図書館経営

E370 - 図書館の閉鎖を回避する−米国における最近の動き

米国では図書館の運営予算が大幅に削減されており,ニューヨーク州エリー郡やカリフォルニア州サリナス市で図書館が閉鎖の危機にあることはE276で紹介したとおりであるが,その後も引き続き図書館の存続・閉鎖や運営予算の確保が課題となっている。ニューヨーク州エリー郡では,郡議会に…

CA986 - 蔵書管理方針とコスト:英国図書館の場合 / 古川浩太郎

近年,図書館の運営にも原価管理をはじめとする経営学的な手法を採り入れることの意義が主張されるようになっている。ここでは,蔵書管理にLCC(ライフサイクルコスト=生涯費用)概念を導入する試みを行った英国図書館(BL)の事例を紹介することとしたい。LCCとは,資産の保有期間に生…

E367 - 南アフリカ共和国における公共図書館の運営の現状

南アフリカ共和国の公共図書館1,240館は現在,“unfunded mandate”,すなわち財政的支援のないまま運営されている。これは,図書館の設置に責任を持つべき州政府が,中央政府から図書館関連予算を得られない状態であることを示している。1996年に成立した憲法では,それまで市町村によっていた…

CA962 - LCの管理職人事 / 久保宮恭子

1987年にビリントンが館長に就任する以前のLCでは,職員の採用や昇進など人事政策の面で停滞の感がまぬがれなかった。また,業務面でも大量の滞貨が生じる等の問題が起こり,人事の停滞との関連も取りざたされていた。ビリントンは館長に就任するとLCの機能を合理化し,さらに環境の変化…

CA941 - 教育と一般向け資料の提供と:公共図書館の役割に関する全国調査 / 田村俊作

ジョージ・デリア等ミネソタ大学の研究者は,公共図書館の役割に関する人々の意見を調べるために,1992年の春から夏にかけて全国調査を実施した。公共図書館が運営計画を立てる際の手引きとして通常考えられているのは,望ましい基準など,目標となる全国基準を提供することである。しか…

CA927 - サント・ジュヌヴィエーヴ図書館の座席割当てシステム / 野口尚子

フランスの大学間共同図書館,サント・ジュヌヴィエーヴ図書館は,目にあまる席とりをなくし,閲覧室の占有を効率よくすることを目的に,座席管理システムを導入した。利用者の入退館は,自動制御扉に連動したバーコードリーダーによる利用者カードの読み取りによって行われる。利用者…

CA925 - 逆境を乗り切る図書館もある:ライブラリー・オブ・ザ・イヤー / 小林昌樹

1993年のライブラリー・オブ・ザ・イヤーは,テキサス州オースティン公共図書館が受賞し,5000ドルの賞金を受け取った。この賞はLibrary Journal誌とゲール・リサーチ社が主催するもので,今回が2回目である。1回目は昨年,カリフォルニア州レッドウッド市公共図書館が受賞した。受賞の要件は 1)…

CA903 - 返還を控えた香港の図書館事情 / 塚田洋

香港の図書館界はこの20年余りの間に急成長をとげ,現在,公共図書館50館,大学図書館7館を中心に優れたサービスを提供している。教育文化施設の整備が叫ばれ始めた1950年代から,そうした声に応え図書館活動を支援してきたのは香港図書館協会(以下,協会)である。協会は図書館員の組織…

CA838 - ビリントン館長4年半の戦い / 千代正明

米国議会図書館(LC)の第二別館,マディソンビルの中庭から樹木が取り除かれ,噴水も消えた。代わりに150万ドルをかけたコンピュータ機器が並び,来館者がプログラムを楽しんでいる。スミソニアン研究所にあった「会話型情報技術公開実験室」(CA821参照)を,ビリントン館長がLC付属とし…

CA688 - 米国図書館振興財団(CLR)の研究助成テーマ―1989年度― / 中森強

米国図書館振興財団(CLR)は,1956年の設立以来,米国内のみならず国際的にも,調査研究,教育,出版活動への助成を通じて,図書館の発展のために多大な貢献をしてきた。このCLRの最近5ヶ年の活動は,図書館技術開発よりはむしろ,図書館運営面での調査研究・分析に関するプログラムヘの…

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