アーカイブ - 2019年 5月

5月 16日

『カレントアウェアネス-E』368号を発行

E2134 - 地域コミュニティにおける公共図書館の役割:米国の実践事例

2018年10月,米・ニューヨーク州立大学オールバニ校のCenter for Technology in Government(CTG)は研究報告書“The role of public libraries in engaging citizens in smart, inclusive and connected communities - A current practices report”を公開した。

E2133 - 米国OPEN Government Data Actの成立

米国では,2018年12月にオープンデータ法(Open, Public, Electronic and Necessary (OPEN) Government Data Act)が成立した。同法は,2019年1月にトランプ大統領が署名を行ったことから,法律としての効力が発生した。

E2135 - 私達の人生を変える図書館:第3次図書館発展総合計画(韓国)

韓国の大統領所属図書館情報政策委員会は,所管官庁を跨いだ館種横断的な図書館政策の審議・調整・策定等を担う大統領直属組織であり,図書館法第14条で,法に準じた効力を持つ図書館発展総合計画を5年ごとに策定することになっている。その委員会が,2019年1月,第3次図書館発展総合計画(以後「第3次計画」)を発表した。第1次計画(2009年から2013年;E797参照),第2次計画(2014年から2018年)に続く2023年までの計画で,第2次計画の成果と課題,近年の情報・技術・社会環境や図書館へのニーズの変化をふまえ策定された。人間疎外・地方消滅・経済の二極化といった社会の変化に市民が適応できるよう,課題に能動的に対応できる図書館制度を構築することが目的である。本稿では,ビジョン「私達の人生を変える図書館」を掲げ,3つのコアバリュー「人への包容性」「空間の革新性」「情報の民主性」のもと,4つの戦略目標に13の中心的課題((1)から(13)を付与),36の推進課題を配置した第3次計画について戦略目標ごとに見ていきたい。

E2132 - 第4回SPARC Japanセミナー2018<報告>

2019年1月29日に,国立情報学研究所(NII)において第4回SPARC Japanセミナー2018が「人文社会系分野におけるオープンサイエンス~その課題解決に向けて~」とのテーマで開催された。

E2131 - 日本図書館研究会第60回研究大会シンポジウム<報告>

2019年2月17日,同志社大学今出川キャンパス(京都市)において日本図書館研究会第60回研究大会シンポジウム「災害時における図書館の役割 資料・情報を守り伝えるために」が開催された。

米国議会図書館(LC)、AP通信ワシントン支局が1915年から1930年の間に配信したニュース記事をデジタル化して公開

2019年5月15日、米国議会図書館(LC)は、AP通信ワシントン支局が1915年から1930年の間に配信したニュース記事をデジタル化して公開したと発表しています。

1944年にワシントン支局からLCに寄贈されたもので、375巻分の総計38万7,000点以上のデジタル化画像が公開されました。

ルシタニア号の沈没事件、第1次世界大戦、女性参政権、リンドバーグによる大西洋単独無着陸飛行、ウォール街の株価大暴落を報じるニュースが含まれています。

News Dispatches from The Associated Press from 1915 to 1930 Now Online (LC,2019/5/15)
https://www.loc.gov/item/prn-19-053/

国立情報学研究所(NII)、CiNii BooksとERDB-JPの図書データとの連携開始を発表

国立情報学研究所(NII)が、2019年5月13日から、CiNii BooksとERDB-JPの図書データとの連携を開始したと発表しています。

ある図書に電子版が存在した場合、CiNii Booksの図書詳細表示画面に、ERDB-JPに登録されている図書データ約1,000件を利用してリンクボタンを表示することで、図書の本文が公開されているウェブページに遷移できるようになっています。

CiNii BooksとERDB-JPの雑誌データとの連携は2014年11月に開始されています。

CiNii Booksにおける電子リソースへのアクセス強化について(NII,2019/5/15)
http://support.nii.ac.jp/ja/news/cinii/20190515

EIFL、2018年の年次報告書を公開

2019年5月2日、途上国において図書館を通じたデジタル情報へのアクセスを推進しているEIFL(Electronic Information for Libraries)が、2018年の年次報告書を公開しました。

“Director's Report”では、53か国の図書館ネットワークを通じて850万の人々にEIFLによるサービスが届けられたこと、マラケシュ条約締結のため図書館や政府を支援したこと、ザンビアのすべての公共図書館でコンピューターとインターネットへのアクセスを提供するために実施した図書館員への研修が完了したこと、などが述べられています。

EIFL's 2018 Annual Report is now online(EIFL,2019/5/2)
https://www.eifl.net/news/2018-eifl-annual-report

島原市(長崎県)、松平文庫企画展「どうしてこんなに集めたの?~忠房公のコレクション~」を開催

長崎県島原市が、2019年5月14日から6月29日まで、島原図書館1階の肥前島原松平文庫展示室において松平文庫企画展「どうしてこんなに集めたの?~忠房公のコレクション~」を開催しています。

島原図書館内に設置されている、近世の大名文庫で長崎県指定有形文化財である「肥前島原松平文庫」の中心をなす松平忠房の蒐集品に焦点を当て、これだけのコレクションを集めた理由を紹介し、同文庫の歴史的価値を明らかにする展示です。

松平文庫企画展「どうしてこんなに集めたの?~忠房公のコレクション~」の開催について(島原市,2019/5/15)
https://www.city.shimabara.lg.jp/page5898.html

肥前島原松平文庫(島原図書館)
http://www.shimabara-city-libraries.jp/shimabara/shimabaralib_matsudaira/

5月 15日

韓国国会図書館(NAL)、第2期大学生SNSサポーターズの活動を開始

2019年4月30日、韓国国会図書館(NAL)が、第2期大学生SNSサポーターズの活動開始を発表しました。

SNSサポーターズは、Facebook、Instagram、ブログといったソーシャルメディアを積極的に活用している大学生で構成されています。

第2期の募集にあたっては、昨年の20人のメンバーによる第1期の活動が注目すべき成果を上げたことから、図書館情報学・国語国文学・経営学・デザイン・メディア・教育学分野といった多様な分野を専攻する学生107人から、30人に増員して選ばれました。

選ばれた学生は10月まで国会図書館の多様なニュースをオンラインを通じて自由に伝えるとともに、国会図書館の発展のためのアイデアを提案するなどの活動を実施する予定です。

韓国図書館協会(KLA)、人口10万人未満の街の公共図書館約100館での科学者のプロボノによる講演会実施に係る募集を開始

韓国図書館協会(KLA)が、2019年5月15日から、人口10万人未満の街の公共図書館での科学者による講演会実施に係る募集を開始しました。

今年で10回目の実施で、科学文化の恩恵から疎外された地域の青少年等に、自然・生命の驚異や科学に関する夢や希望を与えることを目的としています。

講演は、科学者の社会的責任の喚起、社会的弱者への配慮、公益のために献身するプロボノ(専門知識による社会貢献活動)の雰囲気の造成に寄与しようとする科学者によって行われます。

実施日は10月26日で、全国の人口10万人未満の市・郡・区所在の公共図書館(KLAの団体会員)が応募の対象です。特別市・広域市・特別自治道・特別自治市所在の公共図書館は、情報から疎外されている地域であるとの申請理由の審査を経て選定されます。

選定されるのは100館程度です。

米国図書館協会(ALA)、図書館専門職の中核的価値に「持続可能性(sustainability )」を追加

2019年5月14日、米国図書館協会(ALA)が、図書館専門職の中核的価値(core value of librarianship)に「持続可能性(sustainability )」を追加したと発表しています。

ALAでは、図書館専門職が自館で持続可能性に関する実践を行うにあたって必要な資源を利用できるようにするため、持続可能な図書館プログラム(図書・助成金・カリキュラム)を全国規模で提供できるよう、ニューヨーク図書館協会などといった機関との連携を模索する予定としています。

ALA adding sustainability as a core value of librarianship(ALA,2019/5/14)
http://www.ala.org/news/press-releases/2019/05/ala-adding-sustainability-core-value-librarianship

豊橋市図書館(愛知県)、2019年6月1日に「とよはしアーカイブ」を公開:公開記念講演会及びシンポジウム「近代図書館の先駆け-羽田八幡宮文庫」を開催

愛知県の豊橋市図書館が、2019年6月1日に、デジタル化した和装本・絵図・地図・写真等を搭載した「とよはしアーカイブ」を公開すると発表しています。

公開を記念し、同館を会場に、6月2日と6月8日には講演会が、6月18日にはシンポジウム「近代図書館の先駆け-羽田八幡宮文庫」が開催されます。参加は無料ですが事前の申込が必要です(申込多数の場合は抽選)。

信州共同リポジトリ、「長野保健医療大学リポジトリ」を追加:長野県内すべての大学・短期大学・高等専門学校のリポジトリが公開

2019年5月14日、長野県内の高等教育機関における教育・研究・地域貢献活動の成果物をインターネットで発信する「信州共同リポジトリ」が、5月10日に公開された「長野保健医療大学リポジトリ」を追加したと発表しています。

これにより、長野県内すべての大学・短期大学・高等専門学校のリポジトリが公開されました。

長野保健医療大学機関リポジトリが公開されました(信州共同リポジトリ,2019/5/14)
https://shinshu.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=multidatabase_view_main_detail&content_id=69&multidatabase_id=2&block_id=27#_27

OA2020とcOAlition S、共同声明でオープンアクセス(OA)への移行の加速化に協調して取り組むことを表明

2019年5月9日、国際的オープンアクセス(OA)イニシアチブであるOA2020とcOAlition Sが共同声明“Joint Statement of OA2020 and cOAlition S: Research Performing and Research Funding Organizations Working Together to Accelerate the Transition to Open Access”を発表しました。

この声明の中で、OA2020とcOAlition Sは、学術的な研究成果は過去20年以上の取り組みにも関わらず、未だに多くが非OAのままであり、雑誌購読料をOA出版料に転換する“transformative agreements”締結交渉を出版社と進めるなどして、研究成果から有料購読の障害を除去することやPlan Sの実現をはじめとする研究成果の迅速・完全なOA化することといった、二者の共通目的達成を協調して目指すことを表明しています。

Knowledge Unlatched(KU)、オープンアクセス(OA)イニシアチブのための新たな資金調達ラウンドを開始

2019年5月2日、学術書のオープンアクセス(OA)化を支援するKnowledge Unlatched(KU)は、新しい資金調達ラウンドを開始したことを発表しました。今回で6回目の実施です。

2019年11月末まで、世界中の図書館はKUのウェブサイト上に掲載された17件のOAイニシアチブへの共同出資に参加する機会が与えられ、十分な数の図書館が参加を表明したOAイニシアチブは共同出資が成立し、研究者が資金を負担することなくKUによってOA化されます。

KUの取り組みによって、これまでに1,250タイトルの単行書と19タイトルの雑誌がOA化されています。

情報処理学会、新規研究グループとして「オープンサイエンスと研究データマネジメント(RDM)研究グループ」を設立

2019年5月7日付で、国立情報学研究所(NII)オープンサイエンス基盤研究センター(RCOS)のウェブサイトに、情報処理学会(IPSJ)の研究グループとして、「オープンサイエンスと研究データマネジメント(RDM)研究グループ」が新規設立されたことに関するお知らせが掲載されています。

同研究グループは、オープンサイエンスの実践を学術の一分野として捉え、幅広い関係者にインセンティブを与えるため、NIIや国内の大学・研究機関の関係者等を発起人として、2019年度に新たに設立されました。オープンサイエンスに関する情報交換、及び、人材育成の場となることを目的としています。

情報処理学会内に「オープンサイエンスと研究データマネジメント(RDM)研究グループ」が新設されました(2019.4.26)(NIIオープンサイエンス基盤研究センター,2019/5/7)
https://rcos.nii.ac.jp/news/2019/05/20190507-1/

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