人工知能

世界知的所有権機関(WIPO)、AI基盤の商標の画像検索技術を商標データベース“Global Brand Database”に搭載

2019年4月1日、世界知的所有権機関(WIPO)が、AIを基盤とした商標の画像検索技術を、WIPOの商標データベース“Global Brand Database”に搭載したと発表しています。

マークの形状や色から、商標との類似性を識別するツールで、機械学習を用いることで、画像内の概念の組合せと、登録済みの商標との類似性を見つける技術を改良していくとしています。

検索対象は、45の商標庁(局)に登録された3,800万の商標データで、WIPOでは今後も世界中の新しい商標データを登録していくと説明しています。

WIPO Launches State-of-the-Art Artificial Intelligence-Based Image Search Tool for Brands(WIPO,2019/4/1)
https://www.wipo.int/pressroom/en/articles/2019/article_0005.html

英・Jisc、デジタル化時代の高等教育に関する報告書を発表

2019年3月22日、英・Jiscがデジタル化時代の高等教育に関する報告書“Digital leadership in HE: improving student experience and optimising service delivery”を発表しました。

この報告書は、産業のデジタル化・コンピューター化が進み労働市場が大きく変革する「インダストリー4.0」時代の高等教育において、各大学がどのような情報技術を最も自組織にとって重要とみなしているか、デジタル情報技術を大学の戦略の中でどのように組み込んでいるかなどについて、英国のデジタルICT教育の実践機関等で組織されたUCISA (Universities and Colleges Information Systems Association) 加盟大学に対して、2018年8月から2019年2月に行ったアンケート調査(50校から回答)と25の研究機関及び機関の責任者に行った質的調査に基づいて作成されています。

報告書では、「オンライン学習ツール」が最も重要な情報技術として回答があったこと(68%)、「人工知能」「機械学習」がこれに次ぐこと(32%)などの調査結果や、デジタル情報技術と高等教育に関する回答校の責任者へのインタビュー等が紹介されています。

Springer Nature社、アルゴリズムを活用して内容を機械生成した研究書を刊行

2019年4月2日、Springer Nature社は、リチウムイオンバッテリーに関する最新の研究動向を要約した化学分野の研究書“Lithium-Ion Batteries:A Machine-Generated Summary of Current Research”を刊行したことを発表しました。

要約等はアルゴリズムを活用して機械生成したものであり、同社が刊行した初めての機械生成による単行書とあります。アルゴリズムは“Beta Writer”という名称であり、同社がドイツのヨハン・ヴォルフガング・ゲーテ大学フランクフルト・アム・マインの応用計算言語学研究室と連携して開発したものです。

福井県立図書館、図書館等システムをリニューアル:利用カード情報のスマートフォンでの表示やAIを活用した絵本検索システムの館内導入等

2019年4月2日、福井県立図書館が、図書館等システムをリニューアルしたと発表しています。

同館、福井県文書館、福井県ふるさと文学館、福井県立若狭図書学習センターの図書館等システムをリニューアルしたものです。

利用カード情報をスマートフォンで表示して貸出が可能となったほか、蔵書検索での本の表紙画像の表示や、借りた本のタイトルの10年分の参照が可能になるなどのリニューアルが行われています。

また、館内サービスでも、同館と若狭図書学習センターで、AIを活用した絵本検索システム「ぴたりえ」を各館1台導入しました。

4月2日 県立図書館が図書館等システムをリニューアルして開館します!(福井県,2019/4/1)
http://www2.pref.fukui.jp/press/view.php?cod=654960155384070275

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、華北交通アーカイブ正式版を公開:京都大学総合博物館でも関連展示を開催

2019年2月12日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、華北交通アーカイブ正式版の公開を発表しました。

華北交通写真を、華北交通株式会社(1939–45)が事業を行っていた交通網とリンクさせることで、写真のテーマや撮影地から華北交通株式会社の活動を明らかにする研究データベースです。

華北交通写真とは、中国の北部・西北部一帯の交通インフラを管轄していた華北交通株式会社旧蔵の広報用のストックフォトです。その数量は3万5千点余りに及び、戦後は京都大学人文科学研究所で保管されてきましたが、今回インターネット上で全写真データが公開されました。

キーワード、撮影年月、撮影駅、検閲印などによる詳細検索機能が提供されているほか、写真の自動タグ付けや自動カラー化の技術も採用されており、ボタンにより「オリジナル写真」と「自動カラー化写真」の切り替えが可能となっています。また、写真データ及びメタデータのライセンスはCC BYとなっています。

本アーカイブの公開と関連して、2019年2月13日から4月14日の期間、京都大学総合博物館において華北交通写真の現物を展示する特別展「カメラが写した80年前の中国―京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真」が開催されます。

【イベント】NISTEP講演会「AIとオープンサイエンスが拓く日本のアカデミア発スタートアップ(仮)」(2/14・東京)

2019年2月14日、文部科学省科学技術・学術政策研究所(NISTEP)(東京都千代田区)において、講演会「AIとオープンサイエンスが拓く日本のアカデミア発スタートアップ(仮)」が開催されます。

学術論文の要約をAIにより自動生成するサービス「Paper Digest」のプロジェクトメンバーである高野泰朋氏を講師に迎え、日本のアカデミア発ベンチャーや産学連携施策への話題提供、今後の政策作りに役立てる議論を行う内容です。

参加には事前の申込みが必要です。

NISTEP講演会(フォーサイト・セミナー)「AIとオープンサイエンスが拓く日本のアカデミア発スタートアップ(仮)」(2月14日)開催の御案内(NISTEP)
http://www.nistep.go.jp/archives/39656

韓国・大統領所属図書館情報政策委員会、「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」を発表

2019年1月24日、韓国の大統領所属図書館情報政策委員会が「第3次図書館発展総合計画(2019-2023)」(1月23日付)をウェブサイトで公表しました。

以下の4大戦略((1)~(4))・13の中心課題([1]~[13])のもと、36の推進課題が提案されています。

(1)個人の可能性を発見する図書館
[1]市民の能力を育成する文化サービスの拡大
[2]利用者の情報アクセスの利便性拡大
[3]ライフサイクルにあわせた図書館サービスの強化

(2)コミュニティの能力を育成する図書館
[4]分権型図書館運営体制の構築
[5]コミュニティの記憶を保存・共有・拡散
[6]交流協力のプラットホームとしての機能強化

(3)社会的包摂を実践する図書館
[7]積極的な情報福祉の実現
[8]空間の開放性拡大
[9]既存の枠組みを超えたサービス連携

(4)未来を開くための図書館の革新
[10]図書館運営体制の質的向上
[11]図書館協力体制の強化
[12]情報資源の共有基盤構築
[13]図書館インフラ(基盤施設)の拡大

北米の都市図書館協議会(ULC)、人工知能(AI)の潜在的リスク回避や公益のための同技術の最大化に対して公共図書館が寄与するための議論を行なうイニシアチブの開始を発表

2019年1月16日、北米の都市図書館協議会(ULC)が、人工知能(AI)の潜在的リスク回避や、公益のための同技術の最大化に対して、公共図書館が寄与するための議論を行なうイニシアチブの開始を発表しました。

ULC及びイニシアチブへの参加館は、図書館がAIに関する情報や教育への公正なアクセスのための信頼における公共施設となるため、AIの定義、用語、枠組みを開発します。

また、ULCでは、同イニシアチブで集められた優良事例や知見を共有するため、新しいツールや教育プログラムの開発を行ないます。

Elsevier社がAI対応のデータサイエンスプラットフォーム”Entellect”を公開

2018年11月14日、Elsevier社はAIに対応したライフサイエンス分野のデータサイエンスプラットフォーム”Entellect”を公開しました。

Entellectはクラウドベースのサービスで、利用者は自身の持つデータと、Elsevierのデータやオントロジーを結び付けて分析することができます。主としてライフサイエンス分野の企業による利用を想定して開発されたもののようです。

【イベント】情報と人をつなぐ じょいんと懇話会「AIの基本と失敗しないために知っておきたいこと」(11/30・大阪)

2018年11月30日、大阪市中央公会堂において、一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)、インフォ・スペシャリスト交流会共催のイベント「情報と人をつなぐ じょいんと懇話会」が開催されます。

「AIの基本と失敗しないために知っておきたいこと」をテーマとして、木村情報技術株式会社の橋爪康知氏による講演が行われます。

参加費は、懇親会費込みで3,500円ですが、一部の人は2,000円となります。事前の申込が必要で、定員は40名(先着順)です。

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