児童書

黒人・先住民・有色人種(BIPOC)を題材とした児童向け絵本のデータベース“Diverse BookFinder”による蔵書評価:米・フロリダ大学教育学部図書館の報告(文献紹介)

米国大学・研究図書館協会(ACRL)が発行する“College & Research Libraries News”Vol 81, No 10(2020年11月)に、米国のフロリダ大学教育学部図書館(The Education Library at the University of Florida)の2人の図書館員は共著で執筆した、黒人・先住民・有色人種(BIPOC)を題材とした児童向け絵本のデータベース“Diverse BookFinder”による蔵書評価の取り組みを報告した記事が掲載されています。

“Diverse BookFinder”は、メイン州ベイツ大学の研究者が米国の博物館・図書館サービス機構(IMLS)の助成金を活用して構築した、BIPOCのキャラクターが登場する絵本の総合データベースです。2002年以降に米国で出版または頒布され、小学3年生(K-3)までを対象とし、英語または英語を含む多言語で描かれた絵本を収録しています。データベースは検索に対応しているだけでなく、絵本の中でBIPOCのキャラクターがどのように描かれているかを分析するためのツールとして、“Collection Analysis Tool (CAT)”を提供しています。

京都市図書館、京都府立植物園の催し「秋は植物園」に参加:園内で植物に関する児童書・絵本の貸出や紙芝居の実演を実施

2020年11月14日、京都市図書館は、京都府立植物園(京都市左京区)の催し「秋は植物園」に参加することを発表しました。

「秋は植物園」は、2020年11月21日・22日に京都府立植物園の大芝生地で開催される催しです。植物園内の紅葉の下で、自然の素材を使った手作り体験会等が行われます。京都市図書館は21日の催しへ参加します。

同館は出前事業専用軽ワゴン車「青い鳥号」に積まれた、植物に関する児童書・絵本とともに参加します。「青い鳥号」に積まれた資料は、同館の図書館カードがあればその場で貸出することも可能です。また、同館職員による紙芝居の実演も予定されています。

「秋は植物園」および同館の事業に参加するためには、植物園への入園料が必要です。

愛知県日進市、子ども向け書籍購入を目的としたクラウドファンディングを実施中:市内の保育園・放課後児童クラブ・子ども教室・小中学校図書室・公共図書館の蔵書充実のため

愛知県日進市の発行する『広報にっしん』2020年10月号で、日進市が2020年10月5日から2021年1月3日まで、子ども向け書籍の購入を目的としたクラウドファンディングを実施することが発表されています。

日進市は、ふるさと納税インターネットサイト「ふるさとチョイス」内クラウドファンディングサイト「ガバメントクラウドファンディング」で、プロジェクト「子どもたちのために、保育園、放課後児童クラブ・子ども教室、小中学校図書室、図書館の本を充実させたい!」を実施します。同プロジェクトは、2020年7月にコロナ禍でも活動を続けていた市内の東小学校児童クラブ・子ども教室に対して、子ども達に本を読む楽しさを知ってもらいたいという願いから匿名の書籍寄附が行われたことをきっかけに企画されました。

寄附者は寄附先として、図書館・小中学校、保育園、児童クラブ・子ども教室の計34施設を選択することができます。目標金額は300万円ですが、目標に達しない場合でも寄附の全額が、絵本・児童書・紙芝居・図鑑など各施設で必要な子ども向け書籍の購入へ充当されます。

寄附者全員に書籍購入リストが送付されます。また、市外からの寄附者には返礼品が用意されています。

大阪府立中央図書館国際児童文学館、企画展示「国際児童文学館移転開館10周年記念 しかけ絵本に驚く、楽しむ ―イギリスの歴史からはじめて―」を開催

大阪府立中央図書館国際児童文学館が、2020年11月13日から12月27日まで、企画展示「国際児童文学館移転開館10周年記念 しかけ絵本に驚く、楽しむ ―イギリスの歴史からはじめて―」を開催します。

しかけ絵本は英国でも多数出版されてきたものの、壊れやすく、ほどんど保存されてきませんでしたが、同展示では、200年ほどの歴史を辿りながら、多様な「しかけ」に読者はどう驚き、楽しんできたかについて、三宅興子氏(大阪国際児童文学振興財団特別顧問)の寄贈資料の中から紹介するものです。破損や修理跡が分かる満身創痍の資料も展示されると説明されています。

大阪府立中央図書館 国際児童文学館 企画展示「国際児童文学館移転開館10周年記念 しかけ絵本に驚く、楽しむ ―イギリスの歴史からはじめて―」(大阪府立中央図書館国際児童文学館,2020/10/9)
http://www.library.pref.osaka.jp/site/jibunkan/shikake.html

金沢市立泉野図書館(石川県)、同館キッズフロアにDAISY図書の視聴コーナーを開設

2020年9月26日、石川県の金沢市立泉野図書館は、同館キッズフロアにDAISY図書の視聴コーナーを開設したことを発表しました。

石川県視覚障害者協会から同館へ寄贈されたDAISY図書として、「人魚姫」や「くまのパディントン」などの児童向けのタイトルの視聴が可能です。中学生以下の利用者は、同館キッズフロアの職員に申し出て再生機器を貸出することで、DAISY図書を視聴することができます。また、高校生以上の利用者も公開ホールのカウンターで職員に申し出ることで、同館の公開ホール内で視聴することができます。

越谷市立図書館(埼玉県)、おはなし会40周年を記念して歴代のおはなし会で楽しまれてきたおはなしや絵本をランキングとともに紹介する展示企画を開催

2020年9月11日から10月13日まで、埼玉県の越谷市立図書館が、同館児童読書コーナーでおはなし会40周年記念展を開催しています。

2020年8月に40周年を迎えた同館のおはなし会を記念して、2008年度から2019年度の期間に、「たくさん語られたおはなし」「みんなで楽しんだものがたり絵本」「みんなで楽しんだかがく絵本」の3種類のおはなし・絵本をランキングとともに紹介・展示する企画です。

国際子ども図書館、開館20周年記念展示会「平成を彩った絵本作家たち」を開催

2020年8月24日、国立国会図書館国際子ども図書館は、同館の開館20周年を記念して、展示会「平成を彩った絵本作家たち」を開催することを発表しました。

同展示会は、平成に活躍した日本の絵本作家35名を、それぞれの作家が生み出した平成の絵本とともに紹介する内容です。2020年9月29日から12月27日まで、同館レンガ棟3階の本のミュージアムで入場料無料で開催され、約200点の絵本が展示されます。また、同展示会に関連したイベントの開催も予定されている他、同館アーチ棟2階の児童書研究資料室では関連資料を用いた小展示が行われます。

国際子ども図書館開館20周年記念展示会「平成を彩った絵本作家たち」開催のお知らせ(付・プレスリリース)(国立国会図書館,2020/8/24)
https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2020/200824_01.html

E2273 - 教育機関としての英国図書館:児童書のオンライン展示から

2020年2月21日,英国図書館(BL)は “Discovering Children's Books”と題したオンライン展示を公開した。BLは2014年公開のロマン派,ヴィクトリア朝時代の資料を中心とした“Discovering Literature: Romantics & Victorians”をはじめ,デジタル化した資料とその解説などからなるウェブページを以前から提供している。今回は小学生,教師,生涯学習者を対象とした,児童書がテーマの展示である。

八代市立図書館(熊本県)、『給食番長』の八代弁版読み聞かせ動画を公開

2020年4月29日、熊本県の八代市立図書館は、2007年に出版された絵本『給食番長』について、八代弁版の読み聞かせ動画を公開したことを発表しました。

『給食番長』の八代弁への翻訳と読み聞かせは、八代市立図書館スタッフ一同により行われました。同館ウェブサイト上で読み聞かせ動画と八代弁による『給食番長』のシナリオが公開されています。

なお、同館は絵本の著者及び出版社の許可の下で、読み聞かせ動画を作成・公開しています。

熊本初!『給食番長』が八代弁できけるごたるよ!(八代市立図書館,2020/4/29)
https://www.yatsushiro-lib.jp/topics/2020/3061/

『給食番長』[PDF:4ページ](八代市立図書館)
https://www.yatsushiro-lib.jp/files/kyuusyoku/kyuusyoku.pdf
※八代弁による絵本のシナリオです

E2254 - 蔵書2,000冊 書店による企業主導型保育所「本のほいくえん」

2020年2月,株式会社今井書店は,島根県松江市に企業主導型保育所「本のほいくえん」を開所した。「なぜ,書店が保育所を?」と思う人も多いだろう。もちろん当社グループの従業員の働きやすさの向上や,松江市の待機児童の課題に貢献する目的もあるが,実はそこには当社の創業者の思いが大きく反映されている。

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