図書館評価

英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)・英国国立公文書館(TNA)・Jisc、特別コレクションの引用方法の一貫性・正確性の改善に関する課題・条件、及び、引用データの効率的な収集に必要な戦略やツールについて考察した報告書を公開

2018年11月1日、英国研究図書館コンソーシアム(RLUK)は、英国国立公文書館(TNA)・Jiscと共同で実施した、現在の特別コレクション(Unique and Distinct Collections:UDC)の引用方法の一貫性や正確性の改善に関する課題や条件及び、引用データの効率的な収集に必要な戦略やツールについて考察した報告書“Citation Capture: Enhancing Understanding of the Use of Unique and Distinct Collections within Academic Research”を公開しました。

引用方法を標準化することでアーキビスト・図書館員等が利用状況を把握し、情報に基づく意思決定を容易にすることや、資金調達の際に事実に基づく評価指標を提供できるようにすることが目的とされています。

OCLCとIthaka S+R、報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”を公開

2018年10月18日、OCLCとIthaka S+Rが、報告書“University Futures, Library Futures: Aligning library strategies with institutional directions”を公開しました。

コレクション規模に基づいて図書館を評価するモデルが変化していることに鑑み、様々なタイプの大学における新しいサービスを調査し、各サービスの重要性を正確に評価するための枠組みを示したものです。

報告書では、研究・教養教育・職業教育という教育活動及び提供形態によって特徴づけられる米国の高等教育機関モデルと、主要な9つの図書館サービスの枠組みを比較し、図書館のサービス内容が大学の優先事項に対応しているという仮説を検証する作業が行われています。

米国議会図書館(LC)、2019年から2023年の戦略計画“Enriching the Library Experience”及びデジタル戦略を発表

2018年10月1日、米国議会図書館(LC)、2019年から2023年までの戦略計画“Enriching the Library Experience”を発表しました。

LCの方向性を、利用者中心・デジタル対応・データ駆動型へと転換することを目指すもので、新しいビジョン・ステートメント“all Americans are connected to the Library of Congress”は、利用者と利用者の経験を豊かにしたいというLCの願いに焦点を当てたものです。

戦略計画では以下の4つの目標が掲げられています。

1.アクセスの拡大:利用者がいつどこでどのように望んでもLCの貴重なコレクション・専門家・サービスを利用できるようにする
2.サービスの強化:全ての利用者とLCとの一生の繋がりを育む貴重な経験を創造する
3.リソースの最適化:LCの経営の現代化・強化・合理化
4.インパクト評価:データを用いてLCの世界的評価を測定し、説得力のある説明を共有する

また、同時に発表された新しいデジタル戦略“Digital Strategic Plan”は、今後5年間のデジタル変革のためのLCの目標を説明することで、戦略計画の目標を補完するものとなっています。

E2023 - 特殊コレクション・アーカイブ資料のサービス評価統計の地平

2018年1月,米国大学・研究図書館協会(ACRL)と米国アーキビスト協会(SAA)は,「アーカイブ資料及び特殊コレクションのサービス評価のための統計基準」(Standardized Statistical Measures and Metrics for Public Services in Archival Repositories and Special Collections Libraries)を公開した。近年の特殊コレクション・アーカイブ資料(以下「特殊コレクション等」)に対する関心の高まり及び特殊コレクション等によるサービスの価値を示す必要性が,基準の策定につながったと考えられる。基準策定の背景に触れながら,基準の内容を紹介したい。

E2024 - 北米研究図書館協会による今後の評価プログラムへの提言

2017年12月,北米研究図書館協会(ARL)は,研究図書館の今後の評価プログラムへの提言をまとめた報告書“ARL Assessment Program Visioning Task Force Recommendations”を公開した。

米・フィラデルフィア公共図書館、リテラシー向上・労働力開発・中小企業振興等に与えた図書館の影響を調査した報告書を公開

米・ペンシルバニア州のフィラデルフィア公共図書館 (Free Library of Philadelphia)が、調査報告書“Impact Evaluation Report”を公開しました。

同調査は、米・ペンシルバニア大学の公共政策研究所(Fels Institute of Government)の事業評価等に関する取組“ImpactED”と連携して2017年秋に実施したもので、地域との関係性、リテラシー能力の向上、労働力開発、中小企業の振興の4つの重要分野への図書館の影響を評価しています。

図書館利用者は全住民を代表しており図書館や図書館職員に対して圧倒的に好意的であること、図書館のリテラシーに関するプログラムに参加する保護者は少ないものの参加した保護者は子どもへの好影響を回答していることのほか、求職や能力開発のための図書館の利用状況、起業や業務改善のための同館のビジネス支援サービスの利用状況についての調査結果などが示されています。

慶應義塾大学メディアセンター、LibQUAL+によるアンケート調査の結果を公表

2018年4月4日、慶應義塾大学メディアセンターが、2017年11月1日から12月8日にかけて実施した、図書館サービス品質評価のための利用者調査アンケート“LibQUAL+”の調査結果を公表しました。

調査の対象は、同大学の全学部の学部生・院生・教職員・通信生で、有効回答数は6,696件でした。

慶應義塾大学メディアセンター全体、及び、各キャンパスの各図書館ごとの分析結果が公表されています。

図書館利用者調査LibQUAL+(R)(ライブカル)実施結果を公開しました(慶應義塾大学メディアセンター,2018/4/4)
http://www.lib.keio.ac.jp/jp/info/index.php#617

LibQUAL+(R) 調査結果の概要
http://libguides.lib.keio.ac.jp/libqual2017/result

米国の大学・研究図書館協会(ACRL)、「高等教育機関における図書館の基準」の再改訂版を公表

2018年3月22日、米国の大学・研究図書館協会(ACRL)は、同理事会が「高等教育機関における図書館の基準」の改訂を承認したと発表し、同版をウェブサイトで公表しました。

同基準は、大学図書館が学生の教育や所属機関のミッション達成等におけるパートナーとしての役割を担うための指針として策定されたもので、2004年に採択され、2011年に1度改訂されています。

Revised Standards for Libraries in Higher Education(ACRL insider,2018/3/22)
http://www.acrl.ala.org/acrlinsider/archives/15541

Standards for Libraries in Higher Education(ACRL)
http://www.ala.org/acrl/standards/standardslibraries

米国大学・研究図書館協会(ACRL)及び米国アーキビスト協会(SAA)の承認を受け「アーカイブ資料や特別コレクションによるサービスのための評価基準」が公開

2018年1月25日、米国大学・研究図書館協会(ACRL)と米国アーキビスト協会(SAA)が、アーカイブ資料や特別コレクションによるサービスのための統計的評価基準“Standardized Statistical Measures and Metrics for Public Services in Archival Repositories and Special Collections Libraries”を公開しました。

ACRLの貴重書・手稿部会(RBMS)と米国アーキビスト協会(SAA)の合同タスクフォースによって策定されたもので、2017年10月のACRLの理事会での承認の後、2018年1月のSAAの理事会でも承認され、今回、公開されました。

E1990 - 「デジタルアーカイブ」の新たな評価法:Impact Playbook概説

2017年10月,Europeanaより評価方法の新規開発プロジェクトの成果物として“Impact Playbook: For Museums, Libraries, Archives and Galleries”(以下プレイブック)の第一部が公開された。プレイブックは「インパクト評価」を実施するための手順・方法をまとめた一種のガイドラインであり,Europeanaだけでなく,その参加機関である欧州各域の図書館・博物館・公文書館・ギャラリー等が各々のデジタルアーカイブ関連事業の持つ多様な価値を各々の見方で評価し,かつその評価結果を他者と共有できるようにするための「共通言語」としての役割を果たすという。

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