地域

飛騨市図書館・飛騨市神岡図書館(岐阜県)、同館ウェブサイトに「飛騨市図書館館長より皆様へご挨拶」を掲載:司書の人員不足により2020年4月1日から貸出返却・予約以外の一部の図書館サービスを休止

2020年3月26日、岐阜県の飛騨市図書館・飛騨市神岡図書館が、同館ウェブサイトに「飛騨市図書館館長より皆様へご挨拶」を掲載しました。

4月1日から貸出返却・予約以外の一部の図書館サービスを休止することを受けてのもので、休止するサービスの再開時期は未定としています。

飛騨市図書館・神岡図書館両館ともに開館時間が変更されるほか、リクエストの受付・相互貸借サービスが休止されます。

また、飛騨市図書館では、新刊の受入、所蔵調査以外のレファレンスの受付、図書館資料の複写(コピー)、複写郵送サービス、寄贈図書の受付、司書の選書による団体貸出、団体向け出張サービス(読み聞かせ・ブックトーク等)、館内の特集本展示のほか、定例イベントの一部が休止となります。また、受入数の変更はないものの雑誌の受入頻度が減少(月4回程度)するほか、2階高度情報センター施設予約・問合せが飛騨市教育委員会のみでの対応となるとしています。

同市では前身の古川町立図書館時代より専任司書を雇用していましたが、正職員ではなく、嘱託職員であり、2020年度からは会計年度任用職員となり継続的な雇用ができない状況であると説明されています。

休校中の宮崎県立日向高等学校の学校図書館と産業支援施設ひむか-Biz(日向市)が連携し、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている中小企業経営者・個人事業主の支援等を目的に、同館所蔵資料の貸出やレファレンスサービスを開始

宮崎県日向市の産業支援施設ひむか-Bizが、宮崎県立日向高等学校の学校図書館と連携し、2020年3月16日から、日向市しごと創生拠点において、中小企業及び一般向けに本の貸出を開始しています。

新型コロナウイルス感染症拡大防止のため公共図書館が閉館していることをうけ、同感染症の影響を受けている中小企業経営者・個人事業主の支援等を目的に実施するもので、地元紙の報道によると、休校中の同館資料の中から、ビジネス・マーケティング・SDGs関連の本や同センターがリクエストした本など合わせて100冊が用意されるとのことです。

貸出の手続きは「リブライズ」を使って行われます。

また、ひむか-Bizの利用者からのレファレンスも受け付けるとしています。

日向高校図書館×ひむか-Biz 本の貸出・レファレンス受けつけを開始!(ひむか-Biz, 2020/3/13)
https://himuka-biz.com/2020/03/13/501-2/

E2243 - 作り手と読者の交流を促すフリーペーパー・オブ・ザ・イヤー

フリーペーパー・オブ・ザ・イヤーは,「文化のセーフティネットを創る」をコンセプトに,大阪を中心に活動する一般社団法人ワオンプロジェクトを主宰している田中冬一郎氏の発案で,2017年から始められたものであり,2019年度に第3回目が開催された。

新型コロナウイルス流行下における地域の経験を記録する:デジタルアーカイブ作成の取組(米国)

米・ウィスコンシン州ミルウォーキーのニュースを紹介するMilwaukee Magazineの2020年3月18日付け記事で、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校で地域史の研究方法を教えるChristopher D. Cantwell氏とその学生らが構築したデジタルアーカイブ“COVID-19 MKE: A Milwaukee Coronavirus Digital Archive”が紹介されています。

同ウェブサイト構築の目的として、新型コロナウイルスの流行という歴史的な出来事を、ミルウォーキーがどのように経験したかを記録することを挙げています。

同ウェブサイト上のプロジェクト紹介ページによれば、経験を反映していると考えられる画像、ストーリー、映像、音声、電子メール等の投稿を幅広く受け付けており、想定される投稿対象として、人がいない通りや建物の写真、雇用主・組織・コミュニティからの通知、店舗や家に貼られた掲示の写真など、様々な例を示しています。

小山市(栃木県)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための小・中・義務教育学校の臨時休業をうけ、小学校・義務教育学校前期課程の図書室等を開放

2020年3月18日、栃木県の小山市が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための小・中・義務教育学校の3月2日から24日までの臨時休業をうけ、小学校・義務教育学校前期課程の図書室等を開放していると発表しています。

3月16日は、小学校17校で図書室を開放し、502人の児童の利用があった事が報告されています。

報道によると、図書室の利用は貸出・返却のみで、部屋の換気を実施し、手洗いの徹底を求めているとのことです。

小山市 新型コロナウイルス感染症拡大防止のための対応状況について(小山市, 2020/3/18)
https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/korona/223770.html

休校中でも本好き集合 小学校の図書室開放 小山(下野新聞, 2020/3/18)
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/290519

浦添市立図書館(沖縄県)にて、歴史にふれる館収蔵資料展「あなたもするかも!? 文化財の有無の照会」が開催:工事で破壊しないよう予定の土地に埋蔵文化財があるかどうかを確認する「文化財の有無の照会」の役割と実際の出土品を紹介

沖縄県の浦添市立図書館のカウンター前において、2020年3月17日から5月17日まで、浦添市歴史にふれる館収蔵資料展「あなたもするかも!? 文化財の有無の照会」が開催されます。

土地の売買や、建物の建設、道路の整備などを行う際に、工事で破壊しないよう、予定の土地に埋蔵文化財があるかどうか、事前に地方公共団体の担当部署に依頼し確認してもらう「文化財の有無の照会」の役割について、近年の同市の事例を紹介し、実際に見つかった遺跡の出土品を展示するものです。

あなたもするかも!?「文化財の有無の照会」(浦添市, 2020/3/17)
http://www.city.urasoe.lg.jp/docs/2020022700205/

鳥取県立図書館、図書館の活用事例を紹介する棚「とリサーチ ギャラリー」を開設

2020年3月16日、鳥取県は、鳥取県立図書館が「とリサーチ ギャラリー」を開設すると発表しました。

図書館を活用して生まれた「ハヤブサイダー」「アンコロマンジュウ」「兎ッ兎ワイナリー」といった商品や図書『変な鳥、ヤバい鳥どでか図鑑』といった10の事例や、カウンターに寄せられた15の資料相談事例、「図書館で夢を実現しました大賞」事例を紹介する漫画等を紹介する棚です。

「県民の皆さん「と」図書館との共同作業、アイデア「と」リサーチの出会い」という意味を込めて名づけたとしています。

同館の耐震工事後の開館日である3月18日に開設されます。

「とリサーチ ギャラリー」(図書館の活用事例を紹介する棚)をオープンします。(鳥取県, 2020/3/16)
http://db.pref.tottori.jp/pressrelease2.nsf/webview/56DF6D94D7316CDC4925852D0016CE84

韓国・文化体育観光部、地方公共団体等に対し、公共・学校図書館等での図書購入時に地域の書店を優先するよう勧告:新型コロナウイルス感染症の影響で経営難に陥っている地域書店の支援も意図

2020年3月16日、韓国・文化体育観光部が、地方公共団体や教育庁に対し、地域書店認証制の導入を検討し、所管する公共・学校図書館といった公共機関が図書を購入する際に、地域の書店を優先するよう勧告しました。

プレスリリースによると、韓国では、2014年の改正出版文化産業振興法により、公共・学校図書館といった公共機関で図書を購入する際、図書定価制を適用し、価格競争力が低い地域書店も、図書館への図書の納入に参加できるようにしたものの、清掃業者・建設業者・飲食店といった他業種が書店業務を兼ね、図書の納入市場に参加する「幽霊書店」の登場により、図書定価制を通じた地域書店の共存という趣旨が弱体化していると指摘しています。

そこで、現在11の地方公共団体では、条例、指針、公告といった形で、実店舗を運営する地域書店か否かを確認して認証する「地域書店認証制」を実施しており、同部では同取組を全国に普及させるため、地域書店認証の最低基準を提示し、各地方公共団体の実情に応じた地域書店認証制の導入を要請したものです。地域書店から図書を購入することで、新型コロナウイルス感染症の影響で経営難に陥っている地域書店の収益を改善できるとも思われるとしています。

「アーバンデータチャレンジ2019」の国立国会図書館賞にレファレンス協同データベースのデータを用いて作成された「あっちこっち れはっち!」が受賞

2020年3月16日、国立国会図書館(NDL)は、2020年3月14日に開催された「アーバンデータチャレンジ2019」の最終審査会で、レファレンス協同データベース(レファ協)のデータを用いて作成された「あっちこっち れはっち!」が国立国会図書館賞を受賞したことを発表しました。

「アーバンデータチャレンジ」は、オープンデータの利活用を通じて地域課題の解決を目指すコミュニティや活動を支援する取組で、アプリケーション作成やアイディアの共有・促進のための作品コンテストを2013年から開催しており、NDLはこのコンテストにデータ提供・支援拠点として参加しています。開催6年目となる「アーバンデータチャレンジ2019」では、主要な部分にNDLのデータを用いた作品を対象とする「国立国会図書館賞」が設置されました。

「国立国会図書館賞」を受賞した「あっちこっち れはっち!」は、レファ協に登録されたレファレンス事例データを活用し、ウィキペディア編集・ウィキペディアタウンの活動を支援するアプリ作品です。作品の詳細はNDL Labのウェブサイト上で公開されています。

米・ユタ州立大学、ユタ州内の住民から収集した「オピオイド危機」に関する32件のインタビューの録音記録コレクションを同大学のデジタルアーカイブで公開

2020年2月28日、米・ユタ州立大学は、同大学の大学エクステンションと大学図書館が共同して、「オピオイド危機(opioid crisis)」に関するインタビュー録音記録のコレクション“Informing the National Narrative: Stories of Utah’s Opioid Crisis Digital Collection”を、同大学のデジタルアーカイブ“Digital History Collections”で公開したことを発表しました。

同コレクションは、米国で社会問題化している医薬品オピオイドの過剰摂取による死亡事故の急増等の「オピオイド危機」について、回復期にある患者・患者の家族・治療の提供者など、オピオイドの流行と関わりのあるユタ州内9郡の住民から収集した32件のインタビューの音声とトランスクリプトで構成されています。インタビューは同大学の職員らによって、2019年の6月から12月に行われ、精査済のトランスクリプトは2020年1月に完成しました。

ページ