Linked Data

国際図書館連盟(IFLA)標準委員会(Committee on Standards)、IFLAの定めた各種標準のリンクトデータへのアクセスが可能なウェブサイト“IFLA Namespaces”を公開

2020年7月7日、国際図書館連盟(IFLA)の標準委員会(Committee on Standards)とリンクトデータ技術小委員会(LIDATEC)が、“IFLA Namespaces”を公開しました。

IFLAの定めた各種標準のリンクトデータへのアクセスが可能なウェブサイトで、現在 、FRBR Vocabularies、ISBD Vocabularies、UNIMARC Vocabularies、MulDiCatが公開されています。

今後、Library Reference Model(LRM)の掲載が予定されています。

IFLA Namespaces launched(IFLA,2020/7/7)
https://www.ifla.org/node/93182

IFLA Namespaces
https://www.iflastandards.info/

Latin American Digital Initiatives(LADI)リポジトリのリニューアル版が利用可能に:ラテンアメリカ7機関のアーカイブコレクションから6万点以上の画像を提供

2020年6月8日、米国のテキサス大学図書館は、ラテンアメリカ7機関のアーカイブコレクションから6万点以上の画像を提供するLatin American Digital Initiatives(LADI)リポジトリのリニューアル版が利用可能になったことを発表しました。

LADIリポジトリは人権問題・少数コミュニティの記録に特に重点を置いて、ラテンアメリカの提携機関のネットワークからユニークなアーカイブ資料を保存し、デジタルアクセスを提供する共同プロジェクトです。LADIリポジトリのリニューアルは、2018年から2019年にアンドリュー W.メロン財団の支援の下、ラテンアメリカ研究に関する同大学オースティン校の学際プログラム“Teresa Lozano Long Institute of Latin American Studies(LLILAS)”と同校の主要図書館の一つであるベンソン・ラテンアメリカコレクションの提携による“LLILAS Benson Digital Initiatives”、及びテキサス大学図書館のソフトウェア開発チームによって実施されました。

オープン化された引用データのデータセットCOCIの提供するデータ件数が7億件を突破

2020年5月13日、セマンティックウェブ技術の活用によるオープンな書誌データ・引用データ公開を通してオープンスカラシップの推進に取り組む非営利団体OpenCitationsは、“COCI, the OpenCitations Index of Crossref open DOI-to-DOI citations”(COCI)の提供するオープン化された引用データの件数が7億件を突破したことを発表しました。

COCIは、OpenCitationsが提供するRDF形式のデータセットで、Crossref DOIをもつ引用元文献と何らかのDOIをもつ引用先文献との間の引用関係について、オープン化されたデータを公開しています。2020年5月12日に、2020年4月に取得したCrossrefのダンプデータに基づく4,700万件のデータ拡張がなされたことにより、COCIは5,800万件以上の文献間の引用関係として7億2,000万件以上のオープン化された引用データを提供するようになっています。

EBSCO社、Linked DataインフラストラクチャのプロバイダZepheira社を買収

2020年2月27日、EBSCO社は、Zepheira社を同社が買収することで合意に達したことを発表しました。

Zepheira社は図書館・文書館・博物館の接続を使命とするLinked Dataインフラストラクチャのプロバイダです。同社の開発チームはWorld Wide Web Consortium(W3C)やDCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)、MARCに代わる書誌フレームワークBIBFRAMEのLinked Data化等に携わっています。EBSCO社は、Zepheira社のLinked Dataに関する技術により、図書館のデータがGoogleの提供するナレッジパネル等で参照されることが可能となり、新たな利用者の集客・図書館の提供コンテンツ範囲の拡大・よりリッチで関連性のある情報提供等の実現につながる、としています。

この提携にはEBSCO社が提供するOPACと連携した読書案内サービス“NoveList Select”のデータ強化も含まれており、同サービスの利用者へ新たなデータのアクセスポイントを提供することも併せて発表されています。

「DCMIメタデータ語彙」で定められたメタデータ記述のプロパティとクラスに関するISO規格(ISO 15836-2:2019)が発行

2020年1月16日、DCMI(ダブリンコアメタデータイニシアチブ)は、「DCMIメタデータ語彙(DCMI Metadata Terms)」で定められたメタデータ記述のプロパティとクラスに関するISO規格(ISO 15836-2:2019)が発行されたことを発表しました。

1990年代後半に設計されたオリジナルの15項目で構成される「ダブリンコアメタデータ基本記述要素集合(DCMES)」は2003年に初めてISO規格(ISO 15836)となり、更新されたISO 15836 Part 1(ISO 15836-1:2017)が現在も利用可能になっています。ISO 15836 Part 2として設計された今回の規格は、ダブリンコアに基づく記述の精度と表現力を向上できるように、オリジナルの15項目を拡張した40のプロパティと20のクラスで構成されています。また、各語彙をLinked Open Data(LOD)形式で参照できるようにプロパティとクラスがURIで識別可能になっています。

OCLC、ウェブ上の学術資料の発見可能性を高めることを目的とした“Entity Management Infrastructure”構築のための助成金を獲得:他機関の典拠ファイルや語彙へのリンクを集約

2020年1月9日、OCLCは、アンドリュー W.メロン財団から、“Entity Management Infrastructure”を開発するための助成金を獲得したと発表しています。開発費用の半額にあたり、残りはOCLCが支出します。助成期間は2021年12月までの2年間です。

“Entity Management Infrastructure”は、図書館及び学術コミュニティにおけるLinked Data管理の取組を支援するためのプロジェクトで、ウェブ上の学術資料の繋がりを促進し、発見しやすくする事を目的としています。

永続的で一元的な基盤として、信頼でき、容易にアクセス可能な著作と個人名の実体の記述を公開するもので、他機関の語彙や典拠ファイルへのリンクを集約させます。

この他、図書館員が記述を編集するための手段を提供するほか、Linked Dataによるメタデータのワークフローを実装する図書館を支援するためのAPIの提供も予定されています。

国際連合(UN)ダグ・ハマーショルド図書館、Linked Data提供プラットフォームを立ち上げ

2019年12月17日、国際連合(UN)のダグ・ハマーショルド図書館は、Linked Data提供プラットフォームを立ち上げたことを発表しました。

同館が提供する立ち上げられたプラットフォーム上では、「UNBISシソーラス」と「SDGs識別子分類表」の2種類のデータがLinked Data形式で利用することが可能になっています。

「UNBISシソーラス」は、国連のプログラム・基金等により公開された成果物の記述に使用される統制語彙のデータベースです。オンライン版は2001年に立ち上げられていましたが、新プラットフォームでは6種類の国連公式言語に対応するなどインターフェースの改良が行われています。「UNBISシソーラス」は新しい話題が国連のアジェンダに導入されると発展し変化しますが、統制語彙によって用語の変化があっても、同一概念に関する資料を一貫して特定することで、主題からの検索を可能にしています。

E2212 - ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2019)

2019年9月23日から26日にかけて,韓国ソウル特別市の韓国国立中央図書館(NLK)において「2019年ダブリンコアとメタデータの応用に関する国際会議(DC-2019)」(E2074ほか参照)が開催された。韓国での開催は2009年から10年ぶりとなる。

OCLC Research、Wikibaseのプラットフォーム上でLinked data化された情報資源記述を行う試験プロジェクト“Project Passage”の最終報告書を公開

2019年8月5日、OCLC ResearchはWikibaseのプラットフォーム上でLinked data化された情報資源記述を行う試験プロジェクトとして実施していた“Project Passage”の最終報告書として“Creating Library Linked Data with Wikibase: Lessons Learned from Project Passage”を公開しました。

E2127 - 韓国国立中央図書館のLinked Open Data:国家書誌LOD

韓国国立中央図書館(NLK)は韓国の全国書誌作成機関として,2013年から全国書誌データをLinked Open Data(LOD)で提供している。なお,韓国では全国書誌を「国家書誌」というため,本稿でもそれにならう。2019年1月10日,それまでのウェブサイトを刷新した新たな国家書誌LOD提供サイトが公開された。本稿では,今回新規に追加された機能だけでなく既存機能も含めて,国家書誌LODの概要を紹介する。

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