オープンデータ

日本図書館協会(JLA)分類委員会、国立国会図書館(NDL)との共同研究によるNDC新訂8版および9版データを公開

2019年3月13日、日本図書館協会(JLA)分類委員会が、日本十進分類法(NDC)新訂8版データ(ndc8)およびNDC9版データ(ndc9)を、一般社団法人メタデータ基盤協議会が運営するMetaBridgeに統制語彙として登録し、2019年3月12日から公開したと発表しています。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスのCC BYで公開されています。また、同委員会のウェブページからもダウンロード可能です。

同委員会では、国立国会図書館(NDL)電子情報部と共同で、2015年度・2016年度に「日本十進分類法のLinked Data形式化に係る共同研究」を実施しましたが、その成果を利用できるよう公開したものです。

日本図書館協会分類委員会 お知らせ
https://www.jla.or.jp/committees/bunrui/tabid/187/Default.aspx
※2019/03/13欄に「共同研究によるNDC新訂8版および9版データを公開しました。」とあります。

E2117 - スウェーデン王立図書館によるラボ設置のための調査報告書

近年,主に海外の図書館において,館内にラボを設置する館が増えてきている。スウェーデン王立図書館(NLS)でも図書館ラボ設置のための検討が行われ,2018年にはNLSのラボ(以下「NLSラボ」)に求められる要件について委託調査を行った。その調査の報告書である“datalab.kb.se:A Report for the National Library of Sweden”(以下「報告書」)が,2018年10月,調査に携わったスウェーデンのウメオ大学教授Pelle Snickars氏の個人ウェブサイト上で公開された。章立ては,(1)欧米の国立図書館ラボの調査,(2)デジタル研究(Digital Scholarship),(3)NLSラボ設置のための推奨事項となっている。本稿では報告書の概要を紹介することで,図書館ラボに関する知見を深める材料としたい。

総務省、「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件を発表:大阪市立中央図書館が優秀賞を受賞

2019年3月8日、総務省が、「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件を発表しました。

同賞は、ICT(情報通信技術)を活用して、地域が抱える様々な課題を解決し、地域の活性化を図るため、自律的な創意・工夫に基づき地方公共団体や地域団体、民間企業等がICTを利活用している事例を広く募集の上、「ICT地域活性化大賞」として表彰するものです。

「ICT地域活性化大賞2019」の受賞案件は、115件の応募の中から、3月8日に開催した「地域ICTサミット2019」内で決勝審査を実施して決定されたもので、優秀賞4案件の内の1つに、大阪市立中央図書館の「オープンデータ化した地域資料の利活用を通じて大阪の魅力を発信」が選ばれました。

「ICT地域活性化大賞2019」受賞案件の発表(総務省,2019/3/8)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu06_02000206.html

大阪市教育委員会、合同会社AMANEと大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定を締結したことを発表

2019年3月1日、大阪市教育委員会は、合同会社AMANEと大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定を締結したことを発表しました。

本協定により、大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの高精度なデータ生成・公開、利活用に関する取組について連携協力を行うことで、大阪に関する歴史資料の公開(オープンデータ)・活用を推進するとしています。

報道発表資料 合同会社AMANEと大阪市立図書館デジタルアーカイブオープンデータの公開及び利活用推進に関する連携協定を締結しました(大阪市, 2019/3/1)
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kyoiku/0000462815.html

中東地域の危機に瀕する遺跡の正確な3D記録を作成するプロジェクト“Project Anqa”のウェブサイトが公開

2019年2月27日、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が、“Project Anqa”のウェブサイトの公開を発表しました。

中東地域の文化遺産の壊滅的な損失に対応するため、ICOMOSと、世界の遺跡の3Dデータを記録する活動を行なっている米国のNPO・CyArk、米・イエール大学文化財保存研究所が2015年に共同で開始した事業です。

同事業では、危機に瀕している遺跡の正確な3D記録を作成するとともに、同地域の能力開発や知識の移転等を実施することが目的とされており、同国の文化財博物館総局(DGAM)と提携してシリアで開始された同事業で記録化されたダマスカスにある6つの遺跡を記録が掲載されています。

Launch of Project Anqa's Website (ICOMOS,2019/2/27)
https://www.icomos.org/en/178-english-categories/news/44200-launch-of-project-anqa-s-website

シンポジウム 「オープンデータと大学」の報告資料が公開される

2019年2月7日、九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻のウェブサイトで、2019年1月30日に同専攻主催で開催されたシンポジウム「オープンデータと大学」の報告資料公開が発表されていました。

同シンポジウムのプログラムは次のとおりでした。

○趣旨説明
岡崎敦氏(九州大学)
「オープンデータの動向とデジタル・ヒューマニティーズの昔と今」

○報告
中村覚氏(東京大学情報基盤センター)
「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業におけるオープンデータに関する取り組み」
南山泰之氏(東京財団政策研究所)
「研究データ管理の動向及びデータ利活用に向けた課題整理」
畑埜 晃平(九州大学)
「くずし字のオープンデータとその活用」

シンポジウム「オープンデータと大学」(九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻, 2019/2/7)
http://lss.ifs.kyushu-u.ac.jp/?p=1298

東京大学附属図書館、各デジタルコレクションでの「データセット」の提供開始を発表

2019年2月21日、東京大学附属図書館は、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として公開している「総合図書館 石本コレクション」等のデジタルコレクション計21種類(2019年2月時点)について、新たに「データセット」サービスを開始し、メタデータの一括取得などが簡易に行えるようになったことを発表しました。

データセットには画像に関する情報(IIIFマニフェストのリスト形式)やアイテムのメタデータ一覧(表形式及びRDF形式)が含まれるほか、翻刻文などを公開しているコレクションについてはテキスト(RTF形式及びTEI/XML形式)も提供するとあります。

データセットはGithub上で公開されており、週1回の頻度でデータ更新を行うとしています。

ニュース(東京大学附属図書館)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news
※2019年2月21日付のニュースに「各デジタルコレクション「データセット」の提供開始について」とあります。

衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用が開始:経済産業省「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」

2019年2月21日、経済産業省による「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」の受託企業であるさくらインターネット株式会社が、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用開始を発表しています。

衛星データおよびその分析・アプリケーションなどの開発環境を無料で提供するプラットフォームで、政府の提供する衛星データに加え、民間が提供する地上・宇宙のデータも多数保持されています。また、これらデータを、クラウド・GPU・ストレージなどのコンピューティングリソースを使って、オープン&フリーで利用することができます(上限あり)。

英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)、同国の研究データの公開の現状や提言をまとめた最終報告書をウェブサイトで公開

2019年2月4日、英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)による最終報告書“Realising the potential: final report of the Open Research Data Task Force”がウェブサイトで公開されました。

UK Open Access Coordination Groupの議長ティケル(Adam Tickell)教授の助言を受け、2016年にジョンソン(Jo Johnson)大学・科学担当大臣により設立されたORDTFによる報告書で、英国における研究データ公開の現状を概観するとともに、研究データの公開に関する助言を行っています。

Open Research Data Task Force: final report (GOV.UK,2019/2/4)
https://www.gov.uk/government/publications/open-research-data-task-force-final-report

大阪市立図書館が2018年度勝手表彰の貢献賞を受賞:「古文書等オープンデータ画像のビジネス等への利活用促進」に対して

2019年2月5日、大阪市立図書館は、同館の「古文書等オープンデータ画像のビジネス等への利活用促進」の取組が2018年度勝手表彰の貢献賞を受賞したことを発表しました。同日付の大阪市の報道発表資料によれば、公共図書館の受賞は国内初とあります。

同賞は一般社団法人オープン&ビッグデータ活用・地方創生推進機構(VLED)が主催するものです。VLEDでは、オープンデータやその活用等に関する優れた取組を勝手に選んで勝手に表彰する「勝手表彰」を実施しており、2018年度で6回目となります。

同館では今回の表彰を受け、「大阪市ICT戦略」に基づき、デジタルアーカイブにおけるオープンデータ化対象画像の拡充とメタデータの豊富化、ビジネスの活性化をも視野に入れた利活用推進等に引き続き取組むとコメントしています。

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