貴重書

東京大学附属図書館、電子展示『捃拾帖』に「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」機能を試験追加

2019年2月4日、東京大学附属図書館は、2019年1月15日に公開した電子展示『捃拾帖』(くんしゅうじょう)に「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」機能を試験追加したと発表しました。

同館が公開する「田中芳男・博物学コレクション」と、国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている『張交帖』を対象とした画像検索システムです。

「貼り込み資料画像検索プロトタイプ」のウェブサイトでは、貼り込まれた資料単位での画像検索が可能であること、2019年1月末時点において、99帖、13,069コマ、34,746件の貼り込み資料が検索対象となっていること、画像の閲覧ビューアとして人文学オープンデータ共同利用センターが開発した IIIF Curation Viewerを利用していること等が紹介されています。

なお、同システムはプロトタイプの段階であり、データや機能なども予告なく変更される可能性があるとしています。

「日本古典籍データセット」「日本古典籍くずし字データセット」の収録データが拡充

2019年1月30日、「日本古典籍データセット」「日本古典籍くずし字データセット」の収録データが拡充されたことが発表されています。

「日本古典籍データセット」は、国文学研究資料館所蔵の重要文化財『春日懐紙』を含め、点数が1,767点から3,126点、コマ数が32万9,702コマから60万9,631コマへと約1.8倍増加しました。

また「日本古典籍くずし字データセット」も、国立国語研究所・味の素食の文化センター所蔵資料を含む13作品を追加することで、文字種が3,999種から4,645種、文字数が40万3,242点から68万4,165点へと約1.7倍増加しました。

日本古典籍データセット(人文学オープンデータ共同利用センター)
http://codh.rois.ac.jp/pmjt/
※更新情報欄に「2019-01-30 日本古典籍データセットに書籍データを追加し、点数が1,767→3,126、コマ数が329,702→609,631(約1.8倍)に増えました。」とあります。

東京大学史料編纂所、「古記録フルテキストデータベース」に『実躬卿記』三巻のデータを追加

2019年1月30日、東京大学史料編纂所が、「古記録フルテキストデータベース」に、鎌倉後期の公卿・三条実躬の日記『実躬卿記』三巻のデータを追加したと発表しています。

@UTokyo_HI(Twittter,2019/01/30)
https://twitter.com/UTokyo_HI/status/1090500516105281538

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブ収録の谷村文庫265タイトルに国文学研究資料館蔵書印データベースへのリンクを掲載:蔵書印の詳細情報が参照できるように

2019年1月29日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに収録されている谷村文庫265タイトルに国文学研究資料館蔵書印データベースへのリンクを掲載したことを発表しました。

国文学研究資料館蔵書印データベースでは、蔵書印文、印文文字数など様々な方法による蔵書印の検索機能が提供されており、谷村文庫の蔵書印も収録されています。

今回のリンク付与により、谷村文庫の資料に押印されている蔵書印の詳細な情報を参照できるようにしたとあります。

なお、京都大学貴重資料デジタルアーカイブに掲載されている解説によれば、谷村文庫とは、藤本ビルブローカ銀行取締役会長故谷村一太郎氏が収集した旧蔵本であり、和漢の稀覯書が多く含まれています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 谷村文庫265タイトルから国文学研究資料館蔵書印データベースへリンクしました(京都大学図書館機構, 2019/1/29)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1380728

京都大学図書館機構、『金石集帖・續帖』など1,443タイトルを京都大学貴重資料デジタルアーカイブで追加公開:一部資料に翻刻テキスト・解説も追加

2019年1月29日、京都大学図書館機構は、『金石集帖・續帖』など1,443タイトルを京都大学貴重資料デジタルアーカイブで新たに公開したと発表しています。

新たに公開されたのは、朝鮮半島の碑文の拓本集『金石集帖・續帖』219タイトル、河合文庫から文書850タイトル、『京都大学所蔵近代教育掛図』356タイトル等です。

また、「維新特別資料文庫」や「奈良絵本コレクション」などに翻刻テキストや解説を追加したとしています。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 『金石集帖・續帖』など1,443タイトルを新しく公開しました(京都大学図書館機構, 2019/1/29)
https://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1380731

京都大学図書館機構、京都大学貴重資料デジタルアーカイブ収録の同大学理学研究科所蔵資料の電子化画像が自由に利用できるようになったことを発表

2019年1月29日、京都大学図書館機構は、京都大学貴重資料デジタルアーカイブでインターネット公開されている、同大学大学院理学研究科各図書室及び理学部中央図書室所蔵の電子化画像が自由に利用できるようになったことを発表しました。

同室が提供する画像データであることを明示すること、加工・変形等の操作を行った場合はその旨を明示することなどの条件を満たす場合に、利用申請や利用料の支払をすることなく二次利用が可能となります。

同大学の大学院理学研究科では、オープンアクセス推進事業の一環として貴重資料等の一次資料の電子化と公開・流通を推進しており、より円滑な電子化画像の利用を促進するために新しく内規を制定したことにより、今回の自由利用が可能になったとあります。

【図書館機構】京都大学貴重資料デジタルアーカイブ: 理学研究科所蔵資料の電子化画像が自由に利用できるようになりました(京都大学図書館機構, 2019/1/29)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/bulletin/1380719

【イベント】京大河合文庫目録刊行記念シンポジウム「韓国古文献の世界」(2/21・京都):平成30年度京都大学図書館機構貴重書公開展示「韓国古文献の世界」も開催

2019年2月21日、京都大学附属図書館(京都市左京区)において、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院の主催によるシンポジウム「韓国古文献の世界」が開催されます。

京都大学人文科学研究所、京都大学附属図書館及び高麗大学校民族文化研究院は、2015年2月に協定書を締結し、京都大学附属図書館が所蔵する韓国古文献の調査や電子化等の分野で共同事業を実施しており、その成果として、文学博士・河合弘民氏が収集した朝鮮文書類等のコレクション「河合文庫」の電子化公開が行われています。

今回のシンポジウムは、京都大学人文科学研究所及び高麗大学校民族文化研究院から、日本語、韓国語で河合文庫の目録が刊行されることを記念して行われるものです。

参加無料、定員80名であり、事前の申込みが必要です。主なプログラムは次のとおりです。

「河合文庫概観」
藤本幸夫氏(富山大学名誉教授)

「筆記雜録의特徴과意義(河合文庫所蔵筆記雑録の特徴と意義)
鄭雨峰(高麗大学教授)

「朝鮮燕行録の世界-河合文庫所蔵、趙顕命『帰鹿集(瀋行日記)』に見える中国観察」
夫馬進(京都大学名誉教授)

【イベント】「アジア芸術学」の創成 国際ワークショップ「東アジア文化研究のフロンティア」(2/20・京都)

2019年2月20日、立命館大学アート・リサーチセンター(京都市北区)において、「アジア芸術学」の創成 国際ワークショップ「東アジア文化研究のフロンティア」が開催されます。

同センターが2018年度から開始したプロジェクト「『アジア芸術学』の創成」の一環として開催されるものであり、京都府立京都学・歴彩館や中国の北京大学等から専門家を招いて、「デジタルコンテンツの共有とユーザビリティ」「情報人文学とデータ」「文化資源リソースのアーカイブ」と題したセッションが行われます。

予約不要、参加費無料であり、中国語での発表については日本語同時通訳が行われます。

主なプログラムは次のとおりです。

session1 デジタルコンテンツの共有とユーザビリティ
張広欽氏(北京大学信息管理系副教授)
「中国における図書館と文化館のデジタル化現状および問題」

岡本隆明氏(京都府立京都学・歴彩館資料課)
「資料所蔵者はどこまでサービスできるか?」

session2 情報人文学とデータ
梁興堃氏(北京大学信息管理系助教授)
「公共文化サービスにおけるビッグデータの収集およびその戦略」

E2093 - 慶應義塾大学における「貴重書活用授業」の取り組み

2013年,慶應義塾大学三田メディアセンター(東京都港区。以下「三田メディアセンター」)にスペシャルコレクション担当が発足した。スペシャルコレクションとは,米国の研究図書館等において「貴重書」「マニュスクリプト(写本)」「アーカイブ(文書)」を包括したものを指す概念である。スペシャルコレクション担当は貴重書室担当とアーカイブ担当が統合した部門であり,スペシャルコレクションの保存のみならず,積極的な活用を視野に入れた業務を行っている。担当創設に際しては,学部の授業にも貴重書を活用して大きな教育的効果を得ている米国・イェール大学のバイネッキ貴重書・手稿図書館(Beinecke Rarebook & Manuscript Library)の活動も参考とした。

東京大学附属図書館、電子展示『捃拾帖』(くんしゅうじょう)を公開

2019年1月15日、東京大学附属図書館は、電子展示『捃拾帖』(くんしゅうじょう)の公開を発表しました。

『捃拾帖』は明治時代の博物学者である田中芳男が収集した資料のスクラップブックであり、パンフレット、商品ラベル等の資料が貼り込まれています。同館では、2018年8月に『捃拾帖』の画像を含むデジタルアーカイブ「田中芳男・博物学コレクション」を公開していました。

電子展示では、以前に東京大学史料編纂所が作成し、同編纂所の「摺物データベース」で公開していた貼り込み資料単位の書誌データと、『捃拾帖』の画像データを結びつけることで、1~15帖について貼り込み資料単位の検索・閲覧が可能となっています。

電子展示『捃拾帖』[くんしゅうじょう] の公開(東京大学附属図書館, 2019/1/15)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/contents/news/20190115

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