音楽資料

Internet Archive(IA)、米・ボストン公共図書館(BPL)から移管されたSPレコードの音源をデジタル化して公開

2019年3月29日、Internet Archive(IA)が、米・ボストン公共図書館(BPL)からデジタル化及び物理媒体の保存のために移管されたSPレコード(78rpm)5万点を超す音源をデジタル化して公開したと発表しました。

作業期間は18か月で、Internet ArchiveによるSPレコードのデジタル化プロジェクト“Great 78 Project”の中での最大のコレクションとなりました。

デジタル化とあわせて、ボランティアにより、手動及びアルゴリズムを用いて、出版されたディスコグラフィー(目録)との紐付け作業が実施されており、80%以上の音源が、その当時のレビュー情報を保持しているかもしくはリンクがなされています。また、250作品については、米・コネチカットカレッジの楽譜のデジタルコレクションを基に、その曲の楽譜が併せて表示されます。

ジャマイカ国立図書館での「デジタルレゲエフィルムアーカイブ」の作成準備の開始が発表される

ジャマイカの文化・ジェンダー・娯楽・スポーツ担当大臣(Minister of Culture, Gender, Entertainment and Sport)が、2019年2月15日に開催されたレゲエ映画のイベントにおいて、ジャマイカ国立図書館において、データベース「デジタルレゲエフィルムアーカイブ(Digital Reggae Film Archive)」の作成準備を開始することを発表しています。

映像面においてレゲエがあまり言及されない原因として、多くの映像が世界中のアーカイブや私的コレクションとして散在しているため、アクセスが困難かつ費用がかかることを指摘し、音楽自体や作曲家を適切に評価・理解するためにも、音楽と同様映像も記録化し保存する必要があるとして作成されるものです。

データベース作成のため、2008年から2013年に開催されたレゲエ映画祭で集められた200本以上の映画が、同映画祭の主催者から寄付されることも発表されています。

【イベント】トーハン図書館ブックフェア―2018特別セミナー/国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部第65回例会「新しい日本目録規則 ( 新NCR2018 ) から見えてくる未来」(11/17・東京)

2018年11月17日、東京都新宿区の株式会社トーハン本社において、トーハン図書館ブックフェア―2018特別セミナー兼国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部の第65回例会「「新しい日本目録規則 ( 新NCR2018 ) から見えてくる未来」が開催されます。

同セミナーでは近・現代の目録理論の変遷と背景について踏まえた上で、NCR2018の概要と音楽関係部分の解説、NCR2018を適用すると国立国会図書館(NDL)の音楽資料の目録はどう変わるのかの予想、NCR2018と互換性のある、RDAに準拠した音楽資料・資源の目録事例の解説、といったトピックが扱われるとのことです。なお、同テーマについては関連する事項が多いため、内容を2度に分けて開催予定で、今回はそのうち1回目にあたるとのことです。

イベント告知チラシ(PDF)
http://www.iaml.jp/20181117TohanIAML65.pdf

英国放送協会(BBC)、クラシック音楽の過去の映像や録音のオンデマンドでの公開を計画

英国放送協会(BBC)が、クラシック音楽に関する過去の映像や録音をBBC iPlayerやBBC Sounds appを通じて公開する計画である事を発表しました。

BBCによる英国のクラシック音楽の100年を振り返る1年間のプロジェクト“Our Classical Century”の一環として公開されるものです。

BBC 'to make classical music archive available'(BBC,2018/10/7)
https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-45761820

カナダ国立図書館・文書館(LAC)、子ども向けSPレコードのレコードレーベル画像をFlickrで公開

2018年10月2日、カナダ国立図書館・文書館(LAC)が、1918年から1962年にかけて作成された子ども向けSPレコードのレコードレベル画像をFlickrで公開したと発表しています。

英語やフランス語による童謡や著明な曲のレコードレーベルに加え、人形メーカーの販売促進のために作成されたレコードレーベル画像なども含まれています。

Images of Recordings for Children: 78rpm discs, 1918-1962 now on Flickr(LAC,2018/10/2)
https://thediscoverblog.com/2018/10/02/images-of-recordings-for-children-78rpm-discs-1918-1962-now-on-flickr/

米・アップルトン公共図書、ローカルミュージックを配信する“FlipSide”の実施を発表:オープンソースの配信プラットフォームを採用

2018年10月1日、米・ウィスコンシン州のアップルトン公共図書館が、地元のミュージシャンの楽曲を配信するサービスFlipSideの開始を発表しました。

Rabble社が開発したオープンソースの配信プラットフォーム“MUSICat Chorus”を初めて採用して実施するものです。“MUSICat Chorus”は、既に同社のMUSICatサービスを導入してローカルミュージックを配信している公共図書館と共同で開発したもので、人口15万人以下の図書館での実施に適合するものとして作成されました。

同館では、同市及び周辺地域に過去や現在にゆかりがあり、オリジナルの音楽作品のあるミュージャンに対して、10月31日まで楽曲の提供を呼びかけています。

提供された楽曲は11月にキュレーターにより選定され、12月からウェブサイトで公開されます。

A Library of Local Music(Appleton Public Library,2018/10/1)
http://www.apl.org/content/library-local-music

米・スタンフォード大学図書館、ピアノ編曲の楽譜をデジタル化し、ポータルサイトSearchWorksで公開

2018年8月29日、米・スタンフォード大学図書館の音楽図書館が、楽譜電子化のパイロットプロジェクトの最初のコレクションとして、140点のピアノ編曲の楽譜を、同館の検索ポータルサイトSearchWorksで公開しました。電子化された楽譜はパブリックドメインのものです。

同プロジェクトでは、大規模デジタル化プロジェクト用のオープンソースソフトウェアのGoobiで作成した画像を、同大学のリポジトリStanford Digital Repositoryの管理システムArgoを用いてメタデータと紐づけています。

Scanning project makes piano works available(Standord Libraries,2018/8/29)
http://library.stanford.edu/blogs/stanford-libraries-blog/2018/08/scanning-project-makes-piano-works-available

国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部が公式Facebookページを開設

国際音楽資料情報協会(IAML)の日本支部が、2018年6月27日付けで公式Facebookページを開設していました。

IAMLは1951年に、音楽資料の取り扱いに関する情報交換と所在目録作成事業などを行う国際機関として発足した団体です。日本支部は1979年に設立されています。今回のFacebookページ開設は、2018年6月16日の日本支部総会での承認を得て行われたものとのことです。

国際音楽資料情報協会(IAML)日本支部(Facebookページ)
https://www.facebook.com/IAMLJapan/

参考:
デジタル時代における音楽図書館と著作権-IAMLオランダ大会基調講演の資料
Posted 2009年7月8日
http://current.ndl.go.jp/node/13548

米国議会図書館(LC)、作曲家・指揮者のレナード・バーンスタインの手稿譜等関連資料約3,700点をデジタル化しオンラインで公開:コンサート・展示会・映画上映会など関連イベントも開催

2018年4月10日、米国議会図書館(LC)は、作曲家で指揮者のレナード・バーンスタインの生誕100周年を記念して、同館所蔵のバーンスタインコレクション40万点に含まれる同氏の手稿譜、スクラップブック、写真、書簡、音声記録など約3,700点をデジタル化してオンラインで公開したと発表しています。

公開された資料には、「ロミオとジュリエット」と題された初期の粗筋を含むミュージカル「ウエストサイドストーリー」の素案・粗筋・ノートや同作品のオーディション時のノート、ミュージカル「キャンディード」の楽曲の譜面等が含まれます。

LCでは、関連して、5月12日から19日に開催される春の催しにおいて、同氏のミュージカルやオペラ作品から抜粋した楽曲を聴く夕べや、貴重な資料の展示、同氏が作曲を担当した映画「波止場」の上映会を開催します。

Library Launches Leonard Bernstein Centennial Celebration with Thousands of Bernstein Items Online (LC,2018/4/10)
https://loc.gov/item/prn-18-038/

和歌山県、「南葵音楽文庫」の情報発信等を目的とした県民参加型の音楽祭「きのくに音楽祭」を開催へ

和歌山県が、来年2019年10月4日から10月6日にかけて、和歌山県立図書館メディア・アート・ホールを主会場に、和歌山県立図書館及び実行委員会主催の県民参加型の音楽祭「きのくに音楽祭」を開催すると発表しています。

普段音楽に触れる機会が少ない住民や子どもが気軽に参加できることや、「邦楽」「洋楽」ともに触れられる機会を設けることが目指されているほか、和歌山県立図書館に寄託された「南葵音楽文庫」の情報発信も開催目的とされており、「南葵音楽文庫」に関連するコンサートも予定されています。

「きのくに音楽祭」の開催について(わかやま県政ニュース,2018/3/19)
http://wave.pref.wakayama.lg.jp/news/kensei/shiryo.php?sid=26983

ページ