研究データ

NIIとWACREN、オープンサイエンス基盤の研究開発に関し覚書を締結

2019年3月15日、NIIは、西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(West and Central African Research and Education Network:WACREN)とオープンサイエンス基盤の研究開発に関し覚書を締結したことを発表しました。

最初のプロジェクトでは、リポジトリと研究データ管理システム(RDM)の共同開発を開始するとしています。

NII and WACREN Sign a Memorandum of Understanding on R&D of Open Science Infrastructure(NII, 2019/3/15)
https://www.nii.ac.jp/en/news/release/2019/0315.html

E2117 - スウェーデン王立図書館によるラボ設置のための調査報告書

近年,主に海外の図書館において,館内にラボを設置する館が増えてきている。スウェーデン王立図書館(NLS)でも図書館ラボ設置のための検討が行われ,2018年にはNLSのラボ(以下「NLSラボ」)に求められる要件について委託調査を行った。その調査の報告書である“datalab.kb.se:A Report for the National Library of Sweden”(以下「報告書」)が,2018年10月,調査に携わったスウェーデンのウメオ大学教授Pelle Snickars氏の個人ウェブサイト上で公開された。章立ては,(1)欧米の国立図書館ラボの調査,(2)デジタル研究(Digital Scholarship),(3)NLSラボ設置のための推奨事項となっている。本稿では報告書の概要を紹介することで,図書館ラボに関する知見を深める材料としたい。

E2108 - 第20回灰色文献国際会議<報告>

第20回灰色文献国際会議(Twentieth International Conference on Grey Literature:GL20)が2018年12月3日と4日の2日間にわたって米国のニューオーリンズで開催され,13か国から約40人が参加した。

シンポジウム 「オープンデータと大学」の報告資料が公開される

2019年2月7日、九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻のウェブサイトで、2019年1月30日に同専攻主催で開催されたシンポジウム「オープンデータと大学」の報告資料公開が発表されていました。

同シンポジウムのプログラムは次のとおりでした。

○趣旨説明
岡崎敦氏(九州大学)
「オープンデータの動向とデジタル・ヒューマニティーズの昔と今」

○報告
中村覚氏(東京大学情報基盤センター)
「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業におけるオープンデータに関する取り組み」
南山泰之氏(東京財団政策研究所)
「研究データ管理の動向及びデータ利活用に向けた課題整理」
畑埜 晃平(九州大学)
「くずし字のオープンデータとその活用」

シンポジウム「オープンデータと大学」(九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻, 2019/2/7)
http://lss.ifs.kyushu-u.ac.jp/?p=1298

オランダ・アムステルダム大学出版局(AUP)、オープンアクセス(OA)出版に関しfigshareと連携

2018年2月20日、オランダ・アムステルダム大学出版局(AUP)は、オープンアクセス(OA)出版に関し、研究データ公開プラットフォームfigshareと連携することを発表しました。

原稿や補足データを迅速かつ効率的に独自のポータルから公開できるよう、AUPがfigshareのリポジトリソフトウェアを利用するものです。

利用者は自身のデータを、簡便な投稿システムを用いて提出することができるほか、ポータルで公開しているコンテンツはAltmetricsを含む評価指標、ライセンス情報、閲覧数、DOIといった機能を利用することが可能です。

京都大学図書館機構、研究データの公開支援サイト(試行)を公開

2019年2月22日、京都大学図書館機構は、研究データの公開支援サイト(試行)を公開したことを発表しました。

同機構では、同大学のアカデミックデータ・イノベーションユニットとの協力のもと、学術論文に紐づく研究データの公開への取り組みを開始しており、今回試行的に研究データの公開支援サイトを公開したものです。

サイトには、研究データ公開のための適切なデータリポジトリの探し方をまとめたコーナー「公開支援サービス」、研究倫理マネジメントに役立つ情報を研究のプロセスに沿ってまとめたコーナー「研究プロセスとデータマネジメント」、研究データマネジメントに関する学習ツールや関連政策の情報をまとめたコーナー「関連情報」などが設けられています。

【図書館機構】研究データの公開支援サイト(試行)を公開しました(京都大学図書館機構, 2019/2/22)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1381108

DataCite、会員向けアンケート調査の結果を発表

DataCiteは、2019年2月18日付けのブログ記事において、2018年末に開始した会員向けアンケートの調査結果を紹介しています。

144の会員に送付し36の回答を得ており、回答率は約25パーセントでした。

DataCiteを他機関に勧めるかどうかを尋ねた質問では、回答者の半数が最高評価を付けているほか、その優れた点を尋ねる質問に対しては、サービス面ではDOIの登録及びDOIサービスの提供、新サービスの開発と既存サービスの使いやすさ、アウトリーチ面ではデータ共有・PIDの重要性に関する認知向上のための取組、コミュニティ強化の取組という回答があったとしています。

DataCiteに参加した主な理由を尋ねる質問では、DOIの登録と回答したメンバーが30(83.3%)で第1位、DataCiteのミッションへの支持と回答したメンバーが21(58.3%)で第2位となっています。

また、アンケートでは利用統計や検索、リンクチェックに関する機能改善の要望があったことを挙げ、ちょうどそれらに関する取組を進めていたところであり、今後も改善を続ける旨のコメントを行っています。

衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用が開始:経済産業省「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」

2019年2月21日、経済産業省による「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」の受託企業であるさくらインターネット株式会社が、衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」の運用開始を発表しています。

衛星データおよびその分析・アプリケーションなどの開発環境を無料で提供するプラットフォームで、政府の提供する衛星データに加え、民間が提供する地上・宇宙のデータも多数保持されています。また、これらデータを、クラウド・GPU・ストレージなどのコンピューティングリソースを使って、オープン&フリーで利用することができます(上限あり)。

Science Europe、「研究データ管理の国際的な調整に関する実践ガイド」を発表

2019年1月29日、欧州の研究助成財団・研究実施機関が加盟するScience Europeは、「研究データ管理の国際的な調整に関する実践ガイド」(“Practical Guide to the International Alignment of Research Data Management”)を発表しました。

研究データ管理(RDM)について、研究助成機関、研究機関、研究者がそれぞれ異なるニーズと要件を持っていることを踏まえて、欧州の研究助成及び研究機関におけるRDMの要件を調整することを目的として作成されたものです。

データ管理計画(DMP)の中核となる要件と、信頼できるリポジトリの選択基準を示すとともに、これらの要件・基準をどのように実践に移すかについての具体的な手引きも示しています。また、付録としてこれらの要件・基準とFAIR原則との対照表も収録されています。

英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)、同国の研究データの公開の現状や提言をまとめた最終報告書をウェブサイトで公開

2019年2月4日、英・Open Research Data Taskforce(ORDTF)による最終報告書“Realising the potential: final report of the Open Research Data Task Force”がウェブサイトで公開されました。

UK Open Access Coordination Groupの議長ティケル(Adam Tickell)教授の助言を受け、2016年にジョンソン(Jo Johnson)大学・科学担当大臣により設立されたORDTFによる報告書で、英国における研究データ公開の現状を概観するとともに、研究データの公開に関する助言を行っています。

Open Research Data Task Force: final report (GOV.UK,2019/2/4)
https://www.gov.uk/government/publications/open-research-data-task-force-final-report

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