オープンサイエンス

Wiley社、ジャーナルに掲載されなかった論文をその著者がF1000Researchに投稿することができるパイロットプログラムを開始

Wiley社は、2015年6月4日、F1000Researchと共同で6か月間のパイロットプログラムを立ち上げたことを発表しました。

これは、Wiley社のジャーナル5誌に掲載されるために必要な基準を満たしていない論文の著者が、その論文をF1000Researchに投稿できるようにするものです。これにより、著者は自分の論文を速く簡単にオンライン上で公開できるようになります。

F1000Researchは、生物医学分野のオープンな出版プラットフォームで、基本的な基準を満たせば投稿後数日以内に出版され、その後オープンなプロセスで正式にピアレビューが行なわれます。

Wiley社のジャーナル5誌は、次のとおりです。

•Journal of Separation Science
•Electrophoresis
•Plant, Cell & Environment
•Journal of Medical Virology
•Journal of Pediatric Dermatology

Wiley-F1000Research pilot gives more choice to authors(Wiley, 2015/6/4)

E1681 - 内閣府の検討会によるオープンサイエンスに関する報告書

E1681 - 内閣府の検討会によるオープンサイエンスに関する報告書

 内閣府に設置された,国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会(以下検討会)から,2015年3月30日付けで報告書「我が国におけるオープンサイエンス推進のあり方について~サイエンスの新たな飛躍の時代の幕開け~」(以下報告書)が公表された。この検討会は,オープンサイエンスに係る世界的議論の動向を的確に把握した上で,日本としての基本姿勢を明らかにするとともに,早急に講ずべき施策及び中長期的観点から講ずべき施策等を検討することを目的として,2014年12月9日から6回にわたり開催された。報告書は,その内容をまとめたものである。

科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2015年5・6月号にオープンな情報流通が促進するシチズンサイエンス(市民科学)の可能性に関する記事が掲載

2015年5月22日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、「科学技術動向」5・6月号を公表しました。レポート3として「オープンサイエンスをめぐる新しい潮流(その5)オープンな情報流通が促進するシチズンサイエンス(市民科学)の可能性」が掲載されています。

シチズンサイエンスの新たな動向について紹介しています。数万人規模で行われる新しい研究のスタイルや、自発的な探究心に従う「野生」の研究者などの例を紹介しつつ、科学リテラシーの向上によって市民による科学技術アセスメントへの積極的参画を促す可能性について触れられているとのことです。

「科学技術動向」5・6月号の公表について(NISTEP,2015/5/22)
http://www.nistep.go.jp/archives/21605

オープンサイエンスをめぐる新しい潮流(その5)オープンな情報流通が促進するシチズンサイエンス(市民科学)の可能性
http://www.nistep.go.jp/wp/wp-content/uploads/NISTEP-STT150J-21.pdf

参考:
科学技術・学術政策研究所の『科学技術動向』2014年11・12月号にオープンデータのためのデータ保存・管理体制に関する記事が掲載
Posted 2014年11月25日

COAR-SPARC conference 2015のレポートとプレゼンテーション資料等が公開される

2015年4月14日から16日まで、ポルト(ポルトガル)で開催されていたCOARとSPARCの共催のカンファレンス“COAR-SPARC conference 2015”のレポートとプレゼンテーション資料等が、COARのウェブサイト上に掲載されています。

“report”のページでは、会議の模様が紹介されており、セッションでは、”International Policy Environment”や、研究データ管理の組織モデル(Organisational models for Research Data Management)、国際的な連携・協力(Global alignment and Collaboration)などをテーマに、各種OA方針などについて、話し合われたようです。また、欧州や米国、南米の各種大学や機関から発表者の出席があったようです。

なお、会議の場では、COARの常会の2015年から2018年までの新しい議長として、Eloy Rodrigues氏(ミンホ大学)が選定された模様です。

COAR-SPARC conference 2015 report(COAR)
https://www.coar-repositories.org/news-media/coar-sparc-conference-2015-report/

【イベント】国立情報学研究所(NII)、「学術情報基盤オープンフォーラム2015-オープンサイエンスに向けた学術情報基盤」を開催(6/11、12・東京)

2015年6月11日、12日に、東京都千代田区の学術総合センターにおいて、国立情報学研究所(NII)が、「学術情報基盤オープンフォーラム2015-オープンサイエンスに向けた学術情報基盤」を開催します。

NIIでは、学術情報基盤をより便利で使い易く、さらに安心で安全なものへと発展させていく中でオープンサイエンスにも着目しており、2015年のフォーラムでは、オープンサイエンスを支援する上で学術情報基盤に求められているものは何か、何を充実すべきかを全国の大学・研究機関の皆様と共に議論していくとのことです。

「国立情報学研究所 学術情報基盤オープンフォーラム2015」を6月11、12日に開催(NII、2015/4/15)
http://www.nii.ac.jp/news/2015/0415

学術情報基盤オープンフォーラム2015(NII)
http://www.nii.ac.jp/csi/openforum2015/

国立情報学研究所学術情報基盤オープンフォーラム2015 お申込み受付ページ(NII)
https://ez-entry.jp/niiof/entry/

参考:
【イベント】国立情報学研究所(NII)、「学術情報基盤オープンフォーラム2014-共に考え、共に創る明日の学術情報基盤へ」を開催(5/29・東京)

「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書が公開

内閣府は、2014年12月9日から全5回の予定で「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」を開催し、2015年3月30日付でその検討結果をとりまとめた報告書を公開しました。

報告書では、オープンサイエンスの重要性、国際動向を踏まえたオープンサイエンス推進の必要性、オープンサイエンスに関する国際動向への対応がまとめられているとのことです。

国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/index.html

「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書エグゼクティブ・サマリー
http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/150330_openscience_summary.pdf

「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」報告書
http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/150330_openscience_1.pdf
http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/150330_openscience_2.pdf

内閣府、国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会の第1回を開催、配布資料を公開

2014年12月9日、内閣府が「国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会」の第1回を開催し、配布資料を公開しています。

この検討会は、オープンサイエンスにかかる世界的議論の動向を的確に把握した上で、日本としての基本姿勢を明らかにするととともに、早急に講ずべき施策及び中長期的観点から講ずべき施策等を検討するために開催されるとのことです。

配布資料の検討スケジュールによると、全部で5回の検討会が予定されており、第1回は、国際的動向からみた現状認識及び課題、第2回はオープンサイエンスに向けて目指すべき姿、第3回、第4回は、国として示すべき基本姿勢及び解決すべき課題を検討し、第5回の2015年3月23日に検討会としてのとりまとめを行うとのことです。

第1回の配布資料として、国際的動向からみたオープンサイエンスに関する検討資料、オープン化に関する諸外国及び我が国の動向等の資料が公開されています。

国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会(内閣府)
http://www8.cao.go.jp/cstp/sonota/openscience/index.html

国際的動向を踏まえたオープンサイエンスに関する検討会(第1回)(内閣府)

欧州研究図書館協会(LIBER)、オープンサイエンス実現についての声明を発表

2014年9月30日、欧州研究図書館協会(LIBER)が、欧州委員会が開催した“Science 2.0”に関する公聴会の終了を前に、オープンサイエンス実現に関する声明を公開しました。

声明では、欧州における研究の競争力の強化に向けての第一段階としてこの公聴会を歓迎し、欧州委員会に対して、オープンサイエンス実現に向けての対策を求めているようです。また、LIBERの会長であるKristiina Hormia-Poutanen氏は、この声明への言及で、LIBERの参加館に対して、オープンサイエンスの実現に向けて役割を果たすよう求めたようです。

LIBER Statement on Enabling Open Science(LIBER, 2014/9/30)
http://libereurope.eu/news/liber-statement-on-enabling-open-science/

LIBER Statement on Enabling Open Science(LIBER, 2014/9/29)
http://libereurope.eu/wp-content/uploads/2014/09/LIBER_Statement-on-open-science-final.pdf

参考:

JISC、「ウェブスケールでのオープンサイエンス」に関する報告書を刊行

英国情報システム合同委員会(JISC)が、「ウェブスケールでのオープンサイエンス」に関する報告書を刊行しました。これは、広範囲に渡る情報源から、オープンサイエンスに関するエビデンスや意見を総合することを試みたものとなっています。この報告書で取り上げているのは、(1) 透明性の高い研究実践を通じて、メソドロジー、データ、結果をインターネット上で利用可能とするオープンサイエンス、(2) 科学的な訓練を受けていないボランティアが、観察や測定といった研究に関連のあるタスクを運営するという市民サイエンス、(3) 特定の結果の予測を可能にするデータ駆動型の予測サイエンス、という3つのエリアだということです。

Open science at web-scale: Optimising participation and predictive potential
http://www.jisc.ac.uk/publications/documents/opensciencerpt.aspx

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