アフリカ

国際図書館連盟(IFLA)、「グリーンライブラリー賞2020」の受賞館を発表:タイ・ランシット大学図書館

2020年3月19日、国際図書館連盟(IFLA)の環境・持続可能性と図書館(ENSULIB)に関する専門部会が、「グリーンライブラリー賞2020」の受賞館に、タイのランシット大学図書館を選んだと発表しています。

アルゼンチン・オーストリア・ベルギー・ベラルーシ・ブラジル・ブルガリア・中国・コスタリカ・クロアチア・エジプト・エクアドル・フランス・キューバ・ハンガリー・インド・ケニヤ・リトアニア・ネパール・ノルウェー・パキスタン・フィリピン・ポルトガル・ロシア・セネガル・スロバキア・スリランカ・スイス・南アフリカ・タイ・ウクライナ・アラブ首長国連邦・英国・米国からの50の申請の中から選ばれました。

同館の、私立大学の図書館でありながら、地域の人も利用可能で、学校や刑務所にもサービスを提供しているなど、地域の教育という観点で持続可能な環境教育の主導的役割を高める活動を実施していること、持続可能な開発目標を経営のフレームワークとして掲げ、エネルギー・紙・水の使用量を監視し目標の達成率を精査していることなどが評価されたとしています。

その他、上位入賞5館も以下の通り発表されています。

ユニコードコンソーシアム、Unicode 13.0をリリース

2020年3月10日、ユニコードコンソーシアムは、Unicode StandardのVersion13.0を公開したことを発表しました。

Unicode 13.0では、5,930文字の追加が行われ、合計14万3,859文字となっています。主として、以下のような追加が行われています。

・アフリカ・パキスタン・南アジア・中国の各地域における現代語に対応した新たな用字・文字の追加
・55種類の絵文字の追加
・6種類のCreative Commonsライセンスマークの追加
・CJK統合漢字拡張Gの4,939文字の追加

なお、同日付のSAT大藏經テキストデータベース研究会のお知らせにおいて、Unicode 13.0で追加されたCJK統合漢字拡張Gのうち329種の漢字は、同研究会が2015年のIdeographic Rapporteur Group(IRG)会議で提案したものであることが発表されています。

E2238 - 文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―<報告>

文化遺産国際協力コンソーシアム(以下「コンソーシアム」;E1861参照),および文化庁は2019年12月1日,東京都港区の政策研究大学院大学・想海樓ホールにて,シンポジウム「文化遺産の意図的な破壊―人はなぜ本を焼くのか―」を開催した。

北米の研究図書館センター(CRL)、サハラ以南のアフリカの新聞をDigital Delivery System (DDS)を通じてオープンアクセス(OA)で公開

2020年2月12日、北米の研究図書館センター(CRL)が、Digital Delivery System (DDS)を通じて、40万ページを超すサハラ以南のアフリカの新聞をオープンアクセス(OA)で公開したと発表しています。

対象は、1800年から1922年までの、20か国の60を超すタイトルで、画像のみの公開となっており、日付ごとに閲覧できます。

世界中の歴史的新聞の保存と持続的アクセスのための取り組みである“World Newspaper Archive”でデジタル化したもので、CRLとNewsBank社による米国の歴史的な新聞データベースReadexとの取り決めにより、一定期間後にOAとしたものです。

CRL Opens African News Content(CRL, 2020/2/12)
https://www.crl.edu/news/crl-opens-african-news-content

北米の研究図書館センター(CRL)、East View Information Services社との協力事業の成果として19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のデジタルコレクションを公開

2020年1月13日、北米の研究図書館センター(CRL)は、East View Information Services社との協力プロジェクトの成果として、19世紀後半から20世紀半ばにかけて中東・北アフリカ地域で刊行された新聞のオープンアクセス(OA)のデジタルコレクション“Middle Eastern and North African(MENA) Newspapers”公開を発表しました。

“MENA Newspapers”はEast View Information Services社が推進する新聞のデジタルアーカイブ“Global Press Archive”のコレクションに追加されました。現時点で15タイトル10万ページ以上のコンテンツが含まれ、最終的には50万ページを超える規模になることが発表されています。コンテンツの大半はアラビア語ですが、一部英語・フランス語による主要タイトルも含まれています。

「語り部」が記憶する部族の系譜や伝承を記録し保存する取組(アフリカ):系図記録を収集・保存する米国の非営利団体FamilySearchによる事業(文献紹介)

2019年8月にギリシャのアテネで開催される第85回世界図書館情報会議(WLIC)・国際図書館連盟(IFLA)年次大会での発表資料として、系図記録を収集・保存する米国の非営利団体FamilySearchのブッシュ(Cherie Bush)氏・リンチ(Russell S. Lynch)氏による“Oral Genealogy in Africa: Preserving Critical Knowledge”と題する文献が公開されています。

アフリカの部族では、指名された「語り部」が、6世代から30世代前に及ぶ先祖の名前や部族の伝承を記憶し口承する伝統がありますが、「語り部」の高齢化、若者の離村、自然災害、戦争等により消失の恐れがあることから、FamilySearchでは、2004年から、人々が自身のルーツをたどり、また、研究者が検索できるようすることを目的に、アフリカにおいて、オーラル・ヒストリーの手法で系譜情報を記録化するプロジェクトを開始しました。

同プロジェクトでは、部族・村・氏族の長と交渉・調整し、150を超すアフリカの協力団体と連携して「語り部」を訪問し、記憶している系譜や伝承を記録化しています。

E2159 - ジャーナルプラットフォームの連合体“GLOALL”の結成

ユネスコが提唱する“Inclusive Knowledge Societies”という概念がある。全ての人々は,各々に合った言語や形式により,情報やコミュニケーション手段にアクセスすることが可能で,またそれらを解釈し活用するためのスキルを備えている,という状態を指し,ユネスコはそのような社会の実現を目指さなければならないとしている。科学技術・学術情報の流通も,この概念で言うところの「情報」及び「コミュニケーション手段」に含まれると考えられるが,現在の学術ジャーナルを巡る情勢は,いわゆるオープンアクセス(OA)に関する議論を踏まえても,理想的な状態からは程遠いと言わざるを得ない。特に2018年に欧州の助成機関が発表した,公的助成による研究の成果論文の即時OAを義務化する計画である“Plan S”と,それに関して世界的に展開された激しい議論は,立場による見解の相違はあるものの,科学技術・学術情報流通が多くの問題を抱えた状態にあることの明確な証左として共通認識されたのではないだろうか。

オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)と西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(WACREN)、アフリカのオープンアクセス・オープンサイエンス推進を目的に連携協定を締結

2019年6月3日、オープンアクセスリポジトリ連合(COAR)と西・中央アフリカ研究教育ネットワーク(WACREN)が、アフリカのオープンアクセス(OA)・オープンサイエンス推進を目的に連携協定を締結したと発表しています。

広大で多様なアフリカにおいてオープンサイエンスを採用するには、多様な国や地域の優先順位やニーズを反映したサービスが必要であることから、連携することで、OAとオープンサイエンスのための地域・国の能力やサービスを強化することが目的です。

前年の、EIFLとCOARの支援を受けてWACRENが実施したLIBSNSEプロジェクトの成果の上にに締結されたもので、引き続き、COARは、世界的なトレンドや技術(リポジトリやオープンサイエンスに関する知識)をWACRENに提供し、WACRENはCOARの国際的な活動に対してアフリカの視点を提供します。

太田市立新田図書館(群馬県)、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウンであることに因み、マラウイ共和国に関する展示を実施中

群馬県の太田市立新田図書館が、マラウイ共和国に関する展示を、2019年5月12日まで実施しています。

太田市が、マラウイ共和国の2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会のホストタウンであることから実施しているもので、同国関連のパネルや書籍等が展示されています。

また、群馬県立図書館所蔵のマラウイ関連書籍も5月31日まで展示されています。

オリンピック×新田図書館×県立図書館~新田図書館は東京2020を応援します~(太田市)[PDF:2ページ]
https://www.city.ota.gunma.jp/005gyosei/0170-014kyoiku-tosyokan/01news/files/orinnpic.pdf

5つの国際的オープンアクセスイニシアティブがオープンアクセスに関するサンパウロ声明を公表

2019年5月1日、ブラジル・サンパウロで開催中であったGlobal Research Council(GRC)の2019年総会において、African Open Science Platform、AmeLICA、cOAlition S、OA2020、SciELOの5つの国際的オープンアクセス(OA)イニシアティブが会合を開き、OAに関するサンパウロ声明(São Paulo Statement on Open Access)を公表しました。

声明では以下の5点が述べられています。

・5機関は科学的知識は国際的な公共財であると考えている。公的資金によって生み出された科学的知識への自由なアクセスは普遍的な権利である。

・5機関は学術情報に対する普遍的で、制限のない、即時のOA(人および機会による利用・再利用を含む)を提供する、という究極の共通目的を共有している。

・5機関はこの共通目的はさまざまなアプローチを通じて達成できる、という信念を共有している。

・5機関はそれぞれのアプローチ間の整合性と、共通目的を達成するために協力する方法を追求していく。

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