Jisc

JISC等、英国高等教育機関におけるORCIDの試行プロジェクトのHPを公開

2014年5月6日、JISCとAssociation of Research Managers and Administrators(ARMA)による研究者に識別子を与えるORCID試行プロジェクトのHPが公開されたようです。

この試行プロジェクトは、英国の高等教育機関におけるORCID採用について、事例を検討し、ガイダンスや提言を共有することで、ORCID採用のコストと利点を明確にし、最も効果的なORCIDの適用方法を検討するものとのことです。2014年5月から、2015年1月までの期間で実施されるとの事です。

プロジェクトの成果としては、英国の高等教育機関におけるORCIDの適用やワークフローの事例、試行結果のまとめと将来的な実践に向けての提言を含んだ事例報告レポート、高等教育機関がORCIDのIDを適用するための、良い事例や知識、手引きなどの情報等が予定されているとのことです。

About the Project(Jisc-ARMA ORCID pilot project, 2014/5/6付)
http://orcidpilot.jiscinvolve.org/wp/

HEI based projects(Jisc-ARMA ORCID pilot project)

英国JISCがAlexander Street Press社との間に” evidence-based acquisition”契約を締結 33,000の映像タイトルを提供開始

2014年4月16日、英JISCとAlexander Street Press社の間で、Alexander Street Pressが有する33,000タイトル以上の教育・学術的な映像コンテンツに英国の大学等が一定期間自由にアクセスできるようにする契約が結ばれたことが発表されました。

この契約はAlexander Street Pressの”evidence-based acquisition (EBA)”モデルによるもので、各大学の構成員は今後1年間、同社の提供する全映像コンテンツにアクセスすることができます。期間終了後は、同社から各大学に詳細な利用統計が提供され、各大学は自身の利用者にもっとも使われていたタイトルを選んで購入することが可能になる、とのことです。

Unlimited access to 33,000 video resources now available to UK educators(JISC、2014/4/16付け)
http://www.jisc.ac.uk/news/unlimited-access-to-33000-video-resources-now-available-to-uk-educators-16-apr-2014

英国の3機関の研究データ共有についての価値や影響を調査したレポートが公開

2014年4月2日、Neil Beagrie氏らによる研究データ共有についての価値や影響を調査したレポート“The Value and Impact of Data Sharing and Curation”が公開されました。このレポートは、英国の研究データセンターとして実績を持つ機関であり、社会科学、人文学、環境科学といったそれぞれの学問分野を主な対象とする、the Economic and Social Data Service (ESDS)、the Archaeology Data Service (ADS) 、the British Atmospheric Data Centre (BADC)の3つの機関における研究データの収集方法、研究データの共有とキュレーションの価値、影響についての評価をまとめ、提言を行ったものとのことです。

The value and impact of data sharing and curation - synthesis of three recent UK studies.(JISC, 2014/4/2付)
http://www.jisc.ac.uk/publications/reports/2014/data-sharing-and-curation.aspx

英国ウェルカム図書館、19世紀の医学関連文献25,000点のデジタル化を計画

2014年3月25日、英国ウェルカム図書館は、JISCの協力を得て、3年計画で、19世紀に出版された薬学関係の文献約25,000点(約1千万ページ)のデジタル化を行う予定であると発表しています。このプロジェクトには英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)からも協力を得るとのことです。

ウェルカム図書館は19世紀に出版された同館の蔵書のデジタル化を進めており、それに加えて、JISCが英国の大学で所蔵されているコレクションのデジタル化を支援することで、医学史や関連領域の広範囲にわたるコレクションの構築を予定しているとのことです。ウェルカム図書館は、大学に所属しない研究図書館もこのプロジェクトに参加できるよう支援を行うとのことです。コンテンツはオープンアクセスで、ウェルカム図書館、Internet Archive、JISCなどの複数のプラットフォームから提供する予定とのことです。

ウェルカム図書館のSimon Chaplin館長によると、米国の図書館を中心とし、5万点のデジタル化資料を提供している"Medical Heritage Library"の成功に基づき、このデータベースに2020年までに5千ページのデジタル化資料の追加を予定しているということです。今回の取り組みはその一環という位置づけのようです。

Wikipediaを教育の中で活用する10の方法(記事紹介)

英JISCが発行するウェブマガジン“JISC inform”の39号(2014年春号)に、「教育者がWikipediaを活用する10の方法」と題した記事が掲載されています。執筆者はJISCのWikimedia ambassadorであるMartin Poulter氏です。

記事の中では、Wikipediaを教育の中で活用する10の方法として、以下が紹介されています。

1. 批判的読みを身につけるために、ディスカッションやレビューの閲覧を促す
2. 授業の中でWikipediaの編集方針について議論する機会を持つ
3. 英語版以外の記事も見る
4. 編集履歴を見る
5. Wikisource、Wikibooks、Wikidataなど相互リンクしているWikipedia以外の資料も見る
6. “Create a book”機能を使ってカスタマイズした電子書籍を作ってみる
7. 書き換えてみる
8. Wikimedia Commonsを通じてコンテンツを共有し、Wikipediaの改善につなげる
9. コミュニティに助けを求めてみる
10. コンテンツを再利用してみる

Ten ways educators can use Wikipedia(JISC Inform Issue 39, Spring 2014)

人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセスに関するカンファレンスの報告書が公開

2013年7月1日から2日にかけてロンドンの英国図書館(BL)にて開催された“Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference”のレポートが、2013年10月25日に公開されました。

このカンファレンスは、Jisc Collectionsと人文・社会科学分野の単行書のオープンアクセス(OA)を推進する欧州のコンソーシアムであるOAPENが共同で開催したものとのことです。

なお、レポートの他、動画やプレゼンテーションも公開されています。

Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference Report
https://www.jisc-collections.ac.uk/Reports/oabooksreport/

Open Access Monographs in the Humanities and Social Sciences Conference Report(PDF:35ページ)

SAGE社、英国JISCと共同し、オープンアクセス誌の論文出版加工料における大学図書館の役割についての会議報告書を公表

2013年9月26日、学術出版社のSAGE社が英国JISCと共同して、オープンアクセス誌(ゴールドOA)の論文出版加工料(APC)における大学図書館の役割についての会議報告書を公表しました。これは7月5日に開催された、10人の英国図書館員及びSAGE社とJISCの代表者たちによる会議記録とのことです。報告書には以下の内容等が含まれています。

・機関リポジトリの役割
・APCの配分
・APC管理の課題

What role will librarians play in implementing Article Processing Charges? (SAGE 2013/9/26)
http://www.sagepub.com/press/2013/september/SAGE_rolelibrariansplayapc.sp

Implementing Open Access APCs: the role of academic libraries. A report on a roundtable commissioned by SAGE in association with Jisc (PDF)
http://www.uk.sagepub.com/repository/binaries/pdf/apc.pdf

参考:

英JISC等、英国の研究者の研究行動を調査したレポートを刊行

米国のIthaka S+Rと英国JISC、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、英国の研究者の研究行動等を調査したレポート“Survey of Academics 2012”を刊行しました。レポートでは、研究活動における情報発見や学部学生への教育活動、研究テーマ選択の実態や成果発表のチャンネル、学会や大学図書館及びそのコレクションに対する考え方等を調査してます。

また、主な結果として以下が挙げられています。
・回答者3,498名のうち85%が大学図書館の所蔵資料や図書館の購読資料に頼っていると回答した一方で、49%の回答者が所蔵されていない学術雑誌をしばしば利用していると回答した。
・必要な文献が大学図書館ですぐに利用できない場合、回答者の90%がしばしばまたは時々オンラインでフリーで利用できる資料を探していると回答した。
・プロジェクトを開始する際、回答者の40%は、関連資料をインターネットで検索するところから始めると回答した。最初に図書館に足を運ぶと回答したのはわずか2%だった。

Ithaka S+R | Jisc | RLUK UK Survey of Academics 2012 (PDF)
http://repository.jisc.ac.uk/5209/1/UK_Survey_of_Academics_2012_FINAL.pdf

英JISC、Open Educational Resources(OER)ガイド集を公開

2013年3月27日、英国のJISCがOpen Educational Resources(OER)のリソースガイドを公開しました。OERの定義やOERのこれまでの経緯、OERの利活用の方法等の各種の情報がまとめられています。

A guide to open educational resources (JISC 2013/3/27付けの記事)
http://www.jisc.ac.uk/publications/programmerelated/2013/Openeducationalresources.aspx

書誌データのオープン化を目指す“Open Bibliography”プロジェクトの成果物まとめ(英国)

英国情報システム合同委員会(JISC)が支援している、書誌データのオープン化を目指す“Open Bibliography”プロジェクトのブログで、これまでのプロジェクト成果物がまとめられています。紹介されている主な成果は以下の通りです。

・書誌データのオープン化:ケンブリッジ大学図書館(18万件)、英国図書館(300万件)、国際結晶学連合(件数不明)、PubMed Central(1900万件)の書誌データをMARC21フォーマットやLinked Dataの形式で公開。
・書誌データのオープン化に関する原則“Principles on Open Bibliographic Data”の策定。
・書誌データの検索サービス“Bibliographica”のリリースと、そこで使用されているシステム“Open Biblio”のオープンソースでの公開。
・書誌データの可視化。
・論文“Open Bibliography for Science, Technology and Medicine”の執筆。

Final Product Post: Open Bibliography (Open bibliography and Open Bibliographic Data 2011/6/30付け記事)

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