Jisc

電子書籍のプラットフォームのアクセシビリティ調査の結果が公開

英国JISCの一部門であるJISC TechDis等が参加するAccessibility Action Groupが、電子書籍のプロバイダ7社(ACLS Humanities E-Book、Gale/Cengage、EBL (ebrary)、EBSCO、Elsevier、Emerald Insight、Ingram)を対象に、2013年の秋に電子書籍のプラットフォームのアクセシビリティ調査を行い、その結果を2014年9月22日にJISC TechDisのウェブサイトで公開しました。

調査は、以下の3つの観点で行われたとのことです。
・見た目や視覚的な要素(最大のフォントサイズ、拡大時のリフロー、色やコントラストの調整、代替テキスト機能)
・ナビゲーションと情報(キーボードのみでの操作、ナビゲーションのオプション、英語のシンプルなアクセシビリティガイド)
・検査やディスカバリーのためのツール(テキスト音声変換対応、検査のための支援技術、入手可能なフォーマットやアクセシビリティのメタデータ)

Accessible ebook platforms – seven honest dealers (and a few non responders)(JISC TechDis, 2014/9/22)

JISC、継続教育用の学習コンテンツの開発提案を募集

JISCが、英国の継続教育分野の研修提供者を対象に、初心者向けのオンライン学習コンテンツの開発についての提案を募集しています。締切は2014年10月16日で、1件あたり5,000ポンドから30,000ポンド、トータルで40万ポンドの予算を用意しているようです。オープン教育リソース(OER)へのアクセスおよび利用の向上を目指すものであり、作成されたコンテンツは、OERのリポジトリJorumに収載されるとのことです。

職業分野としては、自動車技師、経営管理、建築、美容師など、様々な分野が対象として挙げられています。

Jisc announces ‘community opportunity’ for new online interactive resources(JISC, 2014/9/18)
http://www.jisc.ac.uk/news/jisc-announces-community-opportunity-for-new-online-interactive-resources-18-sep-2014

Invitation for project submissions for interactive learning resources

Jisc、英国学術機関のための共有データセンターの設立について発表

英国Jiscが、高等教育助成会議(HEFCE)による900,000ポンドの助成を受け、医療・学術向けの英国初の共有データセンターを設立することを発表しています。Jisc傘下で、英国の教育・研究機関向けのネットワークインフラの整備等を担当する組織であるJanetが、データセンターのプロバイダであるInfinity社と5年の包括協定を結んだとのことです。

共有データセンターの最初の提携機関はUniversity College London (UCL)、Kings College London等の6機関で、このコンソーシアムは今後拡大することが期待されています。

UK research secures new national data centre(Jisc, 2014/9/4)
http://www.jisc.ac.uk/news/uk-research-secures-new-national-data-centre-04-sep-2014

HEFCE funding for Jisc national data centre(HEFCE, 2014/9/4)
http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2014/news88127.html

英国ウェルカム図書館、19世紀の医学関連文献のデジタル化プロジェクトに新たに9機関が参加したことを発表

2014年7月29日、英国ウェルカム図書館がJISCと共同で行っている、19世紀に出版された医学関連の文献をデジタル化し"UK Medical Heritage Library (UK MHL)"に追加するプロジェクトに、新たに9機関が参加することが発表されました。約1500万ページの図書やパンフレットを2年かけてデジタル化し、総合的なオンラインライブラリーを作り、コンテンツをウェルカム図書館、Internet Archive、JISCなどの複数のプラットフォームから提供する予定とのことです

The UK Medical Heritage Library: uniting digitised collections (Wellcome Library, 2014/7/29)
http://blog.wellcomelibrary.org/2014/07/the-uk-medical-heritage-library-uniting-digitised-collections/

Wellcome Library and Jisc announce partners in 19th-century medical books digitisation project (Wellcome Trust, 2014/7/29)

JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)による、デジタル化資料をより見つけやすくするための提案が公開

JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)による、デジタル化資料をより見つけやすくするための解決案を提案するレポート“Improving discoverability of digitised collections: above-campus and national solutions”が公開されていました。2014年6月3日付のJISCのブログで、このレポートの背景が紹介されています。

JISC、RLUK、SCONULは2013年6月から2014年1月までの期間で、共同プロジェクト“Spotlight on the digital”を行い、高等教育機関において、デジタル化資料をより発見しやすくするための現実的な解決策を機関レベル、国家レベルで検討してきたとのことです。

レポートでは、解決策として、「機関としての能力開発」、「情報集約の役割」、「技術展望についての検討グループ」、「信頼できる参照サービス(URL等)」、「再利用可能なソフトウェアツール」、「戦略的なコンテンツのプロモーション」、「オープンな使用許諾」という、7つの項目が提案されているようです。

JISC等、英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトのHPを公開

2014年5月6日、JISCとAssociation of Research Managers and Administrators(ARMA)による研究者に識別子を与えるORCID試行プロジェクトのHPが公開されたようです。

この試行プロジェクトは、英国の高等教育機関におけるORCID採用について、事例を検討し、ガイダンスや提言を共有することで、ORCID採用のコストと利点を明確にし、最も効果的なORCIDの適用方法を検討するものとのことです。2014年5月から、2015年1月までの期間で実施されるとの事です。

プロジェクトの成果としては、英国の高等教育機関におけるORCIDの適用やワークフローの事例、試行結果のまとめと将来的な実践に向けての提言を含んだ事例報告レポート、高等教育機関がORCIDのIDを適用するための、良い事例や知識、手引きなどの情報等が予定されているとのことです。

About the Project(Jisc-ARMA ORCID pilot project, 2014/5/6付)
http://orcidpilot.jiscinvolve.org/wp/

HEI based projects(Jisc-ARMA ORCID pilot project)

英国JISCがAlexander Street Press社との間に” evidence-based acquisition”契約を締結 33,000の映像タイトルを提供開始

2014年4月16日、英JISCとAlexander Street Press社の間で、Alexander Street Pressが有する33,000タイトル以上の教育・学術的な映像コンテンツに英国の大学等が一定期間自由にアクセスできるようにする契約が結ばれたことが発表されました。

この契約はAlexander Street Pressの”evidence-based acquisition (EBA)”モデルによるもので、各大学の構成員は今後1年間、同社の提供する全映像コンテンツにアクセスすることができます。期間終了後は、同社から各大学に詳細な利用統計が提供され、各大学は自身の利用者にもっとも使われていたタイトルを選んで購入することが可能になる、とのことです。

Unlimited access to 33,000 video resources now available to UK educators(JISC、2014/4/16付け)
http://www.jisc.ac.uk/news/unlimited-access-to-33000-video-resources-now-available-to-uk-educators-16-apr-2014

英国の3機関の研究データ共有についての価値や影響を調査したレポートが公開

2014年4月2日、Neil Beagrie氏らによる研究データ共有についての価値や影響を調査したレポート“The Value and Impact of Data Sharing and Curation”が公開されました。このレポートは、英国の研究データセンターとして実績を持つ機関であり、社会科学、人文学、環境科学といったそれぞれの学問分野を主な対象とする、the Economic and Social Data Service (ESDS)、the Archaeology Data Service (ADS) 、the British Atmospheric Data Centre (BADC)の3つの機関における研究データの収集方法、研究データの共有とキュレーションの価値、影響についての評価をまとめ、提言を行ったものとのことです。

The value and impact of data sharing and curation - synthesis of three recent UK studies.(JISC, 2014/4/2付)
http://www.jisc.ac.uk/publications/reports/2014/data-sharing-and-curation.aspx

英国ウェルカム図書館、19世紀の医学関連文献25,000点のデジタル化を計画

2014年3月25日、英国ウェルカム図書館は、JISCの協力を得て、3年計画で、19世紀に出版された薬学関係の文献約25,000点(約1千万ページ)のデジタル化を行う予定であると発表しています。このプロジェクトには英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)からも協力を得るとのことです。

ウェルカム図書館は19世紀に出版された同館の蔵書のデジタル化を進めており、それに加えて、JISCが英国の大学で所蔵されているコレクションのデジタル化を支援することで、医学史や関連領域の広範囲にわたるコレクションの構築を予定しているとのことです。ウェルカム図書館は、大学に所属しない研究図書館もこのプロジェクトに参加できるよう支援を行うとのことです。コンテンツはオープンアクセスで、ウェルカム図書館、Internet Archive、JISCなどの複数のプラットフォームから提供する予定とのことです。

ウェルカム図書館のSimon Chaplin館長によると、米国の図書館を中心とし、5万点のデジタル化資料を提供している"Medical Heritage Library"の成功に基づき、このデータベースに2020年までに5千ページのデジタル化資料の追加を予定しているということです。今回の取り組みはその一環という位置づけのようです。

Wikipediaを教育の中で活用する10の方法(記事紹介)

英JISCが発行するウェブマガジン“JISC inform”の39号(2014年春号)に、「教育者がWikipediaを活用する10の方法」と題した記事が掲載されています。執筆者はJISCのWikimedia ambassadorであるMartin Poulter氏です。

記事の中では、Wikipediaを教育の中で活用する10の方法として、以下が紹介されています。

1. 批判的読みを身につけるために、ディスカッションやレビューの閲覧を促す
2. 授業の中でWikipediaの編集方針について議論する機会を持つ
3. 英語版以外の記事も見る
4. 編集履歴を見る
5. Wikisource、Wikibooks、Wikidataなど相互リンクしているWikipedia以外の資料も見る
6. “Create a book”機能を使ってカスタマイズした電子書籍を作ってみる
7. 書き換えてみる
8. Wikimedia Commonsを通じてコンテンツを共有し、Wikipediaの改善につなげる
9. コミュニティに助けを求めてみる
10. コンテンツを再利用してみる

Ten ways educators can use Wikipedia(JISC Inform Issue 39, Spring 2014)

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