学術情報

EBSCO社、2018年の学術雑誌価格上昇の予測値を5~6%と発表

2017年9月27日、EBSCO社が、2018年における大学・医学図書館向けの学術雑誌の価格上昇の予測値を公表しました。これによると、全体として5~6%(外国為替レートを考慮しない場合)の上昇になると予測されています。

EBSCO Information Services Releases Serials Price Projection Report for 2018~Overall Effective Publisher Price Increases Expected to be in the Range of Five to Six Percent ~(EBSCO,2017/9/27)
https://www.ebsco.com/news-center/press-releases/ebsco-information-services-releases-serials-price-projection-report-for-201

科学技術・学術政策研究所、「科学技術指標2017」及び「科学研究のベンチマーキング2017」 を公表

2017年8月9日、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が、日本及び主要国の科学技術活動を客観的・定量的データに基づき体系的に分析した「科学技術指標2017」を取りまとめ、公表しています。

論文部分については、日本及び主要国の科学研究のベンチマーキングを多角的な視点で行った「科学研究のベンチマーキング2017」で、より詳細な分析を行っています。

「科学技術指標2017」及び「科学研究のベンチマーキング2017」の公表について(NISTEP,2017/8/9)
http://www.nistep.go.jp/archives/33898

参考:
科学技術・学術政策研究所(NISTEP)、「科学技術指標2015」及び「科学研究のベンチマーキング2015」 を公表
Posted 2015年8月6日
http://current.ndl.go.jp/node/29099

オープンアクセス誌“D-lib Magazine”、2017年7・8月号をもって定期刊行を終了

オープンアクセス誌“D-lib Magazine”の2017年7・8月号のEditorial“The End of an Era”にて、同誌が同号をもって定期刊行を終了することが発表されています。

財政的支援の減少、質の高い投稿原稿の減少、そして“Digital Libraries”というフレーズがもはやイノベーティブではなくなったことなどを理由に挙げています。一方、過去の記事のオンラインアーカイブは引き続き維持されます。また、コミュニティに資する新たな方法が見つかれば、それを試みる用意はあるとしています。

同誌は1995年7月に創刊号を刊行して以来、これまでの約20年間に265号を刊行しました。掲載した記事は1,000本を超えます。

Laurence Lannom. The End of an Era. D-Lib Magazine. 2017, 23(7/8).
https://doi.org/10.1045/july2017-editorial

オープンソースソフトウェア(OSS)のソフトウェア雑誌(文献紹介)

プレプリントサーバarXivで、“Journal of Open Source Software (JOSS): design and first-year review”と題する論文が公開されています。

研究用ソフトウェアの目的や機能、アーカイブへのリンクなどについて解説した記事を掲載するオープンアクセス雑誌である“Journal of Open Source Software(JOSS)”について、その目的、記事掲載までの流れ、ビジネスモデルと著作権処理、他のソフトウェア雑誌(software journal)との比較などのほか、GitHub上でのオープンなピア・レビューについて、その流れや基準などが解説されています。また、2016年5月の創刊からの一年を振り返り、これまで111の記事が公開され、41の記事がレビュー中であることなどが述べられています。

Arfon M Smith et al. Journal of Open Source Software (JOSS): design and first-year review.
https://arxiv.org/abs/1707.02264

DryadとDANS、研究データの長期保存とアクセシビリティの保証で協同

2017年7月12日、データリポジトリのDryadと、オランダの学術情報の収集・提供機関であるData Archiving and Networked Services(DANS)は、研究データの長期保存とアクセシビリティの保証に共同で取り組むことを発表しました。

Dryad Digital Repositoryには、5万人以上の研究者の、1万5,000を超えるデータパッケージと5万を超えるファイルが収録されていますが、これらはDANSのアーカイブに定期的にバックアップされます。DANSはDryadの後継アーカイブとしても機能し、DryadのDOIの発見可能性を維持し続けます。メタデータについては、DANSのオンライン・アーカイビング・システムEASYから利用可能です。

中国における論文への報奨金制度(文献紹介)

プレプリントサーバarXivで、“Publish or impoverish: An investigation of the monetary reward system of science in China (1999-2016)”と題する論文が公開されています。

中国における論文への報奨金政策の概況とその1990年代後半以降の動向について調査しています。100の大学の報奨金政策に関する168の文書を分析して、

・Web of Scienceに採録されている雑誌で公開された論文に対して、30ドルから16万5,000ドルの報奨金を提供していること、
・報奨金額の平均は、過去10年間で増加していること、

などを明らかにしています。

E1927 - 研究用ソフトウェアの適切な引用<文献紹介>

論文や研究データなどの研究成果とは異なり,研究用ソフトウェアの開発は適切に評価されているとは言いがたいという指摘がある。それは,ソフトウェアを引用する文化がないことや引用方法が確立していないことなどが大きい。そこで本文献は,ソフトウェア引用のための標準,ツール,研究コミュニティの取組を紹介する。これらを通じて,ソフトウェアを正しく識別すること,ソフトウェアへのアクセスを容易にすること,ソフトウェアの開発者等を正しく認知することを,本文献は推奨する。

researchmap、Web of Scienceと連携した業績入力機能の提供を開始

2017年6月21日、科学技術振興機構(JST)は、researchmapがWeb of Scienceと連携した業績入力機能の提供を開始したことを発表しました。

これにより、Web of Scienceの情報を検索して簡単に情報を取り込むことができ、研究者の業績情報の入力負担が軽減されるとしています。

researchmapがWeb of Scienceと連携した業績入力機能を提供開始(JST, 2017/6/21)
http://www.jst.go.jp/pr/info/info1262/index.html

参考:
researchmap、業績情報登録時の外部データベースとしてScopusとの連携を開始
Posted 2015年5月21日
http://current.ndl.go.jp/node/28527

国立情報学研究所(NII)、2016年度のCiNiiのサービスに関するアンケート結果を公開

2017年6月16日、国立情報学研究所(NII)は、2016年度に実施したCiNiiのサービスに関するアンケート結果の概要を公開しました。

このアンケートは、2016年11月24日から12月27日にかけて実施していました。

昨年度の CiNii のサービスに関するアンケート結果概要(NII, 2017/6/16)
https://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20170616

CiNii Articles のサービスに関するアンケート(平成28年度)
http://ci.nii.ac.jp/info/ja/a_result_2016.html

OCLC Researchと欧州研究図書館協会、欧州の研究情報管理基盤での永続的識別子の採用と統合に関する共同調査を開始

2017年6月13日、OCLC Researchと欧州研究図書館協会(LIBER)は、欧州の研究情報管理基盤での永続的識別子(PIDs)の採用と統合に関する共同調査を開始すると発表しています。

欧州の研究情報管理の単館での実装に関する既存の研究を補完し、拡張することで、大学・研究図書館の指導者に、組織・グループ・国家・多国籍規模での研究情報管理の新たな動向や課題に対する有益な洞察を提供する事を目的としています。

永続的識別子の採用と統合や、曖昧さの解消や相互運用性の支援における役割に着目して、フィンランド・ドイツ・オランダ3か国での研究情報管理の実践を調査することで、国家規模での研究情報管理基盤や研究情報管理の実践、永続的識別子統合の具体例の事例研究を行ないます。

OCLC Research and LIBER to launch collaborative information management study(OCLC,2017/6/13)
http://www.oclc.org/en/news/releases/2017/201716dublin.html

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