ウクライナ

北米の研究図書館センター(CRL)のSlavic and East European Materials Project、20世紀前半の米国でウクライナ系カトリック教徒が発行した新聞“Ameryka”をデジタル化し公開

2020年7月22日、北米の研究図書館センター(CRL)は、Slavic and East European Materials Project(SEEMP)がウクライナ系カトリック教徒の発行した新聞“Ameryka”のデジタル化を実施したことを発表しました。

SEEMPは、スラブ・東欧地域の研究に関連する資料のマイクロフィルム化・デジタル化による収集・保存・維持を通して会員向けに提供するCRLのプロジェクトです。今回SEEMPがデジタル化した“Ameryka”は、ウクライナから米国に渡った移民を支援するために共済保険協会として設立された、「米国におけるウクライナ系カトリック教徒のプロビデンス協会(Providence Association of Ukrainian Catholics in America)」が1912年に創刊した新聞です。1918年から週3回刊、後には日刊となり、1950年代から1970年代には約1万2,000人に購読され読者数がピークに達しましたが、1998年に終刊しました。

Library Publishing Coalition(LPC)、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリーの2020年版を公開

2020年2月10日、図書館による出版活動を進める大学図書館のイニシアティブ“Library Publishing Coalition”(LPC)が、大学・研究図書館の出版活動に関するダイレクトリー“Library Publishing Directory”の2020年版の公開を発表しました。

PDF版、EPUB版での公開のほか、掲載情報を検索できるオンラインデータベースも提供されています。

米国・カナダを中心に、ニュージーランド・ウクライナ・アイルランド・インド・オーストラリア・ドイツ・英国・ブラジル・南アフリカ・ナイジェリアを含む計153の大学・研究図書館での出版活動が紹介されており、各館ごとの担当部署、ウェブサイト、SNS、出版活動の概観、職員数、財源、OA・有料・ハイブリッドのタイトル数、出版媒体、分野、査読誌の割合、APCが必要な学術雑誌の割合、連携先、出版プラットフォーム、デジタル保存戦略等がまとめられています。

ウクライナ教育科学省、オープン化された引用データの索引データベースとして“The Open Ukrainian Citation Index(OUCI)”を立ち上げ

2019年11月28日に刊行されたNature誌のVolume 575 Issue 7784の短信(Correspondence)において、ウクライナ教育科学省(Ukraine’s ministry of education and science)がウクライナ国家科学技術図書館(The State Scientific and Technical Library of Ukraine)とともに、オープン化された引用データの索引データベースとして“The Open Ukrainian Citation Index(OUCI)”を、同月に立ち上げたことが紹介されています。

OUCIはCrossrefの被引用文献表示サービスCited-byに参加する全ての出版社の引用データで構成されるデータベースで、引用データのオープン化を推進するイニシアティブI4OCの取り組みを支援するものです。

Nature. Volume 575 Issue 7784, 28 November 2019
https://www.nature.com/nature/volumes/575/issues/7784

EIFL、Taylor & Francis社とオープンアクセス出版に関する契約の更新に合意:開発途上国の研究者のAPCの減額・無料化

2018年8月22日、開発途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているElectronic Information for Libraries(EIFL)が、Taylor & Francis社とオープンアクセス(OA)出版に関する契約の更新に合意したと発表しました。

開発途上国の研究者が、APC(論文処理費用)の大幅な減額もしくは無料で、同社及びCognet OA社の170を超えるOAジャーナルで公表できる内容で、新たな契約期間は2020年までです。

対象となる国はEIFLとの提携国で、以下の37か国です。

アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニアヘルツェゴビナ、ボツアナ、カンボジア、コンゴ、エストニア、エチオピア、フィジー、ジョージア、ガーナ、コートジボアール、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、ラトビア、レソト、リトアニア、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ミャンマー、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア、ジンバブエ

国際図書館連盟、「グリーンライブラリ賞2017」の受賞者を発表

2017年7月20日、国際図書館連盟(IFLA)の「環境の持続可能性と図書館」(Environmental Sustainability and Libraries:ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリ賞2017」の受賞者に、ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州のバート・オルデスロー市立図書館を選んだと発表しています。

都市の緑化のためにメイカースペースとコミュニテイ構築の取り組みを結びつけた“Ernte deine Stadt - Harvest Your City: Three Years of Green and Sustainable Library Commitment in the Stadtbibliothek Bad Oldesloe” プロジェクトや、地域密着型農業に着手したことが評価されています。

その他、5つの準優勝者も以下の通り発表されています。

・孫逸仙図書館(Sun Yat-sen Library)(中国・広州区)
環境保護の概念を取り入れて建物を「グリーンライブラリ」に改修。

・香港中文大学図書館(中国・香港)
持続可能性を取り入れた図書館戦略の策定。

EIFL、法学分野のデータベース“HeinOnline”をパートナーであるコンソーシアム・会員館に提供

EIFL(開発途上国において図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織)が、法学分野のデータベース“HeinOnline”を提供するWilliam S. Hein and Company社と提携し、2,200点以上の法律や法律関係雑誌がHeinOnlineで利用できるようになったと発表しています。

この提携は、2017年12月31日までの契約で、EIFLのパートナーである31か国のコンソーシアムや会員館で利用できるとのことです。

対象となる31か国は以下の国々です。

アルジェリア、アンゴラ、アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、カンボジア、エチオピア、フィジー、ガーナ、ケニア、コソボ、キルギスタン、ラオス、レソト、マケドニア、マラウイ、モルディブ、モルドバ、ナミビア、ネパール、パレスチナ、セネガル、セルビア、スーダン、タンザニア、タイ、ウガンダ、ウクライナ、ウズベキスタン、ザンビア

HeinOnline agreement expanded to include Law Journal Library(EIFL,2016/2/2)
http://www.eifl.net/news/heinonline-agreement-expanded-include-law-journal-library

EIFL、第8回・公共図書館イノベーション賞の受賞館を公表:リテラシー支援

2015年12月21日、図書館を通じた情報へのアクセス向上に取り組んでいる非営利組織“Electronic Information for Libraries(EIFL)”の公共図書館イノベーションプログラム(EIFL-PLIP)が、第8回・イノベーション賞の受賞館を公表しました。

今回の賞はコミュニティにおけるリテラシーを支援する公共図書館を表彰するもので、受賞館は以下の2館です。

・Biblioteca Oasis del Saber(コロンビア)
・Lviv Regional Children’s Library (ウクライナ)

受賞館には1,500米ドル、表彰状、トロフィーが贈られるとのことです。

Congratulations to two EIFL Innovation Award winners(EIFL,2015/12/25)
http://www.eifl.net/news/congratulations-two-eifl-innovation-award-winners

Contributing to literacy: Innovation Award Library’s intensive literacy classes transform lives in Colombia(EIFL)

ウクライナ図書館協会が声明を発表

2014年3月4日、国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトを通じて、ウクライナ図書館協会が声明を発表しています。ウクライナ国立議会図書館はキエフにおける反政府派との衝突の中心地になっているとのことで、館内に国際赤十字社が設けた緊急救護施設の様子などを写した写真等とともに、緊迫したウクライナの情勢が伝えられています。

Tension and unrest in Ukraine: statement by the Ukrainian Library Association(IFLA, 2014/3/4付)
http://www.ifla.org/node/8422

ブルーシールド、ウクライナの文化財保護に関する声明を公表

ウクライナの政情不安を受け、国際図書館連盟(IFLA)のウェブサイトで、ブルーシールドによる、ウクライナの文化財保護に関する声明が公表されています。ウクライナの貴重な文化的、歴史的遺産とその所蔵機関、またそれを管理する人々の適切な保護への懸念が表明されているとのことです。

Blue Shield Statement on Ukraine(IFLA, 2014/2/27付)
http://www.ifla.org/node/8419

The International Committee of the Blue Shield (ICBS)
http://www.ancbs.org/

参考:
E688 - ブルーシールド―危険に瀕する文化遺産の保護のために<文献紹介> カレントアウェアネス-E No.112 2007.08.29
http://current.ndl.go.jp/e688

ウクライナがElsevier社との間でナショナルライセンス契約

2013年7月11日、Elsevier社がScopus等の提供について、ウクライナ教育科学省との間でナショナルライセンスの合意に至ったと発表しました。これによりウクライナの60の研究機関で、Scopus等にアクセスできるようになります。

Elsevier Announces its Cooperation with the Ukrainian Ministry of Education and Science to Extend Access to Scientific Information(Elsevier、2013/7/11付け)
http://www.elsevier.com/about/press-releases/science-and-technology/elsevier-announces-its-cooperation-with-the-ukrainian-ministry-of-education-and-science-to-extend-access-to-scientific-information

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