貴重書

E2203 - 第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会<報告>

2019年9月18日から21日までの4日間,「日本学資料の再考 Rethinking resources for Japanese studies」を全体テーマとして,ブルガリアの首都ソフィアにある聖クリメント・オフリツキ・ソフィア大学講堂を会場に第30回日本資料専門家欧州協会(EAJRS)年次大会が開催された(E2073ほか参照)。13のセッションに分かれて37件(51人)の発表が行われ(英語による発表が23件,日本語による発表は14件),朝日新聞社や紀伊国屋書店などによるリソース・プロバイダー・ワークショップも実施された。

E2204 - 環太平洋研究図書館連合(PRRLA)2019年総会<報告>

2019年9月1日から4日まで,環太平洋研究図書館連合(PRRLA;E1979,E2086参照)の2019年総会が韓国の高麗大学校で開催された。PRRLAには米国,カナダ,中国,韓国,シンガポール,インドネシア,オーストラリア等の太平洋をとりまく地域から43の大学等の図書館が加盟し,図書館の機能向上にむけた様々な活動を行っている。東北大学は例年総会に参加し,事例報告も一昨年の中国,昨年の米国での総会に続き三年連続で行っている。総会参加は通常は図書館長と随行1人であるが,2019年度は東北大学からは筆者を含む図書館職員2人での参加となった。

オープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」の講演スライドが公開される

2019年11月29日、株式会社未来の図書館 研究所は、2019年11月25日に開催したオープンレクチャー「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」の講演スライドを公開したことを発表しました。

オープンレクチャーでは、国文学研究資料館古典籍共同研究事業センター事務室特任専門職員であり、「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」に携わる増井ゆう子氏による講演が行われました。

【11.25開催】「地域資料・古典籍のアーカイブ構築と活用」スライド公開のお知らせ(株式会社未来の図書館 研究所, 2019/11/29)
http://www.miraitosyokan.jp/wp/20191129/

東京海洋大学附属図書館、貴重書156点を「新日本古典籍総合データベース」で公開

2019年11月21日、東京海洋大学附属図書館は、同館所蔵の貴重書156点を11月7日に「新日本古典籍総合データベース」で公開したことを発表しました。

「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)により2017年度にデジタル化されたものであり、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスが採用されています。

[共通]当館所蔵の貴重書をデジタル化・公開しました(東京海洋大学附属図書館, 2019/11/21)
http://lib.s.kaiyodai.ac.jp/jov4dv7h2-2255/#_2255

東京海洋大学附属図書館 画像一覧(新日本古典籍総合データベース)
https://kotenseki.nijl.ac.jp/page/list-tkyl.html

東京大学附属図書館、「電子版 黒木文庫」をリニューアル公開:公開された画像・書誌データは特段の手続きなく自由に利用可能・画像データはIIIFに準拠

2019年11月21日、東京大学附属図書館は、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として、同大学教養学部国文・漢文学部会が管理する「電子版 黒木文庫」をリニューアル公開したことを発表しました。

同館はリニューアル公開による主な変更点として、公開された画像・書誌データは特段の手続きなく自由に利用可能になったこと、公開する画像データが効果的・効率的な共有を行うことができる国際規格IIIFに準拠したことの2点を挙げています。

「黒木文庫」は、旧制東京高等学校教授で近世演劇と音楽の専門家の黒木勘蔵氏が収集した資料群で、東京大学教養学部国文・漢文学部会が管理していたコレクションです。2003年度から2005年度まで交付された日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究〔A〕)によりデータベースが構築され、2006年から「電子版 黒木文庫」として公開されていました。

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで蔵経書院文庫の「蔵経書院本」54点と「日蔵未刊本」20点及び修験道文献集成「島田文庫」92点を公開

2019年11月20日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブで蔵経書院文庫の「蔵経書院本」54点と「日蔵未刊本」20点及び修験道文献集成「島田文庫」92点を公開したことを発表しました。

京都蔵経書院が寺院あるいは僧堂の宝庫または筐底より採集した仏典とその類縁典籍の集積である蔵経書院文庫の中から、『大日本続蔵経』の底本となった仏典類である「蔵経書院本」54点と、刊行が準備されていた『日本大蔵経』第2部の底本として収集された「日蔵未刊本」20点が、新たにデジタル化・公開されています。科学研究費助成事業研究成果公開促進費(採択課題番号:19HP8002)の助成により、一部資料をデジタル化したことが併せて紹介されています。

「島田文庫」は、明治時代の仏教学者島田蕃根が、島田家伝世の文書記録に蕃根自身の収書を加えた、修験道文献の集成です。同文庫のデジタル化は、京都大学が拠点大学として参加する国文学研究資料館の「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(歴史的典籍NW事業)の一環として実施されています。

2019年11月20日現在、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万4,328タイトル、129万729画像となっています。

E2196 - 古代の甘味料「あまつら」の復元とその試食

2019年8月3日,立命館大学衣笠キャンパス(京都市)で開催された立命館グローバル・イノベーション研究機構(R-GIRO)シンポジウム「超長期的視点から見た人口・環境・社会」の特別企画として,「古代の甘味「あまつら」の復元とその試食~清少納言も愛でたあまつらかき氷の再現」が行われた。その経緯と当日の催しについて報告する。

中津市歴史博物館(大分県)所蔵の医学関係古典籍が「新日本古典籍総合データベース」で公開

2019年11月13日、国文学研究資料館は、大分県中津市・中津市教育委員会と覚書を締結し、中津市歴史博物館が所蔵する古典籍のデジタル公開を進めていくことを発表しました。

第一弾として、同館所蔵の医学関係古典籍のうち44点が同日「新日本古典籍総合データベース」で公開されました。国文学研究資料館のプレスリリースでは、江戸時代の中津藩が蘭学を奨励しており、『解体新書』の編著者である前野良沢らを輩出したこと等が紹介されています。

『解体新書』の編著者 前野良沢を輩出した中津藩医学古典籍 デジタル公開へ:国文研が中津市・中津市教育委員会と覚書締結(国文学研究資料館, 2019/11/13)[PDF:4ページ]
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20191113_release.pdf

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加:データセットを活用した無料のAIくずし字OCRサービスも公開

2019年11月11日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、日本古典籍くずし字データセットに字形データを大幅に追加し、文字数が684,165字から1,086,326字となったことを発表しました。

データセットに対してクリーニングを行い、一部の新字を旧字に統合した結果、文字種については4,645種から4,328種に減少したとあります。

あわせて、同データセットを活用したAIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」も公開されました。IIIFに準拠した画像を対象として、多文字くずし字OCR機能を提供するものです。

「KuroNetくずし字認識サービス」のページでは、利用には登録が必要であること、利用は無料であるが他者の利用をさまたげるような利用状況となった場合は制限を行う可能性があること等、利用方法と制限に関する説明が掲載されています。

九州大学附属図書館、九州大学の貴重書及び資料群を紹介する冊子『知をつむぐ―九州大学の書物たち―』をオンラインで公開

2019年11月7日、九州大学附属図書館は、冊子『知をつむぐ―九州大学の書物たち―』を発行したことを発表しました。

同大学の代表的な貴重書・コレクションについて、写真とともに分野別に紹介するほか、主要な文庫・コレクションといった資料群の案内が掲載されています。

冊子は同大学各キャンパスの図書館で配布されるとともに、九大コレクション上でPDF版が公開されています。

『知をつむぐ ―九州大学の書物たち―』を発行しました(九州大学附属図書館, 2019/11/7)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/29281

知をつむぐ:九州大学の書物たち(九大コレクション)
http://hdl.handle.net/2324/2344444

ページ