研究データ

オランダ・アムステルダム大学出版局(AUP)、オープンアクセス(OA)出版に関しfigshareと連携

2018年2月20日、オランダ・アムステルダム大学出版局(AUP)は、オープンアクセス(OA)出版に関し、研究データ公開プラットフォームfigshareと連携することを発表しました。

原稿や補足データを迅速かつ効率的に独自のポータルから公開できるよう、AUPがfigshareのリポジトリソフトウェアを利用するものです。

利用者は自身のデータを、簡便な投稿システムを用いて提出することができるほか、ポータルで公開しているコンテンツはAltmetricsを含む評価指標、ライセンス情報、閲覧数、DOIといった機能を利用することが可能です。

京都大学図書館機構、研究データの公開支援サイト(試行)を公開

2019年2月22日、京都大学図書館機構は、研究データの公開支援サイト(試行)を公開したことを発表しました。

同機構では、同大学のアカデミックデータ・イノベーションユニットとの協力のもと、学術論文に紐づく研究データの公開への取り組みを開始しており、今回試行的に研究データの公開支援サイトを公開したものです。

サイトには、研究データ公開のための適切なデータリポジトリの探し方をまとめたコーナー「公開支援サービス」、研究倫理マネジメントに役立つ情報を研究のプロセスに沿ってまとめたコーナー「研究プロセスとデータマネジメント」、研究データマネジメントに関する学習ツールや関連政策の情報をまとめたコーナー「関連情報」などが設けられています。

【図書館機構】研究データの公開支援サイト(試行)を公開しました(京都大学図書館機構, 2019/2/22)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1381108

DataCite、会員向けアンケート調査の結果を発表

DataCiteは、2019年2月18日付けのブログ記事において、2018年末に開始した会員向けアンケートの調査結果を紹介しています。

144の会員に送付し36の回答を得ており、回答率は約25パーセントでした。

DataCiteを他機関に勧めるかどうかを尋ねた質問では、回答者の半数が最高評価を付けているほか、その優れた点を尋ねる質問に対しては、サービス面ではDOIの登録及びDOIサービスの提供、新サービスの開発と既存サービスの使いやすさ、アウトリーチ面ではデータ共有・PIDの重要性に関する認知向上のための取組、コミュニティ強化の取組という回答があったとしています。

DataCiteに参加した主な理由を尋ねる質問では、DOIの登録と回答したメンバーが30(83.3%)で第1位、DataCiteのミッションへの支持と回答したメンバーが21(58.3%)で第2位となっています。

また、アンケートでは利用統計や検索、リンクチェックに関する機能改善の要望があったことを挙げ、ちょうどそれらに関する取組を進めていたところであり、今後も改善を続ける旨のコメントを行っています。

衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用が開始:経済産業省「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」

2019年2月21日、経済産業省による「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」の受託企業であるさくらインターネット株式会社が、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用開始を発表しています。

衛星データおよびその分析・アプリケーションなどの開発環境を無料で提供するプラットフォームで、政府の提供する衛星データに加え、民間が提供する地上・宇宙のデータも多数保持されています。また、これらデータを、クラウド・GPU・ストレージなどのコンピューティングリソースを使って、オープン&フリーで利用することができます(上限あり)。

Science Europe、「研究データ管理の国際的な調整に関する実践ガイド」を発表

2019年1月29日、欧州の研究助成財団・研究実施機関が加盟するScience Europeは、「研究データ管理の国際的な調整に関する実践ガイド」(“Practical Guide to the International Alignment of Research Data Management”)を発表しました。

研究データ管理(RDM)について、研究助成機関、研究機関、研究者がそれぞれ異なるニーズと要件を持っていることを踏まえて、欧州の研究助成及び研究機関におけるRDMの要件を調整することを目的として作成されたものです。

データ管理計画(DMP)の中核となる要件と、信頼できるリポジトリの選択基準を示すとともに、これらの要件・基準をどのように実践に移すかについての具体的な手引きも示しています。また、付録としてこれらの要件・基準とFAIR原則との対照表も収録されています。

英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)、同国の研究データの公開の現状や提言をまとめた最終報告書をウェブサイトで公開

2019年2月4日、英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)による最終報告書“Realising the potential: final report of the Open Research Data Task Force”がウェブサイトで公開されました。

UK Open Access Coordination Groupの議長ティケル(Adam Tickell)教授の助言を受け、2016年にジョンソン(Jo Johnson)大学・科学担当大臣により設立されたORDTFによる報告書で、英国における研究データ公開の現状を概観するとともに、研究データの公開に関する助言を行っています。

Open Research Data Task Force: final report (GOV.UK,2019/2/4)
https://www.gov.uk/government/publications/open-research-data-task-force-final-report

SPARC Europe、2018年の事業を振り返るレポート“2018 SPARC Europe Annual Report”を公開

2019年1月31日、SPARC Europeは、2018年の事業を振り返るレポート“2018 SPARC Europe Annual Report”を公開しました。

レポートでは、ヨーロッパにおけるオープンアクセス及びオープンサイエンスを支える政策策定に関してSPARC Europeが行った取組や、Plan Sへのサポート、発表した各種レポートの内容、SCOSSを通じたオープンサイエンス基盤構築への貢献等が紹介されています。

SPARC Europe’s 2018 Annual Report is released(SPARC Europe, 2019/1/31)
https://sparceurope.org/sparc-europes-2018-annual-report-is-released/

米国国立医学図書館(NLM)、オープンデータポータルサイト“Data Discovery”を公開

2019年1月29日、米国国立医学図書館(NLM)が、オープンデータポータルサイト“Data Discovery”の公開を発表しています。

NLMでは多くのデータをオンラインで公開してきましたが、“Data Discovery”を通じて公開することで、データセットのスプレッドシートによる表示、データの視覚化、APIの提供を可能としました。

Data Discovery at NLM(NLM Musings from the Mezzanine ,2019/1/29)
https://nlmdirector.nlm.nih.gov/2019/01/29/data-discovery-at-nlm/

Data Discovery(NLM)
https://datadiscovery.nlm.nih.gov/browse

千葉大学附属図書館、千葉大学学術成果リポジトリで公開している「萩庭植物標本画像データ」約5万点にDOIを付与

2019年1月29日、千葉大学附属図書館が、千葉大学学術成果リポジトリCURATORで公開している「萩庭植物標本画像データ」51,819点にDOIを付与したことを発表しています。

国立科学博物館の「標本・資料統合データベース」からのDOIを介してリンクの準備や、IIIFに準拠した画像の「千葉大学学術リソースコレクション c-arc」からの公開予定についても発表されています。

萩庭植物標本画像データ約5万点にDOIを付与しました(千葉大学附属図書館,2019/1/29)
https://www.ll.chiba-u.jp/topics/2018/topics_20190122_curator.html

CURATOR
http://opac.ll.chiba-u.jp/da/curator/
※「萩庭植物標本画像データベースの標本写真51,819点へDOIを付与しました(2019.1.17)」とあります。

【イベント】講演会「オープンアクセスの今と未来」(2/18・つくば)

2019年2月18日、筑波大学大学会館において、筑波大学附属図書館が主催する講演会「オープンアクセスの今と未来」が開催されます。

現在のオープンアクセスに関する取組を俯瞰し、課題・論点等の見直しや確認を行い、今後のオープンアクセス推進のための取組を考えることを目的として開催されるものです。

事前の申込は不要であり、主なプログラムは以下の通りです。

・オープンアクセスその光と影~理念・PlanS・ハゲタカ
(筑波大学図書館情報メディア系・逸村裕教授)

・オープンアクセスを促進する新しいリポジトリシステム
(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・林正治特任助教)

・オープンサイエンスをサポートする研究データ管理のトレーニングコース
(国立情報学研究所オープンサイエンス基盤研究センター・尾城孝一特任研究員)

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