研究データ

米・Ithaka S+R、市民工学・環境工学研究者の研究活動支援へのニーズを調査したレポートを公開

2019年1月16日、米・Ithaka S+Rが、同国の市民工学・環境工学研究者の研究活動や支援ニーズに関する調査報告書“Supporting the Changing Research Practices of Civil and Environmental Engineering Scholars”を公開しました。

Ithaka S+Rによる研究者の分野別の研究活動調査プログラムの一環で、市民工学・環境工学研究者の研究支援に資するためのサービスを明らかにするため、米国の11の研究図書館と協力し、109人の研究者を対象にインタビューが実施されました。

報告書では、市民工学・公衆衛生学分野の特徴として、政府機関やNGO、企業との産学連携が多いことを挙げています。研究上の課題として、業界誌への寄稿や建築基準、政府報告書の執筆等の査読誌投稿以外の活動を業績として評価することや、研究成果をアカデミック以外の連携先に読んでもらうための技術開発の必要性等が挙げられています。同分野への研究支援として、図書館サービスやテクノロジーの認知度向上や、研究グループのワークフローやデータ管理の改善、大学院生の研究スキルの涵養、より効果的なデータ共有を可能にすることなどが挙げられています。

E2096 - 研究データ同盟第12回総会<報告>

「障壁なきデータ共有」をスローガンとする研究データ同盟(RDA;E2029ほか参照)の第12回総会は,“Digital Frontier of Global Science”をテーマに,2018年11月5日から8日にかけてボツワナ共和国のハボローネで開催された。今回の総会はInternational Data Week(IDW)2018として,データサイエンス全般を対象とするSciDataCon 2018と同時開催した。RDAには137の国・地域から7,000人以上が登録している(第12回総会時点)。本総会には820人が参加し,日本からは筆者を含め10人が参加した。参加者の属性は主にデータ共有に関する研究者,データ管理者,図書館員,行政関係者等である。はじめてアフリカで開催されたということもあり,参加者の6割程度がアフリカからの参加者であった。

研究データ公開プラットフォームfigshare、機関版・出版者版の独自ドメインでの公開が可能に

2019年1月9日、研究データ公開プラットフォームfigshareは、機関版“Figshare for Institutions”及び出版社版“Figshare for Publishers”利用者の独自ドメイン名での公開を可能にしたと発表しています。

Figshare now available on custom domains(figshare,2019/1/9)
https://figshare.com/blog/Figshare_now_available_on_custom_domains/461

参考:
研究データ公開プラットフォーム“figshare”、機関版”Figshare for Institutions”の次世代版を公開
Posted 2015年8月13日
http://current.ndl.go.jp/node/29166

IFLA Journal、2018年12月号が発行

2019年1月3日、国際図書館連盟(IFLA)が刊行する“IFLA Journal”の44巻4号(2018年12月)が公開されました。

アラブ世界における読書推進、アラブの大学における研究データ管理や共有、アラブの図書館所蔵の文化遺産の発見可能性への制度的障壁、韓国における私信のデジタル化等に関する論考等が掲載されています。

Out Now: December 2018 issue of IFLA Journal(IFLA,2019/1/3)
https://www.ifla.org/node/91788

IFLA Journal. 2018, 44(4). [PDF:100ページ]
https://www.ifla.org/files/assets/hq/publications/ifla-journal/ifla-journal-44-4_2018.pdf

SPARC Europeと英・Digital Curation Centre、欧州のオープンデータ・オープンサイエンス方針に関する新たな報告書“An Analysis of Open Data and Open Science Policies in Europe v3, November 2018”を公開

2018年12月20日、SPARC Europeと英・Digital Curation Centre(DCC)が、欧州におけるオープンデータ・オープンサイエンス方針を分析した新たな報告書、”An Analysis of Open Data and Open Science Policies in Europe v3, November 2018”の公開を発表しました。

SPARC EuropeとDCCは欧州のオープンデータ・オープンサイエンス方針に関する報告書を2017年3月、2017年5月にも公開しており、今回の報告書は一連の調査結果の第3弾にあたります。

EU加盟国28か国とアイスランド、ノルウェー、セルビア、スイスが調査対象となっており、公開に関するニュースでは重要な調査結果として次の2点が挙げられています。

・2018年1月から11月の間に5つの新しい方針が追加されたこと
・オープンデータ・オープンサイエンスへの国家的な取組に関する新しい動きがチェコ、ギリシャ、アイルランド、ルクセンブルク、ポーランドで見られたこと

【イベント】ブロックチェーンハッカソン2019(2019/2/9、2/16-17・東京)

2019年2月9日及び2月16日・17日、東京都千代田区のLifull Hubにおいて、経済産業省が主催する「ブロックチェーンハッカソン2019」が開催されます。

学位・履修・職歴証明、研究データの記録・保存の領域におけるブロックチェーン技術の社会実装をより一層進める事を目的に開催されるものです。

2月9日に開会式並びにワークショップが、2月16日・17日には審査ならびに懇親会が行われ、優秀者には賞が授与されます。

対象はブロックチェーン技術に興味のあるエンジニア等(学生・社会人)70人程度で、2019年1月中旬から応募の受付が開始されます。応募者多数の場合、申し込み時の書類を参考に抽選が行なわれるとしています。参加者は2人から5人程度のチームを組んで挑戦します。

学位・履修・職歴証明や研究データ管理をテーマにブロックチェーン・ハッカソンを開催します(経済産業省,2018/12/27)
http://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181227004/20181227004.html

韓国科学技術情報院(KISTI)、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表

2018年12月19日、韓国科学技術情報院(KISTI)が、研究データプラットフォームの試験サービスを開始すると発表しました。

同プラットフォームでは、各機関が作成したデータの登録・管理、検索、ダウンロードが可能なほか、コミュニティ支援や研究データの分析環境支援といった機能も提供されます。

また、KISTIが運用している国家科学技術知識情報サービス(NTIS)と連携することで研究データが作成された課題との関係が把握できるほか、DOIを付与するためにKISTIのDOIセンターとも連携しています。その他、KISTIのGlobal Science Experimental Data Hub(GSDC)や韓国情報化振興院のAI hub、韓国地質資源研究院の研究データともメタデータ連携が行われています。

海外機関とではOpenAIREと連携しているほか、2019年にはオーストラリアのANDSとの連携協力も推進する予定となっています。

DataCite、会員向けにリンクチェック機能の提供を開始

2018年12月20日、DataCiteは、リンクチェック機能を会員向けサービスとして開始したと発表しました。

オープンソースのScrapyに基づいて作成されたもので、DataCiteのメンバーのDOIに対して1日1回、メタデータに登録されているURLのリンクをバックグラウンドで自動的にチェックするものです。

リンクチェックの結果はDOI Fabrica内で表示されます。また、全てのDOIのチェック結果はREST APIを通じて会員に提供されます。

またリンクのチェックだけではなく、当該DOIのランディングページが“Best Practices for DOI Landing Pages”の内容に準拠してるかどうかについてもチェックが行なわれます。

Link checker is here(DataCite Blog,2018/12/20)
https://blog.datacite.org/link-checker/

E2088 - 研究データの利用評価指標の実務指針

2018年9月,Make Data Count(MDC)が,研究データの利用評価指標の実務指針である“COUNTER Code of Practice for Research Data Usage Metrics Release 1”(以下「CoP for RD1」)を公開した。本稿ではその内容を概観する。

E2087 - 学術シンポジウム「オープンサイエンスの展開」<報告>

2018年10月17日,学術総合センター(東京都千代田区)で,学術研究フォーラム・国立情報学研究所(NII)・日本学術振興会の主催により,学術研究フォーラム第9回学術シンポジウム「オープンサイエンスの展開」が開催された。

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