図書館建築

フィンランド・ヘルシンキ中央図書館(Oodi)、ベビーカー置き場を2倍に拡大

フィンランド・ヘルシンキ中央図書館(Oodi)が、2019年11月18日から、1階の遊び場を、暖かく居心地が良い3階の子ども用スペースのバルコニーに移動させるとともに、1階のベビーカー置き場を2倍に拡大させています。

これまでのベビーカー置き場が狭いと感じているオンライン調査の結果に基づき、ベビーカーで来館する利用者へのサービスを改善する事が目的です。

ベビーカー置き場はカーペット敷きで、子どもに服を着せるための座席も備え付けられています。また、年末に向けてベビーカーを固定できるスタンドを整備する計画があるほか、図書館の利用者カードを用いて操作できる施錠可能なロッカー(子どもの冬服や小さなかばんの保管を想定)も2020年春の設置が予定されています。

また、遊び場を3階に移転させたことで、子ども連れの家族を対象としたサービスが近接することになり、図書館員と遊び場の職員が一緒に仕事ができるようになるとしています。

泉大津市(大阪府)、泉大津まちまるごとアウトドアトーク「まちとか、図書館とか、」を開催:泉大津市新図書館整備事業

大阪府の泉大津市が、2019年12月22日、泉大津まちまるごとアウトドアトーク「まちとか、図書館とか、」を開催します。

2021年度に予定している泉大津市の新図書館の整備を契機に、これからの図書館やその使い方について、泉大津中央商店街のデッキ空間を会場に、ランタンを灯しながら、参加者で語り合うトークイベントです。

同市が「日本一の毛布のまち」であることにちなみ、参加者のうち先着25人には、日本毛布工業組合提供のブランケットが配られます。

参加には事前の申し込みが必要で、定員は30人です。応募者多数の場合は泉大津市民が優先されます。

【新図書館関連イベント】泉大津まちまるごとアウトドアトークセッションを開催!(泉大津市)
https://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kyoikuiinkai/shogaigakushu/bosyuu/1575418704329.html

フィンランド・ヘルシンキ中央図書館(Oodi)、開館1周年を記念したイベントを開催:多数の賞に受賞・ノミネートされるなど大きな成功を収めた1年間として振り返り

2019年11月25日、フィンランドのヘルシンキ中央図書館(Oodi)は、独立記念日前日の2019年12月5日に開館1周年を記念したイベントを開催することを発表しました。12月5日には1日を通して、館内各所であらゆる年齢層を対象としたワークショップ・音楽演奏会等が開催されます。

翌11月26日には、開館からの1年間が大きな成功であったことを振り返る記事“Central Library Oodi’s first year has been a success”を投稿しています。開館以来の1年間で予想を大幅に上回る利用があり好意的なフィードバックを受けていることが振り返られています。また、IFLAの“Public Library of the Year”受賞をはじめ、カナダの建築雑誌“AZURE”が主催する国際建築賞“AZ Awards”でのピープルズ・チョイス賞の受賞、米・TIME誌の“World’s Greatest Places”リストへの掲載など、その活動や建築が多数の受賞・賞へのノミネートという形で評価されていることを紹介しています。

スコットランド国立図書館(NLS)、2020年から2025年までの戦略案を公開し、意見を募集

2019年12月2日、スコットランド国立図書館(NLS)が、2020年から2025年までの戦略の草案を公開し、意見募集を開始しました。

戦略では、新しい利用者を獲得する方法、ニーズを満たすデジタルサービスを構築する方法、コレクションを同館が所在するエジンバラやグラスゴーを超えて届ける方法などについて計画されています。

また、エジンバラのジョージ4世ブリッジビルを、研究のための場所を維持しつつ、あらゆる来館者にとってより快適で元気づける場所とするための改修も計画されています。

締切は2020年1月27日です。

Views sought on draft National Library strategy(NLS, 2019/12/2)
https://www.nls.uk/news/archive/2019/12/draft-strategy-consultation

兵庫県点字図書館、オーディオブックを聴くための専用の聴読室を設置:大学との協力により専門書オーディオブックの作成も推進

2019年11月29日、兵庫県は、兵庫県点字図書館で整備を進めていたオーディオブックを聴くための専用の聴読室が完成したことを発表しました。

兵庫県点字図書館では、視覚障害者等の多様な学習ニーズに応えるため、法律や経済分野などの専門書のオーディオブックの充実を進めており、今回完成した「個室で集中して専門書オーディオブックで学べる聴読室」は全国的にも珍しいとしています。

また、地域創生に係る包括連携協力協定に基づき、神戸大学及び関西学院大学の学生(視覚障害者を含む)と専門書オーディオブック作成に関する連携協力を行うことも発表しています。今後、法律や数式等の専門知識と校正等の作業に関し、大学の協力を得ることにより、専門書オーディオブック作成を加速するとしています。

点字図書館に「聴く読書室(聴読室)」が新たに完成しました これを機にオーディオブック(録音図書)の作成を大学と連携協力して加速します(兵庫県, 2019/11/29)
https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20191129_4300.html

沖縄県立図書館、館内の座席を「読書・調査研究席」「自主学習可能席」「ビジネスエリア席」「新聞・雑誌閲覧席」にゾーニングする試行を実施

沖縄県立図書館が、2019年12月4日から12月27日まで、館内の座席を「読書・調査研究席」「自主学習可能席」「ビジネスエリア席」「新聞・雑誌閲覧席」の4種類にゾーニングする試行を実施すると発表しています。

自主学習などの利用を希望する声が多くあり、来館者が快適に利用できるようにするため目的に応じた座席の割り振りを試行するもので、試行の結果を受けて、今後の対応を検討するとしています。また、試行期間内でマナー違反が多く見られる場合は、試行を中止する可能性があるとしています。

4種類は以下の通りです。

・読書・調査研究席:読書または館内資料を用いた調査研究のための席

・自主学習可能席:図書館資料を使わない自主学習などが可能な席

・ビジネスエリア席:ビジネスに関わる活動が可能な席

・新聞・雑誌閲覧席:読書のほかに、新聞雑誌を閲覧するための席

東京・横浜に拠点を置く泉大津市(大阪府)の新図書館の設計者が市内に分室を設置

2019年11月19日、大阪府の泉大津市が、東京・横浜に拠点を置く同市の新図書館の設計者が、11月6日から市内に「設計分室」を設置したことを紹介しています。

泉大津でたくさんのつながりをつくり、そのつながりを新図書館に活かすことを目的としており、今後、新図書館に関することへの意見箱の設置といったさまざまな取組を展開していく予定としています。

新着一覧(泉大津市)
http://www.city.izumiotsu.lg.jp/news.html
※2019年11月19日欄に「新図書館設計分室がオープンしました。」とあります。

新図書館設計分室がオープンしました。(泉大津市)
http://www.city.izumiotsu.lg.jp/kakuka/kyoikuiinkai/shogaigakushu/sintosyokan/1573720340166.html

静岡県、新県立中央図書館を中心とする「文化力の拠点」事業について民間提案の整備は白紙に 県立中央図書館などの機能に限って先行整備

静岡県が進めてきた、新県立中央図書館等を中心とする「文化力の拠点」形成事業について、民間提案による整備は見送られたと静岡新聞が報じています。

「文化力の拠点」形成事業は東静岡駅南口の県有地に、静岡県の高い文化力の発信や、学び、にぎわいの場を生む「文化力の拠点」を形成するというものです。公的機能の中心として新県立中央図書館が設置されるほかに、民間活力を活用し、にぎわいと魅力ある拠点形成を目指すとされてきました。

2018年には民間事業等から活用アイディアの提案を受け付けるためにサウンディング型市場調査も行われ、2019年3月から事業計画案の公募も開始されました。

しかし報道によれば、4事業者から参加申し込みがあったものの、最終的に静岡県の想定と折り合わなかったとのことです。その結果、県立中央図書館を中心とし、大学コンソーシアム拠点などを導入した公的機能を「1期整備」として先行整備する方針に転換したとされています。中央図書館の移転や集客によって投資意欲を高め、民間による「2期整備」につなげたい考えであるとのことです。

神戸市、「こどものための図書館」についての安藤忠雄氏からの提案概要を公表

2019年11月14日、神戸市は建築家の安藤忠雄氏から寄贈の提案があった、「こどものための図書館」について、安藤氏から提案された建物等の概要を公表しました。

神戸市によれば、安藤氏の提案は2019年9月13日に行われたもので、市内中央区東遊園地に設置されている花時計の前に、弓なりにカーブした地上3階建ての図書館を建設する内容となっています。計画されている建物の平面図やイメージパースも公開されています。

神戸市によれば今後、市会議決など必要な手続きを踏まえてこれを決定し、建設に向けた調整を進めていくとのことです。

安藤氏は大阪市にも同様にこどものための図書館「こども本の森 中之島」を寄贈しており、2020年3月の開館が予定されています。

こどものための図書館についての安藤忠雄氏からの提案概要(神戸市、2019年11月14日付け)
http://www.city.kobe.lg.jp/a05822/press/145642594463.html

文化審議会、登録有形文化財(建造物)の登録について答申:旧三井文庫第二書庫等

2019年11月15日、文化審議会が、133件の建造物を、登録有形文化財(建造物)として登録するよう文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

1922年に三井家の資料管理のために建てられた鉄筋コンクリート造3階建ての書庫「旧三井文庫第二書庫」が含まれています。同書庫は、二重の壁式構造や鉄筋コンクリート造スラブなど防火に優れた堅牢な造りとなっており、戦後は国文学研究資料館の書庫としても使われていました。

文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)について(文化庁)
http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/1422556.html

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