサチューセッツ州・シモンズ大学のKyong Eun Oh氏とノース・カロライナ州・イースト・キャロライナ大学のMónica Colón-Aguirre氏の共著による論文“A Comparative Study of Perceptions and Use of Google Scholar and Academic Library Discovery Systems”が掲載されています。

デジタル時代における「場所としての図書館」の可能性:公共図書館と「公共圏」の関係(文献紹介)

ギリシャ・アテネで開催された第85回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会のサテライトミーティングとして、2019年8月21日から23日にかけて、同国サモス島のピタゴリオで開催されたサテライトミーティングの発表資料として、ノルウェーのオスロ・メトロポリタン大学アーカイブズ学・図書館情報学科のElin Golten氏による“Public Libraries as Place and Space - New Services, New Visibility”と題する文献が公開されています。

公共図書館は独立した空間(arena)として、市民の会話と討論の場となることを明記したノルウェーの2014年の図書館法改正に関連し、そのことが、場所としての図書館の正当性を再確認することになるか、また、デジタル時代の図書館を発展させる可能性をもたらすかを検討したものです。

米国議会図書館(LC)、2019年の“Library of Congress Literacy Awards”受賞団体を発表

2019年8月29日、米国議会図書館(LC)が、2019年の“Library of Congress Literacy Awards”の各賞の受賞団体を発表していました。

同賞は、模範的で、革新的で、反復可能な、米国内外でのリテラシーや読書の振興・促進に関する取組を表彰するもので、2013年に開始されました。

2019年の受賞団体は以下の3つです。

・David M. Rubenstein賞(15万ドル): ProLiteracy Worldwide(ニューヨーク州シラキュース)
社会的弱者への成人に必要な幅広いリテラシー能力と基礎教育サービスの提供

・American賞(5万ドル): American Action Fund for Blind Children and Adults(メリーランド州ボルチモア)
視覚障害者への点字リテラシーの関する取組

・International賞(5万ドル: ConTextos(イリノイ州シカゴ)
エルサルバドルの学校、刑務所、コミュニティへのリテラシー能力を身につけるためのプログラムの提供や図書館の建設

その他、ベストプラクティスとして選ばれた15団体も表彰されています。

八尾市立志紀図書館(大阪府)、マスコットキャラクター「しきにゃん」のLINEスタンプの販売開始

2019年9月18日、大阪府の八尾市立志紀図書館が、マスコットキャラクター「しきにゃん」のLINEスタンプの販売を開始しました。

志紀図書館マスコットキャラクター「しきにゃん」LINEスタンプ販売開始(八尾市,2019/9/18)
https://www.city.yao.osaka.jp/0000048076.html

八尾市立志紀図書館しきにゃん(LINEストア)
https://store.line.me/stickershop/product/9009864

参考:
平塚市図書館(神奈川県)、図書館設置70周年記念キャラクター「ぶくまる」のLINEスタンプの販売開始:売上金の35%が図書購入費に
Posted 2018年8月22日
http://current.ndl.go.jp/node/36519

岩泉町歴史民俗資料館(岩手県)、写真展「台風10号の記録・岩泉の底力」を開催:岩泉町立図書館でも「台風10号豪雨災害と復興の足跡」展を開催中

岩手県の岩泉町歴史民俗資料館が、2019年9月21日から2020年3月28日までの毎週土曜(10月20日・11月3日は臨時開館、平日の見学は要問合せ)、写真展「台風10号の記録・岩泉の底力」を開催します。

2016年に台風10号の被害を受けた同町の町民39人から聞き取った災害当時の各地区の状況や対応、助け合いや活かされた存在、及び、災害に関する言い伝えなどを、写真約60点とともに紹介するものです。

被災した町民から寄贈された民俗資料数点も展示されます。

岩泉町立図書館でも、8月28日から9月20日まで、防災への日頃の備えと、復興の道への足跡を展示する「台風10号豪雨災害と復興の足跡」展を開催しています。

@sansonken(Facebook,2019/9/13)
https://www.facebook.com/sansonken/posts/1150822491793751

国土地理院、ウェブ地図「地理院地図」に伊勢湾台風に関する「自然災害伝承碑」を掲載

2019年9月18日、国土地理院は、今年、伊勢湾台風から60年を迎えることから、9月20日に、ウェブ地図「地理院地図」へ伊勢湾台風に関する「自然災害伝承碑」を掲載すると発表しました。

伊勢湾台風関連の自然災害伝承碑については、既に6月に公開している三重県木曽岬町の1基に加え、新たに28基(愛知県名古屋市10基、刈谷市1基、弥富市5基、飛島村1基、三重県桑名市11基)が掲載されます。

同日には、上記伊勢湾台風関連の自然災害伝承碑も含め新たに9市町村38基が掲載され、これにより、42都道府県103市区町村の316基が「地理院地図」に掲載されることになります。

60年前の伊勢湾台風の記憶を後世に ~伊勢湾台風に関する「自然災害伝承碑」を伝えます~(国土地理院,2019/9/18)
https://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri190918_00003.html

地理院地図
https://maps.gsi.go.jp/

Library of the Year 2019の優秀賞とライブラリアンシップ賞の受賞機関が発表

2019年9月18日、NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)によるLibrary of the Year 2019(LoY2019)の優秀賞とライブラリアンシップ賞の受賞機関が発表されました。

各賞の受賞機関は以下の通りです。

・ライブラリアンシップ賞
埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会
ビジネス支援図書館推進協議会とその実践者

・LoY2019優秀賞
札幌市図書・情報館
恩納村文化情報センター(沖縄県)
県立長野図書館
京都府立久美浜高等学校図書館

各機関の対象事業名と授賞理由は9月下旬ごろにIRIのウェブサイトで発表される予定です。また、大賞およびオーディエンス賞は、11月13日に第21回図書館総合展内で開催予定のLibrary of the Year2019最終選考会において決定されます。

LoY2019 二次選考結果発表!(IRI, 2019/9/18)
https://www.iri-net.org/loy/loy2019second/

台湾・新竹市図書館の新館建設計画:日本・台湾の合同チームによる設計(記事紹介)

台湾の聯合新聞網による2019年9月11日付けの記事で、台湾・新竹市が進めている市立図書館の新しい総本館の建設計画が紹介されています。

日本の平田晃久建築設計事務所と、台湾の郭旭原聯合建築師事務所の合同チームによる設計であり、新竹市の林智堅市長は任期内(現任期は2022年12月まで)の完成を目指すとしています。

設計コンセプトは「知識の峡谷」とあり、広い通路の両側に書架の壁が設けられること、天窓から自然光を取り入れる仕組みとなっていること、良好な通風環境を保つ工夫がなされていることが特徴として取り上げられています。

台日團隊打造竹市新總圖 「知識峽谷」引入風與光影(聯合新聞網, 2019/9/11)
https://udn.com/news/story/7324/4041783
※同館の完成予想図が掲載されています。

オーストラリア・ビクトリア州政府、“Libraries After Dark”プロジェクトの参加館を拡充

2019年9月17日、オーストラリア・ビクトリア州首相(Premier of Victoria)のウェブサイトで、ビクトリア州政府による“Libraries After Dark”プロジェクトの参加館が6館追加され、合計10館に拡充されることが発表されています。

“Libraries After Dark”は、図書館による夜間の活動実施に対して助成を行うことで、賭博場の代わりとなる娯楽や社会活動の場を地域コミュニティに提供する取組です。賭博による害を受けやすい地域の人々への支援等を行っているビクトリア州の法定機関“Victorian Responsible Gambling Foundation”からの資金提供により、2017年にパイロットプロジェクトとして開始されました。

Victorian Responsible Gambling FoundationのCEOであるShane Lucas氏は、同プロジェクトは様々な活動を通じ、地域の賭博場で得られるコミュニティ感覚に魅了されがちな個人の間につながりを生み出すとコメントしています。

スウェーデン王立図書館(NLS)、オープンアクセス(OA)に関する教育用動画をウェブサイト上で公開

2019年9月16日、スウェーデン王立図書館(NLS)は、オープンアクセス(OA)に関する教育用動画をウェブサイト上で公開したことを発表しました。

公開された動画は研究者や大学院生、大学図書館員等へ学術出版システムにおけるOAの基礎的な知識を提供するものです。動画はNLSの職員や国内の研究者・大学図書館員等へのインタビュー、オープンサイエンスの展開等近年の動向も含めたOA運動の背景にある学術出版システムの歴史、スウェーデンのOAに対する取り組みと現況等の内容で構成され、合計再生時間は約40分程度です。

動画はNLSのウェブサイトへメールアドレス等を登録すれば視聴可能です。またスウェーデン語音声の流れる部分には英語字幕を表示させることができます。

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