図書館サービス

韓国・ソウル特別市、1枚の図書館カードで全国の図書館を利用できるサービスの対象館を拡大

2018年3月14日、韓国・ソウル特別市のソウル図書館が、1枚の図書館カードで全国の図書館での貸出しサービスを利用できる対象館を拡大したと発表しています。

韓国・文化体育観光部が実施する同サービスに、同市からは2017年時点で115館が参加していましたが、今回200館に拡大されます。

同サービスに登録すると、全国の参加館で15日間20冊の資料の貸出が可能です。

また、2018年、同市では、128の公共図書館と「小さな図書館」が同サービスを導入できるようシステム構築支援を実施することもあわせて発表しています。

報道によると同サービスには全国から1,000館が参加しているとのことです。

(석간) 서울시, “회원증 하나로 서울 200개 도서관 자유롭게 이용하세요”(서울도서관,2018/3/14)
http://spp.seoul.go.kr/main/news/news_report.jsp#view/252998/466

E2002 - 留学初年度の大学院生に必要な図書館の支援とは<文献紹介>

2008年に,日本政府が2020年を目途に30万人の留学生受入を目指す「留学生30万人計画」を策定して今年で10年を迎える。独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)による最新調査では,2017年5月現在の外国人留学生数は26万7,042人で,大学院留学生に限っても4万6,373人在籍し,策定時と比べ41.9%増加している。また,日本の高等教育機関への留学生の92%はアジア地域出身者が占めているという。増加する外国人留学生への大学図書館(以下,図書館)の対応状況だが,日本図書館協会(JLA)が2017年3月に刊行した報告書は,留学生を対象とした図書館のサービスの必要性は徐々に認識され他部局との連携が進みつつあるものの,具体的な実践や要望調査の積み重ねが不足していると指摘する(E1900参照)。

米ハンプシャー大学、学習・研究支援サービスを大学図書館に集約、学生の利用が倍増

米国マサチューセッツ州アマーストのリベラル・アーツ・カレッジ、ハンプシャー大学(Hampshire College)において、学習・研究支援サービスを大学図書館内に集約したところ、学生の利用が倍増したと報じられています。

同大学では2017年9月に図書館内のリノベーションを行い、新たに設置したスペースに、ライティングセンターのほか、Transformative Speakingプログラム(学生向けのコミュニケーションスキル向上支援プログラム)など、それまで学内に分散していた8つの学習・研究支援サービスを集約しました。その結果、特にTransformative Speakingプログラム等で学生の利用が大きく増加したとされています。

Hampshire College doubles student use of academic services by centralizing them in library(Library Technology Guides、2018/2/18付け)
https://librarytechnology.org/news/pr.pl?id=23243

図書館員向けの英会話アプリ「図書館英会話」がリリース

図書館員向けの英会話のアプリ「図書館英会話」が2018年1月30日にリリースされました。アプリは大学図書館での会話を想定したフレーズが収録されており、ネイティブによる本文音声を再生して聞き取りや発音の練習をすることができます。

収録内容は、名古屋大学附属図書館が発行した「大学図書館英会話集:名古屋大学中央図書館カウンターでの対応」に基づいています。丸善雄松堂が開発しており、アプリのダウンロードは有料で、現在iOS版がリリースされており、Android版も今後リリースを予定しています。

「図書館英会話」(AppStore)
https://itunes.apple.com/jp/app/%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E8%8B%B1%E4%...

E1986 - 市民が計画づくりに参画した瀬戸内市民図書館もみわ広場

2017年11月,先進的な活動を実践する図書館などを表彰する“Library of the Year(LoY)2017”の大賞とオーディエンス賞に,岡山県の瀬戸内市民図書館もみわ広場(以下,当館)が選ばれた。LoY(CA1669参照)は2006年,学識経験者らでつくるNPO法人「知的資源イニシアティブ」が創設したものである。12回目の開催となる2017年は,自薦,他薦による40の機関の中から,第1次・第2次選考を経て,3機関(当館・大阪市立中央図書館・ウィキペディアタウン(CA1847参照))に優秀賞が授与された。2017年11月8日,第19回図書館総合展のフォーラムとして最終選考会が実施され,審査員5人の投票による大賞と,来場者等の投票によるオーディエンス賞を当館が受賞した。本稿では,2010年度に本格始動した瀬戸内市の図書館づくりについて振り返るとともに,授賞理由となった「6年間に及ぶ的確な図書館整備プロセスとこれからの図書館サービスのモデルを示した」ことについて紹介をしたい。なお,「もみわ広場」という愛称は,「もちより・みつけ・わけあう広場」という当館の基本理念を表すものとして,全国公募で名付けられたものである。

【イベント】講演会「北米大学における学習支援サービス ~マサチューセッツ大学アマースト校図書館(UMass)ラーニングコモンズの活用事例/図書館の事例~」(1/30-31・札幌)

2018年1月30日と31日に、北海道大学附属図書館において、講演会「北米大学における学習支援サービス ~マサチューセッツ大学アマースト校図書館(UMass)ラーニングコモンズの活用事例/図書館の事例~」が開催されます。

UMass図書館のライブラリアンであるCarol Will氏による同館の学習支援サービスに関する、講演会です。

1月30日の講演は、ラーニングコモンズの活用事例として、人類学者とのコラボレーションにより、 UMassラーニングコモンズにおける学生の態度や行動を発見し、学生のニーズを満たすように設計された学習/学習領域の作成方法を考察するとともに、UMassラーニングコモンズの詳細と、それが学習をどのようにサポートしているかに関する話しを聞くものです。

対象は北海道内の大学図書館職員で、講演は英語で行われます。

1月31日の講演は、図書館の事例として、ラーニングサポート・留学支援・特別修学支援・ライティング支援・デジタルメディアサービス等のサービス拠点を図書館におくUMass図書館において、そのサービスの調整・連携を担当しているCarol Will氏から同館の学習支援サービス話を聞くものです。

対象は学習支援サービスに関心のある学内外の方となっており、内容は以下の通りです。

第103回図書館大会分科会シンポジウム「超高齢化社会をともに生きるための図書館づくり」がNHK Eテレで放映

第103回図書館大会において「認知症と図書館を考える」をテーマに開催された第18分科会(健康情報)のシンポジウム、「超高齢化社会をともに生きるための図書館づくり」(2017年10月13日実施)が、2018年1月20日の午後2時から午後3時まで、NHK Eテレで放送されると、日本図書館協会(JLA)が発表しています。

お知らせ一覧(JLA)
http://www.jla.or.jp/home/news_list/tabid/83/Default.aspx
※「2018/01/17 Eテレで1月20日放送「認知症にやさしい図書館~高齢化時代の新たな役割とは~」」とあります。

1月20日土曜 E テレ 午後2時00分~午後3時00分 TVシンポジウム「認知症にやさしい図書館~高齢化時代の新たな役割とは~」(NHK)
http://www4.nhk.or.jp/P1699/x/2018-01-20/31/13560/1419366/

国際図書館連盟(IFLA)、女性の文化的権利と図書館に関する報告書を公開

2018年1月2日、国際図書館連盟(IFLA)の情報への自由なアクセスと表現の自由に関する委員会(FAIFE)が、報告書“Libraries and the Cultural Rights of Women”を公開しました。
 
この報告書は、IFLAの女性・情報・図書館に関するSpecial Interest Groupによる2017年IFLA年次大会のサテライト・ミーティングでの発表内容から得られた示唆をまとめたものです。近年急増している難民のうち、女性は男性に比べて多くの困難や暴力に直面しているとし、そのような女性の文化的権利を守るための図書館の役割に焦点を当てています。
 
具体的には、ウガンダ、ナイジェリア、ギリシアでの図書館の難民支援、ルワンダ及びインドでの紛争における女性の体験を記録する図書館の取組のほか、Wikipediaでの女性に関する記述を増やすための図書館の取組、資料のデジタル保存における倫理的配慮についても言及されています。
 
Libraries Protect Women's Cultural Rights(IFLA,2018/1/2)

韓国国立中央図書館(NLK)、電子絵手紙送信サービスを開始:デジタル化した同館所蔵資料を活用

2018年1月8日、韓国国立中央図書館(NLK)が「図書館から送る絵手紙(電子絵手紙)」サービスを開始しました。

NLKが所蔵する資料の表紙や挿絵のデジタル化画像を用いて作成された雛形を用いて、NLKのウェブサイトから電子メールを送信できるサービスで、ログイン等の手続きは不要です。

公開時点では、韓国の国宝である「十七史纂古今通要」や「牧場地圖」などを用いて作成した10種類の雛形が用意されており、それら画像はダウンロードして利用することもできます。

NLKでは今後も継続的に画像を公開し、SNSなど多様な環境で同サービスを活用できるようサービスを拡大する計画です。

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