HathiTrust

米・TRAILがHathiTrustに登録した米国連邦政府のテクニカルリポートが3万9千冊を超える

2016年3月23日付けの北米研究図書館センター(CRL)のニュースによると、米国連邦政府のテクニカルリポートを電子化してオンラインで公開している“Technical Reports and Archive Image Libary”(TRAIL)によって、HathiTrustに登録されたテクニカルリポートが、2016年2月末現在で、3万9千冊を超えたとのことです。

TRAILのデジタル化コンテンツは、ノーステキサス大学(UNT)電子図書館とHathiTrsutに登録されており、両者に登録されている資料は、TRAILの検索インターフェイスから利用することができます。

UNT電子図書館にも1万8千冊以上のテクニカルリポートが登録されています。

TRAIL Digitized Content Continues to Grow(CRL,2016/3/23)
http://www.crl.edu/news/trail-digitized-content-continues-grow

TRAILの検索画面
http://www.technicalreports.org/trail/search/

参考:
米国の政府機関のテクニカルリポートをオンラインで公開しているTRAILのノーステキサス大学電子図書館で保存しているコンテンツが100万ページを超える

E1775 - 「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」<報告>

 2016年1月25日,東京大学の伊藤国際学術研究センターで,国際シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」が開催された。HathiTrustは,米国を中心に100以上の大学図書館が参加するリポジトリである。Google によるスキャンデータを含む1,380万冊以上のデジタル化資料を集積し,そのうち540万件ほどはパブリックドメインという,世界でも有数の大規模図書館連合リポジトリとして日本でも関係者筋では注目を集める存在である。2012年12月には,国立国会図書館(NDL)でもHathiTrustに関するシンポジウムが開催されている。

【イベント】国際シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」(1/25・東京)

2016年1月25日、東京大学本郷キャンパス伊藤国際学術ホールにて、国際シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」が開催されるとのことです。

本シンポジウムは、デジタルリポジトリ分野で世界の先端をゆくHathiTrustのResearch Center(HTRC)の共同所長 J. Stephen Downieイリノイ大学教授による基調報告に加え、日本の諸事業(国立国会図書館「デジタルコレクション」、国文学研究資料館「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」、SAT大蔵経データベース事業、東京大学附属図書館における研究教育への活用)を紹介し、日本におけるデジタルアーカイブの可能性と将来像を探るものとのことです。

事前参加申込みが必要です。また、同時通訳サービスも行われるとのことです。

国際シンポジウム開催告知 (第一報) 「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」(東京大学大学院人文社会系研究科次世代人文学開発センター創成部門人文情報学拠点)
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/DHI/index.php?sympo2015_1

シンポジウム「HathiTrustとデジタルアーカイブの未来」参加申込みフォーム
http://www2.dhii.jp/dhsympo/contact.html

E1699 - 米国著作権局による孤児著作物と大規模デジタル化の報告書

 2015年6月4日に米国議会図書館内に置かれている米国著作権局(以下著作権局)が“Orphan Works and Mass Digitization: A Report of the Register of Copyrights”(以下報告書)を公開した。この報告書において著作権局は,孤児著作物と大規模デジタル化について,著作権者調査や交渉のための情報が不足していることや,著作権者と利用者の間で交渉が必要になった場合の手続きが非効率的であるといった課題があると指摘している。これらの問題に対処することで,過去の作品を利用可能とし,新たな創造や学習への活用といった機会を広く提供することができるとしている。著作権局は過去にもパブリックコメントの募集や孤児著作物,大規模デジタル化を対象とした報告書の公表,ラウンドテーブルの開催等を通じて,孤児著作物及び大規模デジタル化に関する問題点を取り上げてきた。今回の報告書はこれらの内容を引き継ぐものとなっている。

HathiTrust、パブリックドメイン及びオープンアクセスの登録件数500万件を達成

2015年4月10日、HathiTrustが2015年3月の活動報告をウェブに掲載しました。

活動報告では、2015年3月にHathiTrustにおけるパブリックドメインとオープンアクセスの登録件数が合計で500万件を超えたこと等が報告されています。

Update on March 2015 Activities (HathiTrust,2015/4/10)
http://www.hathitrust.org/updates_march2015

HathiTrust、2014年の年次活動報告をウェブに掲載

2015年2月2日、HathiTrustが2014年の年次活動報告をウェブに掲載しています。米国作家協会(Authors Guild)との連邦第二巡回区控訴裁判所の差戻し裁判に合意がなされたこと、事務局長の変更等が紹介されています。また、新たに13機関と連携し、連携機関は103機関となったとのことです。2,121,955件を新規にリポジトリに登録し、そのうち1,327,126件はパブリックドメインであったとのことです。

2014 Year in Review(HathiTrust, 2015/2/2)
http://www.hathitrust.org/updates_review2014

SPECIAL EDITION - 2014 Year in Review(HathiTrust, 2015/2/2)
http://www.hathitrust.org/documents/hathitrust-updates-review2014.pdf

参考:
HathiTrust訴訟、合意がなされる
Posted 2015年1月14日
http://current.ndl.go.jp/node/27786

慶應義塾大学の蔵書のデジタル化データがHathiTrustに登載
Posted 2014年4月24日

HathiTrust訴訟、合意がなされる

米国作家協会(Authors Guild)等がHathiTrustとこれに参加していた5つの大学図書館に対して起こしていた著作権侵害の訴訟において、訴訟の争点である3つのサービスのうちの1つ、『参加図書館が一定の図書等(所蔵図書等,喪失・盗難等された図書等,代替物の購入が公正な価格では困難な図書等)について作成したデジタル複製物の利用者への提供』について、2015年1月6日、ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所は、米国作家協会側と HathiTrust側の訴訟代理人により、訴訟上の合意がなされたとの決定をしました。この決定は、連邦第二巡回区控訴裁判所から同地方裁判所への差戻し裁判によるものです。合意の内容は、図書館が本件サービスにより無料で利用するケース、運用について、HathiTrust側が5年以内に速やかに、米国作家協会側に告知するというものです。

Statement on the Resolution of Authors Guild v HathiTrust(HathiTrust, 2015/1/8)
http://www.hathitrust.org/resolution_authors_guild_hathitrust

D-Lib Magazineの2014年9・10月号が図書館におけるリポジトリの特集

オープンアクセス誌“D-Lib Magazine”の2014年9・10月号が刊行されています。今号は、図書館におけるリポジトリの特集となっており、リポジトリの構築と管理、教員による利用の促進、Linked Open Dataとしての公開、著作権の状況の確認、保存に適したフォーマットの仕様などについて取り上げているようです。

The HZSK Repository: Implementation, Features, and Use Cases of a Repository for Spoken Language Corpora
Article by Daniel Jettka and Daniel Stein, Universität Hamburg, Germany

Exposing Data From an Open Access Repository for Economics As Linked Data
Article by Atif Latif, Timo Borst and Klaus Tochtermann, ZBW — German National Library of Economics

E1586 - HathiTrust訴訟,第二審でフェアユースが一部認められる

 米国作家協会(Authors Guild),オーストラリア,カナダ等の著作権団体などが, HathiTrust(CA1760参照)と,これに参加していた大学図書館5館(コーネル大学,ミシガン大学,カリフォルニア大学,ウィスコンシン大学,インディアナ大学)に対して起こしていた著作権侵害訴訟で,ニューヨークにある連邦第二巡回区控訴裁判所が2014年6月10日に,判決を出した。同裁判所は,HathiTrustにおける著作物の利用の一部について,米国著作権法の第107条に規定されるフェアユース(Fair Use)に当たり,著作権団体側による著作権侵害の主張を否定する等の判断をした。...

Library Copyright Alliance(LCA)、HathiTrust訴訟の判決の図書館への影響について分析を発表

2014年7月11日、米国図書館協会(ALA)、北米研究図書館協会(ARL)、大学・研究図書館協会(ACRL)から構成される“Library Copyright Alliance”(LCA)が、2014年6月10日に下されたHathiTrust訴訟の判決の、図書館にとっての意味を分析した“What Does the HathiTrust Decision Mean for Libraries?”を発表しました。

このペーパーでは、この判決が、大規模デジタル化とストレージ、著作物へのアクセス、その他のアクセス方法への示唆、関係者団体の立場などといった観点から、図書館にとって示唆される意味を分析しているとのことです。

WHAT DOES THE HATHITRUST DECISION MEAN FOR LIBRARIES?(LCA, 2014/7/7)
http://www.librarycopyrightalliance.org/bm~doc/article-hathitrust-analysis-7jul2014.pdf

Authors Guild v. HathiTrust: Implications for Libraries(ARL, 2014/7/11)

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