感染症

KDDI株式会社、「KDDIバーチャルミュージアム」を公開:日本の国際通信の歴史に関する展示が3DビューやVR映像で鑑賞可能

2020年8月6日、KDDI株式会社は、「KDDIバーチャルミュージアム」を同日から公開することを発表しました。

同社は日本の国際通信の歴史に関する企業ミュージアム「KDDI MUSEUM」を2020年6月1日から開館予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のために開館を見合わせています。そのため、展示内容を自宅から楽しめるよう、同館のバーチャルコンテンツとして「KDDIバーチャルミュージアム」を公開しました。

館内全体を高画質3D静止画で撮影しており、3Dビュー及びVR映像による鑑賞が可能です。なお、VR映像の鑑賞には専用のVRゴーグルや眼鏡が必要です。

通信150年の歴史に触れ、未来を感じる「KDDI MUSEUM」 バーチャルコンテンツを公開(KDDI株式会社, 2020/8/6)
https://news.kddi.com/kddi/corporate/topic/2020/08/06/4600.html

イスラエル国立図書館、2020年8月17日から図書館サービスを停止:新型コロナウイルス感染症の影響による予算の大幅削減のため・約300人の職員は無給休暇により待機

2020年8月5日、イスラエル国立図書館はTwitterアカウントの投稿において、8月17日から同館の図書館サービスが停止することを発表しました。

新型コロナウイルス感染症の影響によるイスラエル政府の財政赤字のため図書館予算が大幅に削減されるなど、収入・寄付金の劇的な減少によりサービス停止の決定を余儀なくされた、としています。サービスの停止中、同館の約300人の職員は無給休暇により待機します。

ユダヤ系コミュニティ向けのニュースを提供する国際通信社“Jewish Telegraphic Agency (JTA)”の報道によると、同館のサービスの停止中、図書の貸出は行えず、閲覧室は閉鎖されます。感染症拡大中に継続して実施されていたオンラインイベントも中止となります。また、イスラエルでは新型コロナウイルス感染症拡大に伴う財政危機の中、各省庁へは2019年度予算の約9割が配分される予定であるものの、同館に対しては同様の決定がなされなかったことや、同館の代表者がイスラエルの教育・財務大臣に対して、図書館を支援し予算を配分するように求めていることなどを報じています。

ドイツ医学中央図書館(ZB MED)、新型コロナウイルス感染症に関するプレプリントの情報検索を容易にするテキストマイニング技術を活用したビューアを開発

2020年7月22日、ドイツ医学中央図書館(ZB MED)は、新型コロナウイルス感染症に関するプレプリントの情報検索を容易にするテキストマイニング技術を活用したビューアを開発したことを発表しました。

新型コロナウイルス感染症に関する研究の多くは、プレプリントとして迅速な公開・共有が進んでいます。ZB MEDは急増するプレプリントによる新型コロナウイルス感染症関連研究の概要を容易に検索・把握可能なツールとして、テキストマイニング技術を活用したビューアを開発しました。

ビューアは、bioRxiv、medRxiv、ChemRxiv、arXiv、及びPreprint.org等のプレプリントサービスを情報源として毎日更新され、詳細検索・フィルター適用・フルテキストへのリンク提供・検索結果のエクスポートなどの機能を備えています。また、検索機能向上のため、標準的な疾患・症状に関する語彙は検索結果上で強調して表示されます。今後も機能拡張としてリソースとなるプレプリントサービスの追加等が計画されています。

日野市立図書館(東京都)、新型コロナウイルス感染拡大防止のための長期休館後に利用者の「本や読書」または「図書館」への思いを調査した結果を公表

東京都の日野市立図書館が、6月13日から30日にかけて実施した読書調査の調査報告を同館ウェブサイトに掲載しています。現在、「読書調査報告(1)」が掲載されており、「しばらく連載します」と説明されています。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同館は4月9日から6月1日まで臨時休館し、その間、市民からは様々な声が寄せられたことから、市民にとっての「本や読書」または「図書館」への思いを聞くまたとない機会と捉え、図書館およびウェブサイトにおいて調査が実施されました。

ウェブサイトで326件、図書館にて約1,900件(7/16現在回収継続中)の回答が寄せられ、現在、集計作業が進められています。

「お知らせ」の記事一覧(日野市立図書館)
https://www.lib.city.hino.lg.jp/news/announce/index.html
※2020年07月30日欄に「読書調査にご協力ありがとうございました 読書調査報告(1)・・・しばらく連載します」とあります。

韓国・ソウル図書館、新型コロナウイルス感染症の流行の長期化をうけ、ソウル地域の中小出版社・書店の支援を目的に図書の購入を公募

2020年8月6日、韓国・ソウル図書館が、新型コロナウイルス感染症の流行の長期化による大規模出版取次の企業再生手続きの申請をうけて、ソウル地域の中小出版社・書店の支援のため、図書の購入を公募すると発表しました。

書店1店あたり500万ウォン相当の図書を購入し、読書環境が脆弱な住民のため、約3万冊の図書を、100か所の施設に提供します。

中小出版社に対しては、読書環境が脆弱な住民の利用に合致し、応募資格を満たした図書3点以下を公募し、100点程度の図書を選定します。応募期間は8月6日から19日までです。

書店に対しては、8月6日から19日までの一次応募を経て、8月26日から9月1日まで図書の推薦提案書を受け付け、100点前後の書店を選定します。

서울 지역 출판사·서점 지원 도서 구입 공모(ソウル地域出版社・書店支援図書購入公募)(ソウル図書館,2020/8/6)
https://lib.seoul.go.kr/bbs/content/3_48339

新型コロナウイルス感染症により図書館施設に求められる変化とは(記事紹介)

建築に関する情報を発信する王立英国建築家協会(RIBA)のウェブサイト“RIBA Journal”の2020年7月29日付け記事で、新型コロナウイルス感染症の流行を受けて図書館施設に求められる変化が紹介されています。筆者は建築デザインを行うIF_DOのディレクター兼共同設立者であるThomas Bryans氏です。

まず、これまでの図書館施設では、広いスペースを提供して多くの人々が集まれるようにすることが重視されていたとし、図書館等の公共スペースは新型コロナウイルスからの社会的回復の鍵となる一方、その特性には変化が求められていると指摘しています。

図書館施設の設計に関し、パンデミック後に浮上した最大の教訓の一つとして、図書館スペースにおける柔軟性向上の必要性を挙げています。図書館には公共スペースを最大化しバックヤードを最小化する傾向があるものの、今や利用された資料を一定期間隔離するためにバックヤードに十分なスペースが必要となっているとし、利用者エリア・スタッフエリア間の空間比率を柔軟に調整できること、導線を一方通行とするために棚のレイアウトを迅速に変更できることが不可欠となったとしています。

【イベント】第10回大学図書館学生協働交流シンポジウム(9/11・オンライン)

2020年9月11日、Microsoft社のTeamsアプリを利用したオンライン会議形式で、中国四国地区大学図書館協議会主催の第10回大学図書館学生協働交流シンポジウムが開催されます。

大学図書館学生協働交流シンポジウムは、全国の大学図書館の学生・教職員が協働で行っている様々な活動を報告し交流することを目的として毎年開催され、2020年度は梅光学院大学(山口県下関市)を会場として準備が進められていましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、オンライン形式により開催されることとなりました。感染症拡大下において、苦労した点も含めてどのような活動をしたかについて、各大学から活動報告が行われる予定です。

参加には事前の申し込みが必要です。また、参加申し込みは各大学の代表者が団体として行う必要があります。

第10回大学図書館学生協働交流シンポジウム(梅光学院大学図書館)
http://www.baiko.ac.jp/university/library/sympo2020

【イベント】デジタルアーカイブ産学官フォーラム(第4回) ジャパンサーチの挑戦 ~ポストコロナ社会とデジタルアーカイブ~(9/10・オンライン)

2020年9月10日、オンラインイベント形式で、内閣府知的財産戦略推進事務局と国立国会図書館(NDL)の主催により「デジタルアーカイブ産学官フォーラム(第4回) ジャパンサーチの挑戦 ~ポストコロナ社会とデジタルアーカイブ~」が開催されます。

国の分野横断型統合ポータルであるジャパンサーチの正式版が、2020年8月25日に公開されることに合わせての開催です。

参加費は無料であり、定員は500人(要事前申込み、先着順)です。プログラムの概要は以下の通りです。

○ジャパンサーチ正式版の紹介
・知的財産推進計画2020におけるジャパンサーチの位置づけ
・ジャパンサーチ正式版の機能紹介

○パネルディスカッション
新型コロナウイルス感染症以降の社会において、ジャパンサーチに求められる役割について、国内・海外双方の視点で考える。
モデレーター:吉見俊哉氏(東京大学大学院情報学環教授)
パネリスト:テッサ・モリス=スズキ氏(オーストラリア国立大学名誉教授)、岡室美奈子氏(早稲田大学坪内博士記念演劇博物館長)、高野明彦氏(国立情報学研究所教授)、チェン ドミニク氏(NPO法人コモンスフィア理事)、真喜屋力氏(沖縄アーカイブ研究所)、田中久徳(NDL副館長)

TRC-ADEAC株式会社、「新型コロナウィルス感染症対策アーカイブ」を公開:図書館での新型コロナウイルス感染症対策の記録をアーカイブ

2020年8月3日、TRC-ADEAC株式会社が、図書館での新型コロナウイルス感染症対策の記録をアーカイブ化する「新型コロナウィルス感染症対策アーカイブ」を公開したことを発表しました。

同アーカイブは、図書館流通センター(TRC)が指定管理者となっている図書館から提供された、新型コロナウイルス感染症対策に関する資料を蓄積し、公開するものです。8月5日時点で、5館から提供された、イベント中止のお知らせや館内の掲示物・写真をはじめとした約70件の資料が掲載されています。

新型コロナウィルス感染症対策アーカイブ(TRC-ADEAC)
https://trc-adeac.trc.co.jp/Html/Home/9900000010/topg/901corona-arch/index.html
※「更新情報」に、2020年8月3日付で「『新型コロナウィルス感染症対策アーカイブ』の公開を開始しました。」とあります。

韓国・文化体育観光部、「2020年(2019年基準)公共図書館統計結果」を公表

2020年7月30日、韓国・文化体育観光部は、韓国文化観光研究院と共同で、「2020年(2019年基準)公共図書館統計調査結果」を公表しました。

館数が1,134館で2018年と比べ38館増加したことや、1館あたりの奉仕人口数は4万5,723人と昨年から減少したことをうけ、利用者がより快適に図書館を利用できる環境が整ったと評価しています。地域別にみると、京畿道・ソウル特別市といった首都圏の公共図書館数が最も増加しているが、1館あたりの奉仕人口を見ると、首都圏の公共図書館数の拡充は必要であるとしています。

また、蔵書数は1億1,508万冊で前年比3.3パーセントの増、1館当たりの蔵書数も10万1,486冊で0.8パーセントの増加、国民1人当たりの蔵書数も2.22冊で4.2パーセント増加しており、図書館の全般的な基盤施設とサービスは改善されているとしています。

職員数(司書職・行政職・電算職・その他)は1万7,558人で昨年から982人増加しています。1館あたりの職員数は15.5人で0.4人の増加でしたが、司書職数は6,794人で1館あたりの職員数は昨年と同じでした。

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