研究データ

European Open Science Cloud(EOSC)ポータルサイト、公開される

2018年11月23日、European Open Science Cloud(EOSC)ポータルサイトが、正式に公開されました。

公開日には2018年下半期に欧州連合(EU)議長国を務めるオーストリアでイベントが実施されました。サービスプロバイダや研究機関等が招待され、欧州の研究活動の進展におけるEOSCの重要性やEOSCポータルの機能等について紹介されました。

Inauguration of the EOSC(Open AIRE,2018/11/23)
https://www.openaire.eu/inauguration-of-the-eosc

The EOSC portal
https://www.eosc-portal.eu/

欧州研究図書館協会(LIBER)、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査を実施中

2018年11月27日、欧州研究図書館協会(LIBER)の研究データ管理に関するワーキンググループが、研究データリポジトリの“FAIRness”の実態に関するアンケート調査の実施を発表しています。

同調査は、リポジトリや搭載されているデータの“FAIRness”に関する分析、FAIR原則遵守のための勧告リストの作成、FAIR原則の定義や遵守に関する誤解の分析、リポジトリ関係者にとってのFAIR原則の遵守と重要性が複雑であることの分析が目的とされています。

リポジトリ管理者や図書館員向けの40項目からなるアンケートと、リポジトリの開発や保守を担当する技術スタッフ向けの25項目からなるアンケート2種類が実施されています。

〆切は2018年末までとなっており、2019年1月にデータの統合・分析が行われます。

Data Repository Survey: Please Share Your Views(LIBER,2018/11/27)
https://libereurope.eu/strategy/digital-skills-services/

欧州研究図書館協会(LIBER)、資金提供者、研究機関や大学図書館等がオープンサイエンス促進のために果たし得る役割を述べたレポート“A Vision for Open Science”を公開

2018年11月19日、欧州研究図書館協会(LIBER)は、資金提供者、研究機関や大学図書館等がオープンサイエンス促進のために果たし得る役割を述べたレポート“A Vision for Open Science”を公開しました。

2018年7月にフランス・リールで開催されたLIBERの第47回年次大会におけるワークショップ“Research Institutions and Libraries and the role of Funders in the European Open Science Cloud”での議論を踏まえて作成されたもので、オープンサイエンスが標準となる未来を実現するためには、各キー・プレイヤーの協調・協力が必要であると強調されています。

A Vision for Open Science(LIBER)
https://libereurope.eu/blog/2018/11/19/a-vision-for-open-science/

米国国際開発庁(USAID)、新たなデータリポジトリ “Development Data Library” (DDL)を公開

2018年11月13日、米国国際開発庁(USAID)が、新たなデータリポジトリ “Development Data Library” (DDL)の公開を発表しています。

USAIDが助成した研究データの有効活用を目的としており、データの視覚化、生データのダウンロード、経時変化の追跡が可能な新機能が追加されているほか、APIも提供されています。

USAID ANNOUNCES LAUNCH OF NEW IMPROVED DATA REPOSITORY(USAID,2018/11/13)
https://data.usaid.gov/stories/s/DDL-Launch-Press-Release/2div-gru5

Development Data Library (DDL)
https://data.usaid.gov/

PubMed Central(PMC)、研究データの引用情報や補足資料に関する情報の掲載を開始

2018年11月5日、米国国立衛生研究所(NIH)の国立バイオテクノロジー情報センター(NCBI)が、PubMed Central(PMC)において、研究データの引用情報(Data Citations)・補足資料(Supplementary Materials)・データの利用可能の紹介(data availability statements)等の情報の掲載を開始したと発表しています。

同情報はAssociated Data欄に掲載されており、検索結果画面で“Associated Data”を選択して Associated Data欄があるものに限定して検索することができます。

米国国立医学図書館(NLM)が策定した「戦略計画2017-2027」に基づく取組です。

Elsevier社がAI対応のデータサイエンスプラットフォーム”Entellect”を公開

2018年11月14日、Elsevier社はAIに対応したライフサイエンス分野のデータサイエンスプラットフォーム”Entellect”を公開しました。

Entellectはクラウドベースのサービスで、利用者は自身の持つデータと、Elsevierのデータやオントロジーを結び付けて分析することができます。主としてライフサイエンス分野の企業による利用を想定して開発されたもののようです。

【イベント】慶應義塾大学DMC研究センターシンポジウム「メタデータ再考」(11/20・横浜)

2018年11月20日、神奈川県横浜市の慶應義塾大学日吉キャンパスにおいて、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究センター(DMC研究センター)主催のシンポジウム「メタデータ再考」が開催されます。

開催案内によれば、同シンポジウムは「文化資源の利活用のボーダーを創造的に越えるために、メタデータを取り巻くフレームワークを改めて問い直す」ものであるとのことです。

当日は京都大学東南アジア地域研究研究所教授・原正一郎氏による講演「学術データの共有と利活用のための工夫」、慶應義塾大学理工学部専任講師・金子晋丈氏による講演「コンテンツネットワーク形成におけるメタデータの限界」が行われます。その後、両氏と慶應義塾大学文学部准教授の安形麻理氏、同大学アート・センター所員の久保仁志氏、同じくDMC研究センター特任講師の石川尋代氏をパネリストとし、同大学大学文学部教授・DMC研究センター副所長である安藤広道氏をモデレータとしたパネルディスカッション「ボーダレスなデータ利活用のための情報組織化とは」を開催するとのことです。

【イベント】日本学術会議公開シンポジウム「科学データの保存・利用態勢の強化と国際展開」(11/19・東京)

2018年11月19日、東京都港区の日本学術会議2階大会議室で、日本学術会議情報学委員会国際サイエンスデータ分科会が主催する公開シンポジウム「科学データの保存・利用態勢の強化と国際展開」が開催されます。

世界科学データシステム(WDS)及び科学技術データ委員会(CODATA)における最近の国際動向を踏まえて、日本のデータ関連活動の活性化と国際連携の強化に向けた情報交換及び議論を行い、今後の活動方針についての共通認識の形成を目指すものです。

参加費は無料で、定員は約70人、事前登録は不要です。主な内容は次のとおりです。

・WDSと我が国の研究データ基盤事業、オープンサイエンスの潮流
村山泰啓氏(情報通信研究機構)

・ISCU-World Data Centerの発展と日本のデータ体制
荒木徹氏(京都大学)

・極域研究観測事業におけるデータベース整備とデータ出版
門倉昭氏(情報・システム研究機構)

・デジタル時代の学術コミュニケーションのインフラストラクチャーのあり方について
武田英明氏(国立情報学研究所)

・海洋分野におけるデータの相互利用の促進
馬場典夫氏(海上保安庁)

LA Referencia、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結

2018年10月29日、研究成果のオープンアクセス化を推進するラテンアメリカの国際組織であるLA Referenciaは、ラテンアメリカでのオープンサイエンス促進のため、10月24日に欧州原子核研究機構(CERN)と覚書を締結したと発表しました。

覚書の目的として、CERNとOpenAIREが開発した研究成果共有のためのリポジトリ“Zenodo”のラテンアメリカでの利用促進等が挙げられています。

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