多文化・多言語サービス

ニューヨークとトロントの公共図書館での多文化サービスについての記事

ニューヨークタイムズに、ニューヨークの公共図書館での移民等のための英語以外の言語の資料の提供についての記事が掲載されています。ニューヨークのクイーンズ図書館では59か国語の資料を提供しており、英語以外の資料は全資料の12%になるとのことです。同様の数字は、ニューヨーク公共図書館では8%、ブルックリン公共図書館では10%とのことです。また、カナダのCBCニュースのトロント公共図書館についての記事では、財政難の状況での非英語資料購入について市議会議員から疑問が呈されたことについてまとめられており、それによると、同館では40か国語の資料を所蔵しており、英語とフランス語以外の資料は全資料の9%になるとのことです。

Queens Libraries Speak the Mother Tongue(ニューヨークタイムズ 2012/1/2付けの記事)
http://www.nytimes.com/2012/01/03/nyregion/queens-libraries-serve-59-languages.html

Toronto library chair defends multilingual collection(CBCニュース 2011/11/30付けの記事)

東京外国語大学附属図書館、多言語コンシェルジュによる「学生相談デスク」をスタート

2011年10月3日、東京外国語大学附属図書館が「学生相談デスク」というサービスをスタートしたとのことです。大学院生が「多言語コンシェルジュ」として、文献や情報の探し方やレポートや卒論の書き方など、さまざまな言語・分野にわたって利用者の相談に乗ってくれるというもののようです。ウェブサイトには多言語コンシェルジュの在席スケジュールが、専攻言語・分野とともに公開されています。

学習相談デスク(東京外国語大学附属図書館)
http://www.tufs.ac.jp/library/lc/index.html

東京外国語大学附属図書館(トップページに「学習相談デスク10月3日スタート!」とあり)
http://www.tufs.ac.jp/library/

国際NGO“NAPLE”、欧州の公共図書館間の「シスターライブラリープログラム」を発表

2011年09月29日、欧州の公共図書館政策担当局による国際NGO組織であるNational Authorities for Public Libraries in Europe(NAPLE)が、NAPLE加盟国の公共図書館を対象とした「シスターライブラリープログラム」を発表し、参加を呼びかけています。「シスターライブラリー」という取り組みは、すでに米国図書館協会(ALA)や国際図書館連盟(IFLA)等で導入されているようです。NAPLEの「シスターライブラリープログラム」は、共通の関心をもつテーマについて図書館間の協力関係を支援するもので、NAPLE加盟国である、ベルギー、クロアチア、チェコ、フィンランド等10か国の公共図書館が対象になっています。このプログラム実施の背景には、欧州各国における多文化化の進行があり、シスター関係を結んだ他国の図書館から、多文化サービスの支援を受けられるようにすることが狙いにあるようです。

NAPLE Sister Libraries
http://sisterlibrariesnaple.wordpress.com/

NAPLE Sister Libraries (NAPLE Blog 2011/9/29付けの記事)

東北大学附属図書館、英語学習支援のため多読用の図書を集めたコーナーを設置

2011年9月6日に、東北大学附属図書館が、学生の英語学習を支援するため、多読用の本を集めた「リーダーズコーナー」を館内に設置したようです。これに併せて、同館ホーム―ページでは多読法の解説ページ等を公開しています。

英語の多読法とリーダーズコーナー (東北大学附属図書館のウェブサイト)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/main/pub/readers.html

東北大学附属図書館 (2011/9/6付けの「本館からのお知らせ」に上記に関する記事とリンクがあります。)
http://tul.library.tohoku.ac.jp/modules/main/index.php

大分県立図書館に「アメリカンシェルフ」がオープンへ

2011年3月1日付けの大分県立図書館のお知らせによると、3月13日に同館は、福岡アメリカンセンターから寄贈された資料により「アメリカンシェルフ」をオープンするようです。「アメリカンシェルフ」とは、米国に関する本や情報を提供するとともに、地域の図書館と連携して、英語による子どもたちへの読み聞かせなどのイベントを行うプロジェクトとのことで、米国の文化、社会、歴史、価値観、日米関係を紹介する本のほか、英語を学ぶ教材、絵本、写真集など約200冊を貸出するようです。なお、九州ではすでに宮崎県立図書館に「アメリカンシェルフ」が設置されているようです。

アメリカンシェルフオープンのお知らせ (大分県立図書館 2011/3/1付けのお知らせ)
http://library.pref.oita.jp/kento/information/event/articles/20110301/sherufu.html

米国イェール大学図書館、LGBT関連のコレクションを譲り受ける

2010年11月30日付け、米国イェール大学図書館が、Gay & Lesbian Advocates & Defenders (GLAD)という団体から、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に関する過去30年以上のコレクションを譲り受けたと発表しています。コレクションには、書簡資料、法的文書、研究資料、写真、レポート、刊行物、プレスリリース等が含まれており、LGBTの現代史における主たる社会的な・法的な変化等を広くカバーしているとのことです。

GLAD Records donated to Yale Library (2010/11/30付け Yale University Libraryのニュース)
http://www.library.yale.edu/librarynews/2010/11/glad_records_donated_to_yale_l.html

"GLAD [Gay & Lesbian Advocates & Defenders] Records Donated to Yale Library" (2010/11/30付け Resource Shelfの記事)
http://web.resourceshelf.com/go/resourceblog/62271

参考:

南カリフォルニア大学図書館、LGBT関連の大規模なコレクションを譲り受ける

米国の南カリフォルニア大学(University of Southern California)図書館が、LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)のアーカイブ“ONE National Gay & Lesbian Archives”から、LGBTの文化や歴史に関する世界最大規模の研究用コレクションを寄贈されたと発表しています。

USC Libraries Become Home to Largest LGBT Research Collection(南カリフォルニア大学のプレスリリース)
http://uscnews.usc.edu/university/usc_libraries_become_home_to_largest_lgbt_research_collection.html

CA1725 - セクシュアル・マイノリティの問題と図書館への期待 / 小澤かおる

 「学校の図書室にあったって、まず手は出ないよね。」と当事者の一人が言うと、周囲から賛同の声が次々と上がった。コミュニティのイベントで当事者情報流通に関するアンケート(1)を取ったときのことだった。...

本の多様性の日、アルゼンチンやチリ等でイベント開催される

2010年9月21日、「本の多様性の日」(el Día de Bibliodiversidad)として、アルゼンチンやチリ等でイベントが開催されました。これは、フランスに本部を置く国際出版社団体である“Alianza Internacional de Editores Independientes”のうち、スペイン語圏の出版社が共同で開催したものです。「本の多様性」とは、生物多様性のように、本による文化多様性を意味するもので、イベントの背景には、出版社による多様な出版活動の必要性を訴えるということがあるようです。今年2010年から開始されたこのイベントでは、アルゼンチンのブエノスアイレスやチリのサンチャゴ等の市内各所に、出版社が本を設置して道行く人に読んでもらえるようにしたほか、アルゼンチンのサン・マルティン広場では、本を持ったピクニック等が実施されたようです。

el Día B
http://eldiab.org/

Alianza Internacional de Editores Independientes
http://www.alliance-editeurs.org/?lang=es

Día Internacional de la Bibliodiversidad 2010 (2010/9/20付け Tiner Guíaの記事)

マヤデジタルライブラリー“Biblioteca Digital Maya U Kúuchil Na’at”が公開

2010年7月31日、マヤデジタルライブラリー“Biblioteca Digital Maya U Kúuchil Na’at ”(U Kúuchil Na’atはマヤ語で「知識の館」という意味)のプロトタイプが公開されました。この“Biblioteca Digital Maya”は、中米のユカタン半島に住むマヤの人々の知識や歴史、伝統を収集し、提供するものです。現在、“Biblioteca Digital Maya”には、書籍や音楽、写真やビデオなどのデジタルコンテンツを登録中であり、今後も徐々にコンテンツ数を増やしていくとのことです。

Biblioteca Digital Maya U Ku'uchil Na'at
http://bidimaya.proindigenas.org/index.php

BOLETÍN DE PRENSA SOBRE EL LANZAMIENTO DE LA BIDI MAYA UKN(2010/8/1付け ProIndigenas - Información y Comunicaciónのニュース)
http://www.proindigenas.org/index.php

Alistan Biblioteca Digital Maya (2010/7/20付け Informador.com.mxの記事)

ページ