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磐田市立中央図書館(静岡県)、「ラグビーワールドカップ公認チームキャンプ地」展を開催中:「ワールドカップラグビーおはなし会」も実施

静岡県の磐田市立中央図書館が、2019年8月11日から11月3日まで、「ラグビーワールドカップ公認チームキャンプ地」展を開催しています。

同市でキャンプを行うアイルランド代表・オーストラリア代表・ロシア代表、及び、日本代表についてのパネルとフォトスポットを設置しているほか、関連グッズの展示、無料配布のラグビー冊子も用意されています。

また、8月31日には、アイルランド・オーストラリア・ロシアの絵本を読んだりクイズをしたりする「ワールドカップラグビーおはなし会」(定員50人、要入場整理券)も行われます。

「ラグビーワールドカップ公認チームキャンプ地」展を開催中です。(磐田市立図書館,2019/8/17)
https://www.lib-iwata-shizuoka.jp/news/4034/

ワールドカップラグビーおはなし会(磐田市立図書館,2019/7/2)
https://www.lib-iwata-shizuoka.jp/event/4017/

北米の都市図書館協議会(ULC)の人種と社会的平等に関する声明に対して北米の151の公共図書館が署名

2019年8月6日、北米の都市図書館協議会(ULC)は、ULCの人種と社会的平等に関する声明“Statement on Race and Social Equity”に北米の151の公共図書館が署名したことを発表しました。

ULCはこの声明を図書館がコミュニティをより公正で開かれたものにするためのポリシーや行動を打ち立てるにあたっての基準となるものである、としています。声明の中では、図書館が真に持続的な平等の達成を支援するため、図書館プログラム・サービス・ポリシー・実践における人種的・社会的な平等実現のための障壁を除去すること、コミュニティ内の公民権を剥奪された人々に働きかけて発言できるように支援すること、コミュニティの課題に取り組むための対話やパートナーシップの招集者・促進者としての役割を果たすこと、などが宣言されています。

株式会社ヴィアックス、同社が運営を受託している図書館でAI 通訳機の導入を開始

2019年8月1日、図書館業務の受託等を行う株式会社ヴィアックスは、同社が運営を受託している図書館において、2019年7月からソースネクスト株式会社のAI 通訳機「POCKETALK®(ポケトーク)」の導入を順次開始していることを発表しました。

近年、在留外国人並びに訪日外国人旅行者による図書館利用が増加していることから、円滑なコミュニケーション向上を目的として導入したものであり、図書館の利用案内や観光案内等の問合せに利用するとしています。

「図書館の接客ツールとしてAI通訳機「POCKETALKⓇ(ポケトーク)」を導入」に関するお知らせ(株式会社ヴィアックス, 2019/8/1)
http://www.viax.co.jp/news/439/
http://www.viax.co.jp/img/news/20190801_newsrelease.pdf
※二つ目のリンクはニュースリリースです。[PDF:1ページ]

文部科学省、デジタル教科書の無償貸与による学習上の困難の低減効果の検証への参加校を募集

文部科学省の初等中等教育局教科書課が、デジタル教科書の無償貸与による効果検証への参加校を募集すると発表しています。募集期間は2019年8月6日から8月27日までです。

2019年度使用教科書として採択している教科書と同じ発行者の学習者用デジタル教科書または教科書に準拠したデジタル教材(副教材)を試行的に導入して、学習上の困難の低減の効果について検証することが目的です。

視覚障害や発達障害等の障害、日本語指導が必要(日本語に通じない)、これらに準ずるもの(色覚特性や化学物質過敏症等)により紙の教科書を使用することが困難な児童生徒が対象で、市区町村の教育委員会または学校単位で応募可能です。

ICT機器については、教育委員会または学校で用意する必要があります。

デジタル教科書の無償貸与による効果検証への参加校募集について(文部科学省)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/digital/1419752.htm

米国図書館協会(ALA)、移民向けの公共図書館サービスの改善を提言するホワイトペーパーを公開

2019年7月30日、米国図書館協会(ALA)が、 移民が「成功」するために必要なサービスを米国の公共図書館がどのように提供できるかを検討したホワイトペーパー“Library Programs and New Americans: A White Paper” を公開しました。

シンクタンクの協力を得て、ALAの公的プログラム部(Public Programs Office)及び公共図書館員と関連組織によるチームで実施した“New Americans Library Project”による半年間の調査の成果で、移民向けサービスの調査、サービスの格差の把握を行い、公共図書館員向けの9つの推奨事項が提言されています。

推奨事項は以下の通りです。

1.コミュニティのニーズの評価
2.地域団体との連携の促進
3.職員とボランティアの専門能力開発促進
4.意思決定と実施において移民を含める
5.特定のコミュニティが共感する用語を使う
6.多言語資源の開発
7.移民と現住民との繋がりを促す
8.より多くの世代間プログラムを作成する
9.持続可能なサービスの開発

国際図書館連盟(IFLA)、「IFLA/UNESCO多文化図書館宣言」の概念を図書館に適用するためのツールキットの日本語訳を公開

国際図書館連盟(IFLA)は、「IFLA/UNESCO多文化図書館宣言」の概念を図書館に適用するためのツールキット“IFLA/UNESCO Multicultural Library Manifesto Toolkit”について、2019年7月に日本語訳を公開したことを発表しています。

IFLA/UNESCO Multicultural Library Manifesto Toolkit(IFLA)
https://www.ifla.org/node/8977
※更新内容(updates)の欄で2019年7月に日本語版を公開したことが紹介されており、ページ下部に「日本語 (Japanese)」版が掲載されています。

愛知県教育委員会、高等学校卒業程度認定試験合格に向けた学習支援等を実施する「若者・外国人未来応援事業」を2019年度も実施:愛知県図書館等が会場

2019年7月4日、愛知県教育委員会が、高等学校卒業程度認定試験合格に向けた学習支援等を実施する「若者・外国人未来応援事業」を2019年度も実施すると発表しています。

高卒資格を取得していないことで、就職やキャリアアップにおいて不利となり、将来的な貧困の連鎖を生む要因ともなっていることから、高校中退者等を対象に高卒認定試験合格のための学習支援及び相談・助言を行うことを目的とした無料の事業(文部科学省委託)です。

また、学習に困難を抱える若者は、他の社会的困難を抱えていることも多いことから、福祉・保健・労働・多文化共生等の関係機関等との支援ネットワークの構築を目指して2017年度に設置した「若者未来応援協議会」において、対象者のニーズに応じた適切な支援先への誘導を行なうとしています。

名古屋・豊田・豊橋・春日井・知多の5地域で実施され、名古屋地区では、愛知県図書館を会場に、委託を受けたNPO法人あいち・子どもNPOセンターが高卒認定試験合格等に向けた学習支援及び相談・助言を行います。

同事業は2017年度から実施されており、2018年度から愛知県図書館も会場となりました。

熊本大学、附属図書館ラーニングコモンズを会場に「留学生からの発信&交流イベント:ポスター・セッション2019」を開催

2019年7月12日、熊本大学の大学教育統括管理運営機構附属グローバル教育カレッジが、熊本大学附属図書館の後援を受け、同館ラーニングコモンズを会場に、「留学生からの発信&交流イベント:ポスター・セッション2019」を開催します。

同大学の留学生が今学んでいる内容をポスターにまとめて発表し日本語で交流するイベントです。

図書館のティーチングアシスタントによる留学生のための選書、海外へ留学したい日本人学生を対象とした留学情報コーナーも準備されます。

【初開催!】留学生からの発信&交流イベント:ポスター・セッション2019について(熊本大学 グローバル教育カレッジ)
https://www.c3.kumamoto-u.ac.jp/5684/

参考:
島根大学附属図書館、「学ぼう!留学生と日本語で話すコツ!」教職員向け講習会を実施
Posted 2018年8月24日
http://current.ndl.go.jp/node/36529

オーストラリア図書館協会(ALIA)、先住民と図書館に関するレポートのアップデート版を公開

2019年5月30日、オーストラリア図書館協会(ALIA)は“Library and Information Week 2019”に合わせて、キャンベラで「アボリジニとトレス海峡諸島民の知識・文化・遺産への有意義で敬意ある取り組み:私たちがさらにすべきことは何か?」をテーマとしたALIA Leadership & Innovation Forumsを開催したことを報告し、開催報告の中で先住民と図書館に関するレポートを“Indigenous matters: A report on the ALIA Leadership & Innovation Forums 2018–2019”としてアップデートしたことを発表しました。

上記テーマによるフォーラムは、2018年にニューサウスウェールズ州をはじめとする7つの州で開催されており、レポートは今回を含めた8度のフォーラムの内容を受けてアップデートされたものです。

埼玉県立図書館、外国人利用者のための「指さしコミュニケーションシート」を作成

2019年6月7日、埼玉県が、埼玉県立図書館において、外国人利用者のための「指さしコミュニケーションシート」を作成したと発表しています。

図書館でよく使う単語や簡単なフレーズが外国語・日本語・ピクトグラムで記載されているシートで、「やさしい日本語」「英語」「中国語」「ポルトガル語」「スペイン語」の5種類のシートが作成されています。

県内の在留外国人が160カ国17万人余となり年々増加していること、および、入国管理法の改正やラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックなど今後も外国人の増加が予想されることから、多くの外国人にも図書館を利用してもらうため、また、外国語を話せない職員でも、図書館に来館する外国人とのコミュニケーションが円滑にできるようにするため作成されました。

今後、県内の市町村図書館や学校図書館等での利用の促進や、他の機関の協力を得て他の言語でのシートの作成を目指すとしています。

また、自館用に修正して利用したい場合は、メールにてPublisher版を送付するとしています。

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