RDA(研究データ同盟)

研究データ同盟(RDA)、新型コロナウイルス感染症拡大下におけるデータ共有に関する提言及びガイドラインの最終案を公開

2020年5月28日、研究データ同盟(RDA)は、新型コロナウイルス感染症拡大下におけるデータ共有に関するガイドラインの最終案“RDA COVID-19; recommendations and guidelines, 5th release 28 May 2020”を公開したことを発表しました。

同資料はRDAの新型コロナウイルス感染症に関するワーキンググループ“RDA COVID-19 Working Group”が作成したものであり、6月8日までパブリックコメントを実施しています。

発表によると、同ガイドラインは診療情報(clinical data)、疫学(epidemiology)、社会科学(social sciences)をカバーし、法的・倫理的配慮や研究用ソフトウェア、コミュニティの参画、先住民に関するデータにも焦点を当てています。また、新型コロナウイルス感染症対応において、以下の事項について重要性を特に強調しています。

・タイムリーかつ信頼できる方法での診療情報の共有

・論文と共にデータを公開すること

・疫学のデータが感染症に関する戦略や基準の迅速な策定を支えること

・感染症研究の重要なデータを収集し関連付けるために一般的ガイドラインを提供すること

データリポジトリの信頼性に関するTRUST原則(文献紹介)

2020年5月14日付のSpringer Nature社のオープンアクセス(OA)ジャーナル“Scientific Data”に掲載された文献として、研究データ・デジタルリポジトリに関するコミュニティが共同開発したデータリポジトリの信頼性を実証するための指針「TRUST原則」が公表されています。

デジタルデータ、及びデジタルデータへのアクセスと利用を提供するリポジトリへの依存度が急速に高まっているため、データリポジトリは保有するデータを適切に管理できることを示してサービスを提供するコミュニティの信頼を得る必要があります。「TRUST原則」はこのことを背景に、1年以上の公開の議論や研究データ同盟(RDA)の「デジタルリポジトリ認証」(RDA/WDS Certification of Digital Repositories)IGにおける既存の合意事項に基づいて、デジタルリポジトリコミュニティの多様な分野を代表する利害関係者が、デジタルデータを扱うリポジトリの信頼性の指針として共同開発しました。透明性(Transparency)・責任(Responsibility)・ユーザー中心(User Focus)・持続可能性(Sustainability)・技術(Technology)の5原則をデータリポジトリが信頼性を維持するための指針としています。

幅広いジャーナル・出版社を対象とした研究データポリシーのフレームワークの開発(文献紹介)

2020年刊行の“Data Science Journal”誌の19巻に、実践報告(Practice Papers)として“Developing a Research Data Policy Framework for All Journals and Publishers”が掲載されています。

この報告は、オープンアクセス(OA)出版社・PLOSのIain Hrynaszkiewicz氏をはじめとする5人の著者により、研究データ同盟(RDA)の「研究データポリシーの標準化・実装(Data policy standardisation and implementation)」に関するInterest Group(IG)の成果物として作成されました。

E2241 - 優れた研究データ管理(RDM)実践の24の事例集<文献紹介>

2019年10月,英国のOpen Book Publishers社は単行書“Engaging Researchers with Data Management: The Cookbook”を刊行した。同書の編集にはプロジェクトチームが立ち上げられ,主な構成メンバーは発生生物学の研究者でオランダ・デルフト工科大学に所属するConnie Clare氏を筆頭著者とする著者チームや,研究データ同盟(RDA;E2228ほか参照)の「研究データのための図書館」研究グループ(Libraries for Research Data Interest Group)のメンバーである。同書はHTML版・PDF版がオープンアクセス(OA)で公開されている。本稿では,その内容を概観する。

E2228 - 研究データ同盟第14回総会<報告>

研究データ同盟(RDA;E2144ほか参照)第14回総会は,“Data Makes the Difference”(データが社会を変える)を全体テーマとして,2019年10月23日から25日にかけてフィンランドのヘルシンキで開催された。2019年10月時点で,RDAには137の国・地域から9,000人以上の個人会員が登録しており,本総会への参加者数は571人(うち日本からの参加者は15人)であった。参加者の属性は,主にデータ共有に関する研究者,データ管理者,図書館員,行政関係者等である。

研究データ同盟(RDA)、創設メンバーの1人であるバーマン(Francine Berman)氏による記事“The Research Data Alliance - The First Five Years ”を公開

2019年12月31日、研究データ同盟(RDA)が、創設メンバーの1人で、共同議長も務め、2019年をもって理事会の6年間の任期を終えた、バーマン(Francine Berman)氏による記事“The Research Data Alliance - The First Five Years ”を公開しています。

RDAの組織・理念・原則・作業方法を概説するとともに、RDAの将来に関する重要な提案を行っています。

The Research Data Alliance - The First Five Years(RDA, 2019/12/29)
https://www.rd-alliance.org/research-data-alliance-%E2%80%93-first-five-years

研究データ同盟(RDA)、先住民のデータの先住民による管理を促進するための国際ネットワークGlobal Indigenous Data Alliance (GIDA)と覚書を締結

2019年12月17日、研究データ同盟(RDA)は、Global Indigenous Data Alliance (GIDA)と最近覚書を締結したことを発表しています。

GIDAは、先住民のデータに関する主権とガバナンスを向上させることで、先住民のデータの先住民による管理を促進することを目的とした国際ネットワークです。

覚書の締結により、GIDAはRDAの傘下組織となり、今後、理事会や技術援助評議会(TAB)との連携、総会への参加、RDAへの貢献や運営組織との協力のほか、ウェビナーやワークショップといったイベントの共催等が検討されています。

研究データ同盟(RDA)、フランスの高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)及び国立科学研究センター(CNRS)と連携協定を締結

2019年12月10日、研究データ同盟(RDA)は、フランスの高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)及び国立科学研究センター(CNRS)と連携協定を締結したと発表しています。

フランス政府は2018年7月に策定したオープンサイエンスに関する国家戦略(Plan National pour la Science Ouverte:PNSO)において、科学的研究成果をオープンにすることを表明しており、その具体的な行動として、研究データ管理・オープンサイエンス・データの総合運用性・FAIR原則の課題の解決のための組織であるとしてRDAを支援(フランス国内の活動の支援、RDA事務局への財政的貢献)するものです。

【イベント】講演会「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」(10/9・東京)

2019年10月9日、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)において、講演会「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」が開催されます。

講師は研究データ同盟(RDA)の事務局長であるHilary Hanahoe氏です。RDAの成り立ちや現在の活動について紹介が行われるとともに、オープンサイエンスパラダイムに向けた研究データ基盤の在り方や、周辺のガイドライン作成とその承認等を実際に進めるための障壁、課題についての意見交換が行われる予定とあります。

使用言語は英語であり、参加希望者は10月7日午後5時までの事前申し込みが必要となっています。

講演会(フォーサイト・セミナー)「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」開催(10/9)の御案内(NISTEP)
https://www.nistep.go.jp/archives/42682

研究データ同盟(RDA)、デジタル人文学分野の研究者・サービスプロバイダを対象にRDAの関連情報をまとめた報告書を公開

2019年7月30日、研究データ同盟(RDA)が、報告書“The Research Data Alliance and the Humanities”を公開しました。

主に欧州のデジタル人文学分野の研究者・サービスプロバイダを対象に、同分野と関係するRDAの基本的な情報を提供することで、彼らがRDAの成果を享受し、RDAの活動への関与を増大させることを目的に、オランダの学術情報の収集・提供機関であるData Archiving and Networked Services(DANS)が作成した報告書です。

報告書では、RDAの概要、人文学の現状と特殊性、人文学の研究者・実務者・サービスプロバイダに関係するRDAのInterest Group(IG)・Working Group(WG)・提言・成果の観点からRDAが同分野に提供する機会を提供するほか、欧州人文学デジタル研究基盤(DARIAH)や言語分野の研究インフラCLARINとの連携について取り上げています。

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