美術館

E2138 - 文化資源学フォーラム「コレクションを手放す」<報告>

2019年2月17日に東京大学本郷キャンパスで開かれた「第18回文化資源学フォーラム コレクションを手放す―譲渡・売却・廃棄―」について記す。なお,紙幅の関係上,ここでは当日の様子を概説するに止めたい。全容に関心のある方は,東京大学大学院文化資源学研究室ウェブサイトに掲載予定の「報告書」を参照されたい。

【イベント】2019年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会(6/8-9・大津)

2019年6月8日・9日、滋賀県大津市の成安造形大学において、2019年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会が開催されます。

2日目の学会総会が会員限定である以外は、本会員・非会員を問わず誰でも参加可能です。参加には事前の申し込みが必要で、参加費は両日共通・資料代込で、会員(賛助会員含む)1,000円(学生会員 500円)、非会員・団体購読会員 2,000円(学生 1,000円)です。

1日目は、「アート・ドキュメンテーションとデータベースとの関係を探る──知の蓄積と共有化のために」をテーマとしたシンポジウム等が開催されます。シンポジウムの内容は以下の通りです。

・開会挨拶 赤間 亮氏(アート・ドキュメンテーション学会 会長)

・シンポジウム趣旨説明 古賀 崇氏(アート・ドキュメンテーション学会 幹事長)

・講演1 知の蓄積を加速させる外部データベースの育成
 赤間 亮氏(立命館大学アート・リサーチセンター 副センター長)

博物館コレクション情報横断検索ゲートウェイサービス「MAPPS Gateway」の検索対象データ件数が300万件を突破

2019年4月18日、早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区)は、同社が運営する博物館コレクション横断検索ウェブサイト「MAPPS Gateway」が、2019年4月15日に検索対象データ件数が300万件(開設当初は約220万件)を突破したことを発表しました。

「MAPPS Gateway」は2017年11月に開設した、同社のクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」を利用中の全国のミュージアムが公開するコレクション情報を横断検索できるサービスです。

横手市増田まんが美術館(秋田県)、2019年5月1日にリニューアルオープン

秋田県の横手市増田まんが美術館が、2019年5月1日にリニューアルオープンします。

旧増田町出身の漫画家である矢口高雄氏の偉業を記念して、1995年10月に公民館・図書館・郷土資料館を併設する複合施設「増田ふれあいプラザ」内にマンガをテーマとして開館した美術館で、今回、マンガの歴史からマンガができるまでといったマンガのすべてが分かる美術館として、また、カフェやライブラリー、ショップのある美術館としてリニューアルされました。

5月1日から5月5日にかけて、漫画家・声優などが出演する各種オープニングイベントが開催されます。

横手市増田まんが美術館のリニューアルオープン(横手市増田まんが美術館, 2019/4/1)
http://manga-museum.com/?p=216

「横手市増田まんが美術館」リニューアルオープン!(秋田県,2019/4/17)
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/41613

美術図書館連絡会(ALC)に東京都美術館美術情報室と国立国際美術館が加盟:「美術図書館横断検索」の検索対象館が12館に

2019年4月1日、美術図書館連絡会(ALC)は、ALCに東京都美術館美術情報室と国立国際美術館(大阪市)が加盟したと発表しています。

また、国立映画アーカイブ図書室は、これまでフィルムセンターとして東京国立近代美術館の分館の扱いでしたが、組織の改正(2018年4月)に伴い単館での加盟となりました。

これにより、美術図書館横断検索(ALC Search)の検索対象館は12館になりました。

新規加盟館のご案内 (ALC,2019/4/1)
https://alcopac.hatenablog.com/entry/2019/04/01/111258

美術図書館横断検索
https://alc.opac.jp/search/all/

【イベント】多摩美術大学アートアーカイヴセンター創設記念シンポジウム「新たなるアートアーカイヴに向けて」(3/29-30・八王子)

2019年3月29日・30日、東京都八王子市の多摩美術大学 八王子キャンパスにおいて、多摩美術大学アートアーカイヴセンター創設記念シンポジウムが開催されます。

2018年4月に開設された同アーカイブセンターの最初のシンポジウムです。

参加費は無料で、申込も不要ですが、200席先着順です。

内容は以下の通りです。

【1日目】2019年3月29日 進行:安藤礼二氏(多摩美術大学)
・オープニング「アートアーカイヴセンター設立について」建畠 晢氏(多摩美術大学)

・第1部「メディアアートと生成するアーカイヴ」 
渡邉 朋也氏(山口情報芸術センター)、馬 定延氏(明治大学)、久保田 晃弘氏(多摩美術大学)

・第2部「多摩美ポスターアーカイヴについて」
佐賀 一郎氏 (多摩美術大学)、山本 政幸氏(岐阜大学)

【2日目】2019年3月30日 進行:安藤 礼二氏(多摩美術大学)
・第3部「写真とアーカイヴ―安齊重男作品が開く地平へ」
小泉 俊己氏(多摩美術大学)、光田 由里氏(DIC川村記念美術館)

独立行政法人国立美術館、クラウドファンディングサイトを開設

2019年3月15日、独立行政法人国立美術館が、クラウドファンディングサイトを開設したと発表しています。

国立美術館を応援してくださる方と「来館者と美術館」という関係を越えて、共に何かを作り上げる「仲間」という関係を築き、一緒に文化・芸術を盛り上げていきたいとの思いから開設したと説明されています。

現在は、国立西洋美術館が所蔵する、上半分が失われたクロード・モネの「睡蓮、柳の反映」を、作品の全図が写ったモノクロ写真や残存部の科学的調査などをもとにしてデジタル推定復元するプロジェクトへのクラウドファンディングが6月2日まで実施されています。目標金額は300万円で、推定復元されたデジタル画像は、修復の終わった作品と共に、6月11日開幕の「国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展」での公開が予定されています。

独立行政法人国立美術館 法人トピックス
http://www.artmuseums.go.jp/
※2019.3.15欄に「国立美術館がクラウドファンディングサイトを開設しました。ぜひご参加ください!」とあります。

米国博物館・図書館サービス機構(IMLS)、全米博物館・図書館サービスメダル2019のファイナリストを発表

2019年3月11日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、全米博物館・図書館サービスメダル2019(2019 National Medal for Museum and Library Service)のファイナリストを発表しました。同賞はコミュニティに対して著しい貢献を果たした博物館・図書館等を称えて贈られる全米規模の賞です。図書館15館、博物館等15館がファイナリストに選ばれました。

2019年の図書館のファイナリストは以下のとおりです。

リアス・アーク美術館(宮城県)、休館日の3月11日、常設展「東日本大震災の記録と津波の災害史」のみ無料で観覧可能とすると発表

宮城県気仙沼市のリアス・アーク美術館が、休館日の2019年3月11日、震災を追悼し後世まで伝える機会とするため、常設展の「東日本大震災の記録と津波の災害史」のみ観覧可能とし、観覧料を無料とすると発表しています。

米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)、国内の文化遺産の保存状態に関する調査報告書を公開:2004年調査のフォローアップ

2019年2月25日、米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)が、報告書“Protecting America’s Collections: Results from the Heritage Health Information Survey”を公開しました。

現在の収集機関(図書館・博物館・文書館)の保存業務に関する情報を収集し、ニーズを把握するため、2004年に実施した国内の文化遺産の保存状態調査“Heritage Health Index”を更新することを目的に2014年に1,714機関を対象に実施した“Heritage Health Information Survey (HHIS)”の報告書です。

米国の文化遺産機関の、2004年から2014年の10年間の傾向として以下を指摘しています。

・不適切な保管や露光による損傷事故の削減。
・コレクション管理を職責とする担当者の増加。
・コレクション評価を実施する機関の増加。
・危機管理計画を策定した機関の増加。
・コレクションの保存の予算を重点化した機関の増加。

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