岐阜県山県市(以下「当市」)では,2016年度に公立小中学校として全国で初めてコミュニティ型図書館ウェブサービス「リブライズ」を学校図書館の蔵書管理システムとして導入し,蔵書のデータベース化,ネットワーク化を進めている。2017年11月,他の学校に先駆けて約6,500冊の蔵書のデータベース化が完了した桜尾小学校では,リブライズの導入を機に将来的な地域住民への学校図書館の開放を目指し,2017年12月1日に一部地域住民への学校図書館の開放を始めた。ここでは,当市におけるリブライズの導入までの道のりと新たに始まった取組について紹介したい。