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カレントアウェアネス・ポータルは、図書館界、図書館情報学に関する最新の情報をお知らせする、国立国会図書館のサイトです。
2019年10月21日、米国の教育団体ASCD(Association of Supervision and Curriculum Development)とOverDrive Educationが連携して実施した調査の報告書“K-12 Digital Content Report E-Book and Audiobook Trends for the Classroom and School Library”が公開されています。
教員のデジタルコンテンツの利用や考え方を包括的に調査したもので、2016年に実施した調査のフォローアップにあたります。調査結果からは、電子書籍やオーディオブックを使用する学区や学校が増えているだけでなく、様々な方法で使用されるようになったことが分かったと指摘しています。
2019年10月24日、岡山県の奈義町立図書館は、館内での撮影への対応方法を変更すると発表しました。
同館では、これまで一部の場合(メディアの取材や学術研究目的など)を除き、館内での撮影行為を禁止してきましたが、今後は、館内の撮影を希望する場合、あらかじめ職員にその旨伝えることに変更されました。
また、撮影にあたっては、他の来館者の顔が写らないように配慮することや、図書館資料の撮影は禁止されています。
【館内の撮影にあたってのお願い】(奈義町図書館,2019/10/24)http://www.town.nagi.okayama.jp/library/news/news20191024.html
2019年10月23日、Digital Science社は傘下のfigshareが年次報告書“The State of Open Data 2019”を公開したと発表しました。
オープンデータを扱う研究者の動向を調査することを目的に2016年に開始して以来4回目の報告書で、8,500の回答があった今回の調査では、オープンデータの採用については良い傾向であるものの、研究者は政府・助成機関・出版社等による義務化のさらなる実施を要求していると指摘しています。
また、主な調査結果として、
・回答者の79%が一次研究をオープンに利用可能にするための国家による義務化を全体的に支持している ・回答者の67%が、助成機関がデータの共有を義務づけている場合にそれに従わない研究者は、助成機関が資金提供を差し控えるか、他の方法で罰するべきとしている ・回答者の69%が、助成機関が研究データの共有を助成金の提供の要件の一部にするべきとしている ・回答者の36%が、自身の研究データが共有された場合に、誤用されないか懸念している ・回答者の42%は、共著者となった場合、自身のデータを共有することが推奨されるとしている
『カレントアウェアネス-E』378号を発行しました。
■E2184■ 都城市の青少年の居場所とアイデンティティ形成の場づくり 都城市立図書館(指定管理者:MAL運営共同事業体 代表企業 株式会社マナビノタネ)・森田秀之
■E2185■ 2019年ALA年次大会におけるジャパンセッションの開催<報告> ビジネス支援図書館推進協議会・豊田恭子
■E2186■ 情報メディア学会第18回研究大会<報告> 関東学院大学社会学部・千錫烈
■E2187■ IAML日本支部40周年記念シンポジウム<報告> 関西館電子図書館課・工藤哲朗
2019年10月18日付の地元紙で、北海道の白老町立図書館が、所蔵するアイヌ民族関係資料等を館中央部に集約し、郷土資料コーナーをリニューアルしたと報じられています。
アイヌ民族資料集約、白老町立図書館がコーナーを刷新 (室蘭民報,2019/10/18)http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2019/10/18/20191018m_08.html
参考: 【イベント】むすびめの会4月例会「IFLA先住民部会の活動とアイヌ・先住民」(4/6・東京) Posted 2019年3月18日https://current.ndl.go.jp/node/37803
奈良県立図書情報館が、2019年10月26日、ミニコンサート「正倉院復元楽器とシルクロードの楽師たち」を開催します。
奈良国立博物館で開催される「正倉院展」にあわせ、10月1日から10月30日まで実施している、正倉院および天平楽器の系譜を図書でたどる図書展示「本と見る正倉院と復元楽器」の関連行事です。
奏者は以下の3人です。
劉宏軍氏(笛、解説) 森岡万貴氏(石琴、方響、打楽器) 三浦元則氏(篳篥)
定員は150人(申込不要・先着順)です。
正倉院復元楽器とシルクロードの楽師たち(図書展示「本と見る正倉院と復元楽器」関連ミニコンサート)令和元年10月26日(土)(奈良県立図書情報館)http://www.library.pref.nara.jp/event/3137
2019年10月13日、西日本自然史系博物館ネットワークが、「令和元年10月の台風19号等による被災自然史標本について」を発表していました。
自然史系博物館の被害状況(被害なしというケースも含め)、博物館所蔵に限らず、被災した自然史系標本や収蔵状況に危険があるケースなどで相談事がある場合、連絡するよう呼びかけています。
令和元年10月の台風19号等による被災自然史標本について(西日本自然史系博物館ネットワーク,2019/10/13)http://www.naturemuseum.net/blog/2019/10/1019.html
参考: 日本博物館協会、台風第19号による博物館の被災状況について情報を収集中:賛助会員から水損した映像音声資料の無償クリーニングの申し出 Posted 2019年10月21日https://current.ndl.go.jp/node/39310
「災害」に関する当サイトの記事
調査研究リポート「東日本大震災と図書館」
国立国会図書館 東日本大震災復興支援ページ
地震・災害 関連情報(レファレンス協同データベース)
各地の図書館等の被災情報等について(外部リンク) saveMLAK
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