映像

UCLA映画テレビアーカイブ、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)図書館と統合

2019年12月4日、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は、映画テレビアーカイブ(Film & Television Archive)が、図書館に統合されたことを発表しています。

これまで、演劇・映画・テレビ学部によって運営されていた同アーカイブは、今後、同館のコレクションとあわせて、同館のデジタルプラットフォームを通じてアクセスを拡大させる予定としています。

同アーカイブの事務所・保存ラボ・書庫は、これまで通り、サンタクラリタのパッカード人文研究所に設置され、UCLAパウエル図書館のアーカイブ調査研究センターがアーカイブ資料のアクセスポイントとして機能します。

UCLA図書館は、UCLAの研究とコレクションに世界中からアクセスできるようにすることを目的とした“OpenUCLA”事業を行っており、今回の統合は、同館の2019・2020年度の主要プロジェクトの1つです。

スイス視聴覚遺産保存協会Memoriav、フィルムとビデオのデジタルアーカイビングに関するガイドのバージョン1.2を公開

2019年11月7日、スイス視聴覚遺産保存協会Memoriavは、フィルムとビデオのデジタルアーカイビングに関するガイド“Memoriav Recommendations Digital Archiving of Film and Video:Principles and Guidance”のバージョン1.2を公開しました。

フィルムとビデオのデジタル化やデジタルアーカイビングに携わるアーキビスト、キュレーターを対象としたガイドであり、主な内容構成は次のとおりとなっています。

第1章:本文書の目的(Purpose of this document)
第2章:イントロダクション(Introduction)
第3章:用語:説明、定義、事例(Terms : explanations, definitions and examples)
第4章:計画と実施(Planning and practical implementation)
第5章:推奨事項(Recommendations)
第6章:付録(appendix)

米・アイビー・プラス図書館連合、中国・香港・台湾のドキュメンタリー映画製作者に関するウェブコンテンツを収集したウェブアーカイブを公開

2019年11月11日、米・コロンビア大学図書館は、中国・香港・台湾のドキュメンタリー映画製作者に関するウェブコンテンツを収集したウェブアーカイブ“Independent Documentary Filmmakers from China, Hong Kong, and Taiwan Web Archive”の公開を発表しました。

このウェブアーカイブは、デューク大学とプリンストン大学の中国研究専門の図書館員によって構築され、中国本土・香港・台湾において、各地域の社会的政治的発展にとって重要な役割を果たした、著名なドキュメンタリー映画製作者作成のウェブサイト・ブログ・配信動画といったウェブコンテンツを保存するものです。アイビー・プラス図書館連合による、消滅しやすいウェブサイトのテーマ別の精選・収集を目指すプログラム“Web Resources Collection Program”の共同コレクションの1つとなっています。

宇部市(山口県)、同市の100年を振り返る「写真・映像・音声」を募集:デジタルアーカイブ等で活用

2019年11月25日、山口県の宇部市が、2021年の市制施行100周年を記念し、同市の100年を振り返る「写真・映像・音声」を、市民や団体、企業等から広く募集すると発表しました。

提供された写真等は、市のウェブサイトで公開するとともに、100周年の記念動画やデジタルアーカイブ等で活用するとしています。

募集期間は2020年1月31日までです。

宇部市100年の記憶を辿る「写真・映像・音声」を募集します(宇部市, 2019/11/25)
https://www.city.ube.yamaguchi.jp/houdou/100th/2019/kinennkikaku1.html

2019 Hiroshima Active Library協働事業:広島市域を中心とした公共図書館15館と大学図書館19館が「広島」をテーマとする講演会、映画上映、展示等を同時期に開催

広島市立図書館の2019年11月21日付のお知らせで、広島市域を中心とした公共図書館15館と大学図書館19館が「2019 Hiroshima Active Library協働事業」として、「広島」をテーマとする講演会、映画上映、展示等を同時期に開催することが発表されています。

「Hiroshima Active Library協働事業」とは、広島市域を中心とした公共図書館15館と大学図書館19館が、同一テーマで事業を実施するものです。2019年度は「広島」をテーマとして2019年12月1日から12月7日まで開催されます。

2019年12月1日には講演会として、広島市立中央図書館と広島大学図書館の主催の下、広島市立中央図書館3階セミナー室において、資料展示「ヒロシマに挑む~原爆投下の広島で実相究明に取り組む医学者たちの始動期の軌跡~」と広島の城郭建築に関する講演会が実施されます。講演会の定員は60人(先着順)で参加申込が必要です。

2019年12月4日には文化映画観賞会として、広島市映像文化ライブラリーにおいて、広島県の民俗芸能を記録した「ふるさとの民俗芸能」のシリーズの中から、北広島町の新庄のはやし田や、庄原市の神弓祭など4作品の上映が行われます。文化映画観賞会には鑑賞料が必要です(小中学生は無料)。

日本博物館協会、台風第19号による博物館の被災状況について情報を収集中:賛助会員から水損した映像音声資料の無償クリーニングの申し出

2019年10月16日、日本博物館協会が、台風第19号による博物館の被災状況について、関連支部を通じて情報収集中であると発表しています。

また、同協会の賛助会員である(株)東京光音から、水損した映像音声資料の無償クリーニングの申し出があったこともあわせて紹介しています。

日本博物館協会 News
https://www.j-muse.or.jp/
※「台風19号による博物館の被災につきまして」とあります。

令和元年台風19号に伴う視聴覚資料救済窓口開設について(東京光音,2019/10/15)
http://www.koon.co.jp/info/1.html#d20191015

参考:
令和元年台風第19号による博物館等への影響
Posted 2019年10月15日
https://current.ndl.go.jp/node/39263

国立国語研究所、研究資料室収蔵資料の保存箱目録と音声・映像ファイル目録を公開

2019年10月8日、国立国語研究所は、同研究所研究情報発信センター研究資料室収蔵資料の保存箱目録と音声・映像ファイル目録を公開したことを発表しました。

国立国語研究所が調査研究により収集・作成し、同研究所の研究情報発信センター研究資料室へ収蔵された保存箱と音声・映像ファイルの概要が公開されています。

2019年度のニュース一覧(国立国語研究所)
https://www.ninjal.ac.jp/newsyears/2019/
※2019年10月8日付けのニュースに「研究資料室収蔵資料の保存箱目録と音声・映像ファイル目録を公開しました。」とあります。

保存箱目録(国立国語研究所)
https://rmr.ninjal.ac.jp/boxes/

シネマテーク・スイス(Cinémathèque suisse)、研究所兼アーカイブ施設を開設

2019年9月6日、シネマテーク・スイス(Cinémathèque suisse)が、スイス・ヴォー州のパンタに、研究所兼アーカイブ施設を開設しました。

スイス公共放送協会の国際部による“swissinfo.ch”によると、同施設には、70万点のフィルムのリール、250万枚の写真、50万点のポスター、2万6千冊の図書、希少なカメラ2,000点などが保管されているとのことです。また、映画館(40席)、展示場、会議場なども備えられており、フィルムの修復家やIT専門家など約50人が雇用されていると紹介されてます。

政府に対して映画フィルムのデジタル化のための資金を提供するよう説得するために、施設の計画から完成までに約20年かかったとしています。

Portes ouvertes à Penthaz(Cinémathèque suisse,2019/9/3)
https://www.cinematheque.ch/f/actualites/article/portes-ouvertes-a-penthaz/

韓国・国立世宗図書館、映画のシナリオと著作権保護期間が満了した古典映画が閲覧可能な「韓国映画マルチメディアサービス」の館内提供を開始

2019年8月28日、韓国・国立世宗図書館が、9月2日から「韓国映画マルチメディアサービス」を開始すると発表しました。

これまでは韓国映像資料院のみで利用できたサービスですが、同館と同院が協定を締結し、同院が所蔵する著作権保護期間が満了した古典映画170点と、2014年以前に制作された韓国映画のシナリオ約1万5千冊を無料で閲覧することを可能としたものです。同協定には、済州漢拏図書館・春川市立青少年図書館・全州映画製作所も参加しています。

利用には同館の貸出会員登録が必要で、また、同館2階のメディア閲覧席の専用席を予約する必要があります。

国立世宗図書館は、今後も人文・文化芸術のハブ化のために関連サービスの拡充を、韓国映像資料院は、同サービスが利用可の言うな図書館の拡大やコンテンツの多様化を予定しています。

【イベント】日本ミュージアム・マネジメント学会 2019年度第1回コレクション ・マネージメント研究部会「特撮映像関連コレクション保存・公開・展示の未来」(12/1・東京)

2019年12月1日、東京都港区のノムラスタジオ(乃村工藝社本社ビル地下1階)において、日本ミュージアム・マネジメント学会(JMMA) 2019年度第1回コレクション ・マネージメント研究部会「特撮映像関連コレクション保存・公開・展示の未来」が開催されます。

同部会では、2017年度に特撮映像アーカイブの保存について、2018年度にはフィルムのデジタルアーカイブ化をテーマに研究会を開催しており、2019年度は、特撮映像関連コレクションを主題とし、その保存・公開・展示の未来について考えることを目的に開催されます。

内容は以下の通りで、参加費は500円で、事前の申込が必要です。

・フィルム映像のデジタルリマスター化の現状と課題
  講師:清水俊文氏(株式会社東京現像所 営業本部 部長)

・特撮映像作品の造形物修復・保存・公開の現状と課題
  講師:原口智生氏(アニメ特撮アーカイブ機構発起人 特撮ミニチュアプロップ修復師)

・トークセッション
 パネリスト:清水俊文氏、原口智生氏
 モデレーター:小澤智之氏(株式会社一蔵 ウエディング事業本部ネオス・ミラベル映像室 ビデオグラファー)

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