DPLA(米国デジタル公共図書館)

米国デジタル公共図書館(DPLA)のサービスハブ“Orbis Cascade Alliance”の課題と現状(文献紹介)

2019年8月に発行された、オレゴン州図書館協会(Oregon Library Association)のOLA Quarterly誌24巻4号に、米国デジタル公共図書館(DPLA)のサービスハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“Orbis Cascade Alliance”(オレゴン州・ワシントン州・アイダホ州の38のカレッジ・大学の図書館コンソーシアム)のこれまでの取組における課題や現状を紹介する論文“DPLA in the Pacific Northwest: The Orbis Cascade Alliance Case”が掲載されています。

論文では、Orbis Cascade Allianceがコレクションの集約等に取り組むにあたって、コンテンツを発見可能にするための戦略が両立しないこと、財源が限られていること、参加機関間の使命が異なること、が障害になったことや、サービスハブの運営には多大なコストがかかることからDPLAとサービスハブは持続可能性を保証するためコストを管理し具体的な価値を参加者に提示する仕組みを構築する必要があることが指摘されています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)の「サービスハブ」におけるソーシャルメディアの活用傾向(文献紹介)

米・イリノイ大学の機関リポジトリIDEALSに、同大学の図書館員であるLynch, Joshua D氏による文献“Digital Public Library of America Service Hub Social Media Usage Analysis”が2019年7月22日付で搭載されています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)やDPLAの「サービスハブ」(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)のソーシャルメディアを調査し、ソーシャルメディアの利用方法やデジタルコンテンツの利用促進・アウトリーチ活動において共通する戦略・傾向がないかを検証したものです。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、戦略計画2019-2022を公表

2019年6月23日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、戦略計画2019-2022“Collaborating for Equitable Access to Knowledge for All”を公表しました。

戦略計画は、

・Introduction
・Who We Are
・Approach
・Audience
・Expanding Our Current Work
・Long-Term Success
・Conclusion

で構成されており、歴史・文化・知識を共有するためのアクセスを最大化することで、人々が学び、成長し、多様でより良く機能する社会に貢献できるようにすることを“Our Mission”として掲げ、これまで取り組んできた文化遺産の集約と電子書籍事業をさらに発展させることを述べています。また、全ての事業が持続可能となるように取り組むともされています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、“Indie Author Project”と連携し、夏休みの読書用に「独立出版」された書籍30点を図書館用電子書籍アプリSimplyEを通じて無料公開

2019年6月13日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、BiblioBoard社の“Indie Author Project”と連携し、図書館用電子書籍アプリSimplyEを通じて、受賞歴のある作品等を含む「独立出版」された書籍30点を“Summer Reading collection”として無料で利用可能とすると発表しました。

期間は9月2日までです。

Indie Author Projectは、国内の図書館と連携し、コンテスト等のプログラム実施を通じて、新進の多様な独立系の作家を支援し、自費出版と地域の図書館の発展を促すことを目指すプロジェクトです。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、バーモント州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始

2019年6月6日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、バーモント州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“Vermont Green Mountain Digital Archive ”からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。

“Vermont Green Mountain Digital Archive”は、ミドルベリー大学が主導し、州図書館局・バーモント歴史協会・バーモント州公文書館・ノーウィック大学図書館・バーモント大学・セントマイケルズカレッジが連携して運営されており、州内の図書館・アーカイブ・博物館・歴史協会のコレクションを搭載しています。

バーモント歴史協会による1970年代のカウンターカルチャーに関するオーラルヒストリー、バーモント大学が所蔵する1986年初めから2007年1月まで同州で発行されたLGBTに関する新聞“Out in the Mountains”、ニューイングランド地方の農村部の生活を捉えた写真、南北戦争時の書簡、第二次世界大戦中に陸軍の医療部隊の将校として従軍した人物の写真等、5万7,000点のコンテンツがDPLAから閲覧できるようになりました。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、コネチカット州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始

2019年3月6日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、コネチカット州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“Connecticut Digital Archive ”からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。

“Connecticut Digital Archive”は、コネチカット大学図書館の事業で、州内の40以上の文化遺産機関からの多様な資料が含まれています。

ブリッジポート公共図書館及びバーナム博物館所蔵の興行師P・T・バーナムのコレクション、コネチカット州立図書館所蔵の19世紀の新聞、ハートフォード公共図書館所蔵のブラックパンサー党の1960年代後半の活動を記録した動画コレクション、コネチカット大学及びコネチカット歴史協会所蔵の同国の進歩主義時代(1890年代から1920年代)に成功した繊維会社の記録、ハートフォード医学協会歴史図書館所蔵の18世紀から20世紀の同地域の医師に関する記録等、7万5,000点を超えるコンテンツがDPLAから閲覧できるようになりました。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、バージニア州・ウェストバージニア州のサービス・ハブからのコンテンツの提供を開始

2019年1月8日、米国デジタル公共図書館(DPLA)は、バージニア州及びウェストバージニア州のサービス・ハブ(州単位で複数機関のデータを集約する連携先)である“Digital Virginias”からのコンテンツの提供を開始したと発表しています。

“Digital Virginias”は、バージニア大学が、ジョージ・メイソン大学、ウィリアム・アンド・メアリー大学、バージニア・コモンウェルス大学、バージニア工科大学、ウエストバージニア大学と連携して運営しています。

アフリカ系米国人の学校教育の写真、ジョージ・メイソン大学の卒業アルバム、ウィリアム・アンド・メアリー大学図書館所蔵の第5代大統領ジェームズ・モンローのアーカイブ等、約5万8,000点のコンテンツがDPLAから閲覧できるようになりました。

Digital Virginias is now a DPLA Hub(DPLA,2019/1/8)
https://dp.la/news/digital-virginias-is-now-a-dpla-hub

米・図書館情報資源振興財団(CLIR)、「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」の2018年度の助成プロジェクトを発表

2019年1月3日、米・図書館情報資源振興財団(CLIR)は、同財団が実施する「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」(Digitizing Hidden Special Collections and Archives)の2018年度の助成対象に決定した17のプロジェクトを発表しています。

マイアミ大学図書館・デューク大学・ヒストリーマイアミ歴史博物館・米国デジタル公共図書館(DPLA)による、パンアメリカン航空関係資料のデジタル化及び航空に関するポータルの構築や、ハワイ州立文書館等によるハワイの政府文書のデジタル化、マサチューセッツ大学アマースト校による米国の障害及び障害者の権利運動に関する資料のデジタル化等のプロジェクトが採択されています。

米国デジタル公共図書館(DPLA)、教員及び児童・生徒向けガイド“Education Guide to DPLA”を公開:教育でのDPLAの活用方法に関するウェビナーも開催

2018年9月5日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、教員及び児童・生徒向けガイド“Education Guide to DPLA”を公開しました。

DPLAが作成・公開している、一次資料セット(Primary Source Sets)、オンライン展示、 DPLAで発見したアイテムのリスト作成機能、低所得層の子どもを対象に電子書籍を提供するOpen eBooks等の情報が紹介されています。

また10月2日には、DPLAの一次資料セットの教育での活用方法をテーマとしたウェビナー(ウェブセミナー)“Using DPLA to Teach with Primary Sources”が開催されます。

Teaching and Learning with DPLA(DPLA,2018/9/5)
https://dp.la/news/teaching-and-learning-with-dpla

米国デジタル公共図書館(DPLA)、無料電子書籍コレクション“Open Bookshelf”を公開

2018年6月21日、米国デジタル公共図書館(DPLA)が、電子書籍コレクション“Open Bookshelf”を公開しました。

“Open Bookshelf”は、全米の図書館員が選定した人気のあるタイトルを無料でダウンロードできるようにした電子書籍コレクションです。

同コレクションは、図書館に対しては、図書館による図書館のための安価な電子書籍市場のモデル構築のためのパイロット事業“DPLA Exchange”を通じて、読者には、電子書籍アプリ“SimplyE”を通じて提供されます。

現在、教科書・学術書・児童書など約1,000件登録されており、日々新タイトルが追加されていると紹介されています。

DPLA launches Open Bookshelf, a Collection of Free Ebooks(DPLA,2018/6/21)
https://dp.la/news/dpla-launches-open-bookshelf-a-collection-of-free-ebooks

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