オープンアクセス

米国国立標準技術研究所(NIST)がCHORUSに加盟

2018年8月21日、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブCHORUSは、米国国立標準技術研究所(NIST)がCHORUSに加盟したと発表しました。

National Institute of Standards and Technology (NIST) Signs Participation Agreement with CHORUS(CHORUS,2018/8/21)
https://www.chorusaccess.org/nist-signs-participation-agreement-chorus/

参考:
米国国立標準技術研究所(NIST)、CHORUSと連携して、同所が資金提供した研究結果へのパブリックアクセスを改善する試行プロジェクトを開始
Posted 2015年12月4日
http://current.ndl.go.jp/node/30142

CHORUS、米・国際開発庁(USAID)と覚書を締結

2018年8月16日、CHORUSは、米・国際開発庁(USAID)と、USAIDが助成した学術成果のアクセス拡大を目的とした覚書を締結したと発表しています。

USAIDでは2016年11月にパブリックアクセスプランを策定し、同庁のポータルを介してOA論文・著者最終稿にリンクさせていますが、今回の締結により、UDAIDではmCHORUSのサービスを活用して、助成した学術成果へのアクセス状況のモニタリングを強化し、学術成果のインデキシングや長期保存を進展させるとしています。

USAID Signs Participation Agreement with CHORUS(USAID,2018/8/16)
https://www.chorusaccess.org/usaid-signs-participation-agreement-chorus/

「ホライズン・レポート」の2018年高等教育機関版が刊行

2018年8月16日、米国のNPO・EDUCAUSEが、今後5年間における高等教育機関での教育に変化をもたらす傾向や課題・技術の発展を解説する「ホライズン・レポート」(Horizon Report)の2018年高等教育機関版を公開しました。

今年初め、これまで同レポートを発行していたニューメディア・コンソーシアム(NMC)がEDUCAUSEに買収されたことにより、2018年版からEDUCAUSEが同レポートを公開しています。

高等教育機関での技術採用が加速される主な動向として、

短期:Measuring Learningへの注目の増加、学習空間の再設計
中期:オープンな教育資源(OER)の普及、学際研究の新しい形態の台頭
長期:イノベーション文化の進展、機関間・分野横断的な連携

高等教育機関での技術採用に影響を与える大きな課題として、

解決可能な課題:真正な学習(authentic learning)経験、デジタルリテラシーの向上
困難な課題:組織設計の将来の職業への適用、デジタルエクイティ(公平性)の向上
深刻な課題:経済的・政治的圧力、教育の役割の再考

高等教育にとって重要な技術発展として、

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会、「統合イノベーション戦略についての見解」を公表

2018年8月2日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)運営委員会が、「統合イノベーション戦略についての見解」を公表しています。

6月15日に閣議決定された『統合イノベーション戦略』に盛り込まれた「第2章 知の源泉(2)オープンサイエンスのためのデータ基盤の整備」に関して同運営委員会の見解を示したものです。

統合イノベーション戦略についての見解(JPCOAR,2018/8/2)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=74#_href_243

統合イノベーション戦略についての見解
http://id.nii.ac.jp/1458/00000106/

欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤OPERAS、7種類のホワイトペーパーを公開

2018年8月6日、欧州における人文・社会科学分野のオープンな学術コミュニケーション発展のための研究基盤「学術研究を通した欧州の研究領域におけるオープンアクセスコミュニケーション」(Open Access in the European Research Area through Scholarly Communication:OPERAS)が、ワーキンググループが作成した7種類のホワイトペーパー(2018年7月付)を公開しました。

Elsevier社、Impactstoryとの連携を発表:抄録・引用文献データベースScopusに“Unpaywall”のOA論文に関するデータを統合

2018年7月26日、Elsevier社が、Impactstoryと連携し、同社の抄録・引用文献データベースScopusからのオープンアクセス(OA)論文の発見を容易化させると発表しています。

Elsevier社のScopusのデータに、Impactstoryの無料公開の研究論文に誘導するサービスUnpaywallのOA論文に関するデータを統合させるもので、統合作業は2018年8月から開始され、11月には同サービスが開始されます。

BioMed Central(BMC)が化学工学領域のオープンアクセス雑誌を創刊 生命医学分野以外にもブラントポートフォリオを拡大

2018年7月18日、生命医学分野のオープンアクセス(OA)出版事業を手掛けてきたBioMed Central(BMC)が、新たに”BMC Biomedical Engineering”と”BMC Chemical Engineering”の2誌を創刊することを発表しました。後者は生命医学分野ではなく、化学工学領域を対象とします。いずれも現在、投稿が受け付けられています。

BMCは2000年から生命医学分野のOA出版事業を行っていますが(当初は独立企業、後にSpringer社に買収され、現在はSpringer Natureの一部門)、今後はブランドポートフォリオを物理学・応用科学領域にも拡大していくとされています。近日中にこれらの領域の雑誌の追加創刊も予定されているとのことです。

英・ウェルカム・トラストとSpringer Nature社、研究者の研究データ公開を支援するサービスの試行を開始

2018年7月12日、英・ウェルカム・トラストとSpringer Nature社は共同で、研究者が研究データを公開することを支援するパイロット事業を行なうと発表しています。

同事業は6か月から12か月の期間の実施を予定しており、ウェルカム・トラストから助成を受けた研究者が、Springer Nature社の研究データ支援(Research Data Support)サービスを利用して研究データを公開する費用を先着順で支援するものです。

公開した研究データは、査読誌に投稿もしくは出版された論文に関連付けることが可能で、研究データはSpringer Nature社の雑誌で公開された論文に限定されません。研究データはCCコモンズライセンスのもと公開・管理されます。

また、ウェルカム・トラストの出版プラットフォームであるWellcome Open Researchで成果を発表する研究者は、投稿システムを経由して、研究データ支援サービスの利用オプションを使用することができます。

Knowledge Unlatched(KU)、複数のプラットフォーム上で公開されているオープンアクセス(OA)の電子書籍の利用統計を集約するツールの開発を発表

2018年7月17日、Knowledge Unlatched(KU)が、米・コーネル大学出版局、英・エジンバラ大学出版局、英・リバプール大学出版局、米・ミシガン大学出版局と共同で、利用統計レポート・分析ツール“KU Open Analytics”を開発すると発表しました。

“KU Open Analytics”は、出版者と図書館に対して、複数のプラットフォーム上で公開されているオープンアクセス(OA)の電子書籍の利用統計を集約・提供するツールです。

2018年の夏にかけて開発され、秋には公開される予定です。

Knowledge Unlatched develops KU Open Analytics together with four founding partners(KU,2018/7/17)
http://www.knowledgeunlatched.org/2018/07/ku-open-analytics/

Europe PMC、プレプリントの索引付を開始

2018年7月11日、Europe PMCが、7月からプレプリントの索引付を開始したと発表しています。

Crossrefに送られてから24時間以内にEurope PMCで検索できるようになり、含まれているDOIを通じて原文にアクセスすることができます。

また、査読論文とプレプリントを区別するために、プレプリントにはPPR IDが付与され、プレプリントがその後査読論文として公開され、Europe PMCに搭載された場合には、相互リンクをします。

Europe PMCでは、プレプリントの拡大や懸念事項、出版のエコシステムにおける影響について深く理解することの必要性を認識し、同サービスを開始したとしています。

Preprints in Europe PMC: reducing friction for discoverability(Europe PMC,2018/7/11)
http://blog.europepmc.org/2018/07/preprints.html

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