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E2275 - あっちこっち れはっち!:ウィキペディアタウンに連れてって

●はじめに 2019年11月9日,および,12月7日の2日間にわたって,国立国会図書館関西館にてデジタル素材を用いたアイディア出し(アイデアソン)とプロトタイプ検証の場(ハッカソン)が設けられた。これは一般社団法人社会基盤情報流通推進協議会等が主催するコンテスト「アーバンデータチャレンジ2019」の中の1つのイベント(E2235参照)として行われたものである。本稿では筆者がちーむれはっちのメンバーとして参加し,2020年3月14日の最終審査会において,日本全国で実施されたイベントの中で国立国会図書館賞として選出された「あっちこっち れはっち!」プロジェクトについて紹介する。

国際図書館連盟(IFLA)、世界中の図書館に貢献するために手軽に行えるアイデアを毎週紹介する企画“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施中

2020年5月19日、国際図書館連盟(IFLA)は、世界中の図書館に重要なポリシーやアドヴォカシーに関する話題を提供するブログ“Library Policy and Advocacy Blog”上の企画として、“#10MinuteInternationalLibrarian”を実施することを発表しました。

IFLAは、世界中の図書館に様々な働きかけを行うことにより、新戦略「IFLA戦略2019-2024」実現のために支援することをその使命としています。新戦略の実現は、世界中で図書館のために時間と精力を割き、図書館分野における最大の頭脳である専門組織(Professional Units)の活動に大きく依存しています。

図書館のために長く時間を割くことや、世界図書館情報会議(WLIC)に毎年参加できるような資料を見つけることは必ずしも容易ではありませんが、わずかな時間しか割くことができなくても、世界の図書館の活動に参加し貢献する方法は多数あり、そのためのアイデアを紹介することを同企画の趣旨として説明しています。

「アーバンデータチャレンジ2019」の国立国会図書館賞にレファレンス協同データベースのデータを用いて作成された「あっちこっち れはっち!」が受賞

2020年3月16日、国立国会図書館(NDL)は、2020年3月14日に開催された「アーバンデータチャレンジ2019」の最終審査会で、レファレンス協同データベース(レファ協)のデータを用いて作成された「あっちこっち れはっち!」が国立国会図書館賞を受賞したことを発表しました。

「アーバンデータチャレンジ」は、オープンデータの利活用を通じて地域課題の解決を目指すコミュニティや活動を支援する取組で、アプリケーション作成やアイディアの共有・促進のための作品コンテストを2013年から開催しており、NDLはこのコンテストにデータ提供・支援拠点として参加しています。開催6年目となる「アーバンデータチャレンジ2019」では、主要な部分にNDLのデータを用いた作品を対象とする「国立国会図書館賞」が設置されました。

「国立国会図書館賞」を受賞した「あっちこっち れはっち!」は、レファ協に登録されたレファレンス事例データを活用し、ウィキペディア編集・ウィキペディアタウンの活動を支援するアプリ作品です。作品の詳細はNDL Labのウェブサイト上で公開されています。

ドイツ図書館協会(DBV)、ウィキメディア・ドイツ等と共同して公共放送局へ教育用コンテンツの公開を求めるキャンペーン“Öffentliches Geld – Öffentliches Gut!”を実施中

2020年3月3日、ドイツ図書館協会(DBV)は、ウィキメディア・ドイツ(Wikimedia Deutschland)、及び無料教育・オープン教育資源(OER)等に関わる機関や個人の連合体“Bündnis Freie Bildung”と共同して、「公共の資金は公共の利益へ!(Öffentliches Geld – Öffentliches Gut!)」をスローガンとするキャンペーンを実施していることを発表しました。

このキャンペーンはドイツの公共放送局であるドイツ公共放送連盟(Arbeitsgemeinschaft der öffentlich-rechtlichen Rundfunkanstalten der Bundesrepublik Deutschland:ARD)と第2ドイツテレビ(Zweites Deutsches Fernsehen:ZDF)に対して、制作した教育用コンテンツを可能な限り自由なライセンスで公開するように求めるものです。公共放送局制作のドキュメンタリー等のコンテンツは、学校での授業への貢献が可能にもかかわらず、Wikipedia等の無料プラットフォームで公開されているものはごくわずかであり、著作権法や利用規約によって多くの場合ダウンロードや編集に制限がかけられています。

E2235 - 2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館<報告>

地域課題解決のために市民自身がITテクノロジーを活用して,行政サービスの問題や社会課題を解決する取り組みであるシビックテック(Civic Tech)が日本においても盛んになりつつある。このシビックテックの1つとして,地方公共団体等が保有するオープンデータや国立国会図書館(NDL)などが公開する日本国内の美術館・図書館・公文書館・博物館分野のGLAMデータを用いた地域課題解決コンテストであるアーバンデータチャレンジ(UDC;E1709,E1877参照)が,2013年から毎年開催されている。そのUDCの地域拠点の1つであるUDC京都府ブロックと,NDLとの共催で,「2019アーバンデータチャレンジ京都 in NDL関西館」が同関西館(京都府精華町)で開催された。このイベントでは,2019年11月9日にアイデアソン,同年12月7日にハッカソンが行われた。

E2217 - 図書館総合展2019フォーラムin大阪<報告>

2019年9月28日,大阪市にあるYMCA国際文化センターを会場に,2019年3回目の図書館総合展地域フォーラム(CA1944参照)が開催された。3回目のテーマは「open」である。フォーラムは,第1部に関西の各機関・グループで活躍する8人の登壇者によるリレートーク,第2部に協賛企業によるプレゼンテーション,第3部に「OpenGLAMの可能性を再度考える」というテーマで講演・報告が行われた。

東久留米市立中央図書館(東京都)、東久留米を舞台にした作品や文学者をテーマに「ウィキペディアタウン in 東久留米」を開催

2020年2月6日と3月7日、東京都の東久留米市立中央図書館が、「ウィキペディアタウン in 東久留米 東久留米を舞台にした作品や文学者をしらべよう!」を開催します。

2月6日に東久留米を舞台にした作品や作家について図書館の本や資料で調べるワーク「みんなで調べる~ゆかりの作家と作品」を実施し、3月7日にウィキペディア編集者の講義を聞き、記事を編集する「ウィキペディアの記事を書いてみよう」を行ないます。

対象は小学5年生以上で、定員は2月6日は20人(先着順・直接会場へ)、3月7日は12人(先着順・事前申し込み)です。

ウィキペディアタウン in 東久留米 東久留米を舞台にした作品や文学者をしらべよう!(中央図書館)(東久留米市, 2020/1/7)
http://www.city.higashikurume.lg.jp/eventinfo/toshokan/1014505.html

2019年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25

Wikimedia財団は、2019年12月27日付けのmediumでの投稿において、2019年にWikipedia英語版でよく読まれた記事トップ25を紹介しています。

ページビュー数1位は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』の情報をまとめた記事“Avengers: Endgame”で、44,159,830ページビューでした。2位は、当該年の死没者を記録するための記事“Deaths in 2019”の38,434,061ページビュー、3位は2019年に映画化された連続殺人犯に関する記事“Ted Bundy”の29,334,592ページビューとなっています。

なお、記事の注記によれば、当初は2019年12月15日までのデータセットを用いて記事のリストを作成・公開していたものの、2020年1月2日に、12月16日以降のデータセットも用いてリストを更新したとあります。

仁愛女子短期大学附属図書館・福井県立図書館、「福井の女性を世界に発信!ウィキペディアに記事を書いてみよう!」を開催

2019年2月11日、仁愛女子短期大学附属図書館・福井県立図書館主催の、「福井の女性を世界に発信!ウィキペディアに記事を書いてみよう!」が、福井県立図書館で開催されます。

福井にゆかりのある女性や、女性文化について、ウィキペディアに記事編集をするエディタソンで、2017年から3回開催している福井ウィキペディアタウンの番外編として位置付けられています。

定員は一般15人で、参加は無料ですが、事前の申し込みが必要です。

福井の女性を世界に発信!ウィキペディアに記事を書いてみよう! (2/11)(福井県立図書館)
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/tosyo/category/events/22557.html

【イベント】関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)「外国文化研究発信のためのWikipedia翻訳&執筆ワークショップ」(3/13・吹田)

2020年3月13日、関西大学アジア・オープン・リサーチセンター(KU-ORCAS)が関西大学総合図書館において「外国文化研究発信のためのWikipedia翻訳&執筆ワークショップ」を開催します。

Wikipediaに登録されている外国語の記事の和訳、外国に関する新しい記事のWikipedia日本語版での執筆に関する方法を実践的に学び、人文系研究者による研究成果発信の実践機会となることを目的としたものです。

2020年11月の「ウィキペディア・アジア月間」に向けた準備ワークショップとして位置付けられています。

参加費は無料ですが事前の申込が必要です。

参加者はノートパソコンの持参が必要で、また、図書館内の開架資料の利用は可能であるものの、参加者が翻訳したい言語に関する辞書の持参が推奨されています。

内容は以下の通りです。

・ワークショップ趣旨説明:菊池信彦氏(KU-ORCAS特命准教授)

・スペインやバスク地方に関する日本語記事の翻訳公開活動と、図書館におけるWikipediaタウンの現状:Asturio Cantabrio氏(ウィキペディアン)

・英日翻訳活動の実際と、研究者・学生向けの記事執筆方法の解説:北村紗衣氏(武蔵大学准教授)

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