貴重書

神奈川県立金沢文庫、2020年3月31日から「国宝 金沢文庫文書データベース」を公開

2020年3月27日、神奈川県立金沢文庫は、3月31日から「国宝 金沢文庫文書データベース」を公開すると発表しました。

同文庫では、称名寺(横浜市)が所蔵し同文庫が管理している国宝「金沢文庫文書」(4,149点)のデジタルアーカイブ化に取り組んでおり、そのうち500点の古文書の詳細情報が、高精細画像とともにインターネット公開されます。

各画像には、古文書のくずし字を読めるよう本文を活字体にした翻刻データがついており、また、年月日や人名、地名など、さまざまなキーワードから検索可能となっています。

全点公開に向けて、随時更新するとしています。

神奈川県立金沢文庫
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/kanazawa.htm
※「3月31日(火)より、国宝 金沢文庫文書データベース公開」とあります。

東京大学総合図書館、『東京帝國大學五十年史』編纂時に収集された資料群「東京帝国大学五十年史料」のうち295点の画像をオンライン公開

2020年3月27日、東京大学総合図書館は、「東京帝国大学五十年史料」のうち、デジタル化及びメタデータの整備が完了した295点の画像をオンライン公開したことを発表しました。公開データは利用目的を問わず、特段の手続きなく利用可能とあります。

「東京帝国大学五十年史料」は、1932年刊行の『東京帝國大學五十年史』編纂にあたり収集された469点の資料群です。東京大学の歴史に関する公文書、記録、及び編纂のための参考図書等からなり、うち317点が「東京大学史関係資料」として重要文化財に指定されています。

重要文化財を含む「東京帝国大学五十年史料」を公開しました(東京大学附属図書館, 2020/3/27)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/news/20200327-1

京都大学貴重資料デジタルアーカイブ、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までを公開

2020年3月27日、京都大学貴重資料デジタルアーカイブは、文学研究科所蔵の重要文化財「大日本史編纂記録」の第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までを公開したことを発表しました。

同大学の文学研究科と総合博物館は2018年度から「大日本史編纂記録」の修復・電子化事業を実施しており、修復・電子化が完了した第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までの1,506画像が京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開されています。

「大日本史編纂記録」の修復・電子化事業は今後も引き続き行われ、その成果は随時京都大学貴重資料デジタルアーカイブで公開する、としています。今回の公開によって、京都大学貴重資料デジタルアーカイブの公開件数は、1万7,638タイトル、136万5,106画像となっています。

文学研究科所蔵重要文化財『大日本史編纂記録』第6冊から第10冊、第21冊から第50冊までを公開しました(京都大学貴重資料デジタルアーカイブ,2020/3/27)
https://rmda.kulib.kyoto-u.ac.jp/news/2020-03-27

人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)、多文字くずし字OCR結果を編集するツール“KuroNet Text Editor”を公開

2020年3月25日、人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)が、多文字くずし字OCR結果を編集するツール“KuroNet Text Editor”の公開を発表しています。

公開にあわせ、AIくずし字OCRサービスである「KuroNetくずし字認識サービス」の改良も行って、自動テキスト化・手動テキスト化の機能を加えたとしています。これにより、KuroNetくずし字OCRによる文字単位の認識結果を連結して文字列(テキスト)として出力し、コピーペーストして使えるようになったと説明されています。

また、複数のプラグインの機能を拡張したIIIF Curation Viewerのバージョン1.8も公開されています。

KuroNet Text Editorを公開しました(CODH, 2020/3/25)
http://codh.rois.ac.jp/news/#20200325

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて附属図書館所蔵「中院文庫」「近衛文庫」289タイトルを公開

2020年3月19日、京都大学図書館機構が、京都大学貴重資料デジタルアーカイブにおいて、京都大学附属図書館所蔵の「中院文庫」「近衛文庫」289タイトルを公開したと発表しています。

同館が参加している、国文学研究資料館による「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」(略称:歴史的典籍NW事業)の事業の一環として公開されたものです。

「中院文庫」は故中院通規伯爵の旧蔵書で、大正12(1923)年に中院家との姻戚関係がある元住友本社社長住友吉左衛門氏が通規氏より一括購入して同大学に寄贈したものです。勅撰和歌集や「源氏物語」「伊勢物語」等の自筆の訓注、評釈のほか、自筆の日記、朝儀典礼に関する書留、覚書等の記録等の有職故実の原典が多く含まれます。

「近衛文庫」は旧五摂家の筆頭である近衛家の旧蔵本で、数回にわたり京都大学附属図書館へ寄託されましたが、昭和13(1938)年に財団法人陽明文庫が設立されたのを機に永久寄託が解除され漸次陽明文庫に納入された際に、寄託資料のうち219部3,150冊が昭和19(1944)年に同館へ寄贈されたものです。漢籍が主で、「宇津保物語」「落窪物語」「大鏡」等の古写本、「医学入門」「古今医鑑」等の慶長元和年間の和刻古活字版も含みます。

国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定等についての答申:松平家忠日記(駒澤大学図書館)が重要文化財に指定へ

2019年3月19日、文化審議会が、4件の美術工芸品を国宝に、37件の美術工芸品を重要文化財に指定すること、及び、1件の美術工芸品を登録有形文化財に登録することについて、文部科学大臣に答申したと、文化庁が発表しています。

重要文化財への指定が答申されたものには、駒澤大学図書館所蔵の「松平家忠日記」が含まれます。同資料は、徳川家康の一族である松平家忠の日記であり、家康に関する一次史料として、また、政治、経済、社会、文化面に関する幅広い記録として貴重で、また、安土桃山時代以前の数少ない武家自筆による日記の一つであると解説されています。

全文画像は駒澤大学図書館の電子貴重書庫で公開されています。

文化審議会答申 ~国宝・重要文化財(美術工芸品)の指定及び登録有形文化財(美術工芸品)の登録について~(文化庁, 2020/3/19)
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/92093401.html

東京大学附属図書館、明治期に東京府第一中学校の生徒らが発行した手書きの回覧雑誌『博物之友』をデジタル化しオンラインで公開

2020年3月17日、東京大学附属図書館の柏図書館は、東京大学デジタルアーカイブズ構築事業の一環として、明治期に東京府第一中学校の生徒らが発行した手書きの回覧雑誌『博物之友』をデジタル化し、オンラインで公開したことを発表しました。

同誌の編集には、当時生徒であった市河三喜氏(後に英文学者)、東条操氏(後に国語学者)が携わり、明治33年5月発行の創刊第1巻第1号から、明治34年5月発行の終巻第2巻第8号まで、全8号が発行されました。

一部の記事は、著作権保護期間や著作権継承者の情報が得られていないことから非公開となっています。この点に関連して、今回の公開に係るお知らせ上には、著者の没年や著作権継承者に関する情報提供のお願いも掲載されています。

市河三喜、東条操などによる手書きの回覧雑誌『博物之友』をデジタル化し、ウェブ上で公開(東京大学附属図書館, 2020/3/17)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/kashiwa/news/20200317

ウェブサイト「津軽デジタル風土記」が公開:津軽の古典籍・歴史資料のデジタル化に関する「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクトの成果

2020年3月16日、弘前大学(青森県)は、弘前大学・国文学研究資料館共同研究成果報告書『津軽デジタル風土記資料集』の刊行とともに、ウェブサイト「津軽デジタル風土記」の公開を発表しました。同ウェブサイトでは、津軽地方の絵図や歴史資料を中心とした文献資料の画像が公開されています。

弘前大学及び国文学研究資料館等が覚書を締結し推進してきた、津軽の古典籍・歴史資料のデジタル化に関する「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクトの成果として、刊行及びウェブサイト公開が行われたものです。

「津軽デジタル風土記の構築」プロジェクト、資料集刊行、HP開設のお知らせ(弘前大学, 2020/3/16)
https://www.hirosaki-u.ac.jp/47426.html

津軽デジタル風土記
https://tsugaru-fudoki.jp/

東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター、オンラインで公開している宮武外骨蒐集資料に新たなコレクション『府藩県制史関係』『改進新聞』『東洋自由新聞』を追加

2020年3月5日、東京大学附属図書館は、同大学の大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター明治新聞雑誌文庫が、オンラインで公開している宮武外骨蒐集資料に新たなコレクションを追加したことを発表しました。

追加されたのは、同文庫が所蔵する宮武外骨蒐集資料のうち、『府藩県制史関係』『改進新聞』『東洋自由新聞』の画像データ等であり、目的を問わず、特段の手続きを経ることなく利用可能とあります。

明治新聞雑誌文庫所蔵宮武外骨蒐集資料に『府藩県制史関係』ほか新しいコレクションが追加されました(東京大学附属図書館, 2020/3/5)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news/20200305

宮武外骨蒐集資料
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/gaikotsu/page/home

東京大学史料編纂所、国内外に所在する資料の画像データベースHi-CAT Plusの所外公開を開始:宮内庁書陵部図書寮文庫所蔵史料(家わけ)の目録・画像データが閲覧可能に

2020年3月3日、東京大学史料編纂所が、これまで同所が撮影・収集してきた国内外に所在する資料の画像データベースHi-CAT Plusの所外公開の開始を発表しました。

これまで同所の図書室にて閲覧できたもので、今回、そのうちの、「宮内庁書陵部図書寮文庫所蔵史料(家分け)」が同所外でも閲覧可能となったものです。「科学研究費補助金(基盤研究S)天皇家・公家文庫収蔵史料の高度利用化と日本目録学の進展―知の体系の構造伝来の解明―」によるモノクロマイクロフィルムスキャンデータ・カラーデジタル撮影データが対象です。

その他の区分のものは同所の図書室の端末で利用できます。

今年度のニュース&トピックス(東京大学史料編纂所)
http://www.hi.u-tokyo.ac.jp/news/news-j.html
※2020/03/03欄に「本所データベースより、Hi-CAT Plusの所外公開を開始しました。 宮内庁書陵部図書寮文庫所蔵史料(家わけ)の目録・画像データが閲覧可能です」とあります。

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