Jisc

RIOXX 2.0とOpenAIREメタデータ仕様とのマッピングが公開される

英Jiscの研究・教育に関するオンラインサービス部門であるEDINAが、同部門が手掛けるリポジトリ向けメタデータ仕様RIOXX 2.0と、OpenAIREのメタデータ仕様第3版(OpenAIRE 3.0)との対応関係のマッピングを公開しました。

RIOXX 2.0は英国研究会議(RCUK)と高等教育助成会議(HEFCE)のオープンアクセス(OA)方針の要求に従ったリポジトリ向けのメタデータ仕様、OpenAIRE 3.0はEUの助成研究の成果に関するOA推進プロジェクトであるOpenAIREがリポジトリ向けに定めたメタデータ仕様です。対象とする領域が重なることから、今回RIOXX 2.0の担当チームがOpenAIREの技術者と協働し、RIOXX 2.0の各語彙とOpenAIRE 3.0における語彙との対応関係や、メタデータの各項目が必須のものかどうか等の運用についてまとめた表を作成したとのことです。

Compatibility with OpenAIRE(RIOXX、2015/9/10付け)
http://rioxx.net/2015/09/10/compatibility-with-openaire/

Crosswalk from RIOXX 2.0 to OpenAIRE 3.0

英Jisc、RIOXXに対応するためのEPrints向けプラグイン、DSpace向けパッチを公開

2015年7月30日付けの英Jiscブログ” Jisc Scholarly Communications”記事で、機関リポジトリソフトウェアEPrintsとDSpace向けに、研究助成機関が要求するAPI仕様RIOXXに対応するためのプラグインとパッチが公開されたことが報じられています。

RIOXXは英国研究会議(RCUK)がその助成を受けた研究の成果をトラッキングできるようにすることを目的に、助成研究成果を収録する機関リポジトリに対して対応するよう要求しているAPI仕様です。今回公開されたEPrints向けのプラグインや、DSpace向けのパッチをインストールすることによって、それぞれのソフトウェアを使用している機関リポジトリはRIOXXに対応することができます。

Jiscではさらに英高等教育助成会議(HEFCE)と協力し、研究評価フレームワークREF2014の要求仕様に対応するためのプラグインも開発中であるとのことです。

Update on RIOXX plug-in and REF plug-in(Jisc Scholarly Communications、2015/7/30付け)

英Jisc等、英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトに基づくコストと利点の分析レポートを公開

英JiscとAssociation of Research Managers and Administrators(ARMA)が、2014年5月から2015年1月にかけて行っていた英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトに基づき、そのコストと利点を分析したレポート”Institutional ORCID Implementation and Cost-Benefit Analysis Report”を公開しています。

このレポートでは試行プロジェクトに参加した8機関等の関係者を対象に2014年9月に行ったインタビューと、2015年1月に実施したワークショップの成果に基づくものです。レポートは鍵となるステークホルダーの観点、試行プロジェクトからわかったことのまとめ、コストと利点の分析、という3部により構成されています。

試行プロジェクト参加機関の多くが、機関としてORCIDを使用することの利点について、大学経営層を説得するのは比較的たやすいものの、個々の研究者に理解してもらうのは難しい、としているとのことです。

Institutional ORCID Implementation and Cost-Benefit Analysis Report

Jiscがラーニングアナリティクスに関するレポートを2本公開

英国のJiscがLearning Analytics(ラーニングアナリティクス/学習解析)をテーマしたレポートを2本公開しています。2014年12月4日に公開された“Code of practice for learning analytics: A literature review of the ethical and legal issues”は、ラーニングアナリティクスの倫理的・法的課題についての文献レビューです。11月に公開された“Learning Analytics: the current state of play in UK higher and further education”では、英国の13の教育機関におけるラーニングアナリティクスの事例についてまとめられています。

Jisc releases report on ethical and legal challenges of learning analytics(Effective Learning Analytics 2014/12/4付け記事)
http://analytics.jiscinvolve.org/wp/2014/12/04/jisc-releases-report-on-ethical-and-legal-challenges-of-learning-analytics/

JISC、研究データ管理に関する課題解決のためのプロジェクト“Research data spring”を立ち上げ

2014年11月18日、JISCが研究データに関心のある個人や団体と共同で研究データ管理に関する課題を解決するためのプロジェクト“Research data spring”を立ち上げたと発表しています。このプロジェクトでは、研究者の作業を合理化し、データの利用や管理を改善するためのツール、ソフトウェア、サービスの開発を行うとのことです。

まずはオンライン・プラットフォーム“Ideascale”を通じて、課題解決のためのアイデアが募集され、アイデアの登録、投票、他の人のアイデアへのコメントが行われるとのことです。2015年1月12日を締切とし、その中からJISCが30のプロジェクトを選定し、2月にワークショップを開催し、最良のチームには、アイデアを発展させるための資金(5,000ポンドから20,000ポンド)が与えられるとのことです。さらにプロトタイプ作成とワークショップを経て、それぞれのアイデアには、プロジェクトを通じて12万ポンドまでの資金が与えられるとのことです。

「研究データの登録と共有ツール」「分野別のデータ作成と再利用」「研究データシステムの統合と相互運用性」「研究データ分析」「研究のための共有サービス」の5つの主要分野についてアイデアが求められているとのことです。

電子書籍のプラットフォームのアクセシビリティ調査の結果が公開

英国JISCの一部門であるJISC TechDis等が参加するAccessibility Action Groupが、電子書籍のプロバイダ7社(ACLS Humanities E-Book、Gale/Cengage、EBL (ebrary)、EBSCO、Elsevier、Emerald Insight、Ingram)を対象に、2013年の秋に電子書籍のプラットフォームのアクセシビリティ調査を行い、その結果を2014年9月22日にJISC TechDisのウェブサイトで公開しました。

調査は、以下の3つの観点で行われたとのことです。
・見た目や視覚的な要素(最大のフォントサイズ、拡大時のリフロー、色やコントラストの調整、代替テキスト機能)
・ナビゲーションと情報(キーボードのみでの操作、ナビゲーションのオプション、英語のシンプルなアクセシビリティガイド)
・検査やディスカバリーのためのツール(テキスト音声変換対応、検査のための支援技術、入手可能なフォーマットやアクセシビリティのメタデータ)

Accessible ebook platforms – seven honest dealers (and a few non responders)(JISC TechDis, 2014/9/22)

JISC、継続教育用の学習コンテンツの開発提案を募集

JISCが、英国の継続教育分野の研修提供者を対象に、初心者向けのオンライン学習コンテンツの開発についての提案を募集しています。締切は2014年10月16日で、1件あたり5,000ポンドから30,000ポンド、トータルで40万ポンドの予算を用意しているようです。オープン教育リソース(OER)へのアクセスおよび利用の向上を目指すものであり、作成されたコンテンツは、OERのリポジトリJorumに収載されるとのことです。

職業分野としては、自動車技師、経営管理、建築、美容師など、様々な分野が対象として挙げられています。

Jisc announces ‘community opportunity’ for new online interactive resources(JISC, 2014/9/18)
http://www.jisc.ac.uk/news/jisc-announces-community-opportunity-for-new-online-interactive-resources-18-sep-2014

Invitation for project submissions for interactive learning resources

Jisc、英国学術機関のための共有データセンターの設立について発表

英国Jiscが、高等教育助成会議(HEFCE)による900,000ポンドの助成を受け、医療・学術向けの英国初の共有データセンターを設立することを発表しています。Jisc傘下で、英国の教育・研究機関向けのネットワークインフラの整備等を担当する組織であるJanetが、データセンターのプロバイダであるInfinity社と5年の包括協定を結んだとのことです。

共有データセンターの最初の提携機関はUniversity College London (UCL)、Kings College London等の6機関で、このコンソーシアムは今後拡大することが期待されています。

UK research secures new national data centre(Jisc, 2014/9/4)
http://www.jisc.ac.uk/news/uk-research-secures-new-national-data-centre-04-sep-2014

HEFCE funding for Jisc national data centre(HEFCE, 2014/9/4)
http://www.hefce.ac.uk/news/newsarchive/2014/news88127.html

英国ウェルカム図書館、19世紀の医学関連文献のデジタル化プロジェクトに新たに9機関が参加したことを発表

2014年7月29日、英国ウェルカム図書館がJISCと共同で行っている、19世紀に出版された医学関連の文献をデジタル化し"UK Medical Heritage Library (UK MHL)"に追加するプロジェクトに、新たに9機関が参加することが発表されました。約1500万ページの図書やパンフレットを2年かけてデジタル化し、総合的なオンラインライブラリーを作り、コンテンツをウェルカム図書館、Internet Archive、JISCなどの複数のプラットフォームから提供する予定とのことです

The UK Medical Heritage Library: uniting digitised collections (Wellcome Library, 2014/7/29)
http://blog.wellcomelibrary.org/2014/07/the-uk-medical-heritage-library-uniting-digitised-collections/

Wellcome Library and Jisc announce partners in 19th-century medical books digitisation project (Wellcome Trust, 2014/7/29)

JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)による、デジタル化資料をより見つけやすくするための提案が公開

JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)、英国国立・大学図書館協会(SCONUL)による、デジタル化資料をより見つけやすくするための解決案を提案するレポート“Improving discoverability of digitised collections: above-campus and national solutions”が公開されていました。2014年6月3日付のJISCのブログで、このレポートの背景が紹介されています。

JISC、RLUK、SCONULは2013年6月から2014年1月までの期間で、共同プロジェクト“Spotlight on the digital”を行い、高等教育機関において、デジタル化資料をより発見しやすくするための現実的な解決策を機関レベル、国家レベルで検討してきたとのことです。

レポートでは、解決策として、「機関としての能力開発」、「情報集約の役割」、「技術展望についての検討グループ」、「信頼できる参照サービス(URL等)」、「再利用可能なソフトウェアツール」、「戦略的なコンテンツのプロモーション」、「オープンな使用許諾」という、7つの項目が提案されているようです。

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