多文化・多言語サービス

国際図書館連盟(IFLA)の多文化社会図書館サービス分科会とオーストラリア図書館協会(ALIA)、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休館やイベント変更案内の多言語翻訳版を作成していると発表

2020年3月24日、国際図書館連盟(IFLA)の多文化社会図書館サービス分科会(Services to Multicultural Populations Section)は、オーストラリア図書館協会(ALIA)と共同で、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休館やイベント変更案内の多言語翻訳版を作成していると発表しています。

若手図書館員のための活動を行っているIFLAの“New Professionals Special Interest Group”や国際学校図書館協会(IASL)といった国際的な図書館ネットワークも協力しています。

30か国語に翻訳したものが無料で利用可能で、自館に合わせた編集も可能となっています。対象言語は拡大中としていますが、他の未翻訳の言語、特に、インドのパンジャブ語・カレン語に翻訳するための支援を求めているとしています。

浜松市立図書館、電子図書サービス「はままつ電子図書」で新型コロナウイルス感染症についての多言語(9か国語)チラシを公開

2020年3月4日、浜松市立図書館は、同館の電子図書サービス「はままつ電子図書」で新型コロナウイルス感染症についての多言語チラシを公開したことを発表しました。

自治体国際化協会の作成した、英語・ポルトガル語・ベトナム語・スペイン語・タガログ語・フランス語・韓国語・中国語(簡体字)・中国語(繁体字)の9か国語、及び日本語・やさしい日本語による計11種類の新型コロナウイルス感染症に関するチラシが、「はままつ電子図書」で公開されています。

重要なお知らせ(浜松市立図書館)
https://www.lib-city-hamamatsu.jp/index.html
※2020.03.04欄に「【はままつ電子図書】新型コロナウイルス感染症についての多言語チラシ公開のお知らせ」とあります

米・ルイジアナ州の歴史的動画のアーカイブ“Louisiana Digital Media Archive”、1981年から1990年まで放映されたテレビシリーズ“Folks”の210エピソードを公開

2020年2月1日、米・ルイジアナ州の歴史的動画のアーカイブ“Louisiana Digital Media Archive(LDMA)”は、同州の公共放送サービスLouisiana Public Broadcasting(LPB)が制作したテレビシリーズ“Folks”の1981年から1990年まで放映された210エピソードをストリーミング配信したことを発表しました。

“Folks”はマイノリティ問題を扱うテレビシリーズとして、同州に住むアフリカ系アメリカ人やその他のマイノリティに関する話題が盛んに取り上げられました。毎年2月には「黒人歴史月間(“Black History Month”)」を際立たせるために、“Pause for Pride”という特集が組まれています。

同州ラファイエット郡における黒人コミュニティへの教育上の人種差別廃止の影響を扱った1982年放映のエピソード、ゴスペル音楽の歴史とアフリカ系アメリカ人のルーツを扱った1989年放映のエピソード、南北戦争の再建期(Reconstruction)から1980年代までの州政治における黒人の歴史を扱った1990年放映のエピソード等を無料で視聴することができます。

オーストラリア図書館協会(ALIA)、先住民との和解に関する活動計画“Reflect Reconciliation Action Plan”を公開

2020年1月30日、オーストラリア図書館協会(ALIA)が、同問題の専門組織Reconciliation Australiaからの最終承認を受けて、先住民(アボリジニとトレス海峡諸島民)との和解に関する活動計画“Reflect Reconciliation Action Plan”を公開しました。

2019年2月に、ALIAの職員5人とオーストラリア国立図書館(NLA)の先住民に関するキュレータによって構成されるワーキンググループが設置されて策定が開始されたものです。

全ての人の多様性・個性・平等を尊重し、先住民の権利を認めることはALIAの戦略計画2018-2022の中心的な価値であるとしています。

The ALIA Reflect Reconciliation Action Plan published(ALIA, 2020/1/31)
https://www.alia.org.au/news/20457/alia-reflect-reconciliation-action-plan-published

福岡市総合図書館、外国人のためのゲーム大会を開催

2020年2月29日、福岡市総合図書館が、外国人のためのゲーム大会を開催します。

簡単な日本語で遊べるボードゲームや、日本の伝統的なゲーム(カルタ、けん玉、福笑い)で遊ぶ企画です。

対象は小学生以上で、参加費は無料です。
事前の申し込みも不要です。

外国人のためのゲーム大会(福岡市総合図書館)
http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/events/detail/1837

参考:
佐世保市立図書館(長崎県)、米軍基地内の学校の生徒と室内ゲームで交流する「第1回 英語 de 友活」を開催
Posted 2019年1月18日
https://current.ndl.go.jp/node/37402

鎌倉市図書館(神奈川県)、東京オリンピック・パラリンピックに出場するフランスのセーリングチームのホストタウンであることにちなみ「フランス語のおはなし会」を実施

神奈川県の鎌倉市図書館が、2020年2月から3月にかけて、各館で「フランス語のおはなし会」を実施すると発表しています。

同市が、東京オリンピック・パラリンピックに出場するフランスのセーリングチームのホストタウンであることにちなんだもので、同市の国際交流員であるエレン・ネーム(Helene Nem)氏が講師を務めます。

定員は各館20人(腰越図書館のみ15人)で事前の申し込みが必要です。

フランス語のおはなし会(鎌倉市図書館)
https://lib.city.kamakura.kanagawa.jp/event/detail/159

大東市立中央図書館(大阪府)、東京オリンピック・パラリンピックでのホストタウンとなっているコロンビア共和国を紹介する展示を実施

大阪府の大東市が、東京オリンピック・パラリンピックでのコロンビア共和国のホストタウンとなっていることにちなみ、2020年年3月10日から4月30日まで、大東市立中央図書館において、「図書館でコロンビアを応援しよう!」と題してコロンビア共和国を紹介する企画展示を実施すると発表しています。

東京オリンピック・パラリンピック2020に関する大東市の取り組み(大東市)
http://www.city.daito.lg.jp/oripara2020daito/1580113519318.html

参考:
三郷市(埼玉県)、東京オリンピック・パラリンピックでのホストタウンとなっているギリシャに関する本の巡回展示「旅するギリシャライブラリー」を市内の図書館・図書室で実施
Posted 2020年1月20日
https://current.ndl.go.jp/node/39994

オーストラリア図書館協会(ALIA)、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を開催する図書館を支援するためイベント開催の様子を撮影した写真送付を呼びかけ:ブリスベン・スクエア図書館で発生した中傷による妨害への対抗として

2020年1月13日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は、クイーンズランド州のブリスベン・スクエア図書館で前日12日に発生した「ドラァグクイーンによる読み聞かせ(Drag Queen Storytime)」イベントの中傷による妨害に触れ、このような図書館のイベントへの妨害を非難し、図書館が主催する「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を全面的に支持する声明を発表しました。

ALIA会長のナイト(Robert Knight)氏は、「図書館の蔵書・プログラム・サービスはコミュニティに所属する全ての多様なメンバーを対象としたものである。オーストラリア国内の多数の図書館が社会包摂プログラムへの関与の一環として、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」を実施しており、偏見に基づいて図書館活動が妨害されることは全く受け入れられない」とコメントしています。

ALIAは「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」が図書館で広く支持されていることを示すため、「ドラァグクイーンによる読み聞かせ」の様子を撮影した写真をALIA宛にメール送信することを国内の図書館に依頼しています。

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