図書館サービス

フランス国立図書館(BnF)、段階的な開館の実施について発表

2020年6月19日、フランス国立図書館(BnF)は、研究図書館の閲覧室について、2020年7月6日からリシュリュー、オペラ座、フランソワ・ミッテラン、7月15日からアルスナルで一般市民の利用を再開すると発表しました。また、フランソワ・ミッテラン、アルスナルの一般図書館の閲覧室については、7月15日から再開する予定であり、詳細については決まり次第、BnFのウェブサイトに掲載するとしています。

発表の中では、入室人数を減らすこと、利用可能な部屋ではソーシャルディスタンシングに留意すること、研究室の利用はBnFの貴重書の閲覧が必要な人や事前に資料を予約している人を優先すること、利用を希望する資料は少なくとも24時間前には予約すること、来館当日に利用したい場合は前日の正午までに予約すること等の推奨事項・注意事項について記載されています。

また、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のために、利用者に対して以下をはじめとした対応を求めています。

・障害等のやむを得ない事情がある場合を除き、衛生基準を満たしたマスクを必ず着用すること。

・各部屋に入室する際には手を消毒すること。各部屋および図書館の入り口にはアルコール消毒液を設置している。

・他の利用者との間隔は1メートル以上開けること。

神戸市立図書館、2020年6月30日から「予約図書自動受取機」による貸出サービスを開始:地下鉄の駅構内で予約図書の受取が可能に

2020年6月25日、神戸市立図書館は、2020年6月30日から「予約図書自動受取機」による貸出サービスを開始することを発表しました。

「予約図書自動受取機」は、神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅構内に設置されます。同サービスの開始により、三宮・花時計前駅構内で早朝5時半から深夜24時まで、無人の機器で予約図書の貸出手続きを行うことができます。同館は「予約図書自動受取機」を図書館から離れた公共空間に設置する事例は、神戸市が全国で初めてである、としています。

2020年6月26日以降、同館のオンラインサービス「K-libネット」から、受取場所に「予約図書自動受取機」を指定した予約が可能になります。利用が可能になるとメールで通知されます。なお、受取場所に「予約図書自動受取機」を指定した場合、取置期間はメール到着日を含め3日間となります。

米・児童図書館サービス部会(ALSC)およびColorado Libraries for Early Literacy (CLEL)、図書館が高品質で有意義なオンラインプログラムを提供するためのガイドを公開

2020年6月23日、米国図書館協会(ALA)の児童図書館サービス部会(ALSC)、および、図書館サービス等を通じて子どものリテラシー強化に取り組むColorado Libraries for Early Literacy (CLEL) が“Virtual Storytime Services Guide”を公開しました。

あらゆる館種がデジタルコレクションを拡大し、オンラインでのプログラムの提供を模索している中、利用者のために高品質で有意義なオンライン体験を図書館が提供できるよう作成されたものです。

ツール、推奨される方法、著作権に関する考察、多様な子どもやその家族へのサービス、オンラインでの読み聞かせの促進、子ども向けのその他のオンラインプログラム、早期リテラシーを支援するための他のリソースといった内容が含まれています。

E2274 - 韓国・国立世宗図書館の政策情報サービス・文化プログラム

2013年12月に開館した韓国・国立世宗図書館(E1595参照)は,2020年6月には,政策情報ポータルサイトであるPOINTをリニューアルするなど,設置目的である政策情報専門図書館としての役割の強化に努めているほか,公共図書館が少ない地域住民のための複合文化センターとして公務員や地域住民を対象とした多様な文化プログラムを実施している。

E2270 - 米国のオピオイド危機と公共図書館の対応に関する研究報告書

2020年2月26日,OCLCと米国図書館協会(ALA)の公共図書館協会(PLA)は,米国のオピオイド危機と公共図書館の対応に関する共同研究報告書“Call to Action: Public Libraries and the Opioid Crisis”を公開した。

saveMLAK、「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/20)」の結果を発表

2020年6月22日、saveMLAKが「COVID-19の影響による図書館の動向調査(2020/06/20)」の結果を発表しました。

同調査は、6月6日にsaveMLAKが結果を公開した第7弾調査に続く、第8弾の調査として、公共図書館・公民館図書室等1,718館を対象に、6月18日9時から6月20日23時にかけて実施されました。

発表によると、休館している図書館は27館と全体の1.6%程度に減少し、貸出返却サービスのみの図書館は170館、入館記録を取っているのは345館、閲覧席の利用制限を行っているのは476館、インターネット端末の利用を制限しているのは423館です。また、サービス再開の動きについて、イベントに関して再開や方法を変更して実施している図書館の例や、休館日の変更、マスクの提供、書類に関する対応等の工夫が挙げられています。その他、オリジナルコンテンツの提供や、YouTube・Facebook・Zoom等の活用事例、参加型の企画の例、アーカイブ活動等が紹介されています。

米・カリフォルニア州立大学フレズノ校ヘンリー・マッデン図書館、自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施

2020年6月16日、米国のカリフォルニア州立大学フレズノ校は、同校のヘンリー・マッデン図書館(Henry Madden Library)が自宅学習に取り組む学生支援のためノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を実施していることを発表しました。

同校の学生は構内封鎖等の影響で、静かな環境を提供し学習効率や集中力を高める図書館を利用できなくなり、家族らの騒音に悩まされながら自宅で学習に取り組むことを余儀なくされました。同校のヘンリー・マッデン図書館は、こうした学生の支援を実施するために、2017年秋から実施している機器類貸出サービス“Tech Lending”の一環としてノイズキャンセリングヘッドホンの貸出を行うことを決定しました。

同館は、米国が新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済支援策として制定した「コロナウイルス支援・救済・経済安全保障法(Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act:CARES Act)」による給付を活用して、ノートパソコンやカメラ等の機器類とともに50台のノイズキャンセリングヘッドホンを調達しました。同校の学生は専用のGoogleフォームまたは電子メール・電話で、同館に貸出を申し込むことができます。

英国図書館(BL)、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブ(beta)をオンラインカタログに追加

2020年6月23日、英国図書館(BL)が、オンラインカタログ“Explore the British Library”に、館外から利用可能なオンラインコンテンツを検索できる“Available online”タブのbeta版を追加したと発表しています。

同館は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休館中です。

@BL_Ref_Services(Twitter,2020/6/23)
https://twitter.com/BL_Ref_Services/status/1275430217029476352

文部科学省、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」の改訂版を公開:学校図書館にも言及

2020年6月16日、文部科学省が「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~」の改訂版を公開しました。

同マニュアルでは、学校図書館について、利用の前後に手洗いをするというルールを徹底すること、児童生徒の利用時間帯が分散するよう工夫し、館内での密集を生じさせない配慮をしたうえで貸出機能は維持するよう取り組むことが述べられています。

また、参考にするものとして、日本図書館協会(JLA)が作成した「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を挙げています。

新着情報(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/a_menu/coronavirus/index.html
※令和2年6月16日付で、「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル~「学校の新しい生活様式」~(6月16日更新)」が掲載されています。

2020年、大学・研究図書館のトレンド(記事紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行する“College & Research Libraries News”の2020年6月号に、“2020 top trends in academic libraries”が掲載されています。

同記事は、ACRLの研究計画審査委員会(Research Planning and Review Committee)により作成されたもので、大学・研究図書館における過去2年分のトレンドをまとめたものです。

取り上げられているトレンドは、以下の通りです。

・Change management: New skills for new leadership
変動性・不確実性・複雑性・曖昧性(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity:VUCA)の時代を背景とした、求められるリーダーシップの変化

・Evolving integrated library systems
統合図書館システム(ILS)の進化

・Learning analytics
学生のプライバシーや図書館の倫理等の観点から、ラーニングアナリティクスを活用することへの懸念が生じていること

ページ