オープンサイエンス

エチオピアで国家規模のオープンアクセス(OA)方針が採択される

途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFLの2019年10月4日付のブログ記事において、エチオピアが2019年9月に高等教育機関向けに国家規模のオープンアクセス(OA)方針を採択したことが紹介されています。

EIFLのブログ記事によると、このOA方針はエチオピアの科学技術と高等教育の管轄省であるMinistry of Science and Higher Education of Ethiopia(MOSHE)により採択されました。OA方針は速やかに発効し、MOSHEが管轄するエチオピア国内47以上の大学において、公的な助成により実施され公表された大学構成員の論文・学位論文・データ等について、その全てをOA化することを義務づけています。また、公的助成を受けた研究に基づく全ての公表された研究成果物は、国立のリポジトリであるNational Academic Digital Repository of Ethiopia(NADRE)、及び大学が設置している場合には大学の機関リポジトリへ保存することも義務づけています。

神戸大学附属図書館、同大学で開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開

神戸大学附属図書館電子図書館係のTwitterアカウントの2019年10月4日付のツイートにおいて、同大学で2019年9月30日に開催された「オープンサイエンス研修会」の資料を神戸大学学術成果リポジトリ(Kernel)で公開したことが発表されています。

研修会で使用された、
・プレゼンテーション「図書館員のためのオープンサイエンス概論:オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 小野亘氏(国立情報学研究所学術基盤推進部学術コンテンツ課長)
・プレゼンテーション「オープンサイエンスと学術機関リポジトリ」
 林正治氏(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター特任助教)
がKernel上で公開されています。

@kobekernel(Twitter,2019/10/4)
https://twitter.com/kobekernel/status/1180020209228271617

【イベント】第1回 SPARC Japan セミナー2019「人文社会系分野におけるオープンサイエンス ~実践に向けて~」(10/24・東京)

2019年10月24日、東京都千代田区の国立情報学研究所(NII)において、第1回 SPARC Japan セミナー2019「人文社会系分野におけるオープンサイエンス ~実践に向けて~」が開催されます。

人文社会系分野においても今後オープン化を巡る動きが重要になってくると考えられることから、実践報告を行なうことで、人文社会系分野のオープンサイエンスを幅広く安定的に展開していくための情報共有を試みるとともに、図書館職員・大学職員・出版関係者などが「オープンサイエンスの実践」について具体的に考えられるような検討を行っていくとしています。

参加費は無料ですが、定員は70人で、事前の申込が必要です。
当日は動画中継も予定されています。

主な内容は以下の通りです。

・国立国語研究所におけるデータ構築等について(仮)
小木曽 智信氏(国立国語研究所)

・「みんなで翻刻」における市民科学の取組について(仮)
加納 靖之氏(東京大学地震研究所/地震火山史料連携研究機構)

・オープンサイエンス的市民協働のために大学ができること
小野 英理氏(京都大学情報環境機構 IT企画室)

【イベント】講演会「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」(10/9・東京)

2019年10月9日、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)において、講演会「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」が開催されます。

講師は研究データ同盟(RDA)の事務局長であるHilary Hanahoe氏です。RDAの成り立ちや現在の活動について紹介が行われるとともに、オープンサイエンスパラダイムに向けた研究データ基盤の在り方や、周辺のガイドライン作成とその承認等を実際に進めるための障壁、課題についての意見交換が行われる予定とあります。

使用言語は英語であり、参加希望者は10月7日午後5時までの事前申し込みが必要となっています。

講演会(フォーサイト・セミナー)「RDA研究データ同盟が目指すオープンサイエンスパラダイムと研究データ基盤のゆくえ(仮)」開催(10/9)の御案内(NISTEP)
https://www.nistep.go.jp/archives/42682

SPARC Europe、欧州の研究助成団体を対象としたオープンアクセス(OA)方針・研究データポリシーに関する調査報告書を公開

2019年9月30日、SPARC Europeは、欧州の研究助成団体を対象としたオープンアクセス(OA)方針・研究データポリシーに関する調査報告書“Insights into European research funder policies and practices”の公開を発表しました。

この調査は2019年春、SPARC Europeを中心に欧州のアカデミー組織連盟であるAll European Academies(ALLEA)・欧州財団センター(European Foundation Centre:EFC)・Science Europe等の団体との協議の下で実施されました。調査に対して29か国の62団体から回答があり、この回答に基づいて報告書が作成されています。回答した団体の中には主要国の助成団体(約半数)や欧州規模の助成団体、各国・地域の学術機関、慈善団体等が含まれています。

SPARC Europeは調査結果から得られた主要な知見として以下の5点を挙げています。

情報知識学会、「オープンサイエンス・オープンデータ研究部会」を設立

2019年9月27日配信の情報知識学会メールマガジンにおいて、2019年9月16日開催の同学会理事会で、「オープンサイエンス・オープンデータ研究部会」の設置が承認され、新規部会として設立されたことが報告されています。

同部会の目的は「研究データの把握・蓄積・保存・共有・流通・利活用など、オープンサイエンスとオープンデータ全般に関してコンテンツよりの視点での研究を促進し、情報交換の場を提供し、会員相互の交流を図って、オープンサイエンスの推進に貢献すること」とのことです。主な活動内容は研究会・講演会などの随時開催、開始の積極活用、関連する学会・研究会・組織との交流とされています。

◇◆☆ 情報知識学会 メールマガジン ☆◆◇? 2019.09.27 ☆ No.139
http://www.jsik.jp/?mm20190927

スウェーデン王立図書館(NLS)、オープンアクセス(OA)に関する教育用動画をウェブサイト上で公開

2019年9月16日、スウェーデン王立図書館(NLS)は、オープンアクセス(OA)に関する教育用動画をウェブサイト上で公開したことを発表しました。

公開された動画は研究者や大学院生、大学図書館員等へ学術出版システムにおけるOAの基礎的な知識を提供するものです。動画はNLSの職員や国内の研究者・大学図書館員等へのインタビュー、オープンサイエンスの展開等近年の動向も含めたOA運動の背景にある学術出版システムの歴史、スウェーデンのOAに対する取り組みと現況等の内容で構成され、合計再生時間は約40分程度です。

動画はNLSのウェブサイトへメールアドレス等を登録すれば視聴可能です。またスウェーデン語音声の流れる部分には英語字幕を表示させることができます。

【イベント】「デジタル時代におけるシチズン・サイエンス-市民社会と協働した人文・社会科学研究の可能性-」(9/26・東京)

2019年9月26日、東京ドイツ文化センターにおいて、NIRA 総合研究開発機構、ドイツ日本研究所(DIJ)、ドイツ 科学・イノベーション フォーラム(DWIH)東京主催のイベント「デジタル時代におけるシチズン・サイエンス-市民社会と協働した人文・社会科学研究の可能性-」が開催されます。

開催案内によれば、同イベントでは人文・社会科学分野における市民科学の実例は少なく、積極的に活用されているとは言えない現状を背景とし、人文・社会科学分野における市民科学の可能性と課題に焦点を当て、その意義や影響、政策的な示唆について、内外の第一線の専門家を招聘し、議論を行うとのことです。「人文・社会科学研究と市民社会の接点をどのように形成していくのか、市民科学が市民社会と人文・社会科学研究にもたらすメリットや、新たな課題、影響はどのようなものか、また、責任ある協働研究は、どのような方法で進められるべきか。これらの点について率直に議論を交わします」とされています。

参加費は無料ですが、2019年9月19日までに電子メールによる申し込みが必要です。

【イベント】公開シンポジウム 「社会調査のオープンサイエンス化へ向けての課題」(10/19・東京)

2019年10月19日、首都大学東京秋葉原サテライトキャンパスにおいて、日本学術会議社会学委員会社会統計調査アーカイヴ分科会主催の公開シンポジウム「社会調査のオープンサイエンス化へ向けての課題」が開催されます。

開催案内によれば、同シンポジウムではオープンサイエンスを大きなテーマとして、日本および諸外国のデータアーカイヴの現状と課題、ビッグデータの取得と共有、官庁統計、個人情報保護とデータ利用の法的整備について、社会統計調査アーカイヴ分科会の議論の成果を、一般市民向けに発信するとのことです。

参加費は無料で、事前申し込みは不要です。

公開シンポジウム 「社会調査のオープンサイエンス化へ向けての課題」(日本学術会議)
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/280-s-1019.pdf

仏・高等教育・研究・イノベーション省(MESRI)、オープンサイエンスに関する国家計画の一環として「書誌多様性」を発展させる出版プロジェクトへ総額260万ユーロの助成を実施

2019年9月2日、フランスの高等教育・研究・イノベーション省(Ministère de l'Enseignement supérieur, de la Recherche et de l'Innovation:MESRI)は、「書誌多様性(bibliodiversité)」を発展させる出版・科学出版のプロジェクトの公募を発表しました。公募プロジェクトに対しては総額260万ユーロの助成が実施される予定です。

フレデリック・ヴィダル大臣がオープンサイエンスに関する国家計画の下で創設されたことを発表した310万ユーロのオープンサイエンス国家基金の一部が公募プロジェクトに対して割り当てられます。応募されたプロジェクトは専門家のパネルによって評価され、2018年に設置されたオープンサイエンス運営委員会によって選定されます。

オープンサイエンス委員会(Le comité pour la science ouverte)の同プロジェクト公募に関する発表によると、国家計画のロードマップに含まれ出版活動に関係している研究インフラストラクチャー、ロードマップに含まれないデジタルプラットフォーム、オープンアクセス(OA)を念頭に置いた図書・雑誌に関連する全ての編集イニシアチブの3種類が、公募対象として想定されています。

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