オープンアクセス

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)、世界中のリポジトリを活用した様々なサービスを紹介するウェブページ「おすすめのOAリソース」を公開

2020年6月24日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)は、世界中のリポジトリを活用した様々なサービスを紹介するウェブページ「おすすめのOAリソース」を公開したことを発表しました。

同ページは、JPCOARが公開した「COVID-19以降の社会に向けたオープンアクセスの加速について」を踏まえて作成されました。2020年6月25日現在では、学術機関リポジトリデータベース(IRDB)をはじめとしたオープンアクセス(OA)論文検索サイト、Kopernio等のOA論文検索ツールが紹介されています。

お知らせ(JPCOAR)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/index.php?page_id=0
※2020年6月24日付で「おすすめのOAリソースの公開について」というお知らせが掲載されています。

Springer Nature社、新たなオープンアクセス(OA)ジャーナルシリーズ“Discover”を立ち上げ

2020年6月23日、Springer Nature社が、新たに完全オープンアクセス(OA)ジャーナルシリーズ“Discover”を立ち上げることを発表しました。

同シリーズは、応用化学、物理学、生命学、医学、社会科学等のトピックを扱う40誌で構成される予定であり、同社が刊行するジャーナルに求められる高水準の研究公正を維持しつつ、投稿後7週間から10週間の出版を目指すとしています。

同シリーズで最初に刊行されるジャーナルは“Discover Sustainability”であり、同ジャーナルでは持続可能性に関して様々な研究分野の成果が掲載されます。

英国工学技術学会(IET)、Wiley社と連携し、全てのハイブリッド誌を2021年1月からゴールドOA誌に移行すると発表

2020年6月17日、英国工学技術学会(IET)とWiley社は、IETのジャーナルのオープンアクセス(OA)化のため連携すると発表しました。

IETが、Wiley社と連携し、また、これまでの関係者とも協力しながら、2021年1月からIETの全てのハイブリッド誌をゴールドOA誌に移行する内容で、既存のゴールドOA誌に追加することで、工学や技術に関する優れたOAジャーナルコレクションを作成するとしています。

これにより、最新の研究成果をOAで出版できるだけでなく、2013年以降に出版された論文がWiley Online Libraryを通じて自由に利用できるようになります。

英・Jisc、SHERPA RoMEO・Sherpa Factのリニューアル版を公開

2020年6月18日、英・Jiscのオープンアクセス(OA)チームは、JiscのサービスSHERPA RoMEOのリニューアル版を公開したことを発表しました。

SHERPA RoMEOは、世界中の出版社のOAポリシーを集約・分析し、ジャーナルごとにOAによるセルフアーカイブの許諾条件・権利条件の概要を提供するオンライン情報源です。リニューアル版では、各ジャーナルの様々なOAポリシーの概略表示など、ユーザビリティ向上に関する大きな改善が行われました。また、APIの機能拡張や、将来の迅速なサービス展開を可能にする基礎データの改善も行われています。

今回のSHERPA RoMEOのリニューアルは、OAポリシーを取り巻く環境の変化への積極的な対応として実施されました。出版社が出版プロセスのさまざまな段階で提供している複雑なOAポリシーのバリエーションをより明確に示すことができるようになっています。Jiscはリニューアル版への移行を支援するため、ユーザー向けの参考資料を多数用意しています。

なお、ジャーナルが助成機関のOAポリシーに従っているかどうかを確認するためのサービスSherpa Factについても、SHERPA RoMEOとともにリニューアル版が利用可能であることが併せて発表されています。

米・LYRASIS、米国の図書館におけるオープンコンテンツへの取組状況を調査した報告書を公表

2020年6月18日、米国の図書館等のネットワークLYRASISは、米国の図書館におけるオープンコンテンツへの取組状況を調査した報告書“Understanding the Landscape of Open Content Activities in United States Libraries”を公表しました。

調査は、オープンアクセス(OA)スカラシップ、オープンデータ、オープン教育資源(OER)に関する取組や財政支援の実施状況に焦点を当てた内容となっています。LYRASISのメンバー館等を対象として2020年1月31日から3月22日にかけオンラインで実施され、回答者は質問計30問への回答を求められました。計224の回答が寄せられ、空白回答や同一機関のメンバーからの重複回答の削除を経て、計166の回答が分析に用いられました。

報告書では、OAスカラシップのための機関リポジトリは広く学術図書館で採用されているが教員による学術コンテンツの登録は限定的であること、外部のOAイニシアチブへの財政支援を実施している機関は少ないこと、多くの大学図書館は機関リポジトリでOERへのアクセス提供を行っていないこと等の調査結果が図表を用いて示されています。また、調査に用いた質問票がPDF形式で、回答データがExcel及びCSV形式で公開されています。

Springer Nature社と米・カリフォルニア大学が転換契約を締結

2020年6月16日、Springer Nature社と米・カリフォルニア大学は、転換契約を締結したことを発表しました。同社にとって、これが北米で初の転換契約締結です。

発表によると、最終契約書の有効期間は2020年から2023年までであり、2020年は追加費用なしで、同大学所属の研究者は同社が刊行する2,200タイトルを超えるハイブリッドジャーナルおよび500タイトルを超えるオープンアクセス(OA)ジャーナルでOA出版が可能となります。他に、契約の要点として、2021年以降は論文処理費用(APC)について、同大学が定額を支払い、不足分は著者または同大学が負担するマルチペイヤーモデル(multi-payer model)を取り入れること、同学の所属者は今後、Springer、Palgrave、Adis、Macmillanのポートフォリオに含まれる2200誌以上のジャーナルの恒久的な閲覧が可能となること等が挙げられています。

また、完全OAポートフォリオの拡充、オープンサイエンスの影響およびスコープに関する調査を行う試験的プロジェクトの立ち上げ、同社が刊行する購読型ジャーナルのOA化に、同社と同大学が協力して取り組むことが述べられています。

2020年、大学・研究図書館のトレンド(記事紹介)

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)が刊行する“College & Research Libraries News”の2020年6月号に、“2020 top trends in academic libraries”が掲載されています。

同記事は、ACRLの研究計画審査委員会(Research Planning and Review Committee)により作成されたもので、大学・研究図書館における過去2年分のトレンドをまとめたものです。

取り上げられているトレンドは、以下の通りです。

・Change management: New skills for new leadership
変動性・不確実性・複雑性・曖昧性(Volatility, Uncertainty, Complexity, Ambiguity:VUCA)の時代を背景とした、求められるリーダーシップの変化

・Evolving integrated library systems
統合図書館システム(ILS)の進化

・Learning analytics
学生のプライバシーや図書館の倫理等の観点から、ラーニングアナリティクスを活用することへの懸念が生じていること

Springer Nature社、統合型プレプリント共有サービス“In Review”を論文執筆者に無料で提供:“Nature Communications”と“Nature Biomedical Engineering”の2誌が対象

2020年6月15日、Springer Nature社は、“Nature Communications”と“Nature Biomedical Engineering”の2誌で、一次研究論文を投稿する執筆者が統合型プレプリント共有サービス“In Review”を無料で利用できるようになったことを発表しました。

“In Review”は、同社とResearch Square社が共同で開発を行い、2018年に公開され、研究成果の早期共有と透明性の高い査読を可能としたものです。発表の中では、“Nature Communications”でプレプリントを可視化するために2017年から導入された “Under Consideration”は、段階的に廃止するとしています。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)、Plan S準拠状況に関するリポジトリプラットフォームへのアンケート調査結果を公表

2020年6月17日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)は、リポジトリプラットフォームへのアンケート調査結果を公表しました。Coalition Sとの協議を経て、リポジトリプラットフォームの現在のPlan S準拠状況と今後の準拠の意向有無、準拠する上での課題を特定するために実施されたものです。

調査は2020年4月から5月にかけて行われ、16のリポジトリプラットフォームから回答を得ました。Plan S準拠のためのガイダンスで示された、リポジトリに求められる必須基準及び推奨基準について、現在の実装状況と今後の実装意向を尋ねており、調査の要点として以下の点を示しています。

・ほとんどの回答者は必須基準を満たしており、一部未実装の基準がある回答者も今後実装する意向を示していること
・回答者はすでに推奨基準の多くを達成していること

数名の回答者からは、必須基準の内容がかなりあいまいであるため、リポジトリ毎に解釈が分かれる可能性があるとの指摘も寄せられました。COARは引き続きcOAlition Sと協力し、Plan Sが想定する主要機能の実装においてリポジトリプラットフォームを支援するため、より詳細なガイダンスの作成を行うとしています。

オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)コンテンツ流通促進作業部会、次期JAIRO Cloud(WEKO3)βテスト動画教材を公開

2020年6月17日、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)のコンテンツ流通促進作業部会は、次期JAIRO Cloud(WEKO3)βテストに関する実施説明動画として、動画教材を公開したことを発表しました。

「基本の操作」「アイテムタイプの確認」「アイテムの確認」「インデックスの確認」「著者名典拠の確認」「ページ・モジュールの確認」の6本の動画がYouTube上で公開され、視聴可能になっています。

次期JAIRO Cloud(WEKO3)βテスト動画教材の公開について(JPCOAR,2020/6/17)
https://jpcoar.repo.nii.ac.jp/?page_id=141#_href_487

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