資金調達

愛知県日進市、子ども向け書籍購入を目的としたクラウドファンディングを実施中:市内の保育園・放課後児童クラブ・子ども教室・小中学校図書室・公共図書館の蔵書充実のため

愛知県日進市の発行する『広報にっしん』2020年10月号で、日進市が2020年10月5日から2021年1月3日まで、子ども向け書籍の購入を目的としたクラウドファンディングを実施することが発表されています。

日進市は、ふるさと納税インターネットサイト「ふるさとチョイス」内クラウドファンディングサイト「ガバメントクラウドファンディング」で、プロジェクト「子どもたちのために、保育園、放課後児童クラブ・子ども教室、小中学校図書室、図書館の本を充実させたい!」を実施します。同プロジェクトは、2020年7月にコロナ禍でも活動を続けていた市内の東小学校児童クラブ・子ども教室に対して、子ども達に本を読む楽しさを知ってもらいたいという願いから匿名の書籍寄附が行われたことをきっかけに企画されました。

寄附者は寄附先として、図書館・小中学校、保育園、児童クラブ・子ども教室の計34施設を選択することができます。目標金額は300万円ですが、目標に達しない場合でも寄附の全額が、絵本・児童書・紙芝居・図鑑など各施設で必要な子ども向け書籍の購入へ充当されます。

寄附者全員に書籍購入リストが送付されます。また、市外からの寄附者には返礼品が用意されています。

松竹大谷図書館、「松竹大谷図書館特別資料閲覧システム」を公開

2020年10月22日、公益財団法人松竹大谷図書館が、「松竹大谷図書館特別資料閲覧システム」を公開しました。

現在、同館が所蔵する「川上音二郎・貞奴一座欧米公演関係資料アルバム」が閲覧できるようになっています。同資料のデジタルアーカイブ化は、同館が2018年に実施したクラウドファンディング・プロジェクト「【第7弾】世界へ翔んだ、川上音二郎・貞奴の軌跡を未来へ。」で募集した支援金をもとに行われました。

システムの開発および公開は、同館と立命館大学アート・リサーチセンター間の協定に基づき、立命館大学アート・リサーチセンターが実施しています。

《松竹大谷図書館特別資料閲覧システム》を公開しました(松竹大谷図書館,2020/10/22)
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/201022.html

米・テキサス大学オースティン校、アンドリュー W.メロン財団の助成金を活用して視聴覚資料のデジタル保存・アクセス向上を目的としたプロジェクトを実施

2020年10月7日、米・テキサス大学(UT)は、同大学オースティン校英語学部(Department of English)のクレメント(Tanya Clement)准教授の代表する研究チームが、アンドリュー W.メロン財団による45万ドルの助成金を活用して、視聴覚資料のデジタル保存・アクセス向上を目的としたプロジェクトを実施することを発表しました。

クレメント准教授によるプロジェクト“AudiAnnotate Audiovisual Extensible Workflow(AWE)”は、人文科学分野における重要なデジタル視聴覚コレクションについて、アクセス促進・研究や教育における利用の拡大・理解の増進等を目的として取り組まれます。クレメント准教授はお知らせの中で、視聴覚資料へのアノテーションの付与とオンライン共有がプロジェクトの基本的な取り組みであり、デジタル人文学専門のコンサルタント会社Brumfield Labsや、ソフトウェア開発会社のAVP等と提携し、オープンソースのツールを用いて作成・共有を容易に進めるワークフローの開発を計画していることなどを説明しています。

岡山大学、オージー技研株式会社・株式会社岡山村田製作所とネーミングライツに関する協定を締結:中央図書館のラーニングコモンズや学修スペースの愛称が決定

2020年10月01日、岡山大学が、9月11日に、オージー技研株式会社・株式会社岡山村田製作所とネーミングライツに関する協定を締結したと発表しています。契約期間は2020年10月1日から2023年9月30日の3年間です。

中央図書館1階のラーニングコモンズとリフレッシュスペースは、オージー技研株式会社により「OG Wellness SALON」、中央図書館2階サルトフロレスタとヒヨセルームは株式会社岡山村田製作所により、それぞれ「ムラタアカデミア」「ムラタスクエア」という愛称が付与されます。各施設に愛称のサイン等が設置されます。

岡山大学初のネーミングライツ・パートナー契約を、オージー技研株式会社・株式会社岡山村田製作所と締結(岡山大学,2020/10/1)
https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9663.html

ニュージーランド学校図書館協会(SLANZA)、教育省へ国内全校への学校図書館設置・財政支援等を求めた全国キャンペーン“School Libraries Transform”を開始

2020年9月1日の午後4時から、ニュージーランド学校図書館協会(SLANZA)が全国キャンペーン“School Libraries Transform”を開始しています。

同キャンペーンは、教育のあらゆる段階で、児童・生徒が読書や学習を支援する学校図書館サービスを利用できるようにすべきであるという理念の下、国内全ての学校コミュニティへ高機能な学習環境を提供するため、全ての児童・生徒が専門司書が十分な予算・時間を割いてサービスを実施する学校図書館を利用できることについて、その価値と必要性の周知を使命としています。国内全ての児童・生徒が、専門司書が在籍し同省の資金援助を受けた学校図書館へアクセスできるように、同国の教育省に制度化させることを目標としています。

SLANZAは同キャンペーンの特設ウェブサイトを開設し、キャンペーンの背景となる国内の窮状などともにキャンペーンの意図を説明した教育大臣宛ての嘆願書“Save our school libraries”へ署名を求めています。

米国の州図書館協会におけるロビー活動と政治的アドヴォカシー(文献紹介)

2020年8月28日付で、図書館のアドヴォカシー・政策・資金調達といったテーマを扱うオープンアクセス(OA)誌“The Political Librarian”の第4巻第2号に、論文“Lobbying and Political Advocacy: A Review of the Literature and Exploratory Survey of State Library Associations”が公開されています。

同論文は、図書館専門職におけるロビー活動と政治的アドボカシーの問題を、米国の州図書館協会に対する予備的研究によって得られた知見の提示とともに論じた内容です。米国の各州は、図書館専門職の専門性やメンバーの利益、図書館サービスの向上のために機能する図書館協会を置いています。著者らは政治的アドヴォカシーは図書館サービスの維持・向上に不可欠な実践であるという認識の下、このテーマに関する文献レビューを行い、資金調達・立法プロセス・ロビー活動に関する知識を有する全国の州図書館協会責任者に実施したアンケート調査の結果、調査から得られた知見等を論じています。

松竹大谷図書館、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始

2020年9月8日、松竹大谷図書館が、クラウドファンディングプロジェクト第9弾「演劇史を紐解く、歌舞伎座の絵本番付と筋書を後世へ。」を開始しました。

発表によると、同プロジェクトは、図書館運営費および戦前の歌舞伎座の絵本番付と筋書のデジタル化と保存を目的としており、東京歌舞伎座の戦前までの劇場プログラムのデジタル撮影とアーカイブ構築が行われます。

撮影されたデジタル画像については、同館の「芝居番付検索閲覧システム」に統合し、公開可能なものについてはオンライン公開するとされています。

募集期間は9月8日から10月28日までで、目標金額は250万円(同館の2020年度運営資金150万円、「絵本番付・筋書」のデジタル化・保存容器費用100万円)です。

ネットを通じて当館への支援募集を開始いたしました(松竹大谷図書館, 2020/9/8)
https://www.shochiku.co.jp/shochiku-otani-toshokan/news/200908.html

フランス・文化省、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復等のため、文化セクターに対し20億ユーロの支援を発表:書籍部門へは5,300万ユーロの支援

2020年9月3日、フランス・文化省が、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復および文化政策の再構築を図る取組“Plan de relance”の一環として、文化セクターに対して20億ユーロの支援を行うことを発表しました。

同取組の優先事項としては、ライブショーと芸術関係の公共機関の支援、文化セクターの強化、文化産業の将来への投資等が挙げられています。

書籍部門については5,300万ユーロの支援が行われる予定です。発表の中では、公共図書館による書店からの書籍の購入費用や、書店の書籍遠隔販売ツールの開発への支援、図書館のための地方分権総合交付金(dotation globale de décentralisation:DGD)の一時的な増額等が挙げられています。

大阪教育大学、東京書籍とネーミングライツに関する協定を締結:附属図書館の「まなびのひろば」の名称を「東京書籍 Edu Studio」に

2020年9月3日、大阪教育大学が東京書籍とネーミングライツに関する協定を締結しました。

同大学では、インフラの長寿命化計画に基づき、大学全体のインフラ予防保全等の施設整備を実施するための財源獲得を目的に、ネーミングライツ制度を2020年4月から導入しており、「附属図書館2階まなびのひろば」と、「附属図書館天王寺分館まなびのひろば」のネーミングライツの公募に対して、東京書籍が応募し、選定されたものです。

期間は2020年9月から2023年8月までで、施設の名称は「東京書籍 Edu Studio」です。

大阪教育大学と東京書籍が、ネーミングライツに関する協定を締結(大阪教育大学,2020/8/25)[PDF:2ページ]
https://osaka-kyoiku.ac.jp/_file/kikaku/kouhou/press_release/2020/20200825.pdf

フランス図書館員協会、レバノン・ベイルートの公共図書館への寄付を呼びかけ

2020年9月2日、フランス図書館員協会(l'Association des Bibliothécaires de France:ABF)が、8月4日にレバノンのベイルートで起きた大規模な爆発で被害を受けた公共図書館に対する寄付の呼びかけをウェブサイトに掲載しました。

呼びかけの中では、文化、資料、情報へのアクセスを保証するためには、図書館の再建・再開館が肝要であることに触れ、ユーロでの寄付が可能なキャンペーンとドルでの寄付が可能なキャンペーンを紹介しています。

Appel au soutien des bibliothèques publiques de Beyrouth(ABF, 2020/9/2)
https://www.abf.asso.fr/1/22/887/ABF/appel-au-soutien-des-bibliotheques-publiques-de-beyrouth

ページ