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Times Higher Education(THE)社、世界大学ランキング2020を公開

2019年9月11日、Times Higher Education社(THE)が、世界大学ランキング2020を公開しました。

1位は4年連続で英・オックスフォード大学、2位は前年5位の米・カリフォルニア工科大学です。3位から5位は前年から1つずつ順位を落とし、英・ケンブリッジ大学、米・スタンフォード大学、米・マサチューセッツ工科大学(MIT)と続いています。

THE社の記事では、上位200位以内に入った英国の28大学のうち18大学が前年より順位を落としているなど、英国の大学の順位が全体として下降傾向にあり、2016年以降の5年間の傾向で見ても同様であることが挙げられています。一方、ドイツ・中国・オーストラリアの大学が5年間で上位200位以内に入る大学数を増加させていることが指摘されています。

米・オハイオ州の図書館コンソーシアムOhioLINKが購入した電子書籍パッケージの利用率に関する調査(文献紹介)

2019年9月に刊行された、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)の“College and Research Libraries (C&RL)”のVol.80, no.6に、米・オハイオ州のボーリング・グリーン州立大学 (Bowling Green State University:BGSU)図書館で電子リソースを担当する大学図書館員であるAmy Fry氏による論文“Ebook Rate of Use in OhioLINK: A Ten-Year Study of Local and Consortial Use of Publisher Packages in Ohio”が掲載されています。

同論文は、90以上の機関が加盟する米・オハイオ州の図書館コンソーシアムOhioLINKがコンソーシアム購入したSpringer、Wiley、及びOxfordの電子書籍パッケージについて、COUNTERの利用統計等に基づき、刊行年が2007年から2017年までの(Wileyのみ2012年から2017年まで)タイトルの利用率を調査し、その結果を分析したものです。

東京大学総合図書館、同館所蔵貴重図書コレクション・亀井文庫『ピラネージ版画集』の画像データベースをリニューアル公開:国際規格IIIFに準拠

2019年9月17日、東京大学総合図書館は、同館が所蔵する貴重図書コレクションである亀井文庫の『ピラネージ版画集(Opere di Giovanni Battista Piranesi, Francesco Piranesi e d'altri)』について、画像データベースをリニューアル公開したことを発表しました。

『ピラネージ版画集』は、18世紀イタリアの著名な建築家であり版画家であるジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージが制作した銅版画940点と、息子のフランチェスコ・ピラネージが制作した版画269点、その他の作家による作品231点が収録された版画集です。1999年から2003年度にかけて、特別推進研究(COE)「象形文化の継承と創成に関する研究」により画像データベースが構築・公開されましたが、システム運用上の問題から公開が停止されていました。

東京大学総合図書館は、データベース再公開の要望等に応えて、「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業」の一環として画像データベースをリニューアル公開した、としています。

リニューアル公開された画像データは効果的・効率的な共有を行うことができる国際規格IIIFに準拠しています。また、データベース上で公開された画像データは、利用目的を問わず、特段の手続きなく自由に利用することが可能です。

米国国立公文書館(NARA)、2019年6月以降にオンライン目録に登録されたJPG・PDF形式の記録の全文検索が可能に:OCRでテキストデータを抽出

2019年9月9日、米国国立公文書館(NARA)は、2019年6月以降にオンライン目録に登録されたJPG・PDF形式の記録の全文検索が可能になったと発表しています。

これまで同館のオンライン目録は、同館のアーキビストによって入力された情報、もしくは、同館の市民アーキビストにより入力されたタグや文字起こしされたテキストのみ検索することができましたが、OCRを用いてテキストデータを抽出することで、上記資料の全文検索が可能となったものです。

現在、2019年6月以前に登録された記録にOCR処理を実行するための調査を行なっています。

一方で、OCRの技術は完全ではないとし、人間によるテキスト化のほうが正確であることが分かっていることから、引き続き市民アーキビストの協力も求めています。

米国議会図書館(LC)、注釈付合衆国憲法のウェブサイト“Constitution Annotated”を公開

2019年9月16日、米国議会図書館(LC)は、17日に憲法記念日を迎えるのにあわせ、ウェブサイト“Constitution Annotated Analysys and interpretation of the U.S. Constitution”を公開しました。

LCの議会調査局(CRS)では、議会からの指示を受け、議員と国民に重要な情報を提供することを目的に注釈付憲法を編集し、10年ごとに刊行していますが(累積版は2年ごと)、今回オンラインで公開したことにより、迅速に関連情報を提供できるようになるとしています。

New Website Makes the U.S. Constitution Searchable with Supreme Court Interpretations Throughout History (LC,2019/9/16)
https://www.loc.gov/item/prn-19-090

【イベント】公開フォーラム「世界の博物館2019」(10/26・吹田)

2019年10月26日、大阪府吹田市の国立民族学博物館において、公開フォーラム「世界の博物館2019」が開催されます。

同館では、独立行政法人国際協力機構(JICA)の委託を受け、世界各地の博物館専門家を対象とした課題別研修「博物館とコミュニティ開発」を実施しています。

同フォーラムは、2019年度の同研修の参加者の出身国・地域である、アルメニア・ブータン・エジプト・フィジー・インドネシア・パレスチナ・スーダン・ザンビアの博物館事情に触れ、あわせて博物館の可能性を考えることを目的に開催されるものです。

参加無料で要事前申込(定員70名[先着順])です。

公開フォーラム「世界の博物館2019」(国立民族学博物館)
http://www.minpaku.ac.jp/research/activity/news/rm/museology191026

台風15号の影響により臨時休館中の八街市立図書館(千葉県)、給水・充電場所の八街二区コミュニティセンターに図書館の本を配置

台風15号の影響により2019年9月23日まで臨時休館中である千葉県の八街市立図書館が、給水・充電場所として開所されている八街二区コミュニティセンターに図書館の本を配置しました。

こどもの本、暮らしの本、時代小説、読み物など80冊が用意されています。

@yachimata_lib(Twitter,2019/9/14・2019/9/17)
https://twitter.com/yachimata_lib/status/1172786319086407680
https://twitter.com/yachimata_lib/status/1173854824707706880

カナダ・ブリティッシュコロンビア大学図書館の貴重資料コレクション“The Chung Collection”がカナダ・ユネスコ国内委員会選定のカナダ版「世界の記憶」へ登録される

2019年9月11日、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)図書館は、同館所蔵の貴重資料コレクション“The Chung Collection”がその歴史的価値を認識され、カナダ・ユネスコ国内委員会の選定するカナダ版「世界の記憶」へ登録されたことを発表しました。

“The Chung Collection”は、Wallace B.Chung氏・Madeline H.Chung氏が1999年にUBCへ寄贈したコレクションです。カナダ・ブリティッシュコロンビア州の初期の歴史と探検、カナダ太平洋鉄道(Canadian Pacific Railway:CPR)、中国系の人々の北米大陸への移民・定住の経験に関する、2万5,000点以上の文書・書籍・地図・ポスター・写真・食器等で構成されています。

【イベント】「デジタル時代におけるシチズン・サイエンス-市民社会と協働した人文・社会科学研究の可能性-」(9/26・東京)

2019年9月26日、東京ドイツ文化センターにおいて、NIRA 総合研究開発機構、ドイツ日本研究所(DIJ)、ドイツ 科学・イノベーション フォーラム(DWIH)東京主催のイベント「デジタル時代におけるシチズン・サイエンス-市民社会と協働した人文・社会科学研究の可能性-」が開催されます。

開催案内によれば、同イベントでは人文・社会科学分野における市民科学の実例は少なく、積極的に活用されているとは言えない現状を背景とし、人文・社会科学分野における市民科学の可能性と課題に焦点を当て、その意義や影響、政策的な示唆について、内外の第一線の専門家を招聘し、議論を行うとのことです。「人文・社会科学研究と市民社会の接点をどのように形成していくのか、市民科学が市民社会と人文・社会科学研究にもたらすメリットや、新たな課題、影響はどのようなものか、また、責任ある協働研究は、どのような方法で進められるべきか。これらの点について率直に議論を交わします」とされています。

参加費は無料ですが、2019年9月19日までに電子メールによる申し込みが必要です。

Enago、AIを用いた原稿評価・編集サービス”AuthorONE”を立ち上げ

論文校正・校閲サービス等を手掛けるEnagoが、AIを用いて投稿原稿を評価し、編集も自動で行う出版者向けサービス”AuthoreONE”の提供を開始すると発表しました。

同サービスはAPIを用いて編集システムに組み込む等、出版者自身のWebページや現在使用しているシステムに組み込むことが可能とのことです。原稿評価サービスについては当面、無料で提供するとされています。

Enago Launches AuthorONE - An AI-powered Manuscript Assessment And Automated Copy-editing Solution For Publishers(Enago、2019/9/11付け)
https://www.enago.com/news/enago-launches-authorone

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