貴重書

韓国国立中央図書館(NLK)、常設展示「時間の記録をつなぐ」を開始:朝鮮総督府図書館の目録カードボックスや朝鮮通信使記録等

韓国国立中央図書館(NLK)が、2018年10月29日から、本館の「文化の間」において、常設展示「時間の記録を引き継ぐ」を開始しました。

展示内容は4つに分かれています。

「国立中央図書館が歩んできた路:大韓民国の知識文化の歴史が向かった軌跡」では、朝鮮総督府図書館の建物と蔵書を継承し現在まで残っている物品や記録物が展示され、朝鮮総督府時代から使用された目録カードボックス、NLKの旧館(1963年から1974年まで)で使用されていた扁額などが紹介されています。

「昔の絵画、昔の地図旅行」では、NLKが所蔵する朝鮮通信使の記録物や貴重書が展示されています。

「美しい共有:個人文庫寄贈者たちの世界と人生を共感する場」では、NLKが所蔵する個人文庫の寄贈者の人生を回顧し、その人たちの世界観を共有する場となっています。

「世界の窓:世界知識文化の記録を結ぶ文化シルクロード」では、世界の図書館から収集した様々な資料が展示されています。

「人と冊、図書館:時間と空間、世代を超えて共に見る本」では、韓国人に愛された図書・雑誌・教科書の初版本が展示されています。

国立国会図書館、大平正芳関係文書を公開

2018年10月26日、国立国会図書館(NDL)は、東京本館憲政資料室において、新規に大平正芳関係文書全3,635点を公開しました。

大平正芳氏は外務大臣、大蔵大臣、内閣総理大臣を歴任した政治家であり、大平正芳関係文書には同氏の首相時代の日記や手帳をはじめ多岐にわたる資料が含まれます。

2018年10月26日 大平正芳関係文書を公開しました(国立国会図書館, 2018/10/26)
http://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2018/180926_01.html

大平正芳関係文書(国立国会図書館リサーチナビ)
http://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/oohiramasayoshi.php

E2066 - 新発田市立歴史図書館の開館について

新発田市立図書館(以下「市立図書館」)は1929年に当市出身の実業家,坪川洹平氏の寄贈により「新発田町立図書館」として開館した。新潟県の北部に位置する新発田は,初代藩主溝口秀勝が1598年に領地を与えられて以来廃藩置県まで,一貫して溝口氏の城下町であった。開館以来,旧藩主溝口家をはじめ,旧藩士家から多くの古文書や典籍等の歴史資料が市立図書館に寄贈されたことから,貴重な近世資料も閲覧できる特色を併せ持つ図書館として活動してきた。

東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター、宮武外骨蒐集資料をオンラインで公開

2018年10月11日、東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センターが、同センターの明治新聞雑誌文庫で所蔵する宮武外骨蒐集資料(パンフレット資料)を、学術資産アーカイブ化推進室の協力により、IIIFに準拠してオンラインで公開しました。

明治新聞雑誌文庫初代主任宮武外骨の手稿、蒐集したパンフレット類を中心として整理された資料群です。

東京大学大学院法学政治学研究科附属近代日本法政史料センター明治新聞雑誌文庫所蔵宮武外骨蒐集資料
https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/gaikotsu/page/home
※お知らせ欄に「2018年10月11日:画像公開を開始しました。」とあります。

鹿児島大学附属図書館、貴重書公開展「鹿児島 書物と図書館の近代―〈知〉の集積と展開―」を開催

鹿児島大学附属図書館が、2018年11月7日から12月5日まで、貴重書公開展「鹿児島 書物と図書館の近代―〈知〉の集積と展開―」を開催します。

近代の鹿児島県における「図書館」と「書物」の歴史を表現する展示で、書物が集積される過程や、本を利用した人々の姿を、県内外の資料を用いて明らかにし、〈知〉の明治維新の実相にせまるとしています。

附属図書館貴重書公開展「鹿児島 書物と図書館の近代―〈知〉の集積と展開―」(鹿児島大学附属図書館)
https://www.lib.kagoshima-u.ac.jp/ja/event/exhibition/2018/post10118

参考:
山口県立山口図書館、資料展示「明治・大正の図書館」を開催中
Posted 2018年10月4日
http://current.ndl.go.jp/node/36774

武蔵野美術大学美術館・図書館、展覧会「和語表記による和様刊本の源流」を開催:良質な複製図版の作成や類似字形検出システムの開発等も紹介

武蔵野美術大学美術館・図書館が、武蔵野美術大学美術館において、2018年11月1日から12月18日にかけて、展覧会「和語表記による和様刊本の源流」を開催します。

同大学の研究プロジェクト「日本近世における文字印刷文化の総合的研究」の研究成果を紹介するもので、日本の近世における木版印刷による刊本を、造形的視点から再見することにより、「和様刊本」を日本の造本デザイン史に位置づけることを目的としています。

また、漢字・平仮名・片仮名などの字形をはじめ、料紙・印刷・製本等、造本における造形要素の考察を通して、和語表記による「和様刊本」の多様な造本美の世界を紹介するとしています。

展示の「見どころ」として、実物の書物と複製図版との間の落差という課題を解決するために実施した展覧会図録の研究開発に関わっての、同展の図録制作にまつわる様々な資料の公開や、古典籍の撮影から印刷・製本に到る一連のプロセスの解説、高速類似画像検索システム「enra enra」を応用した類似字形が検出できる独自システムの開発などがあげられています。

【イベント】公開研究会「古典籍画像に対する文字認識と内容解析への取り組み」(10/9・東京)

2018年10月9日、国文学研究資料館において、公開研究会「古典籍画像に対する文字認識と内容解析への取り組み」が開催されます。

画像処理・アルゴリズムを専門とする公立はこだて未来大学准教授の寺沢憲吾氏を講師として、古典籍画像に対する文字認識と内容解析に関し、現在進めている最新の研究内容や今後の可能性についての講演が行われます。入場無料で事前の申込みは不要です。

日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(国文学研究資料館)
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/
※2018年9月26日の「お知らせ」に公開研究会の情報が掲載されています。

公開研究会「古典籍画像に対する文字認識と内容解析への取り組み」[PDF:1ページ]
https://www.nijl.ac.jp/pages/cijproject/images/20181009_leaflet.pdf

京都大学図書館機構と慶應義塾大学メディアセンター、「富士川文庫」の画像データを統合表示する試行ウェブサイトを公開

2018年9月28日、京都大学図書館機構と慶應義塾大学メディアセンターは、両大学が所蔵する医学分野の貴重資料コレクション「富士川文庫」のデジタル化画像を統合表示するウェブサイト、「富士川文庫デジタル連携プロジェクト試行版」を公開しました。

「富士川文庫」は、京都帝国大学医科大学や慶應義塾大学医学部などで医学史を講じた医学博士・文学博士の富士川游氏の旧蔵書です。

同ウェブサイトはIIIFを用いて、両大学の画像を統合表示しています。2018年9月28日現在、京都大学からは4,710件、慶應義塾大学からは450件の所蔵資料が公開されています。今後、慶應義塾大学からは約1,000件以上が順次追加される予定です。

今回のウェブサイト公開は、両大学が締結した「富士川文庫デジタル連携プロジェクト」(通称「デジタル富士川」)に関する覚書によるものです。同プロジェクトは、実施期間である2020年度末までに、新規撮影画像の追加公開や連携機関の拡大、試行ウェブサイトの新機能開発などを視野に入れ、試行から本稼働へと移行することを目指しています。

米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)とフランス国立図書館(BnF)、文化遺産の保存と利用に関するパートナーシップを締結

2018年9月26日、米・ニューヨーク公共図書館(NYPL)とフランス国立図書館(BnF)が、文化遺産の保存と利用に関するパートナーシップを締結したことを発表しました。

合意内容として、既存のデジタル画像やメタデータを研究者のオンラインでの利用のために共有すること、両館が相互に利益のある文化遺産の領域を戦略的にデジタルすること、両館のキュレータが協力して両館のコレクションを研究し文章を執筆すること、両館が関心のある分野に焦点を当てた短期特別研究員制度の開始、研究シンポジウムの計画と開催、が紹介されています。

九州大学附属図書館が公開するデジタル化画像、利用申請なしで二次利用可能に

2018年9月25日、九州大学附属図書館は、同館所蔵資料のデジタル化画像について、2018年10月1日から、一部を除き利用申請なしに無償で二次利用できるようになることを発表しました。

今回対象となるのは、九大コレクションで公開している同館所蔵資料のデジタル化画像のうち、書誌詳細画面で原資料の著作権保護期間が満了している(パブリックドメインである)と明記された画像です。同館の所蔵資料であることを明示し、画像の改変を行った場合はその旨も注記するなどの条件を満たせば、商用目的であっても自由に利用することが可能です。

お知らせ(九州大学附属図書館)
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/news/?field_display_tid_i18n=82
※「ニュース」に「貴重資料等のデジタル化画像が自由に利用できるようになります(2018年10月~)2018-09-25」とあります。

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